最小変形DX ソルΣグラヴィオン
組み立て済み着色レジンキャストキット
原型:高島肇・鈴木サトル
再版分定価:30450円(税込み)
祝!スーパーロボット大戦参戦!!
グランナイツの諸君、炎皇合神せよ!
射手座サジタリアスのBP(射手座のロリ黄金聖闘士。スタジオリングのエロゲー「はじめてのおてつだい」に注目しているが、頭身規制のあおりを受け、スタイルの良い双子が出てきたことに慟哭。以下BP)「もはやグラヴィオンシリーズは対談をやるというのがお決まりになりましたが、今回はその3回目で最小変形DX ソルΣグラヴィオンだい!」
牡牛座タウラスのHUYU(牡牛座のロリ黄金聖闘士。一時期、『萌えなど邪道、燃えに走る』と喚いたが、『やっぱりしおりたん・さおりたん・イルイたんハァハァ』という訳のわからぬ理由で戻ってきたタワケ。以下HUYU)「(製品の説明書を見ながら、ほうけ気味に)あれーグラヴィオンって何だっけ?」
BP「君、燃えアニメに走るとか言ってるくせに、もう忘れてやがる。まぁ、良いや。今日は太陽のグラヴィオンの力で君の心の氷河期を終わらせに来てやったぞ。・・・ということでジャン!ソルグラヴィオンの説明書を持ってきました。」
HUYU「どうせなら、実物もってこいや!」
BP「だまらっしゃい。この製品の価格を知ってるか?26250円したんだぞ!怖くて持ってこれるかい!」
HUYU「低価格路線が売りの最小変形にしてはえらく高いなぁ」
BP「何せ、アルティメットグラヴィオンにするために各ソルグランディーヴァ
が前のゴッドグラヴィオンに比べて一回りほど大きいからね。さらに専用のでかい余剰パーツがいっぱいで、DXとタイトルに追加されてるからね。」
HUYU「DXと付くと、凄く安っぽいイメージが付くけど、そのあたりどうやねん?」
BP「いやいや。その価格に見合ったデラックスな出来だぞ。今回は、2月辺りには大まかな原型が出来ていて、最小変形ゴッドΣグラヴィオンを買った人だけに優先販売用のチラシが配布されて、そこで初めてアルティメットグラヴィオンの姿が拝めたんだ」
優先販売のチラシ
HUYU「写真よりも価格に眼がいくなぁ。」
BP「その話ばっかり!でもまぁ、最初は絶望したね。かなり値段が高くて、収入上手に入れられなかったもの。しかし、3月のバイト代が結構良くて4月の頭の入金期間ギリギリに払えたから、手に入ったんだよ。まさに奇跡。」
HUYU「ふーん。1万円以上の物なんて買ったこと無いからピンと来ないや。ソルグラヴィオンとは何なのか、思い出すためにストーリ紹介でもやってくださいな。」
BP「言ったな!では、ツヴァイが始まってからどういったストーリー展開になったのかを、詳しく見てみよう!!」
砕かれたディーヴァ
グラヴィオンシリーズの売りは、「ロボットアニメの王道を行く」という物であるが、その公約どおりきっちりと二号ロボが登場した。それがソルグラヴィオンである。ツヴァイ放映開始前から公式サイトでは謎のグラヴィオンとして、ソルグラヴィオンが紹介されていた。ゴッドグラヴィオンが青を基調としたロボットなのに対し、紹介されたソルグラヴィオンは赤を基調としたメカで対称的な存在であった。その詳細はまったくもって不明で、注目を集めた。
そして、1年の間を置いて放送された『超重神 グラヴィオンツヴァイ』は、蓋をあけてみるとソルグラヴィオンはまったく登場せず、序盤はいつもどおりゴッドグラヴィオンが活躍した。この頃にはスタジオハーフアイから、すでに最小変形ゴッドグラヴィオンが発売されており、ハーフアイにとってはかなり良い宣伝効果を生み出したと思う。さすがに、1年の間をおいてるだけあって合体シーンの作画・演出が前作よりもパワーアップしており、すばらしい出来であった。
しかし、ゴッドグラヴィオンの格好良さとは対照的に、最初の3話まではサンジェルマン城のメイドのみんなとピクニックに行ったり、温泉に行ったりして、どうでも良いバカ話が続いた。ツヴァイ序盤はキャラクターサービスの方向で行こうという意図だったのだろう。
