スーパーロボット超合金 ガオガイガー

バンダイ スーパーロボット超合金シリーズ

ガオガイガー 定価:5250円(税込)

勝利の鍵セット1 定価:2100円(税込)

勝利の鍵セット2 定価:3675円(税込)

勝利の鍵セット3 定価:2625円(税込)(魂ウェブ商店限定)

スーパーロボット超合金 ガオガイガー
奇跡!神秘!真実!夢!
あの勇者王がバンダイから発売!

奇跡、神秘、真実、夢?誕生、バンダイのどでかい守護神
00年代も終わり、勇者シリーズもいつしか生誕20周年を超えるシリーズとなってしまった。15周年に当たる00年代中盤は本家タカラトミーやシーエムズコーポレーションなどから、新製品が登場しファンには感涙だったのだが、20周年に当たる2010年の年はおもちゃでの新製品は全く発売されなかった。タカラトミーも業績が悪化し、トランスフォーマーなどの海外でも人気がある製品しか発売しにくくなってしまったようで、マスターピースシリーズもトランスフォーマー以外では発売されなくなってしまったのだった。

そんな勇者シリーズに目を付けた会社があった。それこそが、タカラトミーのライバル会社であるはずのバンダイなのである。勇者シリーズのアニメを手掛けていたサンライズは1994年にバンダイの子会社となってしまった。普通はライバル会社の子会社になったわけだからその段階で、自社製品の売り上げを阻害しそうな勇者シリーズは打ち切られそうなものだが、現実は1997年のガオガイガーまで勇者シリーズは続いた。

しかし、「サンライズの物はバンダイの物」と言う論法なのか、他社スポンサーのキャラクターであっても自社製品として売り出すという恐るべき手法を取って来たのである。タカラが元々スポンサーで製作された『魔神英雄伝 ワタル』シリーズは1998年に『超魔神英雄伝 ワタル』としてリメイクされ、近年のROBOT魂でも初代龍神丸をリリースするという暴挙に出たのであった。

そして、90年代に戦隊メカのライバル商品となった勇者シリーズのメカを発売することを2010年の魂フェスティバルに発表したのだった。その白羽の矢が当たった作品こそ、『勇者王 ガオガイガー』なのだった。ガオガイガーは先に行われた魂フィーチャーズのアンケートで上位に食い込む程の人気を誇っていたため、スーパーロボット系のメカを立体化するスーパーロボット超合金で発売されることが決定した。このほか、なかなか発売されないでいた最強勇者ロボ軍団の試作品も展示されており、ガガガファンにとっては感涙物なのだった。

しかし、ライバル会社のキャラクターも売れるとなれば利用してくるバンダイにはまったくもって恐れがいる。バンダイコレクターズ事業部のキャッチフレーズである「魂」には裏の意味で商魂という意味が含まれていると思うのだがどうだろうか?確かに、まったく勇者シリーズの新製品を発売しなくなったタカラトミーも悪い。一部の勇者シリーズファンの中には「いっそ、バンダイが商品化してくれねぇか」みたいな意見もあったのである。 しかし、一時はしのぎを削り合ったライバルであるバンダイが勇者シリーズのキャラクターを出すことに関してはなかなか筆者の中では複雑な心境である。

魂ウェブで見た時は、あらゆる意味で驚きの連続であったがシーエムズコーポレーションが発売したBRAVE合金でガオガイガーを遊び倒した筆者にとっては無用のものであるのは確かだった。しかし、変形合体よりもアクションを優先するHUYU君がこのたび、バンダイの守護神と化したガオガイガーを購入したので、その出来を見ていくことにしよう。

ファイナルフュージョン、承認!(ver.スーパーロボット超合金)
これまで紹介してきたガオガイガーシリーズの製品は、すべて筆者の趣味を反映し変形と合体を再現したものであった。今回、バンダイから発売されたスーパーロボット超合金シリーズでは合体と変形機構をオミットし、アクションとプロポーションを重視した物となった。これはコトブキヤから以前発売された壮絶合金 ガオガイガーやユージンが発売したマスターアクション、シーエムズコーポレーションがリリースしたサンライズメカアクションシリーズの流れを汲んでいると言ってもよい。

これまでのアクションフィギュアはPVCでできていたが、バンダイが発売したこのガオガイガーはダイキャストを使用し、ずっしりと重い重量感とアクションの両面を実現した製品となっている。まずは全身のプロポーションを見てみよう。

