MG ウイングガンダムゼロ(EW版)

バンダイ 1/100プラスチックモデルキット

価格 3990円(税込み)

MG ウイングガンダムゼロ(EW版)
背中に羽がついていますが、うぐぅとは言いません

ゼロと呼ばれたガンダム
ガンダムSEEDシリーズは、よく振り返ってみると過去のガンダムで成功した部分を詰め込んでいることに気づく。たとえば、DESTINYにおけるザクやドムといった、初代ガンダムで有名なMSの名前をそのまま使ったMSを登場させたり、ガンダムを5体登場させたり、兵器の描写を見かけ上リアルにしていたりしている点である。このような要素とガンダムという権威があったから、内容が多少メタメタでも今の「ガンダムを知らない」世代に受けたとも考えられる。

その特徴の一つとして、メインキャラクターに美少年を起用しているが、これは1995年に放映された「新機動戦記 ガンダムW」で成功したものである。この時期は、前作「機動武闘伝 Gガンダム」で低年齢層にガンダムブームを巻き起こした後であった。そういう時期だけあって、当時小学生高学年だった私もズルズルとガンダムの世界に引きずりこまれていったのであるが、当時はまったのがこのガンダムWであった。

内容的には、アフターコロニー(AC)195年に、コロニーの指導者ヒイロ=ユイ暗殺の報復として5人のMSとそのパイロットである少年5人が、地球連合内部の秘密結社OZに攻撃を仕掛けるというものである。この5人は簡単に言うと、今国際情勢で大問題のテロリストなのだが、自らの行動がコロニーの平和につながると信じつつ、OZに対する破壊活動を続けるも、次第に孤立していく。

この5人の少年が乗っているMSこそ、おなじみのガンダムなのである。この世界におけるガンダムはガンダニウム合金という宇宙でしか精製できない特殊な素材が使用されており、並大抵のMSでは太刀打ちできないほど、高性能なのである。

今回紹介する、ウイングガンダムゼロは、この5体のガンダムの原型となったもので、この5体以上に驚異的な性能を発揮する。まず、コクピットシステムにゼロシステムという端末が組み込まれている。この端末は、戦場におけるあらゆるデータ、