1/144 HG トランザムライザー
(グロスインジェクションバージョン)

発売元:バンダイ

『機動戦士ガンダム00』1/144 HG(ハイグレード)シリーズ

定価:2100円(税込)


HG トランザムライザー(グロスインジェクションバージョン)
「兵器ではなく、破壊者でもなく・・・俺と、ガンダムは変わる!!」

赤いからって赤い彗星の専用機でも、中立国家の元首専用機ってワケでもありません。
牡牛座タウラスのHUYU言わずと知れた(?)ロリ12宮の一つ・金牛宮を守る聖闘士。・・・のはずが、最近放送が開始されたアニメ『けいおん!』の影響で、女子高生キャラにも萌えるように。女子高生なんて、初老のオバハンのはずなのに・・・。以下HUYU)「というワケで、今回はただの色変え商品だから全く買うつもりは無かったんだけど、なんだかんだで結局買う事になってしまったキット、1/144 HG トランザムライザーのキットを紹介するぞ。」

電光勇者超特急ヒカリガイン『勇者特急マ○トガイン』と『電光超特急ヒカリ○ン』を足して2で割ったような、パソコンで打ち込むときに変換がめんどくさい名前の持ち主。『戦国BASARA』の武将たちに敵対心を燃やしている。やめとけ、お前じゃ勝負にならん・・・。以下ヒカリ)「買う事になった理由については後述するとして、今回は珍しく対談から先なのな。」

HUYU「今回は奇しくも射手座サジタリアスのBP君もほぼ同じタイミングで同じキットを買ったということで、キット自体のレビューはBP君の方に丸投げして、俺らは対談形式でトランザムライザーがどういう機体かを説明する事になったというワケだ。」

ヒカリ「ほほう。そういう寸法か。」

HUYU「というワケでさくさくと説明を始めよう。・・・ダブルオーガンダムは復活したソレスタルビーイングが新たに開発したガンダムの一機で、その最大の特徴はツインドライヴシステムにある、というのは当然知ってるよな?」

ヒカリ「当然っすよ。ツインドライヴってのは確か、ガンダム最大の切り札、トランザムシステムと同じように、オリジナルの太陽炉のブラックボッスの中に、データが残されていたシステムなんだよな。」

HUYU「そうそう。イノベイターのリーダー、リボンズ・アルマークと監視者、アレハンドロ・コーナーが組織を裏切った時に、創始者、イオリア・シュヘンベルグからのメッセージと共に託されたシステムなのだよ。で、ツインドライヴは二基の太陽炉が同調する事で、GN粒子の出力が二倍ではなく二乗になるとかで、とにかくすごそうなシステムなんだけど、だ。」

ヒカリ「ダブルオー単独じゃあシステムは安定しなかった、と。初めて起動したときはトランザムを使って、無理矢理起動状態にしたっていう有り様だったしな。」

HUYU「で、色々危険だからトランザムは使うなよってメカニックのイアンさんから言われていたにもかかわらず、ミスター・ブシドーの駆る専用アヘッド・サキガケとの戦いの中で使ってしまい・・・、」

大喜びブシドーさん
ブシドー「そうだ・・・これと戦りたかった!!」

念願が叶い歓喜するブシドーさん
ロールオーバーで画像が変わります


で、

左腕を切られるサキガケ
ブシドー「まさか、これ程とは・・・!」

圧倒的な性能差のもと、いい所まで追い詰める。


が、

オーバーロードするダブルオー
刹那「オーバーロード!?」
ロールオーバーで画像が変わります

不時着したダブルオーガンダム
ブシドー「なんと、機体が万全ではないとは・・・。ならば斬る価値も無し!!

ヒカリ「あと少し、というところまでブシドーを追い詰めたんだけど、良い所で機体がオーバーロード起こして機能停止しちゃったと。で、トランザムがまともに使えないという致命的な欠点をなくす為に開発されたのが、支援戦闘機であるオーライザーで・・・」

HUYU「ドッキングしてダブルオーライザーとなるってワケ。ダブルオーライザーがトランザム化する事で、まったく別のマシンともいえるような性能を発揮することから、特別にトランザムライザーと呼ばれるようになる。・・・では、ここからはトランザムライザーの性能がどれほどの物かわかっていただくためにも、セカンドシーズン第12話『宇宙で待ってる』の劇中再現をお送りしよう。」

