ROBOT魂 ギャラハッド

バンダイ ROBOT魂(SIDE KMF)シリーズ

ムック『コードギアスモデルワークス』『月刊ホビージャパン2009年9月号』限定通販

価格:9500円(送料、税込み)

ROBOT魂 ギャラハッド
帝国最強の騎士が駆る巨大KMFが限定生産!

ナイト・オブ・ワンにおれはなる!
ゼロを捉えたことによりスザクは皇帝シャルルに直訴し、皇帝直属の騎士団ナイト・オブ・ラウンズに昇格した。このナイト・オブ・ラウンズは、アーサー王伝説に登場する円卓の騎士がモチーフとなっている。円卓の騎士は、通常の四角いテーブルだと、上座下座の座席の位置により上下関係ができてしまうということで、丸いテーブルに付くことに由来している。

しかし、このアニメでは番号によって明確な強さの序列がある。ナイト・オブ・ラウンズは元ネタのアーサー王伝説よろしく12人存在し、ナイト・オブ・ワンがその長を務め、実力の順に順位が割り振られている。スザクはナイト・オブ・セブンの地位に付いているが、あの超人的なKMF操縦技術を誇るスザクでさえも中の下という位置づけの集団なのである。

その帝国のトップクラスの騎士団の長であるナイト・オブ・ワンの座に就いた者は、自分の望む直轄エリアを持つことが許される。ラウンズの座に付いたスザクの最終目的は、このナイト・オブ・ワンになりエリア11となっている日本を手中に収めることである。前作の自らの信念である「ブリタニアを内部から変える」ということはブラックリベリオンを経ても変わることはなかったということがうかがえる。

ラウンズは一人ひとりが、専用のKMFと専属のKMF開発スタッフを持つことができる。ランスロットの開発を皮切りに、ラウンズの専属スタッフ同士でも熾烈な開発競争が行われており、さまざまな個性的で通常の機体の性能を大きく上回る強力なKMFが開発されているのである。

そして、このラウンズの長であるのが今回紹介するビスマルク=ヴァルトシュタインである。彼は、皇帝シャルルの古くからの部下であり、普段は左目にピアスをしている。大柄ながっちりした体躯よりも大きな剣を使いこなし、スザクも簡単にいなしてしまうほどの実力者である。また、その人柄も規範のある力を信条としている高潔な人物として描かれている。彼の乗るKMF、ギャラハッドも通常のKMFの2倍の大きさを誇り、その巨大な身の丈を超える大剣、エクスカリバーを使用する。トップのトップだけあり、実力も人物もマシーンもまさに最強の名にふさわしいものとなっている。

帝国最強の騎士は、我が名とともに・・・?
だが、鳴り物入りで登場したナイト・オブ・ラウンズであったが、個々人の乗る機体はスザクのランスロットを除きプラモデルでは発売されることはなかった。それどころか、ラウンズは劇中の扱いが我々の斜め下を行くヤムチャ現象を起こしたのである。途中から出てきたナイト・オブ・トゥエルブ、モニカ=クルシェフスキーとナイト・オブ・フォーのドロテア=エルンストのKMFは画面に登場することなくランスロットアルビオンに撃墜された。これはおそらく、メカの数が増えすぎて商品化できない弊害であるだろうが、立ち位置が完全にスザクの引き立て役に落ちてしまうのだった。

さらに、帝国最強の騎士のKMFであるはずのギャラハッドすら、スザクの乗る新型KMF、ランスロットアルビオンのあて馬として使われ、最後には自身の象徴ともいえる大剣もろとも、斜めに真っ二つに切られ撃破されてしまう。

ギャラハッドの末路
自分より身の丈の小さいはずのアルビオンに斜めに切られてしまいました。
周りの反応も藤堂に「あっ、ナイト・オブ・ワンが敗れた」と他人事のように言われただけ
まさにあて馬ともいうべき、悲惨な末路・・・

