ROBOT魂
ニルヴァーシュ type ZERO spec2

バンダイ ROBOT魂(SIDE LFO)シリーズ

定価:4725円(税込)


type ZERO spec2
「行くぞレントン、行くぞ俺! 俺はあの娘の元へ飛んでいく!
アイ! キャァン、フラァァァァァァァイ!!」

復活の大ヴァカ者
牡牛座タウラスのHUYU今更な事この上ないのだが、2006年くらいにバンダイナムコゲームスより発売された、オンラインゲーム風RPG、『.hack//G.U.』に最近になってハマリだした、ことゲームに関しては流行の波に3年分くらい乗り遅れている大ヴァカ者。以下HUYU) 「さてさて、今回のテーマはROBOT魂 SIDE LFO の第二弾って事で、ニルヴァーシュ type ZERO spec2 の紹介をしようってワケなんだけど、コイツ、ちょっとした地雷を抱えてやがるから、小粋なトークでも交えながらでないと、間がもたんな・・・。しかし、あいつら、全員死んじゃったんだよなぁ・・・。」

ご説明しましょう! いつも美少年があーだこーだと言ってるド腐れ腐女子イマジンは超電導砲を喰らって原子レヴェルに分解され、その彼女をそんな目にあわせたイマジン3兄弟は、創造神の怒りを買い、これまた消滅させられてしまったのであった! 詳しくは最小変形 マイトガンナーのコラムを参照されたし。

HUYU「ヤレヤレ、しょうがない。ここは一つ、あいつでも復活させようかね。・・・また暴走するようならとっちめれば済む話だし。

エロイムエッサイム(×2)我は求め、訴えたり! めざめよ、イマジン・電光ドリル超特急ヒカリカイザー!!

電光ドリル超特急ヒカリカイザーHUYUがプラモデルのみならず、可動フィギュアも好きになってきた為うまれた、新たなイマジン。略称のショートカットを新しく作るのがめんどくさいので、結局、兄と同じ以下ヒカリの方向で。)「な、なんだ? 俺は確かに死んだはずでは・・・?」

???「ふっふっふっふ・・・最近、お前ら【イマジンの設定が面白い】的な感想を頂戴し、このまま消すのは惜しいということで、同志との相談の上で、めんどくさいけど仕方なく、嫌々ながら渋々と、復活させてやる事にしたのだよ。」

ヒカリ「仕方なくとか、渋々とか、そんなところを強調せんでくれんか、グレるぞ。ってかお前、HUYUだろ! ???って、名前を隠す意味がわからん!!」

HUYU「正体不明の怪しい黒幕ゴッコって感じだったんだけど・・・あ、やっぱりばれた?」

ヒカリ「わからいでか。それはそうと、ヴァカ兄貴(電光勇者超特急ヒカリガイン)や、エロ弟(電光弾丸超特急ヒカリガンナー)は復活してないのか? 全員揃わないと俺の真の力が・・・。」

HUYU「お前らが全員揃ったら、相手するのが面倒くさいから、それは大却下だ。」

ヒカリ(フッフッフ、まぁ良い・・・。HUYUが俺を復活させる時に唱えた呪文はしっかり覚えているのだ。確か、エロエロエッサイムだったっけ? 隙を見て全員復活させ、合体すればこっちの逆転だ!!)

HUYU「・・・しょうもない事考えているのがまるわかりな顔してるな。ま、大ヴァカ野郎が大ヴァカなこと考えている間に、spec2の機体解説とでもいこうかね。」

復活のニルヴァーシュ
少年少女の心の成長にスポットを当てた作品『交響詩篇 エウレカセブン』では、他のアニメではあまり見られない方法で主人公機がパワーアップを果たした。少年、レントン・サーストンと、コーラリアン(注1)から生まれた少女、エウレカの心の成長に呼応し、ニルヴァーシュ type ZERO のアーキタイプ(素体)が成長したのである!

