剛力合体超人 マックスグリッドマン

DX 定価:16806円(税込み)

スーパーミニプラ 定価:各2750円(税込み)

剛力合体超人 マックスグリッドマン
巨大な腕を引っ提げて、剛力合体超人マックスグリッドマンが登場!
ライバル怪獣アンチと熾烈な格闘戦を繰り広げる!

SSSS.GRIDMAN 第3話 敗・北 -臥薪嘗胆怪獣 アンチ登場-
2体も怪獣をグリッドマンに倒された新庄アカネは打倒グリッドマンのための怪獣を次々に作り出していく。その中の一体、臥薪嘗胆怪獣アンチは往年のシノビラーをほうふつとさせるデザインのオートインテリジェンス(意思)を持つ怪獣である。このアンチも物語に密接にかかわっていく。そして第3話では、グリッドマンを支援する謎の4人組の正体も明かされる!その様子を見ていこう。

デバダダンとの戦いから1週間。怪獣はその後現れない。ウルトラシリーズに精通している内海は怪獣の正体が実は人間ではないかと裕太に告げる。それはたんなる憶測の域を出るものではなかったが、その言葉は裕太の中に残るのだった。

あるけだるい雨の日、気の乗らない六花は学校をさぼって公園へ赴く。心配した裕太たちは六花に電話をかけるも彼女は出ない。電話が鳴っているころ、六花は弁当を犬食いしている少年と出会っていた。雨に打たれる彼に六花は傘と弁当を差し出すも、少年のスマホが鳴り彼は立ち去ってしまう。

彼に電話をかけていたのは新庄アカネであった。その少年は新庄アカネが生み出したオートインテリジェンスを備えた怪獣、アンチ。アンチは雄たけびとともに巨大化すると、街を破壊し始めた。

裕太のアクセプターが鳴り響くと、学校付近で待機していたキャリバーが裕太と内海を連れ出した。道中、六花を見つけ出したキャリバーは彼女も引き連れてジャンクへと3人を連れて行った。裕太はグリッドマンとアクセスフラッシュし、アンチに立ち向かう。

巨大化するグリッドマン
新庄アカネ「やっと来た!」

グリッドマンはアンチに組み付くも、アンチが言葉を発したことでともにアクセスフラッシュしていた裕太が動揺してしまう。裕太は内海の「怪獣の正体は人間ではないか」という言葉を思い出し、手を出せないでいたのであった。

押されるグリッドマン
六花「何か・・・押されてない?」

内海「裕太!しっかりしろ!!」

裕太「人間は・・・倒せない!」

裕太の言葉に内海は動揺する。その動揺を六花は見逃していなかった。苦戦するグリッドマンを助けるべく、六花はキャリバーに再びグリッドマンキャリバーになって戦ってほしいと依頼する。キャリバーはすぐにグリッドマンキャリバーとなり、グリッドマンのもとに駆け付けた。

グリッドマンのもとに駆け付けるキャリバー
新庄アカネ「また出た!」

グリッドマンキャリバー
グリッドマン電撃大斬剣!グリッドマンキャリバー!」

グリッドマンは裕太を説得しつつ、アンチに立ち向かっていく。しかし、アンチは腕からかぎ爪を展開。アンチにはコピー能力があり、グリッドマンの能力をコピーすることができるのである。グリッドマンと切り結んだ。

さらにアンチには超スピードが備わっており、グリッドマンを翻弄した。

翻弄されるグリッドマン
裕太「速い・・・!これじゃあ・・・」

アンチとどめだ!グリッドマン!!

アンチは体中から光線を発射!グリッドマンはその攻撃を受け、ついに倒れこんでしまう。

倒れこむグリッドマン

爆発とともにグリッドマンは消滅、さらにジャンクの電源も落ちてしまった。その光景を見た内海と六花は呆然とふさぎ込んでしまう。一方、グリッドマンを倒したアカネはアンチの頭の上で雨に打たれながら歓声を上げる。

新庄アカネやった~~~~~!!!アハハハハハハ!!!!

アカネは勝利したアンチにバイキングの朝ご飯をふるう。

翌日、学校に登校する道中、内海と六花は裕太の家へと赴く。六花は裕太の存在自体が消えたのではないかと不安に思っていたのであった。内海と六花の二人の間にはジャンクが点かないことや裕太が動揺してしまった原因が内海にあるのではないかということで、ぎくしゃくした空気が流れていた。そんな中、店内に3人の男が入ってきた。休店日だったということもあり、六花は彼らを追い出そうとしたが、大柄の男が次のように述べた。

???それは困るな・・・。ここが閉まっていたら、我々がグリッドマンを支援できない!