スーパーロボット超合金 ガオガイガー 前 スーパーロボット超合金 ガオガイガー 後
アニメの設定画よりマッシブにアレンジされたプロポーション

スーパーロボット超合金では、アニメや設定画よりもややマッシブにプロポーションがアレンジされている。これまで本コラムシリーズで紹介してきたガオガイガーは変形・合体を前提としているため、足が太くて頭部が大きいプロポーションだったが、スーパーロボット超合金では頭部が小さく、足が細いというアクションに特化したプロポーションとなった。

ステルスガオーは後に出てくるスターガオガイガーを再現するためか、取り外すことができる。変形合体を行わないモデルなため、後に回されているガイガーの腕は省略されている。また、ステルスガオーのGGGマークは印刷で再現されている。

GGGマーク
タンポ印刷で再現されたGGGマーク
色はガッツィ・ジオイド・ガードの際の金色である

魂ウェブで初めて製品画像が掲載された時は、背中のステルスガオーの位置が下になりすぎていたが、ユーザーからの指摘を受けたのか、上方向に修正されちょうどよい位置におさまっている。

肩のライナーガオーは運転席の部分がクリアパーツで再現されており、上から薄くスモークグレーで塗装が施されている。また、ガオガイガーの各種ポーズを再現するために、肩の関節を前に引き出せるようになっている。これにより幅広いポージングを可能としている。ただ、破損防止のためか少し力が加わると肩が簡単に外れてしまうのが残念なポイントである。

この広いポージングを活かして、BRAVE合金ではできなかったガオガイガーの合体ポーズも再現することができる。

ガオッ
ガオッ

ガイッ
ガイッ

ガーッ!!
ガーッ!!
ロールオーバーで画像が変わります

また、膝パーツブロックは独立しており、膝を曲げるのに連動してドリル部分が前方にスライドするギミックが追加されている。これによりきれいにドリルを突きだしたドリルニーが再現することが可能となった。

ドリルニーのスライド
膝関節を曲げるのに合わせて、前方部にドリルのあるパーツがスライドする
ロールオーバーで画像が変わります

ガオガイガーが単体で使用する技を再現するためのエフェクトパーツも付属している。おなじみのブロウクンマグナムは、右腕のパーツにPVCでできた回転エフェクトを取りつけることで再現する。魂STAGEにとりつけるためのパーツも付属しているため、右腕を飛ばすシーンも再現することが可能となっている。

うおおおおおおおおっ!
うおおおおおおおおおっ!
ロールオーバーで画像が変わります

ブロウクン!
ブロウクン!
ロールオーバーで画像が変わります

マグナム!
マグナム!
ロールオーバーで画像が変わります

魂STAGEとの接続パーツ
コネクターがあるため、腕単体でも魂STAGEに取り付けることが可能

また、左腕から発生させるプロテクトシェードは、専用の平手パーツとPET素材でできたエフェクトパーツを使用して再現できるようになっている。

プロテクトシェード
プロテクトシェード!
ロールオーバーで画像が変わります

プロテクトシェード
個人的にはBRAVE合金のプロテクトシェードの方が好みです

PET素材にはグラデーション塗装が施されておらず、波もあまり目立たないのが難点である。プロテクトシェードの表現は、先発のBRAVE合金の表現の方が筆者は好みである。

また、ディバイディングドライバーも標準で商品に同梱されている。左腕の手首パーツと交換することでディバイディングドライバーを取りつける。BRAVE合金と同様、先端部のドライバーの刃は銀メッキが施されている。

ディバイディングドライバー
ディバイディングドライバー!

ディバイディングドライバー
ロールオーバーで画像が変わります

ディバイディングドライバーを排除するガオガイガー
フンッ!

そして、必殺技のヘル・アンド・ヘヴンも当然ながら再現することができる。過去の製品と同じく平手と組み手がそれぞれ用意されており、腕を前で組むというポーズを取らせるために、タテガミを専用の物に交換する。

専用タテガミ
腕を前に組ませるために一部分が欠けている専用タテガミが用意されている

ポーズに支障が出ないように、ステルスガオーには回転軸が仕込まれており、翼を外側に反らせることも可能となっている。さらに、突撃時に展開するステルスガオーのバーニアパーツも付属し、閉じたパーツと交換することもできる。それぞれのパーツを駆使してヘルアンドヘヴンを再現してみよう。

ヘルアンドヘヴン
ヘルッ・アンド・ヘヴン!
ロールオーバーで画像が変わります

ゲム・ギム・ガン・ゴー・グフォ!
ゲム・ギム・ガン・ゴー・グフォ!

