メダロット デュアルモデル
メタビー(メダロット魂Ver)

発売元:タカラ(現タカラトミー)
定価?円

メタビー(魂Ver)
「"メダロット"、それはテクノロジーが生み出した全く新しいロボットである。
"ティンペット"と呼ばれる基本フレームに人工知能"メダル"を搭載。
さらに様々なパーツを合体させる事で、無限の能力を引き出すことが出来るのだ!」

(テレビアニメ第一期ナレーションより)


発掘!黒歴史(?)の遺物
電光勇者超特急ヒカリガイン(HUYUの脳内に住むイマジン。《School Days》の主人公、誠君がアニメ版でも惨殺されるらしいとのことで最終話の放送を楽しみにしていたが、近頃の嫌な事件の影響で放送自粛という事になってしまい、血の涙を流した阿呆。『この世には神も仏もいやしない!!』以下ヒカリ)「おーいHUYU−。遊びに来たぞー。」

バ仮面HUYUイダー(《School Days》のみならず、テレビアニメ《ひぐらしのく頃に解》まで近頃の嫌な事件の影響を受けて放送停止ということが決定し、気が狂いそうなほどに絶叫した阿呆。『いやぁぁぁぁぁっ!!圭一さんが、圭一さんが・・・。にーにー助けてえぇぇぇ!!』以下HUYU)「・・・・・。」

ヒカリ「おーい、遊びに来たぞー!」

HUYU「・・・・・・・・・。」

ヒカリ「遊びに来たんだってばー!」

HUYU「・・・・・・・・・・・・。」

ヒカリ「無視すんな!!(怒)」

イヤホン「ガッガッガッガ、ガオ○イガー!!」

HUYU「あ、ヒカリ。いたのか。大音量で音楽聴いてたから気付かんかったよ。それにしてもお前、放置プレイに耐え切れなくなったからってプルトニウム爆弾を投げつけるのは、 いかがなものかと思うぞ。」

ヒカリ「投げてねーよ!何、人を危ない人に仕立て上げようとしてんだよ!!」

HUYU「何を今更。この間俺の書いたコラムを見た知人から、『お前、二重人格とかじゃねえの?精神病院とか 行ったほうが良いよ。』って心配されたよ。」

ヒカリ「既に危ない人扱い・・・(泣)。ところでさっきから何で遊んでたんだ?」

HUYU「ああ、これだよ、これ。」

ヒカリ「こ、これは!(上の写真参照)メダロットデュアルモデルのメタビー(メダロット魂バージョン)じゃないか!懐かしいもの出してきたなあ。」

HUYU「物置整理してたらコイツが出てきてね。以前書いたMG ΖΖガンダムに続いて、懐かしいアイテム特集みたいな感じで、次のコラムのネタにしようと思うのだよ。」

ヒカリ「マジかよ・・・。アニメの話とか、どうせほとんど覚えてないだろうし、まともなコラムになるか、不安だなぁ・・・。」

(9月某日のHUYUの日記より抜粋(一部改定))

知識(知恵)と勇気だ!メダロット
次の話に移る前に、メダロットとはどんな作品なのか、紹介しようと思う。

『メダロット』とは、漫画家のほるまりんが原作をつとめ、株式会社ナツメがソフトを開発、株式会社イマジニアから発売されたゲームソフト、及びそこから派生したコミック、アニメ作品の総称、また、それらの作品に登場するロボットの名称である。
シリーズ第一弾の《メダロット(通称メダ1)》は1997年に、カブトバージョンとクワガタバージョンの2バージョン(注1)が発売された。

メダロットシリーズは、ポケットモンスターシリーズ同様、『収集・育成・対戦』を目的とするゲームである。そのため、まれに『ポケモンのパクリ』であるなどと揶揄される事もある。しかし、ポケモンとの共通点は『2バージョン同時発売』『通信機能を使った交換・対戦機能』という程度であり、ターン制ではない、速度の速いものから行動できるバトルシステム、パーツの交換による自由度の高い戦略性等が評価され、同じ頃に数多く乱発されていたポケモンと同じ趣旨のゲームの中では、数少ない成功例といわれている。

2000年頃に発売された《メダロット2(メダ2)》、《メダロット3(メダ3)》は、アニメ《メダロット(第一期)》の放送もあり、その人気は最高潮に達した。しかし、続編である《メダロット魂》の、製作会社の変更に伴う質の低下。人気の低迷。スポンサーであるコミックボンボンの商売下手(詳しくは後述)などの理由で、《メダロット4(メダ4)》以降はゲームの人気も低迷。

