超合体超人 フルパワーグリッドマン
DX 定価:16806円(税込み)
スーパーミニプラ 定価:各2750円(税込み)
すべての合体がここに!
フルパワーグリッドマンが遂に登場!!
SSSS.GRIDMAN 第8話 対立 -捲土重来怪獣 メカグールギラス登場-
新庄アカネとアレクシス・ケリヴが裕太の前に現れ、ついに全面対決の時を迎えようとしていた。アカネは裕太達をクラスで呼び出し、彼女が作った最高傑作の怪獣、捲土重来怪獣 メカグールギラスの粘土人形を見せる。アカネは粘土で怪獣を作り出し、それをアレクシス・ケリヴが巨大化させて暴れさせていたのだった。彼女はこのメカグールギラスを文化祭当日の日に暴れさせることを宣言、裕太たちを挑発する。
アカネの粘土細工の怪獣を見た裕太はその強そうな見た目から、どうにかして新世紀中学生全員と出撃できないか知恵を絞っていた。ゴーヤベックとの戦いでサイズが大きいとアクセスフラッシュを維持できないというグリッドマンの言葉を思い出した裕太はサイズを小さくすれば全員で出動できるのではないかと思いついた。内海はその言葉を受け「全合体もできるかも」と思い立つ。
戦う気満々の内海であったがアカネと仲の良い六花は冷ややかな目を向ける。六花の言葉から内海と裕太はアカネを説得しようとするものの、当然アカネは全く聞き入れるそぶりを見せなかった。六花も文化祭前日にアカネを説得しようとしたが、自分がアカネの親友として設定されて生まれたことを聞かされ、愕然としてしまう。アカネを説得できなかった六花は無力感に襲われ、内海に先に謝ろうと決意する。先に謝ろうとした六花と話した裕太はある作戦を思いついた。
学園祭当日をついに迎えた。裕太は前日の六花の言葉を受け、先にグリッドマンにアクセスフラッシュし学校に現れた。学校内をうろつくことで、生徒の避難を促そうとしたのである。アカネはいら立ちを覚えつつ、アレクシスにメカグールギラスを実体化させた。
アレクシス・ケリヴ「インスタンス・アブリアクション!!」
メカグールギラスを実体化したアカネは、いつもよりグリッドマンが小さいことに気づいた。グリッドマンはいつもの半分ほどの大きさで行動していたのである。
メカグールギラスの出現を受け、新世紀中学生も実体化した。
マックス「よし、我々も行くぞ!」
新世紀中学生「「「「アクセスコード!バトルトラクトマックス!バスターボラー!スカイヴィッター!グリッドマンキャリバー!」」」」
六花「あれ?全員でいっちゃって大丈夫なの?」
内海「グリッドマンを含めて全員の出力スケールを絞って、出動干渉を回避したんだよ。」
六花「よくわかんない・・・。わかんないけど、勝てそうなの?」
内海「多分・・・。いや!絶対勝てる!!」
実体化したアシストウェポンたちはメカグールギラスに攻撃を開始した。しかし、メカグールギラスの装甲は厚く、反撃を受けてしまう。そこでグリッドマンは全員に合体を促した。
グリッドマン「今こそ全員の力、合わせる時だ!!」
新世紀中学生「「「「おおッ!」」」」
新世紀中学生たちはグリッドマンへ合体を開始した。
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超合体超人!フルパワーグリッドマン!!