腕を組む図
フンッ!

バーニアを吹かして突撃する図
うおおおおおおおおおおおおっ!
ロールオーバーで画像が変わります

コアを引き抜く図
てああああああああ!
ロールオーバーで画像が変わります

BRAVE合金の時にも付属していたゾンダーコアも付属しているため、平手ではさんで保持することも可能である。ちなみに、BRAVE合金版とは違い、クリアパープルで成型されており、さらにパイプのディティールも加えられており、ゾンダーメカから引き抜いたばかりのコアを再現している。

ゾンダーコア

また、ガオガイガーには差し替え用のマスクが装着されていない素顔パーツが同梱されている。

素顔パーツ
ヘルメットを取り外し、頭部を交換することで取り付ける

このほかに、初回特典としてオーバーロードエフェクトが付属している。これは、ファイナルフュージョン時のEMトルネードを再現したのか、クリアグリーンのPVCパーツでできており波立つエネルギーを再現したものである。これを前におくことで、ファイナルフュージョン完了時の雰囲気を醸し出すことができる。

オーバーロードエフェクト
先着順でもらえる初回限定のエフェクトパーツ
このシーン以外にも様々な用途で使えそうです。

このように、過去の製品でできていたことがブラッシュアップされわずか14センチの大きさで再現されている優れた商品となった。最近のバンダイのトレンドのエフェクトパーツや魂STAGEとの連動も見事になされており非常に遊び応えのある逸品となっている。

バンダイ最強の右腕
しかし、このガオガイガーの魅力はこれだけにとどまらない。別売りのパワーアップパーツを使えばさらに遊びの幅が広がるのである!このパワーアップパーツセットは勝利の鍵セットと銘打たれ、第一弾としてガオガイガー最強のツール、ゴルディオンハンマーがガオガイガーと同時に発売された。このセットにはゴルディオンハンマーと非変形のマーグハンドがセットで同梱されており、別売りのスーパーロボット超合金ガオガイガーに取り付けることが可能である。

ゴルディオンハンマーというと、シーエムズが以前にBRAVE合金 ガオガイガーパワーアップセットを本コラムシリーズで特集したことがある。こちらは、私が保持力なき右腕と揶揄したほど、ゴルディオンハンマーを保持することができず、肝心なことができない詰めの甘い商品だった。

後発のこの勝利の鍵セットのゴルディオンハンマーは、これまでの商品の欠点を見直し、さらに各種オプションも充実した代物となっている。まず、BRAVE合金では可動指だったマーグハンドは、指を非可動にして、握り手・平手・持ち手の3点を取り換えるものとなった。

マーグハンド
非可動になった分、ディティールがきれいなマーグハンドの手首パーツ

持ち手を使用することでゴルディオンハンマーをしっかりと保持することが可能となった。また、手首を差し替えていくことによってハンマーコネクトからの一連の流れを再現することができるようにもなっている。

ハンマーコネクト!
ハンマーコネクト!
ロールオーバーで画像が変わります

ハンマーを掴む図
ロールオーバーで画像が変わります

ゴルディオンハンマー!
ゴルディオンハンマー!

マーグハンドだけでも十分にゴルディオンハンマーは保持可能だが、念のためにBRAVE合金版と同じくゴルディオンハンマー用のスタンドパーツが付属している。また、ゴルディオンハンマーを装備していても空中でディスプレイできるように魂STAGE対応の補助パーツが同梱されており、ハンマーの下部に差し込むことで空中でのゴルディオンハンマーの保持も可能にしていいる。

空中ディスプレイ
スーパーロボット超合金に対応した魂STAGE ACT4を使用することで迫力の空中ディスプレイが可能に!

これに加えて、本製品にはハンマーヘルアンドヘヴン用の釘パーツが3種類用意されている。BRAVE合金版と同じく、釘を引き抜くシーンの再現用の釘、ハンマーヘヴン用の釘、またガオガイガーに付属しているゾンダーコアを取り付けることのできるハンマーヘヴン用の釘が付属し、ハンマーヘルアンドヘヴンも再現することが可能になっているのである。

釘3種類
クリアイエローで再現された釘3種類
これらを持つためのガオガイガー用手首パーツも別途付属

この釘パーツを使ってハンマーヘルアンドヘヴンを見事に再現することができる。

釘を掴む図
フンッ!
ロールオーバーで画像が変わります

うおおおおおおおっ!
うおおおおおおおっ!

ハンマーヘル
ハンマーヘル!