そういうわけで、いつの間にか悲惨な引き立て役となってしまったラウンズのKMFの立体化は絶望的と思われた。しかし、放送終了後に展開されたROBOT魂の精力的なKMFのリリースにより、日の目を浴びなかったラウンズのKMFも徐々に立体化されつつあり、2009年7月には可変KMFであるトリスタンがROBOT魂でリリース、さらにそのバリエーション機であるトリスタン・ディバイダーがプレミアムバンダイ限定で発売されることになった。

飲み込んで・・・僕のエクスカリバー・・・
ランスロットアルビオンに瞬時にやられてしまったとはいえ、やはり帝国最強の騎士の乗るギャラハッドは人気が根強く、立体化を求める声もいくつかあった。また、同じ大型KMFであるガウェインと各部位が似通っているということで、『月刊ホビージャパン』2009年6月号では、松宮誠一氏がROBOT魂 ガウェインをベースにギャラハッドをスクラッチビルドした。このモデルはスクラッチビルドとは言え、プロポーションやギミックなどは高水準でまとまっており、非常に好評だった。

バンダイとしてもガウェインからパーツが流用できることと完成度の高い原型がすでにできていることを受けて、通信販売限定生産を決定。しかし、いつものウェブ通販ではなく、コードギアスの立体物を扱ったムック、『コードギアスモデルワークス』の特典と、『月刊ホビージャパン』2009年9月号限定での通信販売となった。このムックは税込みで2200円する高い本なのだが、このムックの応募券で応募すると何個でもギャラハッドが注文できるようになっていた。筆者は、コラムの資料として1冊このムックを購入し、予算の都合でギャラハッドは1つだけ購入となった。今回の製品も限定品にしておくのは惜しい出来栄えとなっているので、詳細を見ていこう。

ROBOT魂 ギャラハッド 前 ROBOT魂 ギャラハッド 後
ガウェインと同じ大型KMFのギャラハッド
背中にある身の丈ほどの剣のさやが目を引く

完成度の高かったガウェインをベースにした完成度の高かったスクラッチビルドとほぼ同じプロポーションで製品化されている。製品化に伴い、ガウェインでも使用されたポリカーボネートを使用しているため、光沢が美しい。また、ガウェインをベースにしているためガウェインで使用されていたクリック関節がそのまま採用されている。肩の接続は、ボールジョイントになっており、自由度が高いのだがガウェインと比べて直径が小さいため外れやすい。また、腕の部分はガウェインと同様に引き出すことができ、ポージングを広げてくれる。

背中の大剣、エクスカリバーを収納する鞘も設定どおりに再現されている。十字状の形をしたこの巨大な鞘にはフロートシステムが搭載されており、ギャラハッドの巨体を空へと持ち上げるのである。本商品では、背面に施された装飾も塗装でぬかりなく再現されている。通常の大きさのKMFと比べればその大きさが際立つ。

ランスロットアルビオンとの比較
通常のナイトメアの身の丈2倍の大きさのギャラハッド
その大きさと同じくらいの長さのエクスカリバーとその鞘がいかに規格外かお分かりいただけるだろう

この規格外の大きさの鞘の巨体を支えるため、さやの先端には巨大なランドスピナーが付与されているので、一部では巨大コロ助と呼ばれている。脚部のランドスピナーと鞘のランドスピナーの車輪部分は回転するようになっているので、コロ走行させることも可能である。また、スクラッチモデルでも再現されていた鞘の展開ギミックも設定どおりに再現されている。