宇宙で待ってる
イノベイターの一人、ブリング・スタビティの操縦するガラッゾを確認した刹那は、トランザムシステムを起動させる。

ガラッゾ出現
ブリング「ダブルオーガンダム・・・!」

刹那「新型か!トランザムを使う!!」

トランザム起動!
ロールオーバーで画像が変わります

トランザムライザーによって開かれた量子空間内で、オーライザーに乗る沙慈・クロスロードと、アロウズのパイロットとしてアヘッドを操縦するルイス・ハレヴィは再会を果たす。お互いの置かれている境遇が信じられず、二人は叫ぶ事しか出来なかった・・・。

交錯する二人
ルイス「沙慈ィィー・・・!!」

沙慈「ルイスゥゥー・・・!!」

機体の進路上に立ちふさがるガラッゾに対し、トランザムライザーが斬りかかる!

ここは通さん・・・!
ブリング「ここは通さん・・・!」

邪魔をするなぁッ!!
刹那「邪魔をするなぁッ!!」

ブリング「!?」
ロールオーバーで画像が変わります

GN粒子を通して脳に響く刹那の声に、ブリングは驚きを隠せない。
GNソードとビームソードで切り結ぶ両機。パワーで負けるガラッゾは右腕を斬られそうになるが、左腕のビームソードでこれを切り払い、ビームマシンガンでトランザムライザーを牽制する。

隕石を盾にガラッゾのビームマシンガンを回避しトランザムライザーはビームライフルをマシンガンのように発射。ガラッゾのメインカメラを破壊する。

メインカメラを破壊されるガラッゾ
ブリング「くッ!」
ロールオーバーで画像が変わります

カメラを切り替え視界が復活した時には、敵がすぐ目の前に迫っていた。体勢を立て直し、再びこれと切り結ぶ。が、腹部に蹴りを受け、距離が開いたところにビームライフルの連射を受け、戦闘不能に。ブリングは機体を破棄して脱出していった。

再び切り結ぶ両機
ブリング「何!?」
ロールオーバーで画像が変わります

ビームライフルの連射を受け、バラバラに。
ブリング「ぐぅッ!!」
ロールオーバーで画像が変わります

ガラッゾを倒したトランザムライザーは、そのままプトレマイオスUへと向かっていった。

母艦の周りでは、絶えず現れ続ける増援に、ロックオン・ストラトスのケルディムガンダム、ティエリア・アーデのセラヴィーガンダムが次第に追い詰められ始めていたが、トランザムライザーが駆けつけたことで、窮地を脱する。

戦場を駆け巡るトランザムライザー
ロックオン「一体、何だ?」

ティエリア「あれは・・・」

スメラギ「ドッキングしたのね・・・ダブルオーライザー!」

その時、刹那は不意に頭の中に声が響くのを感じた。それは隕石の上に陣取り、MS・ガデッサのGNメガランチャーでプトレマイオスUの狙撃を企む、イノベイター、リヴァイブ・リバイバルの声だった。刹那は声の聞こえた方へ機体を走らせる。

脳量子波を通じて刹那に気付いたリヴァイブは、隕石もろとも斬ろうとするトランザムライザーの斬撃を辛くも回避する。

隕石の影から現れたトランザムライザーに、ガデッサはGNメガランチャーを発射する!

そこかぁッ!!
リヴァイブ「そこかぁッ!!」
ロールオーバーで画像が変わります

GNメガランチャーから放たれた巨大なビームを、紙一重で回避するトランザムライザー。しかしガデッサはビームの放出を続けたまま機体を回転させ、逃げ道を奪う。すると刹那は、機体をビームに沿って直進させ、ガデッサとの距離を詰め始めた! リヴァイブは刹那の行為に驚くも、接近してきたトランザムライザーに対し、ビームサーベルで突きを繰り出す!

馬鹿な!?
リヴァイブ「馬鹿な!?・・・しかし私は・・・」

イノベイターだッ!!
リヴァイブ「イノベイターだッ!!」

刹那「くッ!」
ロールオーバーで画像が変わります

ガデッサの突きがトランザムライザーを刺し貫いたかと思われた、その時。リヴァイブは、そして戦闘の模様をモニターしていたリボンズ・アルマークは、信じられない光景を目の当たりにする。胸部を貫かれたはずのトランザムライザーが、光の量子となって姿を消したのである!