アーキタイプの成長に伴い、形状が変化。従来の装甲が使用できなくなってしまったため、ホランド率いる空賊・ゲッコーステイトはニルヴァーシュの修復を行える唯一の場所、トレゾア技術開発研究所(トレゾア技研)に身を寄せる。立場上はゲッコーステイトと敵対する、塔州連邦軍に所属するトレゾア技研ではあるが、根っからの研究者・技術者たちの集まりである彼らは、アーキタイプの成長という未知の現象を起こしたニルヴァーシュを前にして、眼を輝かせる事はあっても、ゲッコーステイトを軍に通報する事は無かった。

早速、形状が変化したニルヴァーシュのアーキタイプに合わせた、新しい装甲が取り付けられるが、自我を持つニルヴァーシュは、なぜか新しい装甲を拒絶するかのように暴れだす。アーキタイプ研究の第一人者、グレッグ・ベア・イーガン(ドクター・ベア)は、「ニルヴァーシュは空を飛びたがっているんだ。」と分析。ドクター・ベアの助言を受け、飛行形態に変形できるように、新しく開発された装甲が取り付けられることとなった。

一方、遠く離れたレントンの故郷、ベルフォレストでは、祖父・アクセルがレントンとエウレカ、そしてニルヴァーシュのために新しいリフボードを作っていた。このことが原因で、アクセルはゲッコーステイトの協力者であるとして、軍から追われる身となってしまう。

アクセルが命を懸けて送り届けたリフボードを受け取り、完成した新たなLFO、それがニルヴァーシュ type ZERO spec2 である!

復活のニルヴァーシュ

注1『コーラリアン』:本作の舞台である惑星に、最初に人類が移住する前から地殻内で眠りについていたという、正体不明の生物。
その正体は大昔に地球に飛来し、人類に故郷を捨てさせる原因となった宇宙生物であった。

エウレカはコーラリアンが、再び地球に帰って来た人類と共存するために、ヒトという存在を知るために生み出され、送り込まれた『人型コーラリアン』なのである。

ねだるな、勝ち取れ。さすれば与えられん!
ニルヴァーシュのために新たに作られたリフボードを受け渡すため、アクセルはボードを気流に乗せて飛ばす。ゲッコーステイトは指定されたボードとのコンタクト・ポイントに向かうが、運悪く連邦軍の艦に捕捉されてしまう!

ニルヴァーシュを倒そうと、アネモネはニルヴァーシュ type the END(ジ・エンド)を発進させる。ジ・エンドが出てきた事でゲッコーステイトの面々の間に緊張が走る。

「じっちゃんは絶対にボードを届けてくれる」と、信じるレントンは、ニルヴァーシュの発進許可を求める。「ボードは必ず来る!」というレントンを信じて、ホランドは発進許可を出す。ゲッコーステイトの母艦・月光号は船体を上に向け、カタパルトからニルヴァーシュを射出する。これをあざ笑うかのように、迫るジ・エンド。

ねだるな、勝ち取れ。さすれば与えられん!
レントン「『ねだるな、勝ち取れ。さすれば与えられん!』
俺、信じてる。じっちゃんのことを・・・信じてるから!」

アネモネ「アイツ・・・! ボード無しだなんて舐めてるの?
そんなに死にたいのなら、殺してあげる!」

ジ・エンドは落下を続けるニルヴァーシュに対し、バスクード・クライシスを浴びせようとする!

バスクード・クライシス
「バスクード・・・」

その時、エウレカが何かの気配を察知する。待望のボードが飛来したのである! アネモネは反射的に後ろを振り向き、バスクード・クライシスをボードに向けて放つが、その直撃にも耐え、遂にボードがニルヴァーシュのもとに届く!

ボードを受け取るニルヴァーシュ
エウレカ「レントン!」

レントン「じっちゃん!」

アネモネ「なによソレ! そういうのイラつくんだってばァッ!!」

アネモネは苛立ちもあらわに、ニルヴァーシュに対しホーミングレーザーを放つ。高速飛行形態に変形しレーザーから逃げるニルヴァーシュ。ついには追い詰められ、レーザーが全て着弾。勝利を確信するアネモネであったが・・・。