しかし、番組中盤にもなると、だんだん今までの謎が解き明かされていくと共に、グランナイツのメンバーの間で、かつてないほどのいざこざが起きる暗い展開になる。その発端が、5話目の「夢見る孤島」である。この回では、遊園地と同化したゼラバイアを倒す話であるが、いつもどおり超重剣でゼラバイアを倒した。しかし、実は倒したゼラバイアはおとりで、重力子臨界を迎え、合神を解除し、全く動けない無防備の状態のゴッドグラヴィオンのパーツの隙間にゼラバイアが潜入し、グランナイツを直接攻撃する作戦であった。
しかし、Gシャドウパイロットのリィルに危機が迫り彼女が叫ぶと、なぜかゼラバイアは吹き飛んでしまう。その時に彼女が「私は・・・リィル=ゼラバイア」とつぶやいて気絶してしまう。これを聞いたサンドマンは、なぜか取り乱してしまいいつもの平静さを失ってしまう。
この事件の後、Gストライカーのパイロットであるミヅキが、サンジェルマン城の北の塔の暗号の鍵を、Gアタッカーのパイロットであるエイジに託し、戦線を離脱。実は彼女はEFAのスパイで、ゴッドグラヴィオンや城のデータを流していたのだったのだ。
城の塔の暗号を入手したエイジらは、北の塔でサンドマンの秘密を知る事になる。実は、彼は宇宙人で、遠い昔に地球にやってきた人間だったのだ。地球を母星の運命をたどらせないために、ゴッドグラヴィオンを建造したこと、そしてリィルがサンドマンの娘である事が判明した。彼女はヒューギの計らいで星を脱出したのだが、ワープに失敗して亜空間をさまよった末に記憶を失い、地球に不時着した。そこをサンドマンが保護していたのである。リィルの精神的なショックが抜け切るまでは彼女を見守ることにした一同。
しかし、その後、斗牙が余計な事をした。めざめたリィルに星の記録を見せたのだ。ショックの余りにリィルはまたしても気絶、昏睡状態となってしまう。斗牙は善意から星の記憶を見せたつもりだったのだが、エイジの逆鱗に触れてしまう。こうして、グランナイツの亀裂が決定的な物となった。
仲間がどんどん戦線を離れていく中、再びゼラバイアが現れた。リィルとミヅキの2人メンバーを欠き戦力低下が否めない状態にも関わらず、残ったメンバーたちは出撃するのであった。しかし、リィルが倒れてしまった動揺から、斗牙の判断が鈍ってしまう。上手く連携が取れない中、ピンチに陥ったグランカイザーたちは合神を敢行するのだった。
しかし、ここで予想外の事態が起る。ゼラバイアに合神の妨害をされ、グランカイザーが拘束されてしまったのである。
レイヴン「合神の瞬間を狙って、グランカイザーを封じるとは!」
サンドマン「まさか!?」
グランカイザーを拘束したゼラバイアは、徐々にグランカイザーに侵食して行き、グランカイザーのコントロールを奪ってしまう。コントロールを奪われたグランカイザーは、重力子エネルギーを乱射、EFAと他のグランディーヴァに攻撃を仕掛けていく。グランカイザーをコントロールできない斗牙は、いつもの冷静さを失い、完全に取り乱してしまう。戦闘中はクールな斗牙が、泣き喚きながら必死に助けを呼ぶ姿は非常に痛々しい。そして、ついには自分を殺すようにエイジたちに頼み始めてしまうのだった・・・。
かつてない窮地に、エィナは決意を固める。エィナは、グランカイザーの重力子エネルギーを吸収しているゼラバイアに、Gドリラーの重力子循環システムを利用して重力子エネルギーを増幅させ、打ち込むという荒業を思い立つ。エィナは自分の命を賭して斗牙を救おうと決意したのである。
死を覚悟したエィナは、プロトグランディーヴァモードに移行した。実は、エィナはサンドマンが作り出した人工生命体だったのである。プロトグランディーヴァモードになったエィナはGドリラーを分離させ、琉菜に後のことを頼むのだった。
琉菜「エイジ、止めて!エィナは・・・、エィナは死ぬ気よ!!」
ゼラバイアの迎撃の重力子エネルギーをものともせず、エィナはGドリラーをグランカイザーに突っこませて行く。
エィナ「わたくしの全ては、斗牙様のために!!」
そして、ついにGドリラーのドリルがゼラバイアを捕らえ、Gドリラーは閃光に包まれた!!