男たちは店の座席に腰掛けると、注文する品を話しながら、グリッドマンとキャリバーの二人が生きていることを二人に告げる。二人の所在を尋ねる六花たちに大柄の男は連絡手段はいくらでもあり、自分で連絡するよう促すのだった。

???君は友人のことを初対面の他人に尋ねるのか?連絡手段ならいくらでもあるんじゃないのか?

その言葉に、六花はスマートフォンで電話をかけることを思いつく。六花が電話をかけると、裕太が電話を取り彼女と話すことに成功した。電話がつながったことを確認すると、小柄な少女のような男が六花の電話を受け取る。彼はキャリバーと話をすると、ジャンクからキャリバーが現れた。キャリバーと連絡がついたことで、大柄の男はグリッドマンに出現するよう伝えた。

???グリッドマン・・・。我々は集まった。もう一度戦えるな?

グリッドマンもちろんだ!


再び出現するグリッドマン

町中にグリッドマンが現れたことを感知したアレクシス・ケリヴはアカネにそのことを伝える。アカネは再びアンチに連絡をスマートフォンで取り、怪獣化させた。アンチは再びグリッドマンを超スピードで翻弄する。

翻弄されるグリッドマン
内海「やっぱりあいつ速い!」

再び窮地に陥りそうなグリッドマンを前に、大柄の男が名乗り出た。

???私が行こう。アクセスコード!バトルトラクトマックス!!

その叫びとともに、大柄の男ことマックスが画面に吸い込まれ、バトルトラクトマックスに変身しグリッドマンのもとに駆け付けた。マックスは備え付けられたキャノン砲でアンチの気を引くと、グリッドマンとの合体を進言した!

合体を促すバトルトラクトマックス
バトルトラクトマックス「合体するぞ!グリッドマン!!」

グリッドマン「了解した!」

剛力合体超人マックスグリッドマン
剛力合体超人!マックスグリッドマン!!

新庄アカネ「何あれ・・・?意味わかんないんだけど・・・。」

マックスグリッドマンに合体すると、アンチに殴り掛かる。格闘戦を強化したグリッドマンはその圧倒的パワーでアンチと組み付いた。グリッドマンはアンチに人間なのか問いかけるが、アンチはそれを否定した。それを受けてマックスグリッドマンは本気でアンチと戦うことを決意した。

パワーアップしたグリッドマンを前に、アンチは極大ビームを放つ。しかし、グリッドマンも負けじと必殺技のマックスグリッドビームを繰り出した。

マックスグリッドビーム
マックスマックス・・・!

グリッドマングリッドーーーーーーー・・・!!


マックスグリッドマン「「ビーーーーーーーーーム!!!!」」
ロールオーバーで画像が変わります

二つの強力なビームがせめぎあい、まばゆい光を放って爆発した。その爆発のなか、マックスグリッドマンとアンチは尚も互いに殴り掛かる。互いの拳がぶつかり、衝撃が走った。パワーは互角だったが、アンチがエネルギー切れを起こし人間の姿に戻ってしまう。結果的に戦いは引き分けに終わってしまった。

戦いが終わり、裕太は六花と内海の前に帰還した。六花は裕太に心配していたことを伝えると同時に、雨の日に裕太の電話に出なかったことを詫びる。裕太は知らない間に3人も人が増えていることに驚くが、グリッドマンはそんな彼に3人の男が新世紀中学生であると紹介する。マックスを中心としたボラーヴィットサムライキャリバーの4人で構成された新世紀中学生と裕太はともに共闘を誓い合ったのだった。

一方、引き分けたとはいえグリッドマンを倒せなかったアカネは、アンチの顔面にコンビニ弁当を投げつける。アンチは無言でその場に立ち尽くすのだった。

マックス「私が中学生に見えるか?」内海&六花「見えません・・・。」
特撮版グリッドマンで活躍したアシストウェポンはアニメ版でも登場する。アニメ版は新世紀中学生という4人組の男たちがジャンクにアクセスすることでアシストウェポンに変化する。この設定は海外版グリッドマンである『スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド』から引用している。各メンバーの名前も実は海外版グリッドマンからのオマージュである。

中学生と団体名についているが、その容貌はとても中学生には見えないおじさんが二人も混ざっている。ACTI-BUILDERでは裕太と新世紀中学生のキャラクターカードが付属しているのでその姿をご覧いただこう。

キャラクターカード
ヴィットはギリギリ中学生と言っても通じるかもしれないが、キャリバーとマックスに至っては30以上を超えたおっさんである

アニメ放送中にWeb配信されていたヴォイスドラマ6.6話でマックスは「新世紀中学生とは称号である」と述べている。これは特撮版グリッドマンで活躍した直人ら4人の中学生のことを指していると匂わせる発言であった。

