ROBOT魂 ガウェイン

バンダイ ROBOT魂(SIDE KMF) シリーズ

定価7130円

ROBOT魂 ガウェイン
あの大型KMFがついに商品化!

商品化するのだ!この機体、プラモごときで出してはならぬ!!(byバトレー将軍)
IN ACTION!! OFFSHOOT 無頼のコラムで見たように、『コードギアス 反逆のルルーシュ』の主人公、ルルーシュ=ランペルージがメカに乗るとろくでもない目にしか遭わない。指揮官であるからという理由で最新の日本製ナイトメア、紅蓮弐式に乗らずに、グラスゴーを少々改造したに過ぎない無頼に乗ってしまったばかりに、スザクの乗るランスロットや、コーネリアグロースターに乗るたびに、撃墜され負傷したりピンチに陥ったりしてきた。

そんな彼であったが、1期第19話「神 の 島」において、ブリタニアの新型ナイトメアを奪取した。そのナイトメアこそ、ロイド=アスプルンドの開発した大型実験機ガウェインである。その話の細かい経緯は、下記の劇中再現で見ていただきたい。

このガウェイン、ロイドが開発した機体だけあって、高出力のビーム砲であるハドロン砲や飛行システムのフロートシステムを装備しており、1期の頃のナイトメアの中では最強の機体であった。しかも、指揮官であるルルーシュにはおあつらえ向きに、最新の電子解析システムドルイドシステムが搭載されており、指揮系統の性能も非常に高い。ガウェインを奪取した時のルルーシュときたら、ほしかった玩具が手に入った子どものようにうれしそうなのであった。無頼と違い、その圧倒的な強さを誇る主人公機ということで1期のナイトメアの中でも抜群の人気を誇る。

しかし、立体化には全く恵まれてこなかった。というのもこのガウェイン、通常のナイトメアの1.5倍の大きさを誇るのである。一口に1.5倍と言っても、この大きさの差というのは非常に大きい。たとえば、ガンダムシリーズの例を挙げると、通常のMSの2倍を誇るサイコガンダムはスケールを変えてプラモデルを出していたし、HGUCでそのままの大きさでリリースしたら1/144の大きさにして1/60のパーフェクトグレード並みの大きさになってしまうのである。最近のガンダムSEED DESTINYのデストロイガンダムも、スケールが小さいHCM-Proを除いて立体化が成されなかった。

このガウェインの場合も、通常の1.5倍の大きさのメカを立体化するということで、縦と横の大きさのみならず奥行きの大きさまで1.5倍にしないといけない。しかも、大型メカというのは開発コストがかかる割には、売れるかどうかわからないものなので、商品化が難しくなってしまう。そういうわけで、元々やる気のなかったとしか思えないメカニックコレクションでは立体化の声すらかからなかったのである。

君はROBOT魂を持っているか?(聖闘士星矢ですか?)
しかし、そんなガウェインに救いの手を差し伸べたものがいた。そのシリーズこそ、ROBOT魂シリーズである。このシリーズは、コードギアスのナイトメアで好評を得たIN ACTION!! OFFSHOOTと、ガンダムのMS IN ACTION!!シリーズを統合させたバンダイの新たなロボット製品カテゴリである。前身のIN ACTION!! OFFSHOOTで好評だった異なる3素材を使用箇所にあわせて使い分けるというコンセプトを、ガンダムなどのメカにも使用するようになり、更なる品質のブラッシュアップを図るのが目的で、昨今徐々にクオリティを上げてきている他社製品に対抗できるようにしているようである

シリーズ名を一新したことにより、ガンダムやギアスのメカのみならずマクロスフロンティア交響詩篇エウレカセブンなどの、これまであまり立体化されてこなかったロボットアニメの立体化も行うことになった。しかも、主役メカにとどまらずサブメカも充実させるというコンセプトを持つのが特徴である。

元々、IN ACTION!! OFFSHOOTの枠で開発が進められていたガウェインであったが、シリーズを一新したナイトメアフレーム第一弾として発売される運びとなった。さすがに『機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン』が放映されているため、そちらのメカが優先されているが栄えあるナイトメア第一弾に選ばれたのは、開発が早期に進んでいたこととその人気の高さのためだろう。

というわけで、ついにリリースされたROBOT魂 ガウェインのレビューを今回はお届けしよう!!