ニルヴァーシュ飛行形態
アネモネ「(ニヤリ)・・・は!」

レーザーはニルヴァーシュに着弾してはいなかった! 軍艦から戦闘の様子をモニターしていたドミニクは、ニルヴァーシュのあまりの速さに驚きを隠せない。

驚くドミニク
ドミニク「なんだ今のは!? 何が起こっている!? 記録は!」

連邦兵「駄目です。速過ぎてガンサイトカメラでは追いつけません!」

ドミニク「まさか、type ZERO が進化したとでも言うのか・・・!」

進化したニルヴァーシュの性能に、レントンは感動に目を輝かせる。隣のシートに座るエウレカの、「いこう、レントン!」という言葉を合図に、コックピット中央にクラッチレバーのように備え付けられた コンパクドライヴを二人で起こすと、ニルヴァーシュがまばゆい虹色の輝きに包まれる!

セブンスウェル
レントン「一緒にいこう!!」

その輝きは、セブンスウェル現象と呼ばれるもの・・・しかし、ホランドはそれがセブンスウェルとは違う物だという。
輝きを放つニルヴァーシュに対し、ジ・エンドが立ち向かっていく!

なによそれ!
「ナニよそれ!? そんなのに私たちが、負けるはず無いんだからぁぁぁぁーーーッ!!」

ニルヴァーシュは自機から生じた光を凝縮し、手の中に虹色の光の球体を作り出す!

虹の球体を作り出すニルヴァーシュ

ニルヴァーシュが何かをする前に、攻撃をしようと牙をむくジ・エンド。だが、ニルヴァーシュの方が一歩速かった!!

死んじゃえ! 死んじゃえ!
「死んじゃえ! 死んじゃえ!死んじゃえ!死んじゃ、え!?」

炸裂!
レントン&エウレカ「うおぉぉぉぉぉぉぉっ!」

アネモネ「なによ! なによ! なによ!?」

ロールオーバーで画像が変わります

セブンスウェルのエネルギーが凝縮された光球を受け、ジ・エンドの機体は大きな損傷を受け、衝撃で弾き飛ばされてしまう。

吹き飛ばされるジ・エンド
「いや! いや! いや! いや! いやぁぁぁぁぁぁっ!!」

撤退していくジ・エンド。しかし、エウレカの瞳は歓喜の色ではなく、哀しみの色に染まっていた。

「お願い・・・手を、握ってて・・・」と言って、涙を流すエウレカ。その視線の先には、人間の手により無理矢理目覚めさせられた、コーラリアンの襲撃を受ける街があった・・・。ホランドは街に生き残りがいるかもしれないと、月光号の進路を変更させた。

艦内に戻ったレントンは、リフボード内に隠されていた物を受け取る。それはボードの納品書と、レントンに宛てたアクセルからの手紙だった。手紙を読んだレントンは、アクセルの健在を知り、思わず涙を流すのだった・・・。

巷では『白い悪魔』と呼ばれているそうです。(ガンダムみたいやな。)
HUYU「とゆーワケで、ROBOT魂 SIDE LFO、進化した type ZERO、ニルヴァーシュ type ZERO spec2 を早速みていこう。」

ヒカリ「てゆーか、名前長いなぁ。」

HUYU「んじゃ、以下の表記はニルヴァーシュで統一って事でもいいかなぁ。本編中でもみんな『ニルヴァーシュ!』って呼んでるし。」

ニルヴァーシュ spec2:正面 ニルヴァーシュspec2:背面

ヒカリ「新しいニルヴァーシュは両肩にシールドを装備してるのか。これで防御力もアップだぜ! って事だな。」

HUYU「それは違うぞ、ヒカリカイザー。これはシールドじゃなくて、LFOが飛行するために使う、リフボードだよ!」

ヒカリ「アレ? そうだっけ。」

HUYU「オマエな・・・。ま、確かにシールド代わりにも使えそうだけど。」

ヒカリ「でも、これがボードって言うんなら、なんか小さすぎないか?

