1/144 HG セラヴィーガンダム


発売元:バンダイ

『機動戦士ガンダム00』1/144 HG(ハイグレード)シリーズ

定価:1680円(税込)

GNHW/B 定価:1890円(税込)


HG セラヴィーガンダム
「僕は自分の信じた道を進む! 愚かだと言われようが、がむしゃらなまでに!!」

新たなる砲撃手
アロウズの非道を食い止めるため、自ら修理したガンダムエクシアでアロウズのMS小隊と交戦する刹那・F・セイエイであったが、如何にガンダムとはいえ、4年前の機体。新型MS・アヘッドとの性能差から次第に追い詰められていく。アヘッドのビームサーベルにより両腕を失ったエクシアに、ジンクスVのランスが迫る!

もらったぜ! ガンダム〜!!
アロウズ兵「もらったぜ! ガンダム〜!!」

刹那「くぅッ!!」

と、その時、虚空の彼方からエクシアとジンクスVの間に割って入るかの如く、巨大なビームが飛来。ジンクスVはその一撃によりランスを失う。


刹那はビームの飛来した方角に目をやり、息をのむ。そこに現れたのは新たなガンダムだったのである!

あれは・・・ガンダム!?
刹那「あ、あれは・・・ガンダム!?」

現れたガンダムはさらにビーム砲を放ち、エクシアの周囲にいたアヘッドとジンクスVをわざと散開させる。ジンクスVがビームサーベルでガンダムに対して斬りかかるが、強固なGNフィールドに阻まれ、斬撃が機体まで届かない。さらにガンダムの背中の装甲の一部が展開。巨大なガンダムの顔が出現する!

GNフィールド展開
アロウズ兵「何っ!」

アロウズ兵2「GNフィールド!?」

フェイスバーストモード
ロールオーバーで画像が変わります

背中にも顔が!?
アロウズ兵「背中にも顔が!?」

そして次の瞬間には、ジンクスVはガンダムの持つビームサーベルにより袈裟斬りにされ、撃墜されていた。

小隊の隊長機であるアヘッドは生き残った部下を連れ、撤退していく。敵が撤退したのを確認すると、ガンダムのパイロットは刹那に通信を送ってきた。

久しぶりだな、刹那・F・セイエイ
ティエリア「やはりアロウズの動きを探っていたか。
久しぶりだな、刹那・F・セイエイ。」

刹那「ティエリア・アーデ・・・。」

新たなガンダムのパイロットは刹那のよく知る男、4年前の国連軍との戦いで共に戦ったガンダムマイスターの一人、ティエリア・アーデであった。ティエリアによって命を救われた刹那は、復活したソレスタルビーイングに合流するのだった。

「そう言うお前は何も変わっていない。あの頃のままだ。」
セラヴィーガンダムに搭乗するガンダムマイスター、ティエリア・アーデは、4年前の国連軍との戦いでソレスタルビーイングが崩壊してから、いち早く組織に復帰。ソレスタルビーイングの再建に尽力した。ファーストシーズンの頃の搭乗機体は、ガンダムヴァーチェ、及び、ガンダムナドレ(注1)。

ファーストシーズン最終話において、ティエリアはナドレのコックピット内で、「これで僕も・・・、彼の元へ・・・。」と、如何にもな台詞を吐いて意識を失い、宇宙の闇へと消えていった・・・、のだが、何故か彼は生き永らえていた。彼がどうやって生き延びたのか、そこら辺の経緯は、まぁ、おいおい小説やら、公式外伝のほうで保管していく腹積もりなんだろう。

さて、『00セカンドシーズン』はファーストシーズンの最終話から4年後の世界が舞台というわけで、ガンダムマイスター中最年少であった刹那も21歳となり、大人びた表情を見せるなど、それなりの変化が見られるのだが、ティエリアにはそういった外見の変化がなく、4年ぶりに再会した刹那から、「お前は何も変わっていない」と、言われてしまっている。が、ティエリアはそれに対し、「よく言われる。」と返し、あまり気にしていない素振りを見せていた。