エィナ「生きてください・・・」
エィナ「斗牙様・・・」
斗牙「うわあああああああ!エイナァァァァァァッ!!」
爆炎が走り、グランカイザーはゼラバイアの呪縛から解き放たれた。しかし、その代償はあまりにも大きかった。エィナを失ったことにより、悲しみにくれる一同。しかし、そんな一同に非道にも、ゼラバイアの執拗な攻撃が迫ってきた!そう、エィナを失って尚、ゼラバイアは生きていたのである。無防備のグランカイザーとグランディーヴァに迫るゼラバイア。そして、瑠菜の乗るGドリラーが吹き飛ばされてしまう!
琉菜「斗牙、逃げてええええええ!」
斗牙「ああ・・・。うわああああああああ!」
琉菜を魔の手にかけたゼラバイアは、斗牙のグランカイザーに止めを刺そうとした。しかし、そのときミヅキのデータを下にEFAが開発した量産型グラヴィオンである、グラントルーパーが駆けつけ、グランカイザーを救った。
何とかゼラバイアを倒すことができたが、払った代償はあまりにも大きかった。琉菜が行方不明になり、エィナは死亡。この戦いの後、斗牙はショックのあまり失踪してしまう。
太陽の炎
琉菜、エィナを失い、更に斗牙も行方不明になってしまい、ほぼ壊滅状態となってしまったグランナイツ。度重なる想定外の事態に、サンドマンさえも塞ぎこんでしまう。しかし、メカニックメイドやオペレーターメイドたちは、そんなサンドマンを他所に、琉菜の無事を信じながら、エィナの死にめげることなく、それぞれの仕事に就いていた。また、エイジは失踪した斗牙を探していた。斗牙を追い詰めてしまった責任を感じ、必死に斗牙を探すエイジ。仲間を失いながらも、それぞれ必死に自らのなすべきことに従事するのであった。
その頃、大統領の乗る空母トロントにゼラバイアが出現した。いつもならば、一方的に蹂躙されるのがEFAの常だが、グラントルーパーたちの活躍により襲撃したゼラバイアを完全撃破。世論は、グラントルーパーの勝利に沸き立つのだった。これが、壮絶な戦いの始まりとも知らずに。
サンドマンは、グランカイザーの弱点を知っている義兄のヒューギの生存におびえていた。そんな臆病になっているサンドマンを、レイヴンが体を張って説得し、サンドマンを復活させた。
斗牙を探しに町に出たエイジは、EFAを裏切ったミヅキの助けを受けて、ついに斗牙を見つけ出した。斗牙は、グラントルーパー部隊の隊長、フェイに仲間に引き込まれそうになっていた。そんな斗牙に、「責任を感じるならリィルのそばにいてやれ」と言うエイジ。熱血アニメお約束の男同士の殴り合いでついに、斗牙と和解を果たした。
そんなときに、再びゼラバイアが出現した。海上で撃破したゼラバイアは、重力子をかく乱させる物質を撒き散らし、空間を不安定にさせていた。空間が不安定となっているところに、ゲートとなるゼラバイアを投入することで、無数のゼラバイアを投入してきたのである。グラントルーパー部隊は、圧倒的なゼラバイアの数の前に苦戦する。
そんな頃、ミヅキたちはEFAの施設に収用された琉菜を助けに潜入し、見事に彼女を助け出した。その際、大統領を人質にとり施設を脱出するのだった。
城に戻った3人は、意識が完全に戻っていないリィルを、Gシャドウに乗せてゴッドグラヴィオンでグラントルーパーたちの援護に向かった。彼女を乗せたのは、ショック療法で意識を覚まさせようとしていたのである。こうして、グランナイツたちは徐々に亀裂を修復させていった。
絶体絶命のグラントルーパーを助けに、ゴッドグラヴィオンが颯爽と登場した。三日天下のグラントルーパー部隊に実力差を見せ付けると思いきや、6人揃わないと超重剣が使えないと判明するや、窮地に立たされる。それでも必死に抵抗を試みるが、ついにスクイーズゼラバイアの締め付け攻撃の前に機能停止してしまう。その光景を見たグラントルーパー隊員、アレックス=ゴールド=スミスも、鼻水と涙を流しながら視聴者の声を代弁するかのように絶叫した!!