HUYU「安心しろ。LFOを乗せるための、でかいボードがちゃんと付属する!」

ニルヴァーシュとリフボード
ポスターの絵っぽく、肩に担がせてみました

ヒカリ「イヤイヤ。これ、でかくなりすぎでしょ。ボード見切れてるし。LFOのボードは使用目的に応じて伸縮自在ですってか? 『ガレヱジ・サーストン(レントンの実家)の技術力は世界いちぃぃぃぃっ!』ってか?」

HUYU「そういう設定は無かったと思うけど・・・。アニメ作画に忠実に立体化したら、どう見てもボードが巨大化してるから、作中のイメージを損なわないために、大きさの違うボードが付属してるって事なんじゃないのか? 多分。」

ヒカリ「確かに、これだけでかいボードを肩に装着したら、いくらなんでもダサいよなぁ。」

HUYU「そうゆうこと。ボードといえば、ジ・エンドのときは足の底に収納可能だったボードの固定用ピンは、ニルヴァーシュでは変形する都合から着脱式になっている。細かいパーツで紛失する恐れがあるから、注意が必要だ。」

ヒカリ「気を付けんといかんな・・・。そういえば、ニルヴァーシュって、なんか KMF ランスロットに頭の形とかが似てるよな。」

ニルヴァーシュ頭
ランスロットとそっくりと言えなくも無い、ニルヴァーシュの頭。

HUYU「『ランスロット似てる』じゃなくて、『ランスロット似てる』だと思うぞ。ランスロットのほうが後だしな。コックピットが後ろに出っ張っているところとか、手足が長いところとか、確かに『コードギアス』のメカと似てるところが多いけど、それも無理の無い話ってヤツなんだよ。」

ヒカリ「どういうことだね? それは。」

HUYU「KMFのデザインは、何人かの分業で行われていたんだけど、その中の一人が『エウレカセブン』でアニメーターを手掛けていた、中田栄治って人なんだ。」

ヒカリ「それは知ってるよ。馬鹿にすんな。」

HUYU「で、LFOのデザインは『超時空要塞 マクロス』なんかで有名な、河森正治って人が手掛けていたのさ。ランスロットとニルヴァーシュが似てるように感じるのは、多分中田氏が河森氏の影響を受けたからって事じゃないかってことだな。」

ヒカリ「ほほー、なるほどねー。」

HUYU「これ以上脱線する前に話を戻そうかね・・・。さて、SDX フルアーマー騎士ガンダムの時に、『瞳があるのは自我を持つ証』って紹介したのは知ってるよな。」

ヒカリ「その時俺は、まだいなかったんだけどな・・・。」

HUYU「まぁ、そうなんだけど。ニルヴァーシュも自我を持っており、それを示すかのように、目の奥には瞳がある。

ニルヴァーシュ・瞳
この眼をみてると、なんか鉄人28号を思い出しますな。

ヒカリ「ちゃんとしっかり再現されてるんだな。」

HUYU「ニルヴァーシュのキャラクターを表す大事な部分だから、手は抜けますまい。」

ヒカリ「なんか武器は付いてないのか?」

HUYU「ニルヴァーシュに武器は無い!」

ヒカリ「エエッ!?」

HUYU「って言うのは冗談で、両肩のアーマーに内蔵されているブーメラン型のナイフ。これがニルヴァーシュの唯一の武器だな。」

ブーメラン型ナイフ
これを使ってリフボードで通り抜け様に敵機体を斬りつけます。

武器持ち手は左右付属するので、二刀流で持たせることも可能。

ヒカリ「ショボイなー。ビームライフルとか無いのかよ。」

HUYU「ガンダムじゃないんだ、そんなものあるかよ。」

ヒカリ「ちぇー。」

HUYU「そういう火力の強い武器は無いんだけど、カットバック・ドロップターンっていうボードのテクニックで、リフボードを敵にぶつけるっていう攻撃があるな、スーパーロボット大戦とかだと。」

ヒカリ「あー、あったな。そういうの。あと、波動拳とか、かめはめ波みたいな光球出して、敵にぶつけるって技もあったよな。」

セブンスウェル球
『ナ○ト』みたいに、「螺○丸ッ!!」とか言ってはいけません。

HUYUセブンスウェル(注2)のエネルギーを凝縮して敵にぶつける、アレだな。・・・イヤー、ニルヴァーシュはホント強いよ。さらにセブンスウェルでMAP兵器まであったから。」

