RX-79[G] 陸戦型ガンダム

バンダイ HGUC(ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー)シリーズ

定価 1575円(税込)


陸戦型ガンダム
「連邦のためじゃない! それでも、仲間の為なら戦える!」(byシロー・アマダ)

二人だけの戦争
宇宙世紀0079年1月、サイド3のスペースコロニーがジオン公国を名乗り地球連邦政府に対し宣戦布告。後に一年戦争と呼ばれる戦いの始まりである。
物量で勝る連邦軍に対しジオン軍は人型機動兵器モビルスーツ(MS)を初戦から投入。地球の各地を制圧する事に成功する。
劣勢を強いられていた連邦軍であったが、V作戦のMS(注1)の完成を機に攻勢に転じる。
0079年10月、とある輸送船が連邦軍兵士数名を乗せて、地球へと向かっていた。士官学校を卒業したばかりの新米少尉、シロー・アマダもその中にいた。
地球へ向かう途中、輸送船は連邦軍のMS・GM(ジム)と、ジオン軍のMS・ザクの戦闘に遭遇する。シローはGMを援護するため先行試作型ボールで出撃、GMを後退させた後、ザクと相討ちになる。機体から脱出したシローは戦闘で大破し廃棄されたと思われる戦艦に避難。同じく脱出してきたザクのパイロット、アイナ・サハリンと運命的な出会いを果たす。
積んであったミサイルを救難信号の代わりとして爆発させ、二人は救助されそれぞれの戻るべき場所に戻っていった。
シローの手元にはミサイルを爆発させる際にアイナから借りた時計が残された。
地球に降下したシローは彼が助けたGMのパイロット、テリー・サンダースJr.軍曹、輸送船に同乗していた、ミケル・ニノリッチ伍長と共にコジマ大隊・第08MS小隊に配属。シローは小隊長に就任する。 しかし、08小隊は前任の隊長が負傷やノイローゼで後方送りになっているという(注2)、なんだかいわくありげな部隊だった・・・。
注1『V作戦のMS』:ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクの3体のMSのこと。

注2『負傷やノイローゼで後方送り』:08小隊のメンバーは前述の3人の他に、カレン・ジョシュワ曹長とエレドア・マシス伍長の2人がいるが、どうやら前任の隊長は彼ら2人とそりが合わなかった為か、過酷な任務に耐え切れなかったかして後方へ送られたらしい。ちなみに後方とは野戦病院を指す。

悪い子はいねがー! 
なまはげ勇者超特急ヒカリガイン (←界王さま、もしくは孫悟空の声で)

牡牛座黄金聖闘士HUYU改めバ仮面HUYUイダー(最近、高校時代の友人より拝領した『ななみとこのみのおしえてABC』のCDドラマ『2×3=みんなで銭湯』を、パソコンの前に座る度に聴いては悶えまくっている、救いようの無い超ド阿呆。以下HUYU)「と、いう訳で、今回は『機動戦士ガンダム第08MS小隊』(以下『08小隊』)に登場するRX-79[G] 陸戦型ガンダムについて紹介するぞ!
『08小隊』と言えばミリタリーっぽさを強めたMSがカッコいいんだけど、やはり主人公のシローとアイナの敵味方を超えた大恋愛には人を愛する心を忘れた俺でさえ感動させられたものさ・・・。」

まじめにふまじめ 怪傑ゼロリ(死ね! この性犯罪者!! 以下ゼロリ)「はっ! 二次元にしか恋できないヤツが何を言ってるんだか・・・。」

HUYU「・・・。」パーン、パーン、パーン!!(銃声)

ゼロリ「いきなり発砲!? ってか私のキャラパクるなよ!!」

HUYU「ちっ、外したか。って言うかお前生きてたの? 前回、動○剣で一刀両断(注3)にされた筈だろ?」

ゼロリ「あの程度では死なないわよ。仮にも私もイマジンだし。」

電光勇者超特急ヒカリガイン(最近出番少ないぞ! どうなってんだゴルァ!! 以下ヒカリ)
「悪い子はいねがーッ!!」


HUYU「お、お前はなまはげ(注4)か!?」

ヒカリ「ようHUYU!! この辺でゼロリ見なかったか!?」

HUYU「ゼロリならそこに・・・、って、あれ? いない?」

ヒカリ「ちっ、逃げたか・・・。
悪い子はいねがーッ!!」

HUYU「・・・。アイツはどんどん勇者っぽくなくなっていくなー・・・。ま、最初からエセ勇者だったけど。それと・・・、」

ゼロリ(電柱のカゲで)「ガクガクブルブル」

HUYU「ヒカリが怖いなら出て来なきゃ良いのに・・・。ゼロリが怖がってしまって話にならないから、今の内に作品解説をしておこう。」
注3『動○剣で一刀両断』:前回、HUYUの脳内空間の乗っ取りを画策したゼロリは、ヒカリの必殺技の前に敗れ去ったのだ。 詳しくはランスロットのコラムを参照のこと。