完成したグリッドマンにアカネはあきれたような声でこのように述べた。
新庄アカネ「何なの・・・?もうただのロボットじゃん・・・。」
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新庄アカネ「そんなんに私の怪獣は負けないから!!」
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アカネの言葉とは裏腹に、フルパワーグリッドマンはメカグールギラスのドリル状の首を受け止め、もぎ取った。首を失ったメカグールギラスに容赦なく攻撃を加えていき、グリッドマンキャリバーによるグリッドフルパワーフィニッシュでメカグールギラスを一刀両断にしたのであった。
かくして、アカネの怪獣は敗れ去り無事学園祭が執り行われることになった。六花は内海に対してひどい態度を取ったことを謝罪し、すべての事態は丸く収まった。自信作のメカグールギラスが敗れたことにより、アカネはいよいよ追い詰められていく。
新庄アカネ「また勝てなかった・・・。このままじゃ私の街は・・・。」
アレクシス・ケリヴ「まだまだいい手段があるはずだよ・・・。君は才能にあふれる人だから。」
アカネとは対照的にアレクシスは不敵な笑みを浮かべるのであった。
新しいことに全く興味ないんですよ。(監督&ヒロイック作画監督談)
1990年代の特撮やアニメは1年間の中頃で、全合体やグレート合体と呼ばれるパワーアップを行うのが恒例行事であった。番組後半は全合体した最強形態が番組の中心となり、そのまま最終回まで使われるというパターンであった。昨今のライダーはフォームチェンジをしまくる都合で、最強形態が番組終盤に登場するのがザラであるが、90年代までは今と比べれば商品展開は遅いほうであった。
その最強合体バンクを勇者シリーズで担当してきたのが
大張正己氏である。氏の剣の描写はパースを多用しており、歌舞伎のような大見得を切った作画が特徴的で、この演出手法は現代のロボットアニメにも受け継がれているお約束の手法である。
大張氏によれば、この演出手法を超えるような新しいことをしてほしいとのことなのだが、ロボットアニメの数が減っている昨今、こういった演出手法はなかなか見られない。そこで、90年代の王道復古を狙ったSSSS.GRIDMANではあえて新しいものは目指さず、大張氏のオマージュともいえる合体バンクや必殺技バンクを描いてきた。
マックスグリッドマンの合体は、実はキングエクスカイザーの合体バンクに似ているし、バスターグリッドマンの胸の装着場面はグレートファイバードのそれをほうふつとさせる。今回紹介するフルパワーグリッドマンのフルパワーフィニッシュはグレートマイトガインのグレート動輪剣のオマージュとキングエクスカイザーのサンダーフラッシュのオマージュである。
平成の最後の時期に、平成の初期の演出を復活させてきたのは興味深いものである。
小さくすれば全員出動できるか!そしたら全合体もできるかも!?
勇者シリーズでいうところのグレート合体を、SSSS.GRIDMANでは取り入れている。グリッドマンは大きさを変えられるヒーローということで、いつもより小さいサイズで出動し、エネルギーを抑えてほかのアシストウェポンも発進できる形となった。これは、大きさを自由に変えられるアニメならではの手法で、特撮版で着ぐるみの大きさが変わらなかった点もうまくとらえている。
アシストウェポンはそれぞれのパーツを拡張しているので、互いに干渉しない。その特性をうまく使い、すべてのアシストウェポンを装備した状態がフルパワーグリッドマンである。この名称は、『てれびくん』で連載されていた『魔王の逆襲』から引用されたもので、デザインはサンダーグリッドマンをほうふつとさせるものとなった。
すべてのアシストウェポンが合体した状態
どの製品も可動範囲は狭い
劇中ではグリグリ動き、BARI作画で超格好いいフルパワーグリッドマンであったが、現実で立体化するとほぼ可動は死んでしまう。関節は生きているのだが、各部が大きくなっているので干渉しやすくポージングが難しいのである。
可動範囲が一番広いのはスーパーミニプラで、スカイヴィッター側に関節があるので膝を自然な形に曲げられるのだが、ほかの部分も大きいため素立ち以外のポージングは難しい。フルパワーグリッドマンに関しては二次元のウソが働きまくっているわけである。
それでも合体シーンの再現は各社力を入れている。DX版ではバスターボラーの胸パーツをスカイヴィッターの中間パーツで支えるなどの工夫がみられる。一時出荷分のDXはマックスグリッドマン時のヘルメットとスカイグリッドマンのヘルメットの接続が弱かったが、再販版の安定するように改修されたパーツを一次購入者全員に無料で送付するなどの対応を行っている。こういった面から、合体機構の安定性はDXが一番と言えるだろう。
フルパワーグリッドマンに関しては各社大同小異と言ったところで甲乙つけにくい。ここはプロポーションや自分が求めているものに力を入れている製品を買うとよいだろう。
アクセス!フラーッシュ!!(SSSS.GRIDMANのコラムへ)
アクセスコード!バトルトラクトマックス!!(剛力合体超人 マックスグリッドマンのコラムへ)
アクセスコード!バスターボラー!!(武装合体超人 バスターグリッドマンのコラムへ)
アクセスコード!スカイヴィッター!!(大空合体超人 スカイグリッドマンのコラムへ)
出力スケールを抑えて4人で行くぞ!!(戦神合体 パワードゼノンのコラムへ)
まだ一人、目覚めさせなければならない人間がいる・・・。(もどる)