アレックス「グラヴィオーン!!」
合神機構に異常をきたし、このままではパイロットの生命維持もできず、ゴッドグラヴィオンが吹き飛んでしまう。そんな絶体絶命のピンチに陥ったとき、空から無数の閃光が走った。その閃光は、周囲にいたゼラバイアを瞬時に大量に吹き飛ばし、スクイーズゼラバイアからゴッドグラヴィオンを救い出した!その光の主こそ、グランΣをコアとしたソルΣグラヴィオンなのである!
エイジ「何てパワーなんだよ・・・。」
琉菜「何?あれもEFAのグラントルーパーの仲間なの?」
ミヅキ「違う・・・。あんな機体、EFAには・・・ううん、城のデータにだってなかったわ!」
アレックス「うおっ!すげえ!!ファイヤー・・・いや、グレートグラヴィオンか!?」
ソルΣグラヴィオンは、傷ついた倒れたゴッドグラヴィオンの前にゆっくりと降り立った。そして、コクピットハッチを開きそこから、パイロットが現れた。そのパイロットは、死んだはずのエィナだった!
エィナ「みなさーん、お怪我はありませんでしたかー?」
一同「エィナ!!」
髪の毛の色が緑からピンク色に変わっていたものの、ソルΣグラヴィオンに乗っていたのは正真正銘のエィナであった。実は、Gドリラーが爆発した時、月に保管されていたソルΣグラヴィオンの中にあったスペアボディーにメモリーが転送されていたのである。。エィナの無事に喜ぶグランナイツたち。ソルΣグラヴィオンは、ゴッドグラヴィオンに手を差し伸べ、ゴッドグラヴィオンを立たせた。
プロトグランディーヴァである、わたくしがいる限り・・・
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そして、エィナがエルゴフォームの掛け声をすると、両機はまばゆい光に包まれた。
グラヴィオンは不滅です!
エルゴ・フォームッ!!
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暖かな光が両機を包み込むと、ゴッドグラヴィオンがそれまで受けていたダメージが回復していった。ソルグランディーヴァの力は搭乗者の精神力を増幅させ、エルゴの力を爆発的に解放するシステムとなっている。そこにエィナの想いが共振し、物理空間に影響を及ぼすマインドフィールドを形成する。これこそが、プロトグランディーヴァであるエィナとソルΣグラヴィオンの真の力なのである。
サンドマン「そう、ディーヴァ・・・エィナの愛が、超重神復活の力となるのだ!!」
ソルΣグラヴィオンの光を受け、意識不明だったリィルも目を覚ました。グランナイツ全員がここに復活したのであるエィナの頼みで、ソルΣグラヴィオンのコアにエイジが搭乗する事になった。今までひたすら巨大メカの足を担当していた日の当たらない主人公のエイジが、ついに日の目をあたることになったのである!富士山をバックに、赤と青の最強の二大ロボがタッグを組んだ!!この様子を、アレックスは次のように形容している。
やった・・・、やったぜ!
マウント富士をバックに2大スーパーロボが、
がっちり握手!
後は頼んだぜ、ダブルグラヴィオン!!
ガクッ
エイジは、胸から超重剣を抜き出し、ゴッドグラヴィオンとともに天高く飛翔。合体攻撃である真・超重斬で、残ったゼラバイア諸共ゲートゼラバイアを切り裂くのであった!!
真・超重斬!!!!
やめられない♪とまらない♪ソ〜ルグラヴィオ〜ン♪(かっぱ☆エビ戦隊)
BP「さて、EXシリーズばりの分量を使ってのストーリー紹介が済んだので、今度は製品のほうを見ていきますか。」
HUYU「長かった・・・。(サンドマン風に)」
基本的構成は、ゴッドグラヴィオンと変わらない
BP「グランΣ以外の機体の名前がわからない人のために説明すると、左からGeoミラージュ、Geoジャベリン、下段の画像に行ってGeoスティンガーとGeoキャリバーだ。これらは、合体して巨大戦闘機、
Gグラディウスになることも可能なんだ。」
ソルグランディーヴァが全て合体した状態
かなり大きい戦闘機になります
HUYU「なんか、アニメより小さくないかい?」
BP「いやー、こんなもんだろう。これ以上大きくなると、合神時のプロポーションにに影響が出るし。どちらかというと、アニメのほうが大きく描きすぎてるんじゃないかな?」
HUYU「そんなもんなのかねえ?」
BP「そうそう、Gグラディウスにする時のGeoミラージュを見てくれ」
HUYU「おお、主翼が伸びているじゃないか!」
BP「その通り。これで、Geoキャリバー、Geoスティンガーの位置が良い感じになっているんだ。しかも、この大きさだからグランカイザーを上に乗せることも可能になっているよ。」
グランカイザー搭載!