注4『なまはげ』:大晦日に秋田県の男鹿市と三種町、潟上市の一部の各家々で行われる伝統的な民俗行事。出刃包丁のようなものを持った鬼が「泣く子はいねがー」とか「悪い子はいねがー」とか言いながら徘徊する。

げん○けん 第21150回会議
議題:モビルスーツの投入時期の早期化による、矛盾の発生とその対策。

『08小隊』は、ガンダムシリーズのOVA(オリジナルビデオアニメ)で、1996年〜99年にかけて全11話が制作された他、後日談と言う形でスペシャルエピソード・『ラスト・リゾート』(注5)も制作された。
また、98年には同じくOVAで展開されていた『新機動戦記ガンダムW(ウイング) Endless Walz(エンドレス・ワルツ)(注6)の特別編と同時上映と言う形で、『ミラーズ・リポート』(注7)が劇場版として公開された。

ストーリーの主軸は「戦場で恋に落ちた敵同士(シローとアイナ)が、愛し合う事は可能なのか。」と言う点にある。まさに「戦場版『ロミオとジュリエット』」と言って差し支えはあるまい。

ガンダムシリーズの主人公は大抵の場合、強くて特別な機体に乗るのが通例なのだが、本作では主人公も量産機(あるいはそのカスタム機)に乗っているのが特徴の一つと言えよう。
しかし、この「量産機に乗る」というのがある問題に気付かせてくれた。

この作品は『機動戦士ガンダム』とほぼ同時期を描いた外伝で、物語は0079年10月にシローが地球に降下するところから始まる。この時にシローがテレビでガルマ・ザビの追悼演説(注8)を見ていることからわかる事だが、時系列的には「連邦の戦艦ホワイトベースが地球に降下して、ガルマ率いる部隊とドンパチやらかしたすぐ後にシローは地球に来た」という事になる。
にもかかわらず、シローが着任したアジア戦線には既に陸戦型ガンダムや陸戦型GMが少数ながら配備されている。『機動戦士ガンダム』のストーリーでは、連邦軍初の量産機・GMが登場するのはホワイトベースが連邦軍本部・ジャブローに到着してからとなっている。(時間的には0079年11月頃) これは一体どういうことなのか。

作中に登場する陸戦型ガンダムをはじめとする連邦軍の量産機はサンライズの公式設定では「先行量産試作機」という扱いになっており、陸戦型ガンダムはRX-78-1 プロトタイプガンダムが完成した時点で、規格外の余剰パーツを元に開発・量産された機体で、地球上の最大の戦線であるアジア戦線にはその機体が惜しみなく投入された。と、いうことだそうだ。
ちなみに、ホワイトベースと陸戦型ガンダムが遭遇しなかった事については、「たまたま会わなかっただけ。」と、いう、なんとも無理のある言い訳になっている。素直に後付け設定だからしょうがないとでも認めてしまえばいいのに・・・。

製作者側の事情としては、タイトルに『ガンダム』と付けたから、ガンダムを出さないわけにはいかないというのが本音であろう。
OVA作品『機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争』に登場するRX-78 NT-1 ガンダムNT-1(アレックス)は0079年8月に開発が始まっていたということで、つまり、アレックスもガンダムと同時期か少し後の時期には存在していた事になるのだ。
こういった前例があるから制作スタッフは「先行量産機の投入時期が『ガンダム』本編よりも早くなってもいいか。」とでも思ったのかも知れない。

大体、月刊ガンダムエースで連載中の『機動戦士ガンダム ジ・オリジン』なんて、ガンタンクは戦車の発展型ということで開戦前から既に量産されてるし、ガンキャノンに至っては戦争初期にプロトタイプが開発・量産されたけど、開発者のテム・レイは「私の作りたかったMSはこんなものじゃない!!」と言って、存在を全否定する始末。
何が言いたいのかと言うと、これからも『ガンダム』の世界が広がれば広がるほど、「MSが初めて投入された時期」というものは早くなる可能性があるということだ。
そしてメーカーはそれによって生じる矛盾に悩まされると。