実はこれにはティエリア自身の出生の秘密が関わっている。

ティエリアは、ソレスタルビーイングの創始者、イオリア・シュヘンベルグが、計画の推進のために生み出した、遺伝子調整を受けた新人類・イノベイターだったのである! イノベイターは厳しい宇宙環境に適応すべく、耐老化措置などが施されている。それ故に4年経っても外見が変わっていなかったのである。

外見が変わっていない反面、性格はすごく丸くなっている。ファーストシーズンの頃は、やたらと独断専行に走る刹那に対し、「今度愚かな真似をすれば、君を後ろから撃つ。」と脅迫するようなクール(?)なキャラであったのだが、今では、刹那の独断行動をむしろ扇動したり(?)、救出した仲間に「おかえり。」と、優しい言葉をかけたり、4年の間に「別人と入れ替わったんでは?」と疑わしくなるくらいである。それもこれも、ロックオン・ストラトス(ニール・ディランディ)が、ティエリアの閉ざされていた心を開いたおかげということなのか・・・。

イノベイターには同じ容姿(塩基配列)を持つ対と成る者が存在する。根っからの疑り気質な筆者としては、ティエリア生還の経緯を知らない現状では、いまだに「実は別人と入れ替わってんじゃねぇ〜の〜?」と疑っていたりする。ロックオン(二ール)の仇を前にした時のあの怒り様からして、どうやらそれはなさそうだが・・・。

ここは梃子でも動かん!
ティエリア「ここは梃子でも動かん!」

第三話『アレルヤ奪還作戦』より。
4年前の彼なら、こんな行動はとらないだろうな〜、と思いつつ・・・。

注1『ガンダムヴァーチェ、ガンダムナドレ』:ソレスタルビーイングが所持するガンダムのうちの1機で、高出力のビーム砲と堅牢な装甲を持つ機体。ヴァーチェは外部装甲をパージする事で、ナドレとなる。ナドレにはビームサーベルくらいしか武装が装備されていないが、トライアルシステムという、ガンダムなどの太陽炉搭載MSの動きを支配できる能力を持つ。
「セラヴィー、目標を破砕する!」
おうしざのロリごおるどせいんとHUYU(figmaシャナ(炎髪灼眼Ver,)の発売まで一ヶ月をきり、興奮のあまり最近不眠症気味な20代の男。小学生か、俺は!? 以下HUYU)「さ〜て、毎度おなじみ『機動戦士ガンダム00』のキットレビューシリーズ。今回は、セカンドシーズンに入ってから、急速にデレ化が進んだことで評判の、ティエリア・アーデのガンダム、セラヴィーガンダムを紹介するぞ。」

まじめにふまじめ怪傑ゼロリ(最近のfigmaのラインナップが、美少女キャラばっかりなのが気に食わない・・・。美少年を! 私にもっと美少年を〜!! 以下ゼロリ)「キャ〜! ティエリア様〜!!」

電光勇者超特急ヒカリガイン(HGオーライザーの、単独での発売が発表され、「これで今回はHUYUも無駄遣いしないで済みそうだ。」と、安堵している、割と優しい(?)イマジン。以下ヒカリ)「あ〜。ゼロリはティエリア、大好きだものな〜。」

HUYU「俺も好きだよ、ティエリア。」

ゼロリ「えぇっ!?」

ヒカリ「確かにアイツは女の子っぽく見えるような外見だし、第8話では女装とかして、完璧に女の子にしか見えなかったけど・・・、はっ! まさかオマエ、女装趣味が!?

HUYU「んな訳あるかい! ほら、ティエリアってセカンドシーズン入ってから、なんか仲間想いな性格になったろ。内面が大きく成長を遂げたってカンジで。男だろうと女だろうと関係なく、俺、そういうキャラって好きなんだよ!」

ヒカリ「ほーう。そういうもんですか。」

HUYU「そういうもんです。と、いうわけで、ゼロリが居ると、また暴走するだろうから、鬱陶しいし、今のうちに消えてもらおうか! プラモシミュレーター! レディ・・・ゴォォォーーーッ!!」

ゼロリ「仲間想いなキャラが好きって言っといて、アンタが一番程遠いじゃない!」

HUYU「貴様を仲間だと思ったことなど、ただの一度も無いわぁっ!!」

GNキャノン、発射。
GNキャノン、発射

キュヴァッ!