その後、《メダロット5》、《メダロットG》、《メダロット-navi》等の新作を発売するも、人気は振るわず、起死回生をはかり、人気のあった《メダ2》のリメイク作品、《メダロット弐CORE》を発売するも、挽回はならなかったようである。
結局、開発チームの解散・発売元の業務縮小・原作者の失踪などが原因で、2004年に発売された、《メダ1》のリメイク作品、《真型メダロット》を最後にメダロットのゲーム展開はその幕を閉じてしまった。

当然の事ながら、人気が落ちていったテレビアニメも、第三期なんてものが制作されるわけも無く、また、コミックボンボンでの連載も雑誌自体の方針転換により打ち切り。
メダロットの歴史は完全に潰えてしまったのだった・・・。

このロボトル、合意と見てよろしいですね!?
さて、次はメダロットとはどんなロボットなのか、説明せねばなるまい。

その名称が『メダルロボット、略してメダロット』と、設定にもある通り、人間と同等以上の知能を持つ正六角形の物体"メダル"を核(または頭脳)とし、メダルが装着される"ティンペット"は骨格・筋肉・神経の役割を果たす。そこに頭部、右腕部、左腕部、脚部に"パーツ"を装着することで、メダロットは完成する。
メダロット同士を戦わせるプレイヤー、メダロッターは腕時計型の通信機兼転送装置である、メダロッチを用いることで、パーツの換装や、メダロットの転送、戦闘中のメダロットに指示を出したりする。メダロッチにはメダルをセットしておく事も可能で、その状態ならメダロットにメダルを装着しなくても会話する事が出来る。

メダロット同士を戦わせる事をロボットバトル、縮めてロボトルといい、両者の合意の元に行われるロボトルは『ロボトル協会公認レフェリー』ミスターうるち(注2)が何処からともなく現れ、彼の立会いのもと行われる。作中の世界ではロボトルが大流行しているぞ。

メダロットの世界において、メダルはメダロット社という会社が量産しているものだが、実はメダルは古代の遺跡から発掘される遺物である
メダロット社は発掘されたメダル(通称レアメダル)を複製する事でメダルを量産しているのだ。
また、メダルは大昔に隕石と共に地球に落ちてきたといわれている。

「人間と同等の知能を持つメダロットが、人間に対し反乱を起す」という事態も起こりうるのだが、メダルにはリミッターがついており、『メダロット三原則』(注3)を強制的に守らせていることで、それを未然に防いでいる。

この他にも、「メダロット開発秘話」や、帰化生物の問題(注4)になぞらえた「メダロットは外宇宙からの侵略者である」という話など、ストーリーに深みを持たせる設定がとにかく多いのだが、とてもじゃないが書き切れないので割愛させていただくとしよう。あしからず。
注1『カブトバージョン・クワガタバージョン』:メダロットシリーズは、主人公が最初に入手するメダロットで二つのバージョンに分けていた。
カブトバージョンでは重装甲・射撃タイプのカブトムシ型メダロット、クワガタバージョンでは軽量・格闘タイプのクワガタムシ型メダロットを最初に入手する。

注2『ミスターうるち』:対峙するメダロッターがロボトルに合意した時、『このロボトル、合意と見てよろしいですね!』という掛け声と共に現れる、神出鬼没の謎の老人。
『ロボトル協会公認レフェリー』はルールにはかなり厳格で、ルール違反を犯した者は、人工衛星に接続されたメダロット『テラカド君3号』によって、衛星高度からの吹き矢攻撃の狙撃を受ける。

注3『メダロット三原則』:第一条、人間が危険な状態に陥っている時、それを見過ごさない。
第二条、故意に人間に危害を加えない。
第三条、第一条と第二条に反しない限り自己を守る。

注4『帰化生物の問題』:海外から国内に持ち込まれた動物が、飼い主の元を離れ野生化した結果、周辺の生態系に影響を与えるという問題のこと。

ピンポンパンポーン♪類似品にご注意ください
ヒカリ「しかし、今回のネタはメダロットか。」

HUYU「それがどうした?」

ヒカリ「いや、メダロットっていえば、講談社の月刊コミックボンボンを思い出してな・・・。」

HUYU「メダロットはボンボンがスポンサーについていたんだよな、そういえば。
そのコミックボンボンが、まさか2007年の12月号で休刊になるとは思わなかったよ・・・。