あれ? ってことはシャア・アズナブルの「私は人類で初めてMS 同士の戦闘を経験したのですよ。」って言葉はもう既に嘘という事に・・・?
注5『ラスト・リゾート』:本編11話で消息不明になってしまったシローとアイナを、08小隊のメンバー、ミケルとゲリラの生き残りの少女、キキ・ロジータが探し出すという話。 実質『08小隊』の最終話といえる。

注6『新機動戦記ガンダムW Endless Walz』:テレビ版本編のその後を描くエピソード。詳しくはブラック・マジシャン君執筆のウイングガンダムゼロのコラムを参照のこと。

注7『ミラーズ・リポート』:スパイ容疑をかけられたシローに対し、連邦軍情報部所属のアリス・ミラー少佐が彼の軍歴を調査するという話。『08小隊』の第1話から第8話までの総集編といえる。

注8『ガルマ・ザビの追悼演説』:ギレン・ザビ「諸君らの愛したガルマ・ザビは死んだ! 何故だ!」 シャア「坊やだからさ。」
で、有名な『ガンダム』屈指の名シーンの事。

嵐の中では輝けない、だからその夢も諦めろ
HUYU「そろそろキット解説に移りたいんだけど・・・、ゼロリ、そろそろ立ち直ったか?」

ゼロリ「何を言うッ! この私の辞書に挫折とか、不可能の文字は無い!!」

HUYU「ふーん・・・。あ、ヒカリがコッチ睨んでる!

ゼロリビクッ!?!?

HUYU「嘘だよ。」

ゼロリ「洒落にならんから止めて欲しいんだけど、そういうの・・・。」

HUYU「(コイツ、マジで面白いな・・・。)さて、本題に入ろうか。」

ゼロリ「う、うん。そうだね・・・。」

HUYU「さて、これが今回紹介する陸戦型ガンダムのキットだな。今回は特に改善しなきゃいけない点(と、言うより改善出来る点)も無かったから、普通に塗装して仕上げてみたぞ。」

陸戦型ガンダム正面 陸戦型ガンダム背面
素組み状態の出来が良かったから、本当に塗装しただけのキットです。

ゼロリ「とか言いつつ、結構不満もあるんでしょ。

HUYU「そこら辺はいわゆるバンダイクオリティってヤツだな。その辺りの文句は後で吐くとして、まずはプロポーションから見ていこうか。」

ゼロリ「割と良いんじゃない? 人によっては頭が大き過ぎるという人もいるみたいだけどね。」

HUYU「アーケードゲーム『戦場の絆』とかに登場する陸戦型ガンダムにあわせた、ゲームよりの体型になってるようだな。」

ゼロリ「例によって、『人によっては好みの分かれる体型』ってヤツなのね。」

HUYU「そう言えなくも無いな。さて、次は可動範囲を見ていこうかね。可動範囲はかなり広く、まるでMG(マスターグレード)を小さくしたような感じだな。」

ゼロリ「肩の接続部分はHGUC ガンダムMk-Uと同じ方式になってるし、首も前後に動くし、MGよりも可動範囲は広いんじゃないの?」

陸戦型ガンダムの肩
肩を分解してみました。

HUYU「それは言えてるかも知れないけど、MGは持ってないからよくわからんなぁ。肘関節はHGUC ヘイズル改と同じ二重関節になっているぞ。」

ゼロリ「じゃあまた後ハメとか大変そうね。」

HUYU「いやー、今回は若干面倒だったんで省略しちまったよ。パネルライン風に処理してみたんだけどなかなかうまくいったんじゃないかと思うね。頭や、肩アーマーもパネル風に処理してみたぞ。」

ゼロリ「腕くらいは合わせ目消そうよ・・・。」

HUYU「一応失敗だったとは認識してるから、追及しないで欲しい。」

ゼロリ「次は股関節の周辺ね。」

HUYU「左右フロントスカートはボールジョイントで接続されてるから割と広く動くし、股関節はHG ストライクノワール辺りから採用されたモノと同じ方式になってるから、左右へのロール回転が若干可能になっている。」

ゼロリ「へー。すごいんだねえ。」

HUYU「残念ながらスカートのセンター部分が干渉して胴体はあまり回らないんだけど。スタンドに対応したジョイントが股関節にあるから、スタンドに飾る事もできるぞ。」

ゼロリ「陸戦型をスタンドに飾って、何か意味あるの?」

HUYU「陸戦型でもジャンプするし、走行シーンを再現するなら片足立ちにする必要があるからスタンドが要るだろ。」

陸戦型ガンダム、飛翔
写真はSEED HGシリーズの汎用スタンドを使用。
別売りのバンダイプラモデルアクションベースにも対応しているぞ。

HUYU「パラシュートで降下するシーンの再現ってのにも使えるかもね。残念ながらパラシュートは付いてないけど。」

ゼロリパラシュートが付いてないなら、別売りのキットから流用すればいいのよ!