BP「ただ、機体が全体的に前に傾いているのでグランカイザーのバランスが取りにくいんだ。GeoジャベリンとGeoミラージュの固定も短いピンで行っているから、持ち上げると取れちゃうね。」
HUYU「まあ、ここまで再現できるだけでもすごいじゃないか。」
BP「まあ、高額な商品なんだから、ここまでこだわってもらわないと逆に困るよ。」
HUYU「そういえば、アルティメット用にグランΣが対応したらしいけど、具体的にどう変わったんだ?」
BP「元がゴッドΣグラヴィオン用のグランΣだから、プロポーションには大差がないね。では、画像を見てみようか。」
色々なギミックが追加されましたが、プロポーションはほぼそのまま
下のゴッドΣグラヴィオン用のグランΣと比較してみましょう
BP「一つ目の変更点は、胸の部分にミラージュとくっつけるためのジョイントが追加されたんだ。これは、普段は折りたたまれているのでフォルムを崩すことはない。そして、もう一つの変更点は足のくっつけ方だ。これはボールジョイントがガンプラ方式じゃなくて、腰の後ろの部分にくっつける方式に変更。さらに腰横のアーマーも太ももの側面につけた。こうすることで、これで普通のキットよりも、広い股開きが出来るようになったんだ。」
HUYU「なんか、聞こえはいいけど問題ありそうだな。」
BP「鋭いね。この構造の欠点は、足を前に少しだけしか出せないんだ」
HUYU「なかなか致命的な欠点だな。」
BP「後、アルティメットグラヴィオンのときに、グランΣのひざ部分と腰の部分がキャノンになる都合で360度回転するようになったね。と言っても、可動箇所自体が非常に癖が強いからポージングは頭を使わないと難しい。まぁ、普通にポーズを楽しみたかったら、ゴッドΣグラヴィオンのグランΣにソルグランディーヴァを着ければいいよ。」
HUYU「全部そろえたからこそ、言える台詞だな。そういえば、このグランΣにゴッドΣグラヴィオンのグランディーヴァはつけれるのか?」
BP「残念なことに、Gドリラーがくっつかないんだ。グランΣの接続部分の穴が小さくなっていてGドリラーが入らないんだよ。ただ、これはガレージキットという性質上の個体差っぽいので、干渉する部分をデザインナイフで少しだけ削ってしまったほうがいいね。」
HUYU「そこんところは、普通のフィギュアや玩具と違うところだな。」
BP「じゃあ、今度は実際にグランカイザーとソルグランディーヴァを炎皇合神させてみようか。」
炎皇合神!ソルグラヴィオン
ソルグラヴィオンは、グランカイザーをコアに4機のソルグランディーヴァが炎皇合神した姿である。
コアメカがグランΣからグランカイザーに変わっただけ
マシーンの構成自体はゴッドグラヴィオンと変わらないが、パイロットの移動が生じている。今まで主人公の癖に巨大ロボの足担当だったエイジが、胸のGeoミラージュに移動した。これは、星ひとつ破壊するほどのスペックを持つ、ソルグラヴィオンを斗牙一人で操縦するのは負担であるので、エイジがミラージュに移動し力の制御を分担しているためである。
ソルグラヴィオンが登場したのは、物語りも終盤に入った10話である。Aパートで、ゼラバイアの大群を撃破した後、グランナイツは来る最終決戦に向けてソルグランディーヴァの運用テストを行っていた。その頃、世界中で突如としてヒューギ=ゼラバイアの立体映像が出現した。彼は、2日以内に地球の全生命を抹殺すると宣言した。
そして、グランナイツたちの前には3体のゼラバイアの立体映像が出現!この立体映像は、ある程度のエネルギーを持っていたので運用テストを行っていたグランナイツたちに攻撃を仕掛けてくる。グランナイツたちは、迎撃のために炎皇合神を敢行するのだった。
いつもどおり、エルゴフィールドを発生させることになるが、ソルグラヴィオンの場合はGeoミラージュがエルゴフォームをする。。
エイジ「エルゴ・フォーム!」
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エイジがエルゴフォームを発生させ、Geoジャベリンが分離し合体のポジションに移動する。そして、斗牙の「炎皇合神」の掛け声で合神が開始される。
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斗牙「炎皇合神!」
まず最初に、Geoジャベリンがグランカイザーの腕に接続される。
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そして、内部に収納されている手首パーツが出現する。
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その次にGeoキャリバーとGeoスティンガーが脚部に合体する。
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そして、Geoミラージュが胸パーツを形成する。
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そして、頭パーツの飾りが追加され、マスクパーツが閉じる。全員が名乗りを上げ、ソルグラヴィオンが誕生する!
