武装合体超人 バスターグリッドマン

DX 定価:16806円(税込み)

スーパーミニプラ 定価:各2750円(税込み)

武装合体超人 バスターグリッドマン
砲撃戦に特化したバスターグリッドマン!
ゴーヤベックを迎え撃て!

声、悠木碧にロリッ娘に男の娘でしょ!超カッコイー?
新世紀中学生はどう見ても中学生に見えないメンバーで構成されているが、一人だけ「中学生に見える」キャラクターが存在する。それが今回紹介するボラーである。ボラーのキャラクターデザインは一見すると幼い女の子(ロリっ娘)に見える。しかも、声優は人気女性声優の悠木碧。新世紀中学生の紅一点になるかと思いきや、なんとこのキャラクターはである。

髪型がツインテールで顔も幼く見えるデザインになっているが、劇中では男として振る舞っており、しゃべり方は柄の悪いヤロウそのものである。しかも、事あるごとに内海の膝をけるのがお約束となっており、内海の突っ込み役を務めている。

新世紀中学生
右から2番目の幼女っぽいキャラクターがボラー
女の子と見せかけて男である

ボラーのこのデザインは男ばかりだとむさ苦しくなるだろうという配慮だろうが、ロリっ子、男の娘、悠木碧などのひとつだけでも成り立つ属性が一人のキャラクターの中でごた混ぜになっている恐ろしいキャラクターなのである。放送開始前は萌え要素かと言われていたが、ふたを開けてみれば燃え要素の立派なヤロウというのが面白いところなのである。

彼が変身するのがバスターボラーである。このバスターボラーは特撮版でいうところのツインドリラーポジションでドリルが付いた戦車となっている。このデザインは特撮やロボットアニメの王道と言えるビークルメカである。

バスターボラー 前 バスターボラー 後

バスターボラー 横
彼の髪の色と合わせたイエローを基調としたのバスターボラー
地中での行動と様々な種類のミサイルを備える

今回は、ボラーが中心に活躍する第5話を中心にバスターグリッドマンを紹介しよう!

SSSS.GRIDMAN 第5話 挑・発 -多事多難怪獣 ゴーヤベック登場-
第5話は、アカネが裕太に接近しグリッドマンの正体を探ろうとする回なのだが、同時に水着回も兼ねている。いわゆる深夜アニメのサービス回という位置づけなのだが、戦闘シーンもしっかり描かれている。

裕太たちのクラスは校外学習のため山へとラフティングに出かけた。ラフティングの休憩中、アカネは裕太に話しかける。たわいもない雑談の中で、アカネは一方的に「君が返信しているのでしょ?」と探りをかける。訝しがる裕太をよそに、アカネは裕太がグリッドマンに変身していることを確信したのだった。彼女はスマートフォンでアレクシスに連絡を取ると、あらかじめ作っておいた多事多難怪獣ゴーヤベックを出現させる。

ゴーヤベックは山並みの大きさを誇る規格外の巨大さを持つ怪獣である。アカネ曰く「スケール違いは邪道」とのこととだったが、邪道のような合体機構を持つグリッドマンに対抗するための処置として送り込んだ怪獣である。

怪獣の出現を受けて、3人はマックスたちに連絡を取ろうとした。しかし、スマートフォンは怪獣たちがいる方向のロッカー内にあるということで内海と裕太は走っていく。しかし、ラフティングの距離は5kmあるのでなかなか到着しない。道中、公衆電話を見つけ電話をかけようとしたが、ジャンクショップ絢の電話番号が分からないという2018年ならではのドラマが繰り広げられた。

そこに別行動で逃げていた六花が追い付き、店に電話をかけることに成功。マックスたちは全員の金を振り絞り、ジャンクを購入して電車を使って現場へと向かうのだった。

ゴーヤベックによる火山攻撃で山火事が発生し、危険な状態だったが裕太は何とかしてマックスたちと合流。巨大なゴーヤベックに対抗すべくボラーとともにアクセスフラッシュした。

裕太アクセス!フラーーーーッシュ!!

ボラーアクセスコード!バスターボラー!!

新庄アカネやっと出てきた!

バスターボラーはクローラーを備えているはずなのだが、足場が砂地では全く動くことができなかった。サイズの違いすぎるゴーヤベックにグリッドマンは果敢に挑むも、苦戦する。ボラーは動けないなりに、ゴーヤベックの火山攻撃で発生した山火事をフォレスター消火弾で鎮火に当たった。グリッドマン出現を受けてアンチが巨大化。今回はゴーヤベックと共闘してグリッドマンに立ちはだかった。

アンチの攻撃をボラーはシドニー凝固弾頭弾で足止めし、その隙にグリッドマンと合体した。

合体を促すボラー
ボラー「そこでおとなしくしとけ!今のうちに合体すんぞ!」

応じるグリッドマン
グリッドマン「ああ!」

バスターボラーの変形
ロールオーバーで画像が変わります

飛び立つグリッドマン
ロールオーバーで画像が変わります

合体する図
ロールオーバーで画像が変わります

ヘルメット装着
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バスターグリッドマン完成!!
武装合体超人!バスターグリッドマン!!
ロールオーバーで画像が変わります

別のマシーンと合体して新たな姿になったグリッドマンを見たアカネはあきれた声でこのように言った。

あきれるアカネ
新庄アカネ「う~ん?またおもちゃと合体するんだ~・・・。」

バスターグリッドマンはクローラーを前部に展開し、砲撃モードへ移行。ミサイル攻撃をゴーヤベックに繰り出した。その様子を見たアンチはボラーの能力をコピーし、同じくミサイル攻撃でバスターグリッドマンに対抗する。攻撃を受けたボラーはあくまでゴーヤベックを倒すことに主眼に置くことにした。


ボラー雑魚にはかまうな!無限の火力ででかいやつを焼き尽くすぞ!!