ゼロリ「メメタァッ!!」

HUYU「粉砕! 玉砕! 大喝采ぃぃッ!! フハハハハハハハ!!」

ヒカリ「オマエは『自称あらゆるゲームに精通したブラコン社長』か!? そりゃそうと、ゼロリのヤツ、跡形もなく消し飛んじゃったね、ありゃ。」

HUYU「さて、邪魔者がすっきり片付いた所で、セラヴィーガンダムの紹介に移ろうか。」

ヒカリ「うわぁ、容赦ない・・・。」

セラヴィー・正面 セラヴィー背面

HUYU「セラヴィーはティエリアのために作られた新たなガンダムで、ファーストシーズンの頃に搭乗していたガンダムヴァーチェの発展機となっている。」

ヒカリ「ま、誰が見てもわかるだろ。同じような重武装だし。ところで、ここまで重武装だとあんまり可動しないように見えるんだが?」

HUYU「腕周りの可動はダブルオーなどと同じでかなり良好なんだけど、股関節の軸が何故かボールジョイントに戻されているので、あまり脚を広げる事が出来なくなっている。腰も二重化でスイングできるようになっているんだが、バックパックが干渉してスイングはおろか、横ロールも出来ない。

ヒカリ「おいおい、どうしたんだよ。『00』のキットは可動範囲がウリじゃあなかったのか? これじゃあダメじゃん!」

HUYU「ま、セラヴィーみたいな重量級の機体で、ダブルオーほど動いても、結局各部が干渉するだろうから、あんまり意味はないだろうねぇ。一応膝立ちぐらいならできるし、可動範囲に関しては今回も不満無しって事で。」

セラヴィー膝立ち
膝にもキャノンが装着されている手前、こんなポーズは絶対にないだろうと思う・・・。

ヒカリ「それじゃあ次は、各武器だな。」

HUYU「まずは両手に装備されている手持ち武器、GNバズーカUだ。これはヴァーチェに装備されていたGNバズーカを改良した武装で、二つに分けることである程度の連射ができるようになってるのが特徴だな。」

GNバズーカU(シングル)

ヒカリ「ヴァーチェのバズーカは『発射までのタイムラグは予測済みだ!』って、ロシアの荒熊さんに避けられていたし、一回最大出力で撃つと、エネルギーの充填に時間がかかるっていう致命的な弱点もあったからな。セラヴィーはヴァーチェ同様、対艦隊・要塞戦に適したMSなんだけど、対MS戦闘にも対応しやすくなっているというわけだな。」

HUYU「それだけじゃなく、GNバズーカUは二つを合体させる事で、ダブルバズーカという形態にもなる。さらに砲身部分を展開させることで、バーストモードと呼ばれる形態にもなるぞ。当然、この砲身部分の展開は差し替え無しだ。」

ダブルバズーカ ダブルバズーカ・バーストモード

ヒカリ「大火力で敵を圧倒する形態だな。」

HUYU「難点があるとすれば、両手持ちがちょっと辛いところかなぁ。武器自体でかいからね。」

ダブルバズーカ・両手持ち

ヒカリ「うーん。もうちょっと胸の前辺りで持てればよかったのになぁ・・・。」

HUYU「次に紹介するのは両肩に2門、両脚の膝に2門、計4門装備されている、GNキャノンだ。GNキャノンの砲口のレンズ部分は、クリアパーツとホイルシールを使用する事で再現している。」

GNキャノン
両肩、両膝のキャノンを同時に発射する『クアッドキャノン』は、MSのレベルを超えた破壊力を持つ。

ヒカリ「ダブルオーキットの鉄板だな、これは。GNキャノンはバズーカと組み合わせた、様々な使い方が出来るんだろ?」

HUYU「肩のキャノンにそれぞれGNバズーカUを装着した『バスターキャノン』、片方のキャノンにダブルバズーカを装着する『ダブルバズーカキャノン』、さらにここから砲身を展開させた『バーストキャノン』がある。」

バスターキャノン
長射程で且つ、広範囲に打撃を与える、バスターキャノン。

ダブルバズーカキャノン
ダブルバズーカをキャノンに接続した形態。射程がさらにアップするのか?