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降臨!
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炎皇合神!
ソルグラヴィオン!!
合神すると、ゴッドグラヴィオンと同じく約13センチほどの大きさになる。ゴッドグラヴィオンは青を基調としたメカだったが、こちらは赤色を基調としておりゴッドグラヴィオンがパワーアップしたという印象を与える。
赤と青のコントラストが美しいソルグラヴィオン
武装の位置やデザインが某太陽の勇者の最強形態にそっくり!!
一方、グランΣをコアとしたソルΣグラヴィオンは、赤と黒が調和した配色となり、落ち着きのある引き締まった印象を与える。
赤と黒の配色が調和して、落ち着いた渋い印象を与える
各グランディーヴァが大型化されているので、どちらの形態も力強い印象を与えるのは共通している。ゴッドグラヴィオンと大きさを比べると、わずか1センチ程度の違いしかないのだが、四肢や胸のウイングがゴッドグラヴィオンよりも大型化されているため迫力が段違いである。
大きさはさほど変わらないのに、この差!
これだけギミックが複雑化し、大型化されているため、他の最小変形とは違いDXという名を冠している。値段もそれだけ高騰してしまっているが、それに見合った造型とプレイバリューを誇っている。
長い歴史に幕!あの二人がマウント富士をバックについに和解!!
BP「合体シーンを見てもらえばわかると思うけど、ソル(Σ)グラヴィオンへの合体は、ギミック自体はゴッドグラヴィオンとほぼ同一で、前の製品をもっている人には説明書なしでもくっつけ方が判るんだよね。」
HUYU「組み替え方がほぼ同一なのはBB戦士みたいやな。」
BP「そんな安っぽい物と一緒にするな〜!」
HUYU「しかし、このGeoジャベリンの分かれ方は凄いな。ドリルの部分がえぐれてるぞ。」
BP「ドリル関連の腕のギミックの考案にはいつも頭が下がるね。上でもギミックを見せているけど、拳がきっちりなかに入るし、エアーインテイクの黄色い部分がちゃんと可動して内部に納まるんだもの。」
HUYU「GeoキャリバーとGeoスティンガーのギミックはどうなっているんだ?」
BP「これらに関しては、機首の伸縮ギミックが追加されているね。この影響でダクトのディティールがオミットされているんだけど、これで合神時と通常時のバランスが維持されているんだ。ちなみに、説明書では機首を上げることになっているけど、あげ過ぎると少し違和感が出るね。機首は、心持上げるくらいにとどめておいたほうが劇中のイメージに近づくと思うよ。」
HUYU「世の中には完全変形をあきらめて、変形後のフレームを同梱する企業もあるというのに、ここまでやるとは天晴れだね。」
BP「あくまで最小変形の規格だから、差し替えも当然存在するんだけどね。今回の場合はGeoミラージュのソルグラヴィトンキャノンの収縮ギミックは、差し替えで再現してるんだよ。これは大きさの都合上やむをえないね。」
HUYU「しかし、これを見てると出来るくせにそれをせず、怠けているアノ企業が許せなくなってくるよ。」
BP「可動箇所はゴッドグラヴィオンと同じだから、ソルグラヴィオンの状態でもソルΣグラヴィオンの状態にしても、かなり遊べるのがよいところ。けどやっぱり惜しいところがあるんだよ。まず、ソルΣグラヴィオンの時のヘルメットなんだけど、これが乗せてるだけという感じで外れやすいんだ。」