象が踏んでも壊れないKMF
発売されたガウェインは、ROBOT魂シリーズの中で7000円オーバーの最高額を誇る製品となった。やはりその大きさが災いしたのだろうが、その巨体の中に様々な新しい試みが見られている。

まずは、全体的なプロポーションを見てみよう。

ROBOT魂 ガウェイン 前 ROBOT魂 ガウェイン 後
通常のナイトメアの1.5倍ほどの大きさを誇るガウェイン!
その体躯の90%がプラスチック製なので、かっちりとした出来である

テレビの画面のガウェインがそのまま立体化された印象を受けるほど、プロポーションは良好である。しかも、造型面も抜かりなく再現されており、非常にかっちりとした出来となっている。

このガウェインの最大の特徴はその材質にある。今回は第4の素材としてポリカーボネート(PC)を使用している。この材質は、医療器具などに使用されている衝撃に強い高価な硬質プラスチックで、光沢や透明感を出すのに一役買っている。昔、象が踏んでも壊れない筆箱があったが、その素材なわけである。これは魂SPEC ブラック・サレナで好評を得たのをフィードバックしたもので、ガウェインの黒い部分は全てPC製となっている。

この材質は通常のプラスチックの1.5倍の値段を誇るため、ガウェインの値段もその大きさもあいまってさらに高くなってしまった。しかし、この素材を使ったのは大正解で、黒一色のボディなのにも関わらずその透明感から非常に上品で優美な印象を与える。

顔の出来も見事なもので、塗装の乱れはほとんどなかった。

顔のアップ
その色とは裏腹に、勇者メカみたいな顔をしてますな

先ほどから、大きさについて言及してばかりだが、文面だけではわかりずらいと思うので、実際に同スケールのIN ACTION!! OFFSHOOT ランスロットと比べてみよう。

ゼロとランスロットとの比較図
実際に比べるとわかる、その大きさ!!

ランスロットが全高4.49メートルなのに対し、ガウェインは全高6.57メートルである。1.5倍の高さになっただけでここまで大きさが変わってくるものだから驚きである。

関節部分には従来のシリーズどおりPOMを使用している。今回は、図体のでかいモデルということで、肩と膝の部分にはクリック機構が導入されている。このような仕組みにより、関節がへたれることなくその巨体を見事に支えてくれている。しかし、股間の接続はデザインの都合上単なるボールジョイント接続で、横に大きく開くことは出来ない。

その一方で、腕の可動範囲は非常に広い。まず、胸との接続はボールジョイントで接続されており幅広いスイングが確保されている。さらに、腕を引き出すことが可能となっており、そうすることで水平に横に上げることが出来る。

腕を水平に上げた図
ガウェインの印象的なポーズもバッチリ決まる。

ガウェインは、フロートシステムを装備しているため、大型の機体なのにも関わらず飛行することが可能となっている。しかし、通常のスタンドでは大きな体に対応できないため、専用のディスプレイスタンドが付属している。

付属のスタンド

このスタンドは、角度を変えることでガウェインの自立もサポートしてくれる。このスタンドを使用することで、ガウェインの特徴的な飛行ポーズを再現できるのである。

ガウェインの飛行スタイル あまりガウェインのイメージではないけど、こんなことも出来ます
飛行ポーズを完全再現可能!
少し無茶した飛行ポーズでも難なくサポートしてくれる

このように、可動範囲は他のナイトメアに劣るものの、腕を横に広げて空を飛んでいるのがほとんどのガウェインに関しては、さして気になるものではない。この点を踏まえると、可動範囲もプロポーションも文句のない出来である。

立体化できてる・・・。僕がプラモで完成させるはずだったのに〜(HUYU君談)
付属品のほうであるが、値段がはる割には付属品が少ない。まず、この手のフィギュアでお決まりで付属するはずの替えの手首もないし、それに伴い手首の五指スラッシュハーケンも付属していない。その代わりに、本体側のギミックが充実している。付属品が少ないのは、どれも差し替えを必要としていないからで、全て本体側にギミックが組み込まれている。

まず、ナイトメアフレームには必ずと言ってよいほど備え付けられているランドスピナーは、ガウェインの場合はかかとからふくらはぎにかけて収納されている。かかとを引き出すことで、このランドスピナーが展開されるようになっている。

ランドスピナー展開ギミック
ガウェインのランドスピナーは内部に収納される
ロールオーバーで画像が変わります

地上を走るガウェイン
一度しかランドスピナーを使ったポーズはは取りませんでしたな

もっぱら、フロートユニットで空を飛んでいたガウェインは、ランドスピナーを神根島の遺跡から脱出する際にしか使用しなかった。にもかかわらず、このような細かい部分も再現してくれているのがうれしいところである。