量子化
リボンズ「そんな・・・!?」

リヴァイブ「な、なんだ・・・?」
ロールオーバーで画像が変わります

突然の光景に、呆けるリヴァイブ。敵機の接近を知らせる警告音により、我を取り戻すも、トランザムライザーの斬撃により、GNメガランチャーを失う。激昂したリヴァイブはビームサーベルを振り上げるが、サーベルが振り下ろされた先から、敵は再び姿を消していた!

GNメガランチャーを失うガデッサ
リヴァイブ「な・・・、」
ロールオーバーで画像が変わります

舐めるなぁーーッ!!
リヴァイブ「舐めるなぁーーッ!!」

真上に姿を現したトランザムライザーの一撃で、左肩から袈裟斬りにされたガデッサは爆発。リヴァイブはブリングと同じようにコックピットを分離し、脱出していった。

決着の瞬間
刹那「うわぁぁぁぁぁっ!!」
ロールオーバーで画像が変わります

脱出するコックピット
リヴァイブ「やられた・・・イノベイターである、私が・・・。」

リヴァイブのガデッサを撃墜したのと同時に、ダブルオーライザーのトランザムが限界に達し、機体色が元に戻った。その時、突然ダブルオーガンダムからオーライザーが分離してしまう!

オーライザー分離
刹那「何をしている!? まだトレミーが・・・」

沙慈「行かなきゃ・・・、ルイスのところに・・・!」

刹那は沙慈の行動を咎めるが、沙慈はただ、うわ言のようにルイスの名を呼びながら、彼女の元へと向かおうとしていた・・・。

叫ぶ沙慈
沙慈「動け・・・動いてくれ! 頼むからッ!!」

刹那「沙慈・クロスロード・・・。」

沙慈「動けってんだよぉッ!!」

しかし、トランザムを限界時間まで使った事で粒子残量がほとんど無い状態のオーライザーが、沙慈の思いに応えて動く事は無かった・・・。

戦術の要であるガデッサ、ガラッゾが撃墜された事で、アロウズはMS部隊を撤退させる。スマルトロンのコックピットの中で、ルイスはガンダムに乗っていた沙慈が、両親の仇であるソレスタルビーイングの一員であると、考え違いをしてしまう。ルイスは過去との決別を決意するかのように、自分の携帯端末に保存されていた沙慈との思い出の写真の数々を、全て削除してしまうのだった。

ダブルオーライザーに自分も知らない能力が備わっている事を知り、リボンズは焦りを感じていた。その様子を見て、イノベイターの一人、リジェネ・レジェッタは不敵な笑みを浮かべる。

アロウズが撤退した事を受け、戦術予報士、スメラギ・李・ノリエガは船体の補修を行いながら、衛星兵器・メメントモリの破壊ミッションに向かう事を通達する。

「プトレマイオス2がメメントモリに向かえば、ルイスに会うチャンスが失われる。」そう考えた沙慈は、彼女を取り戻すため、オーライザーに乗り無断で出撃しようとする。その時、ティエリアの言葉が、脳裏をよぎる。

『現実から目をそむける行為が、無自覚な悪意となり、このような結果を招く。彼らの命を奪ったのは君だ! 君の愚かな振る舞いだ!!』

それは自身の勝手な行動が、反連邦組織カタロンに甚大な被害を与えてしまった時に、ティエリアが沙慈に放った、厳しい叱責の言葉であった。

自分が今また、かつてと同じ過ちを繰り返そうとしていた事に気付いた沙慈は、どうする事も出来ずにコックピット内で涙を流すのであった・・・。

HUYU「まず、トランザムを使ったダブルオーライザーは、人と人の意識を繋げる、量子空間を形成する事ができる。

ヒカリ「宇宙世紀のガンダムでは、ニュータイプ同士でしか出来なかった【精神世界での邂逅】ってやつを、こっちは機体の能力によって成し得ていると。・・・ところで、量子空間内で刹那や沙慈、ルイスが全裸になったのは、大きいお友達やら腐女子の姉ちゃんどもに対する、サービスの一環なのか? それとも、そういう仕様?」