ヒカリ「スパロボZ中、最強の機体だったよな。撃墜数もオリジナルの主人公機や、人類最凶のコーディネイターを差し置いて常にトップだし。」

HUYU『人類最凶の〜』の方は、ずっと倉庫でお留守番してたけどな、俺のセーブデータでは。普通のエースは撃墜数100〜150くらいだけど、レントンは200、300当たり前の世界だからな。チートすぎるよ・・・。ってところまで言ったところでこの話は切り上げておこうかね。このままだと、また俺の【種嫌いモード】が発動しかねん。」

ヒカリ「チェー。盛り上がってきたのに・・・。」

HUYU「だからだよ! ・・・さて、LFOは通常は単座式で一人乗りなんだけど、ニルヴァーシュは複座式になっている。」

ニルヴァーシュ・コックピット
クリアーパーツになっているコックピットハッチを外してやれば、
中にコックピットらしきディテールが再現されているのがわかる。

ヒカリ「『エウレカと対になる存在(パートナー)』を探すための機体だから、アーキタイプに最初からコックピットが二基搭載できるような窪みがあったんだよな。」

HUYU「旧ニルヴァーシュのコックピットは個室で二つに分かれていたんだけど、spec2になってからは、エウレカがレントンに心を開いたって事を示すみたいに、ハッチは二つだけど、コックピット内は中で一室になっているよ。」

ヒカリ「うわ、その設定・・・。ヒカリガンナーがいたら間違いなく『レントンとエウレカはコックピット内で○○○を△△△で××××』とか考えそうだなぁ・・・。」

HUYU「テメェ、しばくぞ・・・!」

ヒカリ「いやいやいや、俺じゃないって。ヒカリガンナーがいたらって、言ったじゃん!」

HUYU「問答無用ーーーーーッ!!」

ドゴッ!バキッ!メキメキメキッ!グシャッ!

ヒカリ「ギニャァァァァァァ・・・ッ!!」

「・・・あ、そうそう。ニルヴァーシュにも初回限定版って事で、映画『交響詩篇 エウレカセブン〜ポケットが虹でいっぱい〜』に登場する謎の物体、幼生ニルヴァーシュが付属する。・・・って、聞いてないか。」

幼生ニルヴァーシュ:前 幼生ニルヴァーシュ:後
本当に、何なんでしょう? 映画見てないから、わかりません。

注2『セブンスウェル』:ニルヴァーシュに、作中世界において機械を動かすために用いられる動力源、コンパク・ドライヴとその拡張パーツ、アミタドライヴを装着することで起きる現象。セブンスウェルの持続時間、1246秒の間は虹色の光の柱を発生させながら、リフボードが飛行するために必要な粒子・トラパーを反転させ、他の機体が飛行不能な状態に陥っている中、ニルヴァーシュは鬼神の如きスピードと破壊力を発揮し、範囲内にいる機体に無差別に襲いかかる。

ちなみに1246秒という数字は、目覚めたコーラリアンの活動時間と一致しており、セブンスウェルとコーラリアンに何らかの繋がりがあるらしいということを匂わせている。(作中の登場人物は何かを納得していたっぽいが、説明される事は無かったので視聴者には結局わからずじまいなのだが・・・。)

不完全変形 ニルヴァーシュ
HUYU「通常のLFOの変形は、ビークルモード(車両形態)だけなんだけど、成長したニルヴァーシュはさらに、空を飛ぶことを望んだ。その結果、従来のビークルモードへの変形機構のほか、新たに高速飛行形態への変形機構が与えられたというわけだ。オイ、聞いてるか!?」

ヒカリ「イテテテ・・・聞いてるよ! ってかさぁ、ニルヴァーシュって最初から飛んでるよな。リフボード使って。」

HUYU「うーむ、確かに・・・。だからスパロボZでは変形機能がないのかね? 変形してるのは、ビークルモードも含めて、戦闘アニメーション中のみだし。」

ヒカリ「考えるまでもなくそうだろうよ。武器が増えるわけでもなし。」

HUYU「ってな感じで、ゲームでは意味が無いと見なされオミットされた変形機構を、ROBOT魂はしっかりと搭載している。」

ヒカリ『ロボットを変形させたら世界いちぃぃぃっ!!』の河森正治デザインだから、コイツは期待できそうだな!」

HUYU「期待するほどの物でもないと思うがな・・・。とりあえず、商品の取り扱い説明書に沿って高速飛行形態から見ていこう。まず、頭部とV字型の襟首パーツを外し、そこに差替え用の頭部を取り付ける。