他のナイトメアフレーム同様、コクピットハッチの展開も可能となっている。ガウェインのコクピットハッチの展開は、他のナイトメアよりも複雑になっている。しかし、その複雑な展開ギミックを本製品はきっちり再現してくれている。しかも、コクピット内部のディティールも再現されている。

コクピットハッチの展開
ハッチ後部のパーツを一度せり上げてから、ハッチを開ける
ロールオーバーで画像が変わります

コクピット内部
座席のディティールもきっちり再現されている。

今回のガウェインの最大の特徴として、同スケールのルルーシュも同梱されている。無頼のときは、ゼロの仮面を被った立ち姿であったが、今回はえらそうに座るルルーシュの姿となっており、さらには実際にガウェインのコクピットに座ることが出来る。塗装も、この大きさの割にはがんばっているほうである。

付属のルルーシュを座らせたところ
ルルーシュがえらそうに座っているぞ!

惜しむらしくは、後部座席しか再現されていないところだろうか。ガウェインは、KMFにしては珍しい複座式のコクピットとなっており、主な操作はC.C.が行っている。C.C.は前部座席に座っているのだが、どうせならばC.Cも付属させ、前部座席に座らせられるようにしてくれたらうれしかったのだが。とはいっても、今までのシリーズではありえなかったので、この配慮はうれしいものである。

そして、ガウェイン最強の武器、ハドロン砲の砲門も差し替えなしで展開させることが出来る。内部にアームが仕込まれており、それを介してハドロン砲のハッチを開けるになっている。

ハドロン砲の展開
最大ここまで開ける事が出来ます
ロールオーバーで画像が変わります

ハドロン砲は、大きく開くことが出来るのでシーンに合わせて角度を調整しよう。

ギミック、プロポーションともに全く文句のない出来となっており、コードギアスファンとしては大満足の出来だろう。ただし、初版のガウェインには少し欠陥がある。というのも、右側のハドロン砲の下部ハッチが左のものと同じものになっているのである。これにより、腕を水平に上げたときにハッチに干渉してしまい、腕を広げるたびにハッチが勝手に開いてしまうのである。干渉する部分を削ってしまえば、この欠陥は解消されるが、加工が厄介な人はさっさとバンダイに送り返そう・・・。

この欠陥を除けば、100点満点のできばえである。12月に紅蓮可翔式が1週間遅れで発売された後は、3月に日本側のKMFである斬月暁(直参仕様)が発売される。さらに、4月にはR2でゼロが使用した蜃気楼が発売される運びである。特に、蜃気楼はフレイヤエリミネーターや変形ギミックが仕込まれているということで、非常に楽しみな一品となっている。今後もROBOT魂(SIDE KMF)シリーズから目が離せない!乞うご期待!!

枢木スザク に 命じる
黒の騎士団最大の天敵ランスロットのパイロットが親友であるスザクであると知ったゼロことルルーシュは、愕然とする。しかし彼への友情や自らのプライドにこだわるルルーシュは、ギアスをかけてでもスザクを従えようという気にはなれなかった。

そんな最中、スザクは名誉ブリタニア人でありながらブリタニア皇女であるユーフェミアの騎士に任命される。彼の騎士任命が、イレブンのブリタニア恭順派の旗印となり、闘争派である黒の騎士団の立場が危うくなる危険性を恐れたディートハルトらは、ゼロにスザク暗殺を持ちかけるもルルーシュは首を縦には振ることはできなかった。

ユーフェミアが、本国の貴族を出迎えに式根島を訪れることを知ったルルーシュは、黒の騎士団を率いて式根島の基地に攻撃を仕掛ける。ユーフェミアの護衛についていたスザクは、攻めてきた黒の騎士団の前に現れる。ランスロットが現れたことで、黒の騎士団は後退を開始した。ランスロットはゼロ捕縛のために追撃をかける。

いつもどおり、専用のナイトメアである無頼を駆り出撃していたルルーシュは、装備もなく砂地に逃げ込んでいた。そんなゼロの奇怪な行動に違和感をスザクは感じていた・・・。

無頼を追いかけるランスロット
スザク「砂地に装備なしで飛び込むなんて・・・。それともランスロットを囲むつもりか、自らを囮にして。しかし・・・!」

ゼロの意図を読んだスザクは、そうはさせじとランスロットの性能を活かし、スラッシュハーケンで無頼のアサルトマシンガンをはじき落とした。そして、ゼロの目の前にランスロットを踊りこませ、メーザーヴァイブレーションソードを抜き、ゼロを追い詰める!