ダブルバズーカ・バーストキャノン
ダブルバズーカ・バーストモード+キャノン。威力、射程ともにMSの常識を超える・・・のか?

ヒカリ「バスターキャノンは射程距離のアップとか、広範囲攻撃とかわかるけど、ダブルバズーカキャノンとバスターキャノンは用途がわからんな?」

HUYU「うーん・・・。バスターキャノン同様、射程距離のアップとか、威力アップとか、色々効果あんのかもよ?」

ヒカリ「まぁ、概ねそんな所だろうなぁ。そういえば、GNキャノンは砲身が変形して、中から隠し腕が出てくるんだろ? 再現されてんの?」

HUYU再現されてないんだなー、これが。でもこのスケールで砲身の展開までされたら、小さいパーツが多くなるだろうから、気が狂うだろうねぇ。」

ヒカリ「つまりオマエは、『組み立てキットである以上、別に再現してくれなくても良いよ。』と?」

HUYU「そういうこと。1/100スケールだったら、パーツも大きくなるから良いけど。ま、ROBOT魂の方は再現されるみたいだから、隠し腕が欲しけりゃそっちを買いなさいって事ですな。」

ヒカリ「そう来たか。取扱説明書によると、ビームサーベルが装備されてるらしいんだけど・・・?」

HUYU「腕部装甲内に収納されているっていう設定のあれだな。付いてないよ。

ヒカリ「付いてないのかよ! しれっと言いやがって。」

HUYU「『予備的に装備されている』って設定だから付いてないのかね? せめて柄ぐらいはつけて欲しかったなぁ。そうすれば他のキットからビーム刃持ってこれるんだけど。とりあえず、HGのエクシア に付いてた白い棒、もといビームサーベルでも持たせとけば良いんじゃない? 形は似てるっぽいし。」

ジンクスV・一刀両断

顔が2つたあ生意気なッ!!
ヒカリ「さて、今回のレビューはこんなもんか?」

HUYU「おおっと! 大事なものを忘れていた。」

ヒカリ「大事なもの?」

HUYU「バックパックだよ、バックパック。」

ヒカリ「おお。これにもギミックがあんのか?」

HUYUバックパックには巨大なガンダムフェイスが隠されているんだよ。この顔が現れた状態はフェイスバーストモードと呼ばれ、フルパワー時に発動する。キットではこのギミックが差し替え無しで再現されいるぞ。」

フェイスバーストモード
フルパワー時に起動するフェイスバースト。トランザムの発動時にも起動する。
ロールオーバーで画像が変わります

ヒカリ「しかし、背中にガンダム顔ってすごいな・・・。コブラが体の模様で自分を大きく見せるかの如く、威嚇効果でも狙ってんのか?」

HUYU『敵の意表を突く、フェイスバーストだっ!』ってか? 別にそういう訳ではないんだろうけど、味方の意表も突きそうだな。」

ヒカリ「そういえば、バックパックの下の方についてるブースター、なんか、MSの脚を折り畳んでいるように見えるんだが・・・。」

HUYU「俺も組立ててる時に思ったけど、これは絶対脚だろうね。GNキャノンは変形して腕になるし、これはきっと分離して、一体のMSになるんだ。間違いない!」

ヒカリ「太陽炉はガンダム顔の中に搭載されてるんだろ? 背中のガンダムの方が本体とか言い出しそうだな・・・。これじゃあまるで、ガンメンみたいだけど。」

天元○破!?
兄○「来い! シモ○!!」

シ○ン「○貴!!」

HUYU「うーむ・・・、確かに。まぁ、セラヴィーにはティエリアがマイスターとなる事を条件とした、更なる能力が秘められているって話だし、分離機構もその辺に関わっているのかもね。」

ヒカリ「分離するんなら誰が操縦するのかとか、色々気になるところはあるけど、そこら辺はアニメでその内出るのかね。」

HUYU「まぁ、そうだろうね。あ、そうだ。そろそろ今回のまとめかな。」

ヒカリ「おお、忘れるところだった。じゃあ、今回は何点だ?」

HUYU「うーん。キット単体で見たら100点でも良いんだけど、アニメとか見てると、まだまだ隠された能力がありそうだし、もうちょっとキット化するのを引っ張ってくれても良かったような気もするんだよね。」