HUYU「そういえば、ゴッドグラヴィオンのようなアーム方式じゃなくて、尾翼の変形が差し込み式になってるね」
BP「アルティメットへの合体を考慮したからじゃないかな。いつの間にかソル用のヘルメットは何処へとも無く消えてる状態だし、アームだとそれが再現できなくなるもの。その代わり、グランΣの首が回るようになって首の可動ができるようになったんだ。ただし、グランΣの首もぽろぽろ取れやすくなっているから、遊んでいるとストレスを感じるかもね。」
HUYU「まあ、そこは短い真鍮線とかで固定できるように改造すればよさそうだな。こういう風に手を加えると、一概に悪いことばっかりじゃないということだな。」
BP「後は、足首の可動かな。Geoスティンガー・Geoキャリバーの足首の黄色いブレードなんだけど、足首側についているのと一体成型になっている所為で、可動に支障が出るんだよ。」
HUYU「足首が動かないとは、負傷したサッカー選手みたいだな」
BP「動かないことはないけど、無理をすると破損するから要注意だね。箱や説明書の写真では分かれてるんだけどね〜。」
HUYU「しかし、何で一体成型になっているんだ?」
BP「多分、一体成型にした理由は、パーツ数の多さだろうね。秘密研究所の記事を見ればわかると思うけど、パーツを減らすために一体成型部分を増やしたみたいなんだ。これは細かいパーツが多すぎたのが、原因らしい。その証拠に、グランΣの腕のアーマー黄色い部分は、シールを貼ることになっている。この部分は、ゴッドΣグラヴィオンのときは多色成型になっていた部分だったんだけど。それをわざわざ一体成型にしたのは、パーツ数を減らすのが目的と読める。そのあおりを足首部分も受けているんだね。」
HUYU「なるほどね〜」
BP「ただ、ブレードに関しては、元々別れていた部分で切れ目が入っているから、そこで自分で分割して小さい方のパーツを本体に接着すれば無理なく可動するようになるよ。」
HUYU「とてもじゃないけど、26500円するものを改造する気にはならんがな。さっきから、ソルΣグラヴィオンの話ばっかりだけど、ソルグラヴィオンはどうなん?」
BP「こちらもかなり良好だね。マスクの再現をどうするのか心配していたけど、ちゃんと専用のパーツが付いてくるんだよ。ヘルメットにマスクをはめ込むという方法を取っているから、ソルΣグラヴィオンよりパーツが取れにくくなってるのが良い感じだね。高島氏が原型を手がけた部分で、造型自体はいいんだけど、近くで見ると塗装が荒いのが難点かな。」
高島氏が原型を手がけた顔パーツ
複雑な配色なせいで、塗装が少し微妙・・・。
HUYU「なかなか芸が細かいのお。」
BP「ソルグラヴィオンの赤い超重剣も付属。アルティメットグラヴィオン対応のために、今回は刃の部分が取れるようになってて、別途にある柄のパーツに差し込む方式になってるんだ。」
刃の部分は胸の飾りにも取り付けられるようになっています
エイジの声で「超重剣」と叫ぼう
HUYU「このシステムはボルテスXにも使えそうだな。でも剣を持たせると、胸がさびしいな」
BP「確かに、このままだと間抜けだね。アニメの配色だと中心部分が黒くて、ふちが黄色かったから、気になる人は塗装したほうが良いね。」
HUYU「そういえば、今回の通販はどんな内容なんだ?DXなのか?」
BP「パーツ自体は、ゴッドグラヴィオンとの握手用の手首だけ。でも、マウント富士のパネルが付いてるんだ」
HUYU「おお、アニメを見たものにしか判らん紙一重のサービスだ。」
BP「この写真を見てそんな反応が出来るのかい?」
アニメのあの名シーンが、机上で蘇る!!