ゼロを追い込んだ?
スザク「ゼロ、これで・・・!」

ルルーシュ「お前を・・・!」

ラクシャータ「捕まえた♪」

しかし、それはゼロの罠だった!ゼロは、ラクシャータが開発したゲフィオンディスターバを張り巡らせていた場所に誘い込んだのである!

動けなくなったランスロット
動けない!?

このゲフィオンディスターバは、サクラダイトに特別な干渉を与え、ナイトメアの駆動系の機能を停止させてしまうシステムである。そう、ルルーシュの下した判断はスザクを捕縛し、ランスロットごと捕虜とすることにあったのである!ランスロットの動きを止めたルルーシュは、スザクに出てくるように指示した。

外に出るよう指示するゼロ
話がある、枢木スザク!出てきてくれないか?第一駆動系以外は動かせるはずだ。

ゲフィオンディスターバの周囲を紅蓮や月下などのナイトメアで取り囲み命令に逆らえない状況にした。しぶしぶ、スザクはランスロットから降りた。ランスロットから降り立ったスザクに、ルルーシュは仲間になるように持ち掛ける。

スザクと対話するゼロ
ルルーシュ「枢木スザク、単刀直入に言おう。私の仲間になってほしい。」

スザク「それは脅しかい?だとしても、断る!」

スザクは、危険な状況にもかかわらずゼロの申し出を断る。しかし、そんなスザクに対しルルーシュは、彼の父親殺しの過去に付け入り、スザクを篭絡しようとした。ゼロの言葉に、スザクは動揺する。

そんな最中、スザクに本部から通信が入る。その内容は、対地ミサイルでの攻撃のために、ゼロの足止めをせよというものだった。つまりは、スザクの命を犠牲にゼロを葬ろうとしたのである!

その命令を聞いたユーフェミアは、命令の撤回を命じたが、彼女の権限を持ってしても命令を撤回させることは出来なかった。業を煮やしたユーフェミアは、手近にあったポートマンでランスロットがいる場所に向かった。皇女である自分がいるということで、ミサイル攻撃を強制的にやめさせようとしたのである。

そんなことを知りようもないスザクは、部下に死を命じるような命令に応じ、ゼロの顔に銃をつきつけた。そして、ランスロットのコクピットの中にゼロを押し込み、ミサイル攻撃でゼロとともに死のうとしていた。

それを見かねたカレンも紅蓮を突入させたが、ゲフィオンディスターバの干渉を受け紅蓮の機能が停止してしまう。彼女は紅蓮から降りて、ランスロットのほうへ駆け出していった。さらに、ユーフェミアもスザクがランスロットから出るように伝えるために、乗ってきたポートマンを降りてランスロットのほうに走っていった。

ランスロットに押し込まれたゼロは、スザクと口論する。しかし、スザクはどんなことを言われても自分の意志を曲げようとしなかった。軍の規律、いや自らが決めたルールに最後まで殉じようとしたのである。

そのとき、上空にフロートシステムを内蔵した戦艦、アヴァロンが現れる。そして、その船の持ち主であるブリタニア第二皇子、シュナイゼル=エル=ブリタニアは腕を振り指示を出した。すると、ハッチが開き、その中から謎のナイトメアが現れ、その砲門をランスロットとゼロに向ける。そして砲門から、無数の光がほとばしり、ランスロットやカレンたちを包み込んだ!

砲門からビームを発射する謎のナイトメア

爆風と爆音があたりに轟き、スザクやルルーシュたちを襲ったのであった・・・。

神 の 島
スザクとルルーシュは、気が付くと式根島とは違う別の島に流されていた。その島で、スザクは同じく流されていたカレン と遭遇する。黒の騎士団団員であるとばれたため、カレンは隠しナイフを抜きスザクに襲い掛かる。そのとき、スザクはカレンが黒の騎士団の団員で、紅蓮弐式のパイロットだったということを初めて知る。襲い掛かってきたカレンを軽くいなしたスザクは、彼女を拘束する。

一方、ルルーシュもユーフェミアと遭遇する。ルルーシュはそんな彼女に銃を向ける。しかし、ユーフェミアは仮面をかぶっていたゼロがルルーシュであると気づき、彼に呼びかけた。正体を看破されたルルーシュは仮面を取り、ユーフェミアと行動を共にする。