今回紹介するのはリーダー格の大柄の男、マックスと彼が変身するバトルトラクトマックスである。マックスは年長である容貌をしており、新世紀中学生をまとめ上げている。また、思い悩む裕太たちの精神的な支えとなり彼らをサポートしていく。生身の戦闘もこなし、とげの付いた鉄球を用いての格闘戦を得意ともする。

メンバーのなかでは最も活躍に恵まれたキャラクターで、全12回ある放送の中で2回グリッドマンと合体しているおいしいポジションである。

この中で一番強いの誰っすか?(腕力的な意味で)
第3話でバトルトラクトマックスに変身したマックスは、グリッドマンと合体しマックスグリッドマンとなった。このマックスグリッドマン登場に合わせてメガハウスとグッドスマイルカンパニーの公式HPでは早速マックスグリッドマンの合体形態の紹介が行われた。放送と連動する形でおもちゃの形態を宣伝していく形式はユーザー側にはわくわくする流れであった。

バトルトラクトマックスは、トレーラー型のアシストウェポンで往年のゴッドタンク的なポジションである。

バトルトラクトマックス 前 バトルトラクトマックス 後ろ

バトルトラクトマックス 横
画像はDX版のバトルトラクトマックス
色合いやプロポーションはDX版が一番劇中に近い

DXとスーパーミニプラについては、腕の模様はシール再現となっている。また、スーパーミニプラ版の難点としてはマックスグリッドマン時のヘルメットを本体に取り付ける際は、専用のジョイントパーツが必要になることである。こちらは合体時余剰パーツになるのが難点ある。

ゴッドタンクと違う点は、脚部ではなく腕部を強化する装甲になること。合体時はキングエクスカイザーの合体バンクのオマージュで、グリッドマンが分離したバトルトラクトマックスの間に立ち、装甲をまとっていく。

この合体のカタルシスをDX版とACTI-BUILDER版では再現することができる。どちらも差し替えることなくグリッドマンの腕部にバトルトラクトマックスを装着することができるのである。DX版では、バトルトラクトマックス側に備え付けられているジョイントとグリッドマンの上腕に設けられている穴に接続することで安定した合体ができる。

DX版マックスグリッドマン 前 DX版マックスグリッドマン 後
DX版のマックスグリッドマンが一番まとまりが良い

さらに、組み立て式の可動指の手首も付属しているので手首の表情が取れる。この手首を使用すれば腕を組んで放つマックスグリッドビームも再現できるわけである。

マックスグリッドビーム
通常の手首よりも大きめに作られているので非常に格好いい
ロールオーバーで画像が変わります

可動指には回転軸が設けられているが、左右のアーマーパーツが干渉し、あまり腕の回転ができないのが難点である。

ACTI-BUILDER版は、グリッドマンの腕をバトルトラクトマックス側に設けられている穴に挟み込む形で取り付けるが、取り付け位置の都合で肩と腕が乖離しているように見えるのが残念である。こちらはチューブも差し替えなしで再現されているのが利点なのと、その小ささから取り回しがよいのでアクションが決めやすいのが利点である。

キックの再現
スタンドを使えば超電撃キックも再現できる

一方のスーパーミニプラ版では、合体の安定性確保の観点から腕を固定の差し替えることになる。肩から上腕部までが固定された腕パーツに、二の腕パーツを取り付け、手首も合体用のジョイントに差し替える仕様となっているが、この差し替えは手間がかかり少し残念である。

スーパーミニプラ版の差し替え
この箇所は差し替えなくても合体は可能
パーツ成型や安定性の観点からこうすることになったとか

ただ、DX版とACTI-BUILDER版とは違い、手首を回転させることが可能である。手首が回転することで合体時の決めポーズが決まるのは、このスーパーミニプラ版のマックスグリッドマンである。

このように、チューブも含めた見た目が一番まとまっているのはDX、合体遊びに注力したいのならばDXかACTI-BUILDER、アクションポーズをつけさせたいのならばACTI-BUILDERかスーパーミニプラを購入すればいいだろう。マックスグリッドマンについては一長一短という言葉が当てはまるといえる。

SSSS.GRIDMAN 第4話 疑・心 -朝雲暮雨怪獣 ゴングリー登場-
ある蒸し暑い朝、久しぶりに六花はアカネと登校する。アカネと六花の家は実は隣同士で、昔はよく一緒に登校していたのだった。彼女らは同じバスに乗り、高校へと向かった。そのバスのなか、アカネは六花に裕太とよく話している理由を尋ねる。六花は遠回しに関係を否定するも、裕太とグリッドマンの関係を探るアカネはいら立ちを隠せない。とはいえ、六花との仲を崩したくないアカネは彼女を茶化しながらごまかす。