鞘の展開ギミック
身の丈ほどある剣を引き抜くために、鞘の中央部が奥に倒れ、外側が折れ曲がり頭上に剣の柄が来るようになっている
ロールオーバーで画像が変わります

エクスカリバーを引き抜くところ
専用の手首が用意されているので、展開したエクスカリバーに手を添えることができる

鞘の外郭が折れても、内部に仕込まれているクリック関節のおかげでばっちりと保持されるようになっている。ただ、エクスカリバーの収納は収納用のエクスカリバーを使用するようになっている。エクスカリバーは先端が折れ曲がっている形状をしている都合上、立体化した時にはまっすぐな鞘に収納して取り出すことはほぼ不可能であるし、エクスカリバーの太さと長さを守るための措置と考えられる。さらに、鞘の裏側のねじ穴隠しも用意されておいる

エクスカリバー2種
ランスロットシリーズのMVSと似た収納用の剣が付属する

ねじ穴隠し
いつもだったら、最初から取り付けてくれれているはずのねじ穴隠しがランナーで付属
切り欠きに合わせて取り付けるので一度付けたら外れる心配はありません

また、エクスカリバーの鞘を展開した状態で本体側の背中を引き出せば、コクピットが展開するようになっている。

コクピット
劇中通りの位置にコクピットがあります
劇中とは違い、座席がまっすぐスライドする方式ではなく、蓋をあける方式となっている

長大なエクスカリバーを保持するため、持ち手にはジョイントが付与されている。このジョイントを柄の部分に差し込んでいる仕様となっているため、エクスカリバーがポロポロ落ちてしまうということはない。難点としては、右手首しか持ち手パーツが付属していないことがあげられる。また、ガウェインがベースになっているせいでランスロットアルビオンの超絶可動と比べてしまうと可動範囲は今一つに見える。ガウェイン程度の可動範囲なことと持ち手が片方ということで、劇中印象的だった両手持ちポーズがいまいち決めづらい。

両手持ちさせたところ
ランスロットアルビオンを見た後では少々ポージングがしんどいギャラハッド

そして、何よりの難点はスタンドが付属しないことであろう。イベントなどの展示の際には魂STAGEを使用しているが、地上に立たせるだけならまだしも、飛行ポーズのときにその巨体を支えるには余りにも貧弱で不安が残る。また、背中の鞘が支えてくれるので直立させるだけならばスタンドなしでも事足りてしまうのである。飛行ポーズを飾るために何か良い策はないかと考えていると、レビューサイトであるはっちゃかさんがガウェインのスタンドと魂ステージのアームを併用するというアイディアを提示していた。今回はそのアイディアを採用し、飛行ポーズをとらせている。

ガウェインのスタンド 先端のアップ

実際の使用例
同じ大型KMFであるガウェインのスタンドを利用すればこの通り空中ポーズが取ることが可能

9500円と雑誌通販の限定品としては高値の商品である商品であるがゆえに、左右の持ち手とスタンドくらいは用意いしてほしかったところである。ただ、全体的なプロポーションはけちのつけようがないし、ディティールもシャープで造形面では十分満足がいく仕上がりとなっている。紙面での作例が、マスプロダクションで手に入るという感覚で買ってよかった逸品である。

C の 世界
ギアス嚮団での戦いを経て、ついにルルーシュは父である皇帝シャルルと対峙した。ルルーシュは母であるマリアンヌの死の真相をシャルルに問いただそうとした。しかし、シャルルはギアスを使って聞き出せばよいとルルーシュを挑発した。

シャルルの記憶を改ざんするギアスを警戒したルルーシュは蜃気楼の中からかく乱用の反射鏡を射出し、自らのギアスを反射させシャルルに「死ね」とギアスをかけた。ギアスにかかったシャルルは、言われるがまま懐から拳銃を取り出し自らの心臓を打ち抜いた。そのシャルルのあっけない死の光景にルルーシュは動転してしまう。

その時、胸を打ち抜いたはずのシャルルがゆっくりと起き上った。実は、シャルルはルルーシュに敗れて彼を頼ってきた瀕死のV.V.からコードを奪い、不老不死の体になっていたのである。乾坤一擲のチャンスを不意にしてしまったルルーシュは、シャルルが不老不死になり、無敵状態になったことに絶望する。