ハンマーヘヴン!
ハンマーヘヴン!


光になれえええ!
光になれええええええええ!
ロールオーバーで画像が変わります

目標、完全消滅

上の画像の様に釘抜きも可動し、釘を引っ掛けることができるのでハンマーヘヴンのポーズが見事に決まる。BRAVE合金では画面の見えないところで手でハンマーを支えなければできなかったことが、スーパーロボット超合金ではほぼ支えなしで見事に再現することができるのであった。このように、可動するガオガイガーのアクションフィギュアではこのスーパーロボット超合金が決定版と言っても過言ではないだろう。

これが再販で生まれ変わったバージョンアップガオガイガーか!
この勝利の鍵セットは、生産過程でトラブルが発生しガオガイガーの出荷数よりも数が下回りあっという間に売り切れてしまった。ガオガイガーの売れ行きも非常に良く、瞬く間に市場からガオガイガーは姿を消してしまうのだった。そのためか、スーパーロボット超合金の中で最も売れたシリーズとなってしまった。好評に応えて2012年1月にガオガイガーと勝利の鍵セット1の再販が決定した。

しかし、ガオガイガーにはその人気とは裏腹に、ある地雷が秘められていた。それも、シーエムズの時と全く同じく、時間が経過して初めて分かる欠点なのである。それは、時間が経過するにつれてメタリック塗装にひびが入りだすのである。

この欠点は遠くから見ればわからないが近くで見る角度を変えると一目瞭然である。筆者の撮影の腕ではうまくそのひびを捉えることはできず画像を見せることはできないのが残念である。この欠点は、ガオガイガーが発売してから2カ月ほどたってからユーザー間で認識され、中にはそれを理由にバンダイにガオガイガーを修理依頼する者もいた。

これらユーザーからの不満を受けて、バンダイはこの再販ガオガイガーに乗じて大幅な仕様変更を行った。それも、ネット上で挙げられていた不満点を解消する方向での仕様変更のだったのである。まず、上に挙げられていた肩の接続パーツの形状を変更。デコボコをなくした球状のジョイントとなった。これによりへこんでいる部分が干渉することがなくなり、結果として高い保持力を有するようになった。

改修ポイント@
干渉するデコボコ部を埋めたため、保持力が大幅にアップ

また、プラプラだと不評だった股関節は太ももパーツの接続部をネジ締めにすることで対応。ネジ穴はネジ穴隠しで隠されており、ネジの力で締め付けられることにより股関節の保持力も大幅に向上した。

改修前 改修後

そして、例のひびが入る現象も買ってから4カ月経過した今でも確認されていないので、塗装のひび割れが起こらないように塗装法を変えたのだろう。このほか、角の角度が微妙に修正されていたり、挙句の果てには再販版だとわかるようにパッケージの写真までもが差し替えとなった。

シーエムズと言い、バンダイと言い、合金物のガオガイガーには必ずこの手の金型改修がほどこされて再販されるのが通例となってしまっているような感じがする。確かにユーザーの意見を反映するのも大切だと思うが、最初からこの仕様で発売してもらいたかったものである。

この再販を受けて、初版を買っていなかった筆者は再販版を入手することに成功した。さらにHUYU君もこれだけ回収されているのならばと再販版も購入。お役御免となった初版のガオガイガーは、このコラムを執筆するための参考資料として、私が譲り受けることとなった。奇しくもBRAVE合金 ガオガイガーのガイガーが壊れた時と逆の立場になってしまったのだった。

ちなみに、初版があっという間に完売したガオガイガーがさらにブラッシュアップされて再販されるという噂はネットを通じてあっという間に広がり、再販版のガオガイガーもあっという間に売れてしまった。勝利の鍵セット1も同じく再販されたが、これと合わせて店頭から消え失せてしまい、またしてもガオガイガーは入手難になってしまった。超竜神やビッグボルフォッグなど、GGGの勇者メカがそろいつつあるので、ガオガイガーのさらなる再販が待ち望まれるところである。

これがバンダイの勝利の鍵だ!
2011年12月には勝利の鍵セット2に先行して、魂ウェブ限定の勝利の鍵セット3の発送が始まった。この勝利のカギセット3にはディメンジョンプライヤーが入っており、ガオガイガーに装着させることができる。

このディメンジョンプライヤーはGGGが開発した次元修復ツールで、その名の通りペンチの形をしている。これは3体のプライヤーズが合体することで完成するツールで、獅子王雷牙博士がアメリカGGGで開発した。完成した後、日本に運ばれたが、EI-17が出現したことを受けて日本に到着したその日に実戦投入された。

勝利の鍵セット2では、プライヤーズ単体には分離こそしないものの直列状態とプライヤー形態をそれぞれ再現することができる。劇中同様、両手首にディメンジョンプライヤーを取りつける。

ツールコネクト
ツールコネクト!
ロールオーバーで画像が変わります

ディメンジョンプライヤー!

