IN ACTION!! OFFSHOOT
グロースター(ギルフォード機・コーネリア機)

発売元:バンダイ

定価:2625円(税込)


IN ACTION!! OFFSHOOT グロースター(コーネリア機)
「戦いとはな、誇りと命の奪い合いだ。」(byコーネリア・リ・ブリタニア)

ぐろ☆すた
C.C.「さあ、始まるザマスヨ。」

シャーリー「行くでガーンス。」

ユーフェミア「フンガーッ!!」

コーネリア「まともに始めなさいよ!!」

HUYU「・・・じゃなくて、オォール、ハイィール、ブリタァァーーニアッ!!」

という、らき☆すたネタは置いといて、今回は前回のIN ACTION!! OFFSHOOT サザーランド(一般機・純血派機) に引き続き、IN ACTION!! OFFSHOOT グロースター(コーネリア機)の紹介をしよう!

グロースターは、ブリタニア軍の第五世代KMF・サザーランドの改造機で、各国がこぞってKMFの開発を開始したという背景から、KMF同士の格闘戦に主眼が置かれた機体となっている。グロースターは、コーネリア=リ=ブリタニアと、直属の騎士であるギルフォードダールトン率いる親衛隊・グラストンナイツに配備されている高性能機である。

今回紹介するグロースターは、コーネリア皇女殿下の駆る専用機である。通常のグロースターにさらにカスタマイズを施したもので、主に頭部に大きな角をあしらい、スカート部のスラッシュハーケンが大型化されているのが特徴である。(もっとも劇中では全く使用されていなかったが)

今回は、劇中での人気も高いコーネリア皇女殿下と彼女の駆るグロースターの紹介をしよう!

抜けている。惚けている。堕落している
武人的な性格を持つコーネリアは、第二皇女という身分でありながら、「命を懸けて戦うからこそ統治する資格がある」という信条の下、自らも前線に立ち指揮を執る。劇中では、第5話「皇女 と 魔女」のアバンタイトルで初登場、中東の国をグラストンナイツと共に編隊を組んで、撃破した。その中で、コーネリアの活躍は目覚しいもので単機で敵集団の中を突っ切り、要塞を一機で完全に壊滅させた。

クロヴィス亡き後のエリア11に総督として着任したコーネリアは、ここでもその猛威を振るい続けた。クロヴィスとは違い用兵術に長ける彼女は、ゼロの指揮下にあるテロリストグループを、その作戦の裏をかく巧みな戦術で全滅させたり、エリア11内の反乱グループの一つである、サムライの血の要塞をグロースター単機で殲滅したりと、黒の騎士団側に十分な戦力が揃っていない序盤においては、まさに最強の敵であったと言えよう。

他人の前では常に厳しい顔を保つコーネリアが、笑顔を見せる数少ない相手、それが妹のユーフェミアである。妹を溺愛している彼女は、極度のシスコンなのであった。そういうわけで、彼女が死んだという報告を聴いた時には、ショックのあまり妹の私室に引きこもり、放心状態と なっていた。しかし、そんな醜態をさらしていたのも束の間で、黒の騎士団の猛攻に混乱する司令室に現れ、『うろたえるな!』と、一喝。グロースターを駆り、戦列に復帰した。

『R2』でも彼女の女傑ぶりは健在で、ユーフェミアの汚名をすすぐため、単身でギアス嚮団に乗り込み、ギアスの謎を探っていた。さすがコーネリア様、そこに痺れる、憧れるぅ!ってなもんである。

コーネリアの武人としての気概が最も感じられる話が、前シリーズの第11話『ナリタ攻防戦』である。

エリア11最大の反乱組織・日本解放戦線を叩くため、ブリタニア軍は要塞となっているナリタ連山に続く主要道路を全て封鎖、包囲網を敷いた。親衛隊を率いて前線で指揮を執るコーネリアであったが、ゼロの策略による土砂崩れによって部隊が分断され、黒の騎士団が擁する日本製最新KMF・紅蓮弐式と一騎打ちの状態となった。

コーネリアvsカレン
カレン「コーネリアッ!」

コーネリア「メスの分際で!!」

わずかの攻防で、敵が一筋縄ではいかない存在であると知るコーネリア。さらにその背後にはゼロ率いるKMF・無頼の部隊が立ち塞がり、挟み撃ちの状態となった。投降を迫るゼロであったが、コーネリアは聴く耳も持たず紅蓮に突撃をしかける。しかし、紅蓮によってその攻撃は受け止められてしまうのだった。

輻射波動に捕まるコーネリア

輻射波動によって沸騰しかかる右腕を切り離し、アサルトマシンガンで反撃に出ようとするが、それもゼロの後ろからの攻撃によって左腕ごと破壊されてしまう。死を覚悟したコーネリアは、自分が最も信頼する騎士・ギルフォードに、妹であるユーフェミアのことを託すと、特攻をかけるのであった!

死を覚悟したコーネリア
コーネリア「我が騎士ギルフォードよ。ダールトンと共にユフィを補佐してほしい・・・。」

コーネリア特攻
コーネリア「私は投降はせん・・・。皇女として最期まで戦うのみ!!