そんな彼に対し、シャルルは「真の世界を見せてやる」と言い、神殿の床からせり出してきた計器を操作しだした。シャルルが計器を操作すると、あたりの空間が歯車と無数の仮面が宙に浮かぶ異様な空間となった。その空間の出現に驚いたルルーシュはシャルルにギアスの秘密と彼のたくらみを聞き出そうとした。しかし、シャルルはルルーシュの問いに答えようとはせず、逆にルルーシュに「嘘をつく必要はない」と諭す。そして、ヒトはこの世界にたった一人しかいないとルルーシュに説くのだった。

動揺するルルーシュだったが、そこにC.C.が現れルルーシュを惑わすシャルルを止めた。シャルルの目的は、あくまで自分であるということを知っていたC.C.は、これまで話そうとしなかったルルーシュとの契約内容を打ち出した。それは、「C.C.自身の生を終わらせる」というものであった。シャルルがコードを得たことにより、C.C.の願いをかなえられるのは彼だけとなった。そういうことでルルーシュはもう用がないと神殿のコンソールを操作し、C.C.はルルーシュをいずこかへと飛ばしてしまうのだった。

ルルーシュが飛ばされた先は、C.C.の記憶の世界だった。彼の前に幼い日のC.C.が現れる。そして、ルルーシュはC.C.が奴隷の少女で、敬愛していたシスターから「愛されるギアス」を与えられたが、最後には彼女に裏切られ無理やりにコードを継承させられ不老不死になったという過去を知ったのだった。

一方、シャルルはC.C.の願いを叶えるべくC.C.からコードを継承しようとしていた。しかし、C.C.の過去を垣間見たルルーシュは蜃気楼の中へと戻ってきた。ルルーシュの飛ばされた空間は、思考に直接干渉する空間で彼は思考エレベーターを開き、瞬時に蜃気楼の中へと戻ってきたのであった。シャルルは、蜃気楼の周囲にブロックを飛ばし蜃気楼の動きを止め、C.C.のコードを奪おうとした。

動けない蜃気楼の中で、ルルーシュはなぜ自分と代替わりすることもできたのに、自分を不老不死への地獄に追い込まなかったのかC.C.に問いただす。そして、悲しい表情をしたC.C.に笑って死ねと訴えかけたのだった。その言葉を聞いたC.C.は、シャルルを振り払いコンソールをめちゃくちゃに操作し始めた。その様子を見たルルーシュもブロックを振り払い、蜃気楼のハドロンショットで神殿を破壊し始めた。

ハドロンショットを放つ蜃気楼
ルルーシュ「これ以上奪われてたまるか!」

シャルル「何たる愚かしさかああああ!」
ロールオーバーで画像が変わります

ルルーシュは、気絶して神殿から投げ出されたC.C.を助け出した。その後、ルルーシュたちは元のギアス嚮団の研究所の中に戻ってくることができたが、C.C.は記憶を失い幼いころの奴隷時代の彼女に戻っていたのだった・・・。

超合集国決議第壱號
C.C.が異変を起こしながらも、現実世界に戻ってきたルルーシュはその後のブリタニアの動向などから皇帝シャルルがCの世界に閉じ込められていることに気がついた。シャルル皇帝が突然行方知らずになったため、ブリタニアやエリア11では貴族や皇族らの間に混乱が走っていた。この事態を最大の好機と捉えたルルーシュは、かねてから進めていた超合集国構想を実行に移すのだった。

一方、ブリタニア側もナイト・オブ・ラウンズたちを筆頭に黒の騎士団への対策を講じていた。大きな争いになると踏んだナイト・オブ・ワン、ビスマルク=ヴァルトシュタインは、自身の駆る大型KMF、ギャラハッドとともにエリア11へと赴任してきた。着任早々、ビスマルクは些細なことでいさかいを起こしていたナイト・オブ・テンであるルキアーノとスザクをいさめる。