HUYUお前はマリー・アントワンネット(注9)か! ま、サイズが合えばそれも問題無しか。」

ゼロリ「でしょ。」

HUYU「次は脚だな。スパイク部分の塗り分けには神経使ったよ。」

ゼロリ「膝の可動範囲も凄いんでしょ?」

HUYU「肘とほぼ同じ構造の 二重関節が採用されてるから、可動範囲も広いんだ。」

陸戦型正座
例によって正座させてみました。

ゼロリ「つま先も可動するのね。」

HUYU「全ては180oキャノンを美しい膝立ちで構えるためだな。それは後に譲るとして、次は付属品についてみていこう。このキットには大半のユーザーが最低限怒り出さない程度の武装が付いてるんだけど・・・。

ゼロリ「お前は不満を感じていると。」

付属武器其の一
100oマシンガンとシールド

HUYU「そうなんだよ・・・。まず主武装の100oマシンガンだけどね、あろう事かABS樹脂で成型されているんだ!」

ゼロリ「それに何の問題があるの?」

HUYU「ABS樹脂はセメダイン(プラスチック用接着剤)の食い付きが悪いんだ。つまり実質合わせ目消しが不可能って事だ。」

ゼロリ「ヒドイね・・・。」

HUYU「それだけじゃない! 塗料に含まれている溶剤で劣化しやすいって弱点もあるから、迂闊に塗装もできやしない。関節はしょうがないとしても、武器にまでABSを使うのは頭が悪いとしか言いようが無い判断ミスだよ! 大体、組立て説明書に『ABS部分への塗装は破損の恐れがあるので、塗装はお勧めできません』とか書いてやがるんだ!! だったら最初から使うなっちゅーねん!!」

ゼロリ「そこまで言い切っちゃっていいのかしら・・・?」

HUYU「良いんだよ!! 逆にシールドは合格点だったな。色分けも未塗装でもほぼカンペキだったし、シールド用にマーキングシールも付いてる。裏には足が付いてるから立てることもできるんだ。」

シールド 表 シールド 裏
「08」の他に「01」、「04」、「06」のシールが付属。
ま、「08」以外のマークなんて殆ど使われもしないんだろうけど・・・。

ゼロリ「これも膝立ちで180oキャノンを構えるための装備ってわけね。」

HUYU「そういうことだな。次はウェポンコンテナだ。陸戦型ガンダムのバックパックが一部パーツ差し替えでアームを展開できるから、設定どおり背負わせる事が可能だぞ。」

バックパック
これが、

バックパック2
こうなって、

コンテナ
コンテナを背負う事が出来る。

ゼロリ「流石お前に購入を決断させただけあって、ギミックの多い装備だねえ。」

HUYU「ホント素晴らしい付属品だよ。次は180oキャノンを見ていこう。これは設定どおりに分解してコンテナに収納できるのだ。」

180oキャノン収納状態
この通り、スッキリ収納できる。

ゼロリ「で、これが組立てた状態と。」

180oキャノン

HUYU「本体の可動範囲が広いから、本編でも印象深い射撃ポーズを決める事も出来るぞ。せっかくなので、ロールオーバーにしてみたぞ。」

180mmキャノンを組み立てる図
シールドをセットし、キャノン砲を組立てる図
ロールオーバーで画像が変わります。

ゼロリ「こういうところだけは、凝るんだから、馬鹿のきわみだね。」

HUYU「五月蝿いわ!(パーン)キャノン砲が組みあがったら、シールドの上に乗せるんだ。」

キャノン砲セット
陸戦型ガンダムの最大の見せ場
ロールオーバーで画像が変わります。

HUYU「こういう風にキャノン砲を撃つんだ。というわけで、ゼロリに発射じゃああああああああ。

180mmキャノンを構えた図
遠いところからも1枚
ゼロリを撃破せよ!