ギルフォードコーネリア様ァァァァァッ!!!

ゼロ「ふん。つまらん選択を・・・。」

その時、グロースターと紅蓮の間に割って入る者がいた!名誉ブリタニア人で、特別派遣嚮導技術部に所属する、枢木スザクが駆るKMF・ランスロットである。

ランスロット参上!
スザク「総督、ご無事ですか?救援に参りました!」

コーネリア「特派だと?誰の許しで・・・?」

その後、ランスロットは紅蓮と交戦し、黒の騎士団をなんとか撤退に追いやる事に成功するのだった。この辺りの戦いはメカニックコレクション 1/35紅蓮弐式のコラム を参照してほしい!

ちなみに、このときコーネリアは両腕を持っていかれたグロースターで無頼に果敢に戦いを挑み、スラッシュハーケンでゼロの無頼の腕を破壊している。

スラッシュハーケンを放つグロースター
コーネリア「そちらは任せた。私はゼロを叩く!!」
ロールオーバーで画像が変わります

(戦場の真ん中を)突っ走る女
メカニックコレクションよりも大盛況で困ってしまう、完成品フィギュアシリーズIN ACTION!! OFFSHOOTシリーズ第3弾は、ギルフォード専用のグロースターであった。サザーランドを元にしたグロースターは、共通パーツが非常に多くかなりつくりやすかったようである。

サザーランドとの比較
腕やランドスピナーや太腿、胸パーツやコクピットブロックが共通

腕やランドスピナー、コクピットブロックは、サザーランドと共通パーツになっているので、同機の改造機という設定が、よりわかり易くなっている。(注1)サザーランドから、造型が変わった点は足首パーツの形状や肩アーマーの形状、そしてマントの追加である。

グロースター(コーネリア機) 前 グロースター(コーネリア機) 後)
赤紫を基調としたコーネリア専用のグロースター。
腰アーマーにはブリタニアの国旗を簡略化した装飾があしらわれている。

ギルフォードのグロースターが発売された1ヵ月後、バリエーション機としてこのコーネリア専用のグロースターが発売された。ギルフォードのグロースターは、頭部パーツと胴体が小さすぎてプロポーションが微妙だった

グロースター(ギルフォード機) 前 グロースター(ギルフォード機) 後
頭の小ささが気になるギルフォードのグロースター

しかし、これはコーネリア機を作った時に角とのバランスが取れるように作られた弊害だったようで、コーネリア機のバランスはすばらしいものとなっている。さらに、頭以外のギルフォード機からの変更点は、マントの色と形状、腰サイドアーマーのスラッシュハーケンの大型化、股間アーマーの大型化である。

マントの弊害で腕の可動範囲は若干制限されるが、付属する大型ランスや、マシンガンを両手で構える程度の事は出来る。

大型ランスを両手で持つの図

また、背中のマントはアニメの設定とは違い、可動範囲を狭めないための工夫か、三枚構成となっている。

マント@ マントA

また、コックピットブロックはサザーランドと同じく、開閉が出来るようになっている。

コックピットブロック

付属する大型ランスは、グロースター専用のもので、サザーランドに付属していた物とは違い、刃が付いており、展開させることが可能となっている。

刃の展開 展開状態で攻撃してみた図
刃の部分を引き出すことで刃が展開される
ロールオーバーで画像が変わります

その他の付属武器として、サザーランドと同じくアサルトマシンガンが付属する。

アサルトマシンガン
サザーランドと同じものです・・・。

なお、ギルフォードのグロースターには、ランスロットと同じメーザーバイブレーションソードが付属している。これは、前シリーズでの最終決戦にあたるブラックリベリオンから使用しているものである。

メーザーバイブレーションソード
ランスロットと同じメーザーバイブレーションソードが付属

難点としては、鞘を上下逆に装着させているので収納用の剣が落ちやすい。このあたりが気になる人は瞬間接着剤などで鞘の部分のテンションをあげる必要がある。

ギルフォードのグロースターは、メーザーバイブレーションソードさえはずしてしまえば、ダールトンの使用するグロースターとしても扱える。というわけで、劇中の再現にこだわる人はグロースターは2体押さえておいたほうが良いだろう。

ダールトン専用グロースター
メーザーバイブレーションソードを取り外せば、ダールトン機にもなる
2体そろえてコーネリアの親衛隊にしよう!

これから先の『R2』の展開で、コーネリア機が再登場するかどうかは非常に微妙になってきたが、1期シリーズのファンならば今後発売予定の無頼(ゼロ機・量産機)ガウェインと絡めてブラックリベリオンの激闘を再現しよう!
注1 ちなみに、日本側のKMF・無頼も、第四世代KMF・グラスゴーの改造機(外見上の違いは頭部のデザインのみ)なので、金型の流用がやりやすいからか、今後のラインナップに追加された。
私は投降はせぬ。皇女として、最後まで戦うのみ!(もどる)