ヒカリ「お前は子供の頃、ボンボンとコロコロ、どっち派だったんだ?」

HUYU「親父がミニ四駆とかに嵌っていたからな。情報媒体としてコロコロを買っていたみたいだよ。たしか小学3年くらいの頃からだったけ?親父がボンボンも買ってくるようになってな。その頃からはずっとボンボン派だったね。」

ヒカリ「聞いた話じゃ、発売日に親父が2冊の雑誌を買って帰ってくるや否や、兄弟でボンボンをめぐる醜い争いが展開されたんだろ。

HUYU「家じゃ何故か、ボンボンが勝ち組で、コロコロが負け組みたいな状況になっていたからな。」

ヒカリ「それはなんとも言えんな。争いに負けた兄弟達は、涙の味をかみ締めながら、コロコロを読んでいたわけだね。

HUYU「そんなに泣くほどのことでもないような気もするがね。」

ヒカリ「常に争いに勝利していた者であるが故の、余裕が多分に含まれる発言だな。」

HUYU「いやーそれほどでも。」

ヒカリ「別に褒めてねーよ。やっぱりあれか。兄弟全員ボンボン派になったのって、基本的にガンダムとかのロボット物が好きだったからか?」

HUYU「それもあるんだろうけどさ、コロコロよりもボンボンの方が圧倒的に面白かったっていうのが理由としてあると思うんだよ。」

ヒカリ「と、いうと?」

HUYU「コロコロのマンガは、とにかく商品展開重視で連載されているのが多かったからね。
例を挙げると、ミニ四駆を題材にしたマンガで『爆走兄弟レッツ&ゴー』(注5)っていうのがあったけど、商品展開についていくためには仕方なかったのか、やたらと『主人公たちのミニ四駆がライバルに破壊される→博士の協力で新マシン誕生』っていう展開の連続だったんだよ。」

ヒカリ「どんなミニ四駆だよ!!」

HUYU「ホビー関連のマンガではこれが王道展開らしくて、『爆球連発!!スーパービーダマン』(注6)『爆転シュート ベイブレード』(注7)でも同様の展開の連続だったのさ。」

ヒカリ「頭に『爆』って付いてるところまでそっくりだしな。その『爆』はマシンが爆発して壊れるって意味の『爆』か?」

HUYU「うまいね。ザブトンを一枚あげよう。ま、それはともかく、俺にとってコロコロのマンガはつまらなかったんだよ。だからこそ、ボンボンにハマッタのかもな。《おきらく忍伝ハンゾー》(注8)とか《海の大陸NOA》(注9)とか、凄く面白かったし。」

ヒカリ「でもそれは、圧倒的少数派の意見なワケだな。一般の小学生はもっぱらコロコロ派だったワケだ。」

HUYU「そうなんだよ・・・。俺が小学生の頃って言ったら、丁度ミニ四駆が『レッツ&ゴー』のアニメ化の甲斐もあってかやたらと売れていたんだよ。そのせいか、『コロコロ読まねば小学生に非ず』とか言われていたものだよ。」

ヒカリ「大袈裟だな・・・。」

HUYU「コミック誌としての面白さを追求したボンボンと違って、ベイブレードやヨーヨー、再販されたZOIDSなど、コロコロは新発売のホビーは何でも貪欲に取り入れた。さらにそれらのホビーを題材としたマンガはどれもアニメ化されており、一時期、コロコロは小学生にとって聖書(バイブル)みたいなものだったのさ。」

ヒカリ「ほんと、大袈裟だな・・・。」

HUYU「それにコロコロには一時期、ボンボンのことを指して『類似品にご注意ください』って注意書きまであったんだ。」

ヒカリ「勝敗の決した競合誌を類似品扱いとは・・・、やることがえげつないな・・・。」

HUYU「これは小学生の時の話だが、親にコロコロ買ってきてって頼んだら、間違えてボンボン買って来られて、マジギレしていた知り合いがいたよ。」

ヒカリ「そういう事件が全国で多発したからこその注意書きなんだろうね。
ま、多くの小学生はマンガの面白さよりも、毎月掲載される刺激的な新しいホビーの情報を求めていたわけか。
結局、情報を制したコロコロの方が、ボンボンよりも売れているというわけだな。」

HUYU『情報を制するものは、戦を制す』という、誰かが言っていた言葉が思い出されるよ。
ま、ボンボンが負けた理由はこの他にも、『ホビー優先への方針転換』や『姥捨て山化』による、品質低下って言うのもあるがな。」