引っ込む頭部
本当は差替えですが、「こんな変形だ」と、雰囲気を味わってください。

ロールオーバーで画像が変わります

ヒカリ「って、おいおい。いきなり差し替えかよ。KMF 蜃気楼みたいに、頭の内蔵は出来なかったのか? 」

HUYU「上半身の薄さからして、それは無理だったんでしょ。ちなみに首周辺のパーツはこんな感じとなっている。」

ニルヴァーシュ:首
右から、差し替え用頭部 襟首 LFO形態用頭部

HUYU「首側のボールジョイントを、襟首で抑えるような形で固定されているので、LFO形態に変形させる時は先に首→襟首の順番でつけないと上手くはまらない。間違って襟首からつけると、外しにくくてちょっと困った事になるから注意が必要だ。」

ヒカリ「注意が必要って、大袈裟な。そのくらい取扱説明書にも書いてあるだろ。」

HUYU「ところがどっこい、書いてないんだよ。だから、注意が必要ってワケ。」

ヒカリ「おいおい・・・。」

HUYU「さて、続き続き。コックピットの下についている後輪を取り外し、後輪基部パーツを取り付けた後、再度後輪を取り付ける。この状態からさらに、左右の腕を曲げながら後に回し、連結用手首に差替えて、腕を後方で固定。肩のアーマーパーツを回転させて前へ向ける。・・・っていう手順まで変形したのが、下の写真になる。」

変形の途中経過

ヒカリ「変形っていうから、手とかどこかに引っ込むと思っていたんだが・・・。」

HUYU「そうはいかないのがニルヴァーシュクオリティー」

ヒカリ「そんなクオリティー、いらん!」

HUYU「で、股を開き、LFO形態のときに肩に装備されていたリフボード(小)を一枚、股間に取り付ける。腰から下を後ろに回転させ、後輪を後ろに向ける。膝を曲げ、足首を後ろに伸ばし、足首の羽を飛行機の垂直尾翼みたいになるように、角度を調整する。っていう手順まで変形させたのが、この写真。」

変形の途中経過2
ロールオーバーで画像が変わります

HUYU「胸部の蓋を取り外し、現れたジョイントにボード(中)を取り付け、一応完成となる。」

高速飛行形態(仮):前 高速飛行形態(仮):後

高速飛行形態(仮):横

ヒカリ「なーんか、微妙だな。この飛行形態。」

HUYU「だから、一応と言っただろ。この状態のニルヴァーシュから膝の主翼、ふくらはぎを取り外し、交換用のパーツと、膝にインテーク(吸気口)パーツを取り付けて、これで飛行形態の真の完成だ。」

飛行形態、真の完成 飛行形態:後

ディテールアップされた部分
膝周辺のパーツが差替えられております。

ヒカリ「なんだ、人が悪いな。ちゃんと見栄えを良くするためのパーツがあるんじゃないか。」

HUYU「確かに、見栄えがよくなるといえばそうだけど、そのかわりに本体から外したパーツは丸ごと余剰パーツだからな。結構微妙な気が・・・。」

ヒカリ「まぁ良いじゃないか。細かい余剰パーツは。次はビークル形態だろ。さっさと次いこうぜ!」

HUYU「そ、そうだな・・・。高速飛行形態(ディテールアップ前)から胸に取り付けたリフボード(中)と股間のリフボード(小)を取り外し、胸から外していた蓋パーツを取り付ける。脚部を一度取り外し、延長用のジョイントを取り付けて・・・、」