学校内で六花は友人のはっすなみこに動画サイトで有名なグループ、Arcadiaとの合コンに誘われる。人数が足りないということで近くに居合わせたアカネもその合コンに参加することを決定。その話を聞きつけた裕太は、内海と新世紀中学生を引き連れて尾行を開始するのだった。

カラオケで盛り上がる4人とArcadiaだったが、アカネのスマートフォンの画像を見たArcadiaメンバーの一人がその怪獣を「バルタン星人」と誤認。(注1)それにいら立ちを感じたアカネはその場を立ち去り、Arcadiaを暗殺するための怪獣朝雲暮雨怪獣 ゴングリーを生み出した。ゴングリーは霧に紛れて出現し、Arcadiaのメンバーを触手で捕縛し捕食していく。

翌日、なみことはっすとともに近くのコーヒーショップで遊びに行った六花は、Arcadiaのメンバーが一人になっていることに気づく。なみことはっすはもともとArcadiaが一人だと言い切ったことで、怪獣が3人を襲い記憶がリセットされていることに気づいたのだった。六花はアカネに連絡を取ると、アカネの安否を確認。無事を確認すると、Arcadiaの最期のメンバー、やまとを呼び出す。

やまとと出会った六花の前に、霧とともにゴングリーが現れた。ゴングリーは触手で、やまとを捕まえ捕食しようとしたが、そこにキャリバーが現れ二人を助け出した。キャリバーはマックスに怪獣が出現したことを伝え、裕太はグリッドマンとともにゴングリーに立ち向かった。

グリッドマンの出現を受けてアンチが再び巨大化。ゴングリーとともにグリッドマンに立ちはだかった。2対1の不利な状況を見越し、新世紀中学生たちは全員で出撃することを決定する。

新世紀中学生「「「「アクセスコード!バトルトラクトマックス!バスターボラー!スカイヴィッター!グリッドマンキャリバー!」」」」

4人同時出撃

4人が出動しているさなか、ゴングリーがグリッドマンを触手で羽交い絞めにするも、グリッドマンを倒したい一心のアンチがゴングリーに攻撃を加えた。ゴングリーがアンチに反撃し、互いに戦い始めた。その仲間割れを見た内海は興奮する。

アシストウェポンの4人が到着し、グリッドマンが彼らと合流しようと飛び上がるも急にグリッドマンと4人が固まってしまう。グリッドマンとアシストウェポンの4人を同時に出撃させるだけのスペックがジャンクにはなく、フリーズを起こしてしまったのだ。空中でフリーズを起こしているグリッドマンにアンチはゴングリーを投げつける。このままでは文字通り動けないということで、六花はジャンクの電源を切ってしまう。やり方が強引だったとはいえ5人は退却に成功、体制の立て直しを図った。

4人同時には出動できないということで、一番強いと目されたマックスが再び出動。マックスグリッドマンとなってゴングリーとアンチの前に立ちはだかった。

合体を促すバトルトラクトマックス
バトルトラクトマックス「今だ!グリッドマン!!」

起き上がるバトルトラクトマックス
ロールオーバーで画像が変わります

分離するバトルトラクトマックス
ロールオーバーで画像が変わります

合体するグリッドマン
グリッドマンとあっ!
ロールオーバーで画像が変わります

腕の合体
ロールオーバーで画像が変わります

腕の合体
ロールオーバーで画像が変わります

合体完了!
剛力合体超人!マックスグリッドマン!!
ロールオーバーで画像が変わります

再度出撃により、エネルギーがままならない状態だったが、マックスは問題ないと断言する。マックスグリッドマンはタイヤのバーニアを吹かし、上空高く舞い上がった。


裕太「もうエネルギーが!」

マックス問題ない!
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超電撃キック
グリッドマン&マックス「「超電撃キーーーーーーーック!!!!!」」
ロールオーバーで画像が変わります

キックを受けたゴングリーは爆発四散。マックスグリッドマンの勝利に終わった。ゴングリーを倒し帰還した裕太を六花はねぎらう。六花に秘かに想いを寄せる裕太は意を決して六花を食事に誘おうとしたが、六花は全員で食事に行く前提で話を進めてしまう。がっかりする裕太・・・。その様子を見たマックスはこうつぶやいた。

マックス本当に・・・まどろっこしい奴らだ。

翌日、一人で登校する六花は自分の周りにだけ怪獣が出てくるのか、自分のせいで怪獣は出現しているのではないかと一人秘かに想い悩むのだった・・・。

アクセス!フラーッシュ!!(SSSS.GRIDMANのコラムへ)

アクセスコード!バスターボラー!!(武装合体超人 バスターグリッドマンのコラムへ)

アクセスコード!スカイヴィッター!!(大空合体超人 スカイグリッドマンのコラムへ)

響裕太!これからも共に戦おう!!(もどる)