ヒカリ「『方針転換』によってコロコロに唯一勝っていたマンガ関連が軒並みダメになったってのはわかるが、何だこの『姥捨て山』って。」

HUYU「俺にもよくわからないんだけど、どうやら最近のボンボンは年齢とか人気とかの理由で週刊少年マガジンとかの週刊誌で漫画を描けなくなった人たちを大量に拾い集めてマンガを書かせているらしいんだ。」

ヒカリ「それで『姥捨て山』か。酷い話だな。」

HUYU「そんなことばっかりやってるから休刊になるんだよ。・・・、いや、実際には廃刊か。
俺のオタクとしてのベースを築いた雑誌(注10)が滅びるというのは、なんだか寂しさを感じるね。」
注5『爆走兄弟レッツ&ゴー』:1994年〜99年にかけて連載されていた、田宮模型のミニ四駆を題材にしたマンガ。アニメ化もされ、ミニ四駆ブームを支え続けた。
ちなみに『レッツ&ゴー』というタイトルは主人公の兄弟《星馬 烈(せいば れつ)》・《星馬 豪(せいば ごう)》の名前に由来。

注6『爆球連発!!スーパービーダマン』:1995年〜2001年にかけて連載されていた、タカラ(現タカラトミー)のビーダマンを題材にしたマンガ。
注7『爆転シュート ベイブレード』:1999年から2004年まで連載されていた、タカラのベイブレードを題材としたマンガ

注8『おきらく忍伝ハンゾー』:ギャグとしか思えない忍法『おきらく流忍術』を使う忍者、ハンゾーを主人公とするギャグマンガ。1996年〜98年までコミックボンボンで連載されていた。 一応完結しているつもりらしいのが、どう見ても方針転換のあおりを受けた打ち切りであるため、残念な事この上ない。

注9『海の大陸NOA』:地球上に唯一残された陸地、サンクルス島を舞台とするギャグマンガ。96年から98年にかけて連載されていたが、作者が目の病気を患い連載休止。8年後の2006年に『海の大陸NOA+』とタイトルを改め、連載が再開された。

注10『オタクとしてのベースを築いた雑誌』:コミックボンボンは『エイリアン対プレデター』という小学生にはイマイチピンと来ない特集から、『アダルトビデオの借り方』などという小学生には絶対不要な特集など、「アナタは小学生をどういう方向に導きたいんですか?」と、聞きたくなるような特集が多かった。
また、漫画の方でも過剰なサービスシーン(要するに、やたらと女の子が裸になります)に走る傾向も多く見られ、「ボンボンを読むとオタクに育つ」とまで言われている・・・。・・・、いや実際に私、今オタクですけど。

爆走!新型メタビー
ヒカリ「それにしても、今回は前置きがやたらと長いな。」

HUYU「そろそろ商品の紹介に移ろうか。今回はスペシャルなゲストをお招きしているのだ。」

ヒカリ「スペシャルなゲストぉ?」

HUYU「というわけで、メダロット、転送!!ポチっとな。」

バチバチバチ、バシュゥゥゥン・・・

ヒカリ「スペシャルなゲストって、まさか・・・、」

HUYU「そう、その通り!彼が今回のゲスト・・・、」

メタビー登場?

メタビー(今回のスペシャルゲスト!今回紹介するデュアルモデルが意識を持った。当然、声は竹内順子さんでお願いします。)「オッス!俺メタビー!!・・・って、あれ!?」

ヒカリ「・・・、ティンペット?」

メタビー「おいHUYU、こりゃ一体どういうことだ!」

HUYU「いけね、パーツ装着するの忘れてた・・・。」

メタビー「何ー!?」

ヒカリ「ヤレヤレ、マヌケな奴らだな・・・。」

HUYUメタビー「「!!」」

ティンペット正面 ティンペット背面
メダロットの素体"ティンペット"に・・・、

パーツ(分解状態)
これだけのパーツが装着される。

ティンペットにポーズをとらせてみた
ちなみにティンペットの可動範囲は割と多いので、
(肘、膝共に90度までしか曲がらないけど)
こんなポーズもとれる。

ヒカリ「えーと、右腕はこれか?」

メタビー「それは頭だ!右腕はコッチ!!」

HUYU「で、コッチが左腕と。」

右腕パーツ 左腕パーツ
右腕パーツ"ヒューザー":アニメでの使用頻度は割と高い、射撃武器。
ゲームでの能力は「うつこうげき ライフル」となっている。
左腕パーツ"ブラスター":こちらも使用頻度はかなり高い。能力は「ねらいうちこうげき ガトリング」。
ねらいうちは攻撃が敵に必ずヒットするのが魅力だが、逆に敵の攻撃をかわせなくなるので、
ゲームではあまり使った記憶がない。