二人を止めるビスマルク
ビスマルク「二人とも、相手を間違えるな!今はシュナイゼル殿下指揮の下、我らが力を合わせるとき・・・。」

一方、シャルルがいないことで自身の構想を確実に進めることに成功したルルーシュは、ブリタニアに領土の大半を奪われていたEUの一部の国と、中華連邦を中心したアジア諸領土を巻き込み、ついに超合集国を建国させた。この超合集国においては、個々の国が軍備を完全に放棄する代わりに、黒の騎士団に防衛を委託するというシステムを取った。これにより、ルルーシュはブリタニアに匹敵する巨大国家を手中に収めることに成功したのである。そして、超合集国の最初の討議が皇神楽耶によって発布される。それは、ブリタニアの支配から日本を解放するために黒の騎士団を派遣するというものであった。満場一致でこの議決は可決され、会場は沸き立つ。

・・・とその時、会場のモニター画面がシャルルに乗っ取られてしまう。Cの世界に閉じ込められていたシャルルであったが、なんとか抜け出しルルーシュの裏をかいたのであった。シャルルは、超合集国との全面対決を発表し、ゼロとの全面対決に臨む姿勢を見せつけた。ブリタニア軍、黒の騎士団の兵士らは今後来るであろう戦いに沸き立つのだった。

完全にシャルルに出し抜かれたルルーシュは動揺を隠しえなかった。何よりの懸念が、エリア11で総督の任に就いている妹ナナリーの身の安全であった。自分の記憶が戻ったことを知っているシャルルは、ナナリーをいつ抹殺してもおかしくない状態であった。思案を巡らせるルルーシュだったが、記憶を失ったC.C.の言葉により、スザクにナナリーを守るように頼むことを決意するのだった。

スザクにケータイで電話をかけたルルーシュであったが、スザクの反応は冷たいものだった。スザクはシャーリー殺害などの一連の事件の動向からルルーシュが記憶を取り戻したことに気づいていたのだった。スザクはナナリーを救いたければ、かつて自分たちが生活を共にしていた富士山のふもとにある枢木神社に来るようルルーシュに言うのだった。

ルルーシュが富士山に向かっている最中、ついに超合集国によるエリア11解放作戦が開始された。日本海沿岸に黒の騎士団は黎 星刻を司令官とした大部隊を投入し、東中華海戦でブリタニア軍を押し切った。エリア11の外でも、ブリタニアと超合集国がにらみ合いをしており、一触即発の状態が続いていた。日本を解放すれば、超合集国に加盟していないブリタニアの領土が一斉に蜂起し、逆にブリタニアがエリア11を守り切ればオデュッセウス率いる軍隊が超合集国になだれ込む。まさに、日本がこの戦いの天王山となっているわけである。

星刻率いる部隊がキュウシュウに攻めこんできた。これを受けてビスマルクはルキアーノとともにキュウシュウ沿岸に陣を敷き、自身もギャラハッドで前線に出撃した。ブリタニアの吸血鬼と異名をとるルキアーノの駆るKMF、パーシヴァルの異様な突破力に苦戦する星刻の軍はなかなかキュウシュウを攻略できずにいた。しかし、優勢にあるはずのビスマルクはこの状況をいぶかしがりながら、ギャラハッドで出撃した。

ギャラハッドに乗り込むビスマルク
ブリタニア整備兵「敵の攻勢も息切れしてきたようです。ヴァルトシュタイン様が出撃されれば、一気に決まりましょう!」

ビスマルク「そうかな・・・?」

ブリタニア整備兵「は?」

ビスマルク「軽すぎるよ・・・ゼロの作戦にしては・・・。」
ロールオーバーで画像が変わります

ギャラハッドで出撃したビスマルクは、前線で神虎に乗り込み戦う星刻の前に立ちはだかった!