ビークル形態変形@
リフボードを外し、脚部を取り外したところ。

HUYU「脚部全体が前を向くように取り付け、後輪用ジョイントを一度外し、90度回転した位置で再び取り付ける。」

ビークル形態変形A
だいぶビークル形態っぽくなってきました。

HUYU「で、ここにLFO形態と同じ手順で肩アーマーにボードを取り付けて、ビークルモードの完成と。」

ビークルモード(仮):正面 ビークルモード(仮):後

ビークルモード(仮):横

ヒカリ「で、この形態にもディテールアップパーツが付くんだな。」

HUYU「仰るとおり、キャノピーを交換用の透明の方に、ふくらはぎを交換用の前輪に付け替えて、真のビークルモードの完成となる。」

ビークルモード:正面 ビークルモード:後

ビークルモード:横

ヒカリ「割とあっさりと済む変形なんだな。」

HUYU「あっさりって言うか、単に飛行形態から続けて変形してるから、手順が省略されてるだけなんだけどな。」

ヒカリ「なんか文句言いたげだな。」

HUYU「そりゃ、文句も言いたくなるよ。変形に使う差し替えパーツだけで、こんなにあるんだぞ!

変形に使う差し替えパーツ一覧
多っ!!

HUYU「これまで俺は、『変形前と変形後のプロポーションを両立するためだったら、差し替えも大歓迎だね〜』ってスタンスだったけど、甘かった! ここまで差し替えが多いと、怒りを通り越して呆れるくらいだ。」

ヒカリ「確かに・・・。ここまで差し替えが多いと、変形させるのが面倒になるもんな・・・。」

HUYU「それよりも、パーツを一個でも紛失すれば、もう変形も出来なくなるって事の方が問題だろ。かなり古い話で悪いけど、HGUC Ζガンダムってのを以前紹介したことがあったろ。アレの変形も差し替えだったけど、あっちは腕丸ごととか、腰ブロック丸ごととか、余るのが大きいパーツばかりだったから良かったけど、こっちは細かいパーツばかりだからな・・・。」

ヒカリ「迂闊に扱うと、パーツを紛失する恐れがあるって事だな・・・。パーツ収納箱って意味でも、商品のブリスターは捨てられないな。

HUYU「どうしても箱を処分せにゃならん時は、チャック付きの食品保存用の袋か、タッパーに入れて保存しとくといいかもな。どっちも100円均一ショップ辺り行けば手に入るだろうし。」

ヒカリ「それはそうと、シリーズの第一弾が、ニルヴァーシュ type the END っていう渋いチョイスにも驚いたけど、今回もまた飛ばしてるチョイスだよなぁ。ここは順番どおりに進化前のtype ZERO でくると思っていたんだけど。」

HUYU「コードギアスと比べるとエウレカセブンは古いアニメだから、第一弾に昔立体化されなかった機体を、第二弾に人気のある機体を持ってきて、様子見って事なんじゃないか? シリーズの第三弾で発売される機体が、ゲッコーステイトのキャプテン、ホランドが搭乗するターミナス303【デビルフィッシュ】って事だから、どっちかというと劇場版に準拠したラインナップなのかも知れんがな。」

ヒカリ「んー、劇場版は見てないから、よくわからんのだが・・・。」

HUYU「俺も見とらんよ・・・。商品化の順番が新型と旧型であべこべになると、どーしても旧型の方が出来の良い商品になっちゃうって事が、プラモデルなんかではよくあるけど、ニルヴァーシュではその心配もあるまいて。旧型との違いは肩アーマーとか膝の形状が違うってだけの微妙なところだから、違うところを新規で作り直し、後は金型流用すればそれで解決だからな。」

ヒカリ「それは言ってはいけないような気が・・・。ア! 思い出した!!」

HUYU「何を?」

ヒカリ「復活の呪文だよ! ・・・たしか、エロイム・・・

HUYU「させるかぁっ!!」

ニルヴァーシュ球

ヒカリ「ひでぶッ!!」

HUYU「ふ〜、危なかった・・・。まだ反撃のチャンスを狙っていたとは。次の出番まで、また埋めとくか。」

ヒカリ「ひっでぇぇぇぇぇ・・・。」

ちゃんちゃん♪

「いこう、レントン!」「うん、一緒にいこう!」(戻る)