HUYU「で、これが脚部パーツで・・・。」

脚部パーツ
脚部パーツ"エンプレイス":メダロットの中では、割と一般的な二脚タイプ。
室内、草原などの地形が得意・・・だったような気がする。
(ゲームのデータはかなりうろ覚え)

ヒカリ「で、最後に頭部と胸部をつけて・・・、。」

メタビー「テメー!後ろ前逆に付けようとしてんじゃねー!!」

頭部パーツ
頭部パーツ"バリスタ":アニメでは主に敵に止めを刺す際に用いられる必殺武器。
能力は「うつこうげき ミサイル」
頭部パーツは4つのパーツ中、唯一回数制限があるが、その分威力は折り紙付き。
貫通効果(パーツを一つ破壊すると、その時与えたダメージの余剰分が他のパーツにもダメージを与える効果)
を持っており、ゲームの方でもかなり使えるパーツ。

HUYU「これでメタビー完成っと!」

メタビー正面 メタビー背面
各部のパーツがでかくてアニメにもゲームにも似ていないが、
頭部の形状はアニメを意識したものになっている。
後頭部のセンサー(の様なもの?)は失くしてしまったのでパテで作り、
ゲーム版に沿って白く塗装した。

ヒカリ「それはそうと、正式名称はサイカチスってなってるのに、何で商品名はメタビーっていうんだ?」

メタビー「それはだな・・・、なんでだっけ?」

ヒカリ「忘れてんのかよ!」

HUYU「メタビーってのは元々、《メダ1》の主人公、アガタ ヒカルが最初に入手するカブトムシ型メダロット、メタルビートルに付けた愛称で、その愛称はアニメ化による都合もあって、《メダ2》及びアニメ版の主人公、テンリョウ イッキの愛機に受け継がれた。
《メダ3》及びメダロット魂から、イッキの使うメダロットがメタルビートルからサイカチスに変わるんだけど、アニメ版ではメタビーと名付けられたメダルがサイカチスのボディを使っているから、そのままメタビーと呼んでいるんだ。」

ヒカリ「あれ、ゲームじゃ、メダロットの名前って、ティンペットのほうに付けなかったっけ?」

HUYU「アニメの演出上の問題だろ、それは。メダロットの心はメダルにあるわけだからな。アニメではメダルの方に名前が付けられていたんだ。
《メダ3》からはアニメに準拠する形でメダルに名前をつけるようになったんだ。」

メタビー「そ、そういうことだ!」

ヒカリ「お前・・・・・・。」

メタビー「そ、そりゃそうと、デュアルモデルの可動範囲はどうなってるんだ?」

HUYU「この手の、素体にパーツを装着して完成するフィギュアってのはパーツが干渉して素体の可動範囲を妨げるものが多いんだけど、このメタビーは膝以外は素体の可動範囲をあまり妨げることはないぞ。」

ブラスター発射ポーズ
最近のガンプラみたいに肩関節が引き出し式になっている訳ではないので、これが限界である。
左手に右手を添えていると思ってやってください。

ヒカリ「なんだ、あんまり大した事ない可動範囲だな。」

メタビー「なんだとー!もう一回言ってみやがれ!!」

HUYU「はいはい、喧嘩しない。
次は最大の特徴であるメダチェンジについて見ていこう。デュアルモデルの可動範囲では、首を上に向けることが出来ないので、レクリスモードに変形するには、商品に付属するサポートパーツが必要になる。」

サポートパーツ

HUYU「と、いう訳で、メタビー、メダチェンジ!レクリスモードだ!!」

メタビー「おう!!変形過程はロールオーバーで画像が変わるぜ!」

レクリスモードへの変形@
両腕パーツの銃身部分が肩へと移動 (商品では肩からジョイントが出ている。)

変形A
両肩に取り付けられているカバーが、両腕に移動する。

変形B
膝から下が180度回転し、足底のタイヤが横に移動する。

レクリスモード 前 レクリスモード 後
膝を前に倒し、頭を一度抜いて補助パーツで首を倒せば・・・
レクリスモードに変形完了!!
ゲームでは、移動タイプが二足型から車両型に変化するので、
移動速度がアップする他、『クロスファイア』という強力な技を使う事が出来るようにもなる。

ヒカリ「うわ!ショボ!!」

メタビー「な!?」

ヒカリ「画像とロールオーバーがやたらと多いから、どんな凄い変形するのかと思っていたら、ただ単に、組み換えでうつぶせになっただけじゃねーか!!