神虎に殴りかかるギャラハッド
ビスマルク「貴公が指揮官だな?」

星刻「頭をつぶしに来たか!戦術の基本ではあるが!!」
ロールオーバーで画像が変わります

神虎に飛来してきたギャラハッドの周囲を戦闘ヘリが取り囲み、さらに星刻は神虎の天愕覇王荷電粒子重砲を発射した。それに対し、ビスマルクはギャラハッドの背中に備え付けられた巨大な剣、エクスカリバーを抜く。

天愕覇王荷電粒子重砲を発射する神虎

エクスカリバーを引き抜くギャラハッド

ギャラハッドがエクスカリバーを引き抜くと、その周囲にエネルギー波が展開された。そして、ギャラハッドはエクスカリバーを振り払い、神虎の攻撃を切り裂いてしまった。さらに

エクスカリバーを振り回すギャラハッド
ビスマルクぬおおおおおおおお!
ロールオーバーで画像が変わります

切り裂かれた余波が、戦闘ヘリを瞬時に全滅させた。神虎がビスマルクと戦っているところに、ナイト・オブ・テンのパーシヴァルが被弾した自軍の艦艇を超合集国の旗艦である大竜胆にぶつけようとしていた。その様子を見た星刻は神虎を大竜胆に向かわせたが、ビスマルクがなおも立ちはだかる。そこで、星刻はビスマルクのエクスカリバーの剣戟をシールドで受け止め、その衝撃を利用して神虎を急降下させ、天愕覇王荷電粒子重砲を迫りくる艦艇に向けて発射し、間一髪で大竜胆の危機を救ったのだった。その様子を見たビスマルクは、星刻の武勇に敵ながら感心したのだった。

星刻に感心するビスマルク
ビスマルク「なるほど、我が剣戟を自ら受け次の攻撃につなげたか。星刻という男、麒麟児との噂は真であったな・・・。」

ぎりぎりのところで旗艦を守った神虎だったが、翼が破損し星刻も手傷を負ってしまった。星刻は撤退し、大竜胆も後退を余儀なくされるのだった。

各地で激戦が繰り広げられているころ、ルルーシュは約束通りスザクと神社で相対した。ルルーシュは、土下座してまでナナリーを守るようにスザクに懇願するが、たび重なるルルーシュの悪行に怒りを感じていたスザクは彼の頭を踏みつけた。ユーフェミアなど自分の大切な人間が失われたときの悲しみ、怒りをルルーシュにぶつけ、そしてなぜ自分に「生きろ」とギアスをかけたのかルルーシュに問いただすスザク。

ルルーシュはあくまで自分が生き残りたかったからと答えるが、彼の表情を見たスザクはルルーシュが自分と同じように嘘をつき、罪を一人で背負っていることに気付いた。そんなルルーシュにスザクは、これまで彼が付いてきたウソを現実のものにすることが、これまでの償いだと手を差し伸べた。その手を取ろうとするルルーシュ・・・。

しかし、上空から彼らの間に銃弾が飛んできた。その攻撃の主は、新型KMFガレスに乗ったグラストンナイツであった。彼らはシュナイゼルの命令を受け、ひそかにスザクの後を追跡していたのだった。そして、ルルーシュはブリタニア兵によって拘束されてしまう。突然の出来事に呆然とするスザク。拘束されたルルーシュは、再びスザクに裏切られたと怒りをあらわにするのだった。そして、ルルーシュはブリタニア軍のジープの中に閉じ込められてしまう。果たして、彼の運命は・・・?

冷徹、非情、自らを完全な状態に置かねばナナリーを取り返せないんだ!(ROBOT魂 紅蓮聖天八極式のコラムへ)

私こそが、唯一のナイト・オブ・ワン!貴様に譲る道理はない!!(ROBOT魂 ランスロットアルビオンのコラムへ)

これぞ、エクスカリバー!皇帝陛下自らが名付けられた聖剣なり!!(もどる)