ゼロリオラの身体は、ステンレスみたいに鍛えてあるから、銃弾なんてきかねーぞ。

HUYU「ちっ、撃ち損じたか。じゃ、最後はビームサーベルだな。」

ゼロリ「また最後に地味なのを持ってきたんだね・・・。」

HUYU「うるさい、ほっとけ。 ビームサーベルの柄はふくらはぎの中に格納する事が可能で、展開する事も可能になっているぞ。」

ビームサーベル(1)
MGとは格納の仕方が変わっている気がするが、まあ、気にしない方向で。

ゼロリ「ほほー。HG レジェンドガンダムでは再現されてなかったのにねえ。」

HUYU「らしいね。持ってないからよくわからんけど。ビームサーベルの刀身はもはや慣例となっている、クリアパーツで再現されているぞ。」

ビームサーベル(2)
サンダース「これが、ガンダムのパワーか!!」
ってな感じでどうぞ。

ゼロリ「そういえば、ビームサーベルのランナーが別に付いてたね。これまでは他のランナーと一体成型になってたのに。」

HUYU金型流用できる部分はとことん流用できるようにしようって考えだろ。

ゼロリ「相変わらずセコイ会社だね。さて、そろそろ総評といこうか。」

HUYU「キット自体の出来が素晴らしいのは認めるが、ABS樹脂の使用箇所などに難点があるね。」

ゼロリ「例の100oマシンガンだね。」

HUYU「そうだ。それにさっき『ユーザーが最低限怒り出さない程度の装備が付属』って言ったけど、あれ嘘だね。だってビームライフル付いてねえし!

ゼロリHGUC ブルーディスティニー2号機から流用しろってことかもよ?

HUYU「最低だな、オイ。それに腕にも不満があるんだ。シールドのジョイントが腕に付いてるんだけど、手首のポリキャップのために変な位置になってるし、只の丸穴になっていて、もう最悪だ!」

本キット、最大のガン
・・・。

HUYU「可動範囲が広い事だけは認めてるから、陸戦型ガンダムが本当に好きなら買っても構わないけど、俺みたいに細かい不手際にいちいち苛立つミニマムハートの持ち主には余りお勧めできない一品だね。 どうしても陸戦型が欲しいんだったら、少し古いけどMGとか買った方が絶対に良いよ。

ゼロリ「お前がここまでこき下ろすのも珍しいね・・・。」

HUYU「しょうがないだろ。事実なんだから! あとあれだ、7月にブルーディスティニー1号機が、9月には3号機が発売されるらしいね。」

ゼロリ「? それがどうかしたの?」

HUYU「気付かないか? バンダイは10月に『ガンダム00(ダブルオー)の放送が開始されるまで、1/144スケールで新規造型のキットをあまり作る気が無いって事だよ!!

ゼロリ「な、何だってー!?」

HUYU「まあ、MG ゲルググVer,2,0とかMG100体記念のターンエーガンダムの設計もあるから忙しいって事だろうな。」

ゼロリ「ひどすぎる・・・。」

HUYU「個人的にはスグにガンダムEz-8を商品化して欲しいところだけど、殆どのパーツが新規造型になるから、無理だろうねえ。」

ゼロリ「そうだね・・・。」
注9『マリー・アントワネット』:フランス革命の混乱の中で革命政府から死刑判決を受け、ギロチンで斬首刑にされた、フランス国王ルイ16世の王妃。
『パンが無ければケーキを食べればいい』は彼女の言葉としてあまりにも有名だが、どうやら彼女自身がいった言葉ではないらしいとのことだ。

エセ勇者=食物連鎖の頂点←「猛獣か?」
HUYU「ふー、今回の対談はこれで終了と。ご苦労さん。」

ゼロリ「ああ、疲れた・・・。」

HUYU「あ、ヒカリ。」

ゼロリ「またまた〜。冗談は止めてよね〜。」

HUYU「いやいや、冗談じゃないって。本当にいるって、お前の背後に。

ゼロリ「え?」

ヒカリ「やっと見つけたぞ、ゼ〜ロ〜リ〜・・・。(ニタァ…)」

ゼロリ「ひ、ひぃ・・・、お助け・・・、
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・。」

HUYU「ヒカリはもうこの脳内世界の食物連鎖の頂点だな。ゼロリよ、供養してやるから、安らかに眠れ・・・。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・。」

ゼロリ「勝手に殺すなぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・。」

ヒカリ「グルルル・・・、ムシャムシャ、ボリボリ、ペッ!」 (←!?)

量産機なので、こういう風にもなりえます
ヒカリにやられるゼロリの図
(抽象的表現)

「第08MS小隊、出撃!!」(戻る)