ディメンジョンプライヤー!!

このツールを使うと、プライヤーで異常空間を掴んみ、それをネジ切って上空に飛ばすことができるようになる。上の写真のように掴んで持ちあげるシーンも簡単に再現することが可能。

しかし、水平に保つには重量の都合で補助パーツが必要になる。水平にプライヤーズを保持する場合は、商品に付属のスタンドにプライヤーズを差し込み支えにする必要がある。

プライヤーズを支えたところ プライヤーズを支えたところ
垂れさがらないようにスタンドパーツで支える必要がある

また、変形機構が備わっていないため、直列状態にするにも専用の補助パーツを介する必要がある。

直列状態

勝利の鍵セット3と入れ替わりで翌月に勝利の鍵セット2が発売された。この勝利の鍵セット2では、ガオガイガーを宇宙へと持ち上げるためのステルスガオーUガトリングドライバーが同梱されている。シーエムズは、ウルテクエンジンポッドをステルスガオーに後から取り付ける方式を取っていたが、スーパーロボット超合金ではステルスガオーごと交換する。

スターガオガイガー 前 スターガオガイガー 後
ウルテクエンジンポッドが大きめに造形されたステルスガオーU
再販版のガオガイガーを使えば後ろにのけぞることはない

ステルスガオーにポッドが付いた分、重心が後ろに傾きがちになるため、関節の弱い初版のガオガイガーを使う人は勝利の鍵セット2に付属するスタンドを使用するようにしよう。このスタンドを使えば、ステルスガオーU単体で飾ることも可能となるし、先端部を交換すればスターガオガイガーを直立させる時の支えとしても使用することができる。

ステルスガオーを交換するので、ステルスガオーU側のGGGのマークが黄色から番組後期仕様の緑色に変化した。

GGGマーク
ステルスガオーと同じくタンポ印刷で緑色のマークがあしらわれている

シーエムズ版との大きな違いは、ウルテクエンジンポッドに取り付けるカバーが2種類付属していることにある。ウルテクエンジンを発動させていない時、エンジンのカバー部分は黒色になっている。これがウルテクエンジンが発動すると、黒いカバーがGストーンの色であるクリアグリーンに変化するのである。

エンジンカバー
変化前と変化後のカバーが付属

黒いカバーを取り付けたところ
合体直後のポーズを取らせる時は黒い方を装着させよう

クリアパーツで内部が透けるということで、シーエムズ同様に内部のウルテクエンジンもクリアパーツで作りこんである。

ウルテクエンジンポッド内部

スターガオガイガーになると、ファントムリングでブロウクンマグナムとプロテクトシェードをパワーアップさせることができるが、本製品でもファントムリングをそれぞれの腕に取り付けることが可能となっている。その際は、クリアグリーンの円形パーツを介して腕に取り付ける。

ファントムリング、プラス!
ファントムリング、プラス!
ロールオーバーで画像が変わります

ブロウクンファントム
ブロウクンファントム!
ロールオーバーで画像が変わります

プロテクトウォール
プロテクトウォール!

また、ステルスガオーの構造自体は変わっていないので翼部分を折り曲げて表情を付けることも可能である。

飛行ポーズ 飛行ポーズ

ガトリングドライバーは先端部が回転するのと、刃の部分がメッキが施されており開閉させることができる。

ガトリングドライバー!
重力レンズ、展開!

この勝利の鍵セットはガオガイガーだけをパワーアップさせるだけでなく、サブメカの超竜神用のイレイザーヘッドやSPパックが同梱した勝利の鍵セット4も魂ウェブ限定で発売予定である。

このように、ツール類を揃えていけばガオガイガーの能力がどんどん拡大されていく。また、これまで製品化に恵まれてこなかったほかの勇者メカも同シリーズで発売されているため、どんどんそろえてガオガイガーの世界を広げていこう。

シンメトリカルドッキング!(スーパーロボット超合金 超竜神&撃龍神のコラムへ)

三身一体!(スーパーロボット超合金 ビッグボルフォッグのコラムへ)

次回もこのページでファイナルフュージョン承認(もどる)