HUYU「考えたくも無い事を質問するな! ・・・それはともかく、トランザムライザーが発動されると、機体の周辺では放出される高密度の粒子の影響で、イノベイターや超兵が使うことが出来る電波・脳量子波が活性化。前述の通りイノベイターの考えを読み取ったりできるぞ。」

ヒカリ「コレ、周りにも影響与えるよな。ソーマ・ピーリスは遠くにいる、セルゲイ・スミルノフ大佐の危機を察知していたし、アレルヤは眠りについていた第二人格・ハレルヤが目覚めたりするし。しかも刹那なんか、自身がイノベイターに進化しちゃうし。」

HUYU「機体性能だってすごいぞ。ケルディムやセラヴィーなどがトランザムを使用した場合、スペックの3倍の出力を発揮するんだが、トランザムライザーはそれらをはるかに上回る出力を発揮する。ケルディムなどがトランザムを使って、やっと互角に戦えるガデッサなどのイノベイター製機体を、トランザムライザーは瞬殺できるからな。

ヒカリ「その上、オーライザー側にパイロットが必要だけど、ライザーシステムを起動することで、ライザーソードなんていう巨大ビームサーベルも出せるしな。まさに本作が誇る、最強のチートマシンだな。

HUYU「ふっふっふっふ。もう完璧だ。生物として並みのレヴェルを超越したパイロット(刹那)に最強の機体が加われば、向かう所敵無し!!」

ヒカリ「どーした!? お前、大丈夫か?」

HUYU「これでガンダム無双やらスパロボシリーズへの参戦が決まれば、顔が良いだけのパイロットが乗ってるストライクなんたらとか、なんたらフリーダムなんて機体は即座に2軍落ち決定だ!! ザマァミロ!! ハッハッハッハッハッハ!!」

ヒカリ「あー・・・、この人露骨に【種アンチ】だから、しょうがないよねー・・・。ってワケで、続きは当初の予定通りBPに丸投げする! 後はよろしく!!」

HUYU「アーハッハッハ! ヒーッホッホッホッホ!! ウフフフ・・・ アヒャヒャヒャヒャヒャ・・・ゲホゲホッ!!」

TRAN-SAM RAISER
ここからは射手座サジタリアスのBPが、連日のキット作成で疲弊しきったHUYU君に代わり、HG トランザムライザー(グロスインジェクションバージョン)のキットレビューを行う!

上の説明にあるとおり、ダブルオーガンダムはオーライザーと合体することでツインドライブシステムが完全に同調し、トランザムを使用することが可能となった。ツインドライブから生成されるGN粒子を全面解放するということで、圧倒的な戦闘能力を誇り、様々な不思議現象が現れるというとんでもメカとなってしまったのである。

劇中後半で様々な活躍を見せたトランザムライザーは、その人気も高く立体化が待ち望まれていた。そもそも、トランザム状態の発光した赤色を再現するというのは非常に難しい。場所によって、赤の配色が微妙に違うし、そもそも普通の塗料で発光した感じを出すのは不可能なのである。劇中では八面六臂の活躍を見せたので、それを再現したプラモデルがほしいとなるのは自明である。

そこで、いち早くこのニーズを察知していたのがROBOT魂である。2008年の12月、年末商戦の次期に投入されたROBOT魂 ダブルオーライザー トランザムセットでトランザムカラーのダブルオーガンダムとオーライザーが発売された。この製品には特製のビーム刃が付属しており、その大きさはなんと、20センチと本体よりも大きい。他にも肩のGNドライブや関節のGNコンデンサには蓄光塗料を使用し、暗所で光るというギミックが付与されている。

これだけ付いてお得感のあるROBOT魂であったが肩のバインダーの保持力が弱く、肩に派手なアクションをつけることが出来ないという欠点がある。なので、メメント=モリ2号機の破壊作戦の時に見せた長大なビームサーベルの使用シーンが再現出来ないという欠点をはらんでいる。

可動に関してはプラモデルのほうに軍配が上がり、「プラモデルで手に入るなら、よほどの出来でない限りはプラモデルを購入」という立場をとる私とHUYU君はこちらのトランザムライザーを購入することにした。値段もROBOT魂の半額である2100円なので、断然お得である。というわけで、キットの詳細を詳しく見ていこう。

HG トランザムライザー 前 HG トランザムライザー 後

ダブルオーライザーとの比較
本体自体はダブルオーライザーの色変え製品
しかし、トランザムのイメージバッチリの配色!