4人はそれぞれ、流れ着いた島で一夜を共にし、互いの過去を確かめ合う。カレンは、スザクが昔父親を殺したことを知り、スザクはカレンの兄がレジスタンスとして戦い死んだことを知り、自分のやり方に疑念を抱く。夜が明けると、4人は行動を開始し、島から脱出するためにそれぞれ島の散策を始める。

一方その頃、ブリタニア軍は式根島の近くにある神根島に駐在していた。潮流の関係から、スザクやユーフェミアがこの島に流れ着いていると踏み、そのついでにシュナイゼルは、バトレー将軍とロイドとともに神根島にある遺跡を調査していた。ブリタニア皇帝は、遺跡のある国を優先的に侵攻しており、神根島以外の遺跡全てを天領としていた。その遺跡の調査の際に、試作機であるガウェインのドルイドシステムが使用されようとしていたのである。

遺跡内にたたずむガウェイン
ロイド「そんなオカルトのデータ解析にガウェインのドルイドシステムを使うんですか?まだ未調整の試作機を・・・。」

シュナイゼル「だから君を呼んだんだよ。」

ロイド「ああ〜♪」

島を散策していたスザクとルルーシュがついに合流した。ユーフェミアを盾にスザクを脅すふりをして、カレンを取り戻そうとしていた。そんな彼らを地鳴りが突如として襲った。足場が崩れ、落ちた先はシュナイゼルたちのいた遺跡であった。そう、彼らは神根島に流されていたのである。

遺跡内に落ちたルルーシュは、手近にあったガウェインに騎乗した。ガウェインは遺跡調査のために起動した状態になっていたため、ルルーシュはガウェインの肩の上にカレンを乗せ、ランドスピナーを展開して脱出を図る。出口にサザーランドが立ちはだかり行く手を阻んできたため、ルルーシュはガウェインの砲門を展開し、ハドロン砲を使用した。

ハドロン砲を放つルルーシュ
ルルーシュ「消えうせろ・・・」

カレン「うわああああ!」
ロールオーバーで画像が変わります

が、ハドロン砲はまだ未完成だったために、発射したビームが拡散してしまう。それでもサザーランドを威嚇するには十分で何とか、ルルーシュたちは遺跡から出た。しかし、尚もサザーランドが行く手を阻んだ。

行く手を阻むサザーランド
カレン「ゼロ、新手が!」

しかし、ルルーシュはガウェインに隠されたもう一つのシステムを作動させる。

サザーランドに突っ込むガウェイン
ルルーシュ「安心しろ、もう一つは作動している」

ルルーシュがシステムを起動させると、ガウェインの巨体は空に舞い上がり、島から脱出することに成功する。

空を飛ぶガウェイン
カレン「飛んだ・・・?ナイトメアが空を・・・!」

ルルーシュ「フッハッハッハッハッハッハ」

その場に居合わせたバトレーは、ガウェインが奪われたことに歯噛みしたものの、シュナイゼルは気にするそぶりを見せず、ユーフェミアとスザクの無事を喜んだ。

しかし、スザクはブリタニア軍に第二級軍規違反の容疑で拘束されてしまう。実は、スザクはハドロン砲が発射されたとき、「生きろ」とルルーシュにギアスをかけられていたのである!

ギアスをかけるルルーシュ
ルルーシュ「生きろ!!

ルルーシュはスザクにギアスをかけ、ゲフィオンディスターバからランスロットを解放した。ギアスをかけられたスザクは、生きるための最善の行動を選択し、ランスロットを走らせその場を脱出したのだった。

ランスロットを走らせるスザク
ブリタニア軍指揮官「枢木少佐、命令を!!」

スザクうるさい!知ったことかそんなこと!!


ハドロン砲でまたもや破壊される無頼(ゼロ専用機)
スザク俺は生きなきゃいけないんだ!!

ブリタニア軍は、証拠資料をスザクに突きつける。自分の行いに、呆然とするスザク。彼の運命やいかに!?

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キュウシュウ戦役!ガウェインとランスロットの共同作戦で澤崎の野望を打ち砕け!
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ROBOT魂 ガウェインEX トウキョウ決戦 〜BLACK REBELLION〜のコラムへ
今こそ、決戦のとき!
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まだこの私と、ゼロと戦うつもりだろうか?(ROBOT魂 蜃気楼のコラムへ)

我ら黒の騎士団は、不当な暴力を振るうもの全ての敵だ!(もどる)