HUYU「ぬおおおおお。これは!富士山と2大スーパーロボットが熱いハーモニーをかもし出している!!!(海原雄山風)」
BP「ちなみに、富士山の写真はシールになっていていつも入っている厚紙に張る方式なんだけど、貼るのに失敗してしわしわのズレズレ・・・。喜びのあまり、一気に貼ろうとしたのが浅はかだった・・・」
HUYU「氏朗・・・。お前もまだまだだな。ハーッハッハッハッハ!!(海原雄山風)」
BP「おのれ、雄山め・・・!可動範囲や武装を生かした技の再現をして、見返してやる!!(山岡氏朗風)」
紅ノ牙
ソルグラヴィオンは、地球の盾として開発されたゴッドグラヴィオンが万が一敗れたとき、ゴッドグラヴィオンの代わりに地球の牙となって戦うためのマシーンである。ソルグランディーヴァと合体することで、グランカイザーは星一つを破壊したり創造したり出来るほどの力を得る。ソルグラヴィオンもゴッドグラヴィオンと同じく多彩な技と武装を駆使し、ゼラバイアと戦う。ということで、最後にソルグラヴィオンの武装を見てみよう。
まず、ゴッドグラヴィオンが使っていたグラヴィトンプレッシャーパンチは、ソルグラヴィトンクラッシャーパンチにパワーアップした。こちらはパンチがヒットしたときに、ゼロ距離からミサイルを打ち込むという荒業である。
エィナ「わたくしが、行きます」
エィナ「ソルグラヴィトンクラッシャー・・・」
エィナ「パーンチ!!!」
ドリルと言ったら琉菜であるが、彼女の担当する技はソルグラヴィトンブリンガーである。こちらは、ドリルに炎のエネルギーをまとわせ、そのまま敵に突貫する技である。
琉菜「今度は、私よ!」
琉菜「ソルグラヴィトンブリンガー、フレイムアップ!!」
琉菜とエィナの合体技として、ソルグラヴィトンスパイラルクラッシャーパンチという技もある。こちらは腕を胸の前で組んで腕を飛ばす攻撃である。
琉菜「行くわよ、エィナ!」
エィナ「はい、琉菜様!」
琉菜「ソルグラヴィトン!」
エィナ「スパイラルクラッシャー!」
琉菜&エィナ「パーンチ!!!!」
さすがに腕を前で組めるようにはできていないので、今回はスタンドを上手く活用して撮影している。
射撃系の武器としては、ゴッドグラヴィオンにはなかったソルグラヴィトンキャノンが使用することができるようになった。こちらは、Geoミラージュに備え付けられている背中のキャノン砲を使用する技である。
エイジ「ソルグラヴィトンキャノン!」
ロールオーバーで画像が変わります
グラヴィトンアークは、ソルグラヴィトンアークにパワーアップしている。こちらはソルΣグラヴィオンの状態のときに一度使用したことのある技である。
エイジ「ソルグラヴィトンアーク!」
ロールオーバーで画像が変わります
最強の射撃武器としては、ソルグラヴィトンノヴァがあげられる。こちらは、全ての火気を使用する技でソルグラヴィオンの最強の技の一つである。こちらはエイジと斗牙が一緒に技名を叫ぶ。
エイジ「ソル!」
斗牙「グラヴィトン!」
斗牙&エイジ「ノヴァ!!!!」
グラヴィトンソードに当たる武器は、超重剣である。実は、超重剣は元々ソルグラヴィオンの武装で月からわざわざ召喚していたのである。ゴッドグラヴィオンと同じく、エルゴストームで動きを止め超重斬で止めを刺す必殺技である。ただし、劇中ではエルゴストームのみ使用した。
エイジ「超重剣!!」
ロールオーバーで画像が変わります
超・重・斬!!!!
斗牙「エルゴ・・・エンド!」
小説版では、ゴッドグラヴィオンに準拠して脚部にはミサイルとレーザーが備え付けられており、胸のウイングはソルグラヴィトンセイバーというブーメランになる。さすがに、映像媒体では登場していなかったので、この技は再現されていない。
このように、工夫をすれば劇中の様々なシーンを再現することができる。再版されるようになってから、タダでさえ高い値段が再び値上がりしてしまったが、スーパーロボット大戦Zに参戦して人気が再燃しそうなので、ほしくなったら再版情報や店頭で注意を払ってみよう!!そして、他の2体をそろえて、最凶合神を再現するのだ!!!!
グランナイツの諸君、合神せよ!(最小変形 ゴッドグラヴィオンのコラムへ)
グランΣ、発進する!(最小変形 ゴッドΣグラヴィオンのコラムへ)
グランナイツの諸君、最終合神を行う!(最凶合神 アルティメットグラヴィオンのコラムへ)
暗黒の世を照らす太陽となれ!(もどる)