ミサイル攻撃とガトリング攻撃を無数に受けたゴーヤベックはさすがにひるんでしまう。その隙に、バスターグリッドマンはドリルを展開し、必殺技のツインバスターグリッドビームを放った。

ツインバスターグリッドビーム
ボラーツインバスター・・・!!

グリッドマングリッドオオオオオオ・・・・!!

ロールオーバーで画像が変わります


ボラーグリッドマンビーーーーーーーーーム!!!!
ロールオーバーで画像が変わります

ツインバスターグリッドビームを受けたゴーヤベックは爆発四散。アンチは尚もミサイルを連射し続けていたが、ゴーヤベックの残骸の下敷きになってしまう。

戦闘を終えた裕太たちは電車で帰路についた。そして誰もいなくなった山岳地帯は突如として崩壊を起こし始めたのだった・・・。

動かざることバスターグリッドマンの如し
バスターボラーはほかのアシストウェポンの中で一番複雑な変形機構を備えている。クローラーとドリルが展開し、胸の装甲になる上に、ドリル側にも展開ギミックが備わっており武器となる。その変形機構は各社しっかりと押さえており、どの製品もドリルとクローラーの展開は差し替えなしである。

バスターボラーの変形
クローラー部とドリル部には様々な方向の回転軸が備わっている
ロールオーバーで画像が変わります

本体はダイナミックな変形をこなすが、劇中でのバスターグリッドマンは一歩も動いていない。砲撃戦に特化した使用ということで移動する必要はなかったということと、番組制作上の予算の都合ということもある。キャラクターをグリグリ動かすためのCGモデルがバスターグリッドマンには割り当てられておらず、ACTI-BUILDER版のパッケージでもバスターグリッドマンのみアニメの絵である。

劇中では全く動かなかったバスターグリッドマンであったが、このバスターグリッドマンには通常形態、砲撃形態、クローラー移動形態の3つが付与されている。そのうち本編で登場したのは通常形態と砲撃形態の二つのみである。

劇中では見られなかったギミックとして、バスターグリッドマンにはクローラーを利用して高速移動する。高速移動形態はOPでその姿を拝める。全12話という短い期間で物語を展開しなければならないため、ギミックはすべて見せられていないということは監督も認めているところである。

バスターグリッドマンの各形態については各社どれも対応している。一番まとまりがよいのはDXであろう。

バスターグリッドマン 通常形態 前 バスターグリッドマン 通常形態後
胸を拡張したバスターグリッドマン
頭でっかちな体形なため、こけやすい

砲撃形態
こちらは砲撃形態
自立可能とはいえ、前部分に重心が行くため、スタンドを使用したほうが無難

DXのコンセプトはトップヘビーになりがちなマックスグリッドマンやバスターグリッドマンが自立することである。そのため、グリッドマン本体の関節にはビスを使用し、可動範囲も狭めに設定されている。その代替処置としてアクションが得意なfigma版を用意したほどである。

バスターボラーに合体する場合、ACTI-BUILDERとスーパーミニプラは胸のクリスタルパーツを取り外す方式を取っているが、DXでは胸のクリスタル部がスプリングで沈みこむようになっており、差し替える必要がない。強度確保のための腰のジョイントパーツが付属しており、これが余ってしまうが余剰なしでも再現することができるのである。

腰の補助パーツ

続いて砲撃形態のバスターグリッドマンは、さすがに重心が前のめりになるためACTI-BUILDERではスタンドを使用しなければならないことを先に述べた。グッドスマイルカンパニーのDXは何とか自立するが、安定感が欲しければ付属のスタンドを使ったほうが無難だろう。

ドリル部の展開ギミックは各社ともに差し替えなしを実現している。DXのみ、非変形のドリルも付属しているがこれはパワードゼノンへの合体時に塗装が剥げないようにという配慮のためである。ドリルが取り外せる仕組みなので、フルパワーグリッドマンに合体した時のツインドリルブレイクも再現することができる。ドリル内部はDX版とスーパーミニプラではシールを貼る仕様となっている。DXのほうは綿棒などで押さえて曲面にしっかり貼り付けなければシールが余ってはみ出てしまうので注意しよう。

ドリル部の展開

また、スーパーミニプラでは組み立て方式であるがゆえに分解が可能で、スカイヴィッターと同時合体した時のスカイバスターグリッドマンのドリル部をトンファーとして使用する状態の再現ができる。

バスターボラーについては、各社ともに変形ギミックの再現に力を入れたことが分かる。余剰なしの合体を楽しみたいならDX、シールを貼り付けるのが苦手な人はACTI-BUILDER、小説版までの仕様にこだわるならスーパーミニプラがおすすめである。

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