ヒカリ「そこら辺はハイコンプロとかROBOT魂とか、後発の商品に丸投げって事だろうね。」

HUYU「ま、1/144スケールのキットとしては、これで充分かと。1月からオーライザー やらGNアーチャー やら、ガンダムのオプションパーツが商品化されるみたいだから、そこら辺で補完されるのかも知れんしな。今回は85点って所かな。」

ヒカリ「なるほどなるほど。」

HUYU「・・・・・・・・・。」

ヒカリ「・・・あれ? ゼロリは? いつもだったらそろそろ復活して、邪魔しに来そうなものなんだが。」

HUYU「GNバズーカでふっ飛ばしたから、再生に時間がかかるんだろ。静かに終われるうちに終わっとこう!」

ヒカリ「それもそうだな!」

ゼロリ「うう・・・、こいつら・・・。次回は目にモノを見せてやるんだからぁ・・・!!」

ちゃんちゃん♪

なんとしてもヴェーダを取り戻す!僕を導いてくれ・・・僕を・・・。
ここからは、射手座サジタリアスのBPがセラヴィーガンダムのバリエーションであるセラヴィーガンダム GNHW/Bの紹介を行おう。

最終決戦に際し、ダブルオーライザー以外の各ガンダムにはGNHW(GNヘヴィーウェポン)という追加装備が施された。この装備は、各ガンダムの弱点を補ったり、長所を更に引き伸ばすための装備である。セラヴィーガンダムに装備された武装は、GNHW/Bである。

セラヴィーガンダム GNHW/B 前 セラヴィーガンダム GNHW/B 後
追加装備を施すことでシルエットが劇的に代わったセラヴィーガンダム
バーニアやビームキャノンが追加され、GNフィールド発生装置が追加装備された

この装備は、セラヴィーガンダムの火器とGNフィールドによる防御力の強化を目的とした武装である。重量増加による運動性低下への対策として、ブースターも追加されている。アリオストケルディムに比べて、追加武装が多くシルエットが大きく変化しているのが特徴である。

追加装備の多さからか、プラモデルではアリオスとケルディムの発売1ヵ月後である9月にリリースされた。他の2機と同じく、ランナーパーツが追加されており腰部ビームキャノン、肩と脛両側のGNフィールド発生装置、バックパックのバーニアパーツ、そしてHG セラフィムガンダム用のGNバルカンが付属している。

セラヴィーガンダムには多くの追加パーツがデザインを無視して施されているため、かなりの新規パーツが追加されている。まず、肩パーツのGNフィールド発生装置を追加するために新規パーツをかませることで対応。また、脛の片側も新規パーツとなっている。更に、バックパックにブースターを取り付けるためにブースターにも新しいパーツを咬ませる仕様となった。これにより、セラヴィーガンダムはもっとも多くの余剰パーツが出ることになるのだった。

GNフィールド発生装置は、スライドさせることで内部の装置が露出するようになっている。これはガンダムヴァーチェでも搭載されていたギミックで、これによりセラヴィーガンダムは元のガンダムヴァーチェに立ち返ったコンセプトとなっているのである。

肩部GNフィールド発生装置 脚部GNフィールド発生装置
ガンダムヴァーチェと同じGNフィールド発生装置が追加された
ロールオーバーで画像が変わります

フルバーストモード

元のセラヴィーガンダムに+200円ほどでこれだけのギミックが付いたオプションパーツが付くため、非常に他の2機に比べてお得なキット内容となっている。ただし、ROBOT魂シリーズと違い、プラモデルのほうは通販などで武装の単体販売がほとんど行われていない。ホビー事業部は、追加武装を単体で販売するくらいならば、金型を使いまわせるバリエーション機として発売したほうが良いと踏んでいるようである。少なくとも、セラヴィーガンダムを満足するまで製作したHUYU君にしたら不満が残る販売方法なのであった・・・。

自分のいる世界ぐらい、自分で見たらどうだ!(戻る)