バンダイお得意の色変えバリエーションキットなのだが、それを忘れてしまうくらいの出来の良さである。グロスインジェクションを使用しているため、メッキを施していないにもかかわらず発光している感じに仕上がっており、全体的に文句の付けられない出来となっている。

素組みでも良いできばえになるとはいえ、ダブルオーガンダムのときに黄色かった角の部分や胸のダクトには部分塗装を施している。特に、角の部分はシールで色を再現することになっているのだが、はがれてしまう危険があるので塗装することをお勧めする。キットを作ったHUYU君はこの箇所を金色で塗装している。そのほかにも、足のグレー部分や頬のグレー部分も塗装しておきたい。こちらも、シルバーやガンメタリックを使用すると雰囲気が出る。

HUYU君のお好みでの塗装は、関節部分のGNコンデンサをクリアグリーンで塗装している。また、ホイルシールの余白部分にクリアグリーンをサラッと塗りつけて、GNドライブのスジに貼り付けている。これで、GN粒子発生のイメージを再現している。

GNドライブのお手軽改造
HUYU君が考案したお手軽改造
クリアグリーンを塗りこんだ余白部分を切り出してスジに合うように切り出して貼り付ける

色の変更だけでは芸がないということで、本キットには新規パーツが付属している。まず、目を見張るのはダブルオーライザーの新武装、GNソードVである。これは、最終決戦時に使用された武器で、エクシアのGNソードを彷彿とさせるデザインの大型ソードである。

GNソードV
トランザムライザーに対応するために新規開発されたGNソードV
刃の部分はクリアパーツが使用されています
ロールオーバーで画像が変わります

このGNソードVは、エクシアのGNソードと同じくモード切替によって3連装ビームライフルになったり、ソード形態で手に持たせたりすることも可能である。

3連装ビームライフル 大型ソードモード
GNソードVの各形態
発想は、エクシアのGNソードと同じもの

ある意味、この武装がトランザムライザーの目玉といえる。だが忌々しいことに、トランザムでないときは赤い部分が青くなり、ソードも白色となる。ということで、パーツ注文でパーツを頼みたいところなのだが、パーツ単品での部品請求は不可能である。このパーツを請求する場合は、ランナー単位となる。お値段のほうはクリアパーツやGNソードVの本体部分があるDランナーが640円+送料200円、ソードの刃の部分が付いているEランナーで80円+送料140円合計1060円とHGのキットが1つ買えてしまう値段となってしまう。注文できずに、本体を買わざるを得なくなるよりかは幾分かマシであるが、バンダイは相変わらず商売上手である。

本当は、私がトランザムライザーを買って部品番号を教えてあげる予定だったが、トランザムライザー本体を買ったほうがいいというととで、しょうがなしに、HUYU君はトランザムライザーを買う運びとなったわけである。尚、彼はGNソードVを通常時の色で塗装している。

GNソードV
上が私のGNソードVで、下がHUYU君のもの
当人曰く、グロスインジェクションの味を消すため塗装が厚ぼったくなってしまったとの事

また、主武装であるGNソードUやGNシールドも単なる色変えキットということで付属している。更に、新規ランナーのDランナーには、GNソードUとGNソードV用のビーム刃とビームサーベルの刃が新たに付属している。

クリアパーツ一覧

これにより、他の完成品に後塵を期していたHGシリーズのダブルオーガンダムは、ビーム関連についても完全に武装が揃うこととなった。

GNソードUのビーム刃 ビームサーベル
これでROBOT魂やHCM-Proに引けをとらなくなりました

また、大型のビーム刃はGNソードVに被せる形で装着する。これを使用することで、ライザーソードの再現が可能となる。

ライザーソード
ビーム刃を実体刃に被せる形で装着する
さすがに、地球剣みたいにはできないものの、あるとうれしいパーツである

さすがに、大気圏を突き抜けるくらいに長い刃には出来ないが、トランザムライザーの最強武器であるだけに、再現しようという心意気がうれしい。

このように、色変え商品なわけであるが、見過ごせない魅力がトランザムライザーにはある。通常版のダブルオーライザーを持っている人も、この製品は是非とも押さえておきたい。今後のラインナップに、リボーンズガンダムも含まれているので、最終決戦の激闘を再現しよう!

トランザムライザー!!(もどる)