メタビー「この野郎、言ってはならん事を・・・。上等だぁっ!!てめぇなんか今この場でふっ飛ばしてやる!!」

ヒカリ「はっ!やれるモンならやってみやがれ!!この史上最強イマジン、ヒカリガイン様にポンコツロボット如きが勝てると思っているのか!!」

メタビーポ、ポ、ポ・ン・コ・ツ・だ・とぉぉぉぉっ!!

HUYU「メタビー殿、殿中でござる、殿中でござる!(違)
メタビー、落ち着け!紹介が終わったらあんなヤツ、煮るなり焼くなり好きにしていいから!!」

メタビー「フーッ!フーッ!」

HUYU「さてと、最後はメダチェンジの最終形態、クラフティーモード への変形だな。クラフティモードへの変形には、同梱されているクラフティパーツを使用する。」

クラフティーパーツ クラフティーパーツ
角は組み換えで前に持ってくる

HUYU「クラフティーパーツは通常形態でも背中に取り付ける事が可能で、さしずめフライトモードともいえるような形態に出来るぞ。」

背中に取り付けてみました
マジンガーZのジェットスクランダーみたいなものではないので、飛びはしません。

HUYU「クラフティモードへの変形は通常形態から行われる。なお、腕部の変形はレクリスモードとあまり変わらないので割愛する。
と、いう訳で、メタビー、メダチェンジ!クラフティモードだ!!」

メタビー「・・・・・・。」

HUYU(やっぱりまだ怒ってるなぁ・・・。ヒカリは謝る気配もないし、ヒカリのヤツ、今回も死んだな・・・。)

クラフティーモードへの変形@
スネの裏側に付いている補助アームを外し、胸部のジョイントに取り付ける。
設定どおり胸部の赤い部分が外れて、顔を隠す事が出来るが、
ピンが折れてしまい顔に付かなくなったので、ここでは省略している。


変形A
膝から下をレクリスモードのとき同様、180度回し、両腕、両足、補助アームで立てるように調節する。

変形B
頭部ミサイルの砲塔を外し、基部を後頭部に差し替え。砲塔はクラフティーパーツに取り付ける。

クラフティーモード
クラフティーパーツを背中のジョイントに取り付け、
クラフティーモード、完成!
ゲームにも登場する、メタビーのメダチェンジの最終形態。
ただし通常のロボトルでは使用できず、イベントの時のみこの形態になる。

HUYU「クラフティーパーツにはスプリングギミックが内蔵されており、付属の弾丸を射出する事が可能だ。
・・・、って、メタビー?」

弾丸(?)
結構勢いよく飛ぶので、人に向けて飛ばさないように。

メタビーVS電光勇者超特急ヒカリガイン 鮮血の結末〜第二幕〜
ヒカリ「ん?何だポンコツ。まだいたのか?」

メタビー「フッフッフ・・・。クラフティーモードに変形できるのを、どれだけ待った事か・・・。」

ヒカリ「ゲゲ!!」

メタビー「お前みたいなヤツ、粉微塵にけしとばしてやるってばよ・・・。

ヒカリ「えーと・・・、メダロット三原則は・・・?人を故意に傷つけちゃいけないんじゃなかったっけ・・・?っていうか、口調がウズマキの人になっているぞ!

メタビー「そんなモン知るか!(大体お前イマジンだろうが!)くらいやがれ!メガ・スパイラルボール・クラフティーキャノンッ!!(今勝手に命名)」

ドカァァァァァン・・・・・・ッ

ヒカリ俺、最近こんなオチばっかりやぁぁぁぁ・・・・・・。

HUYU「あ、やっぱり星になったか。
そろそろ話をまとめるけど、最近、デュアルモデルシリーズの人気が再燃してきたのか、定かではないが、ネットオークションでの売値が1万近くするなど、価格が高沸しているという。
欲しくなったらネットオークションで探す前に、近所の中古ショップや、穴場的な玩具店で探してみる事をオススメするぞ。
ま、タカラトミーが再販してくれれば、それで全て事足りると思うんだがな。」

「メダロット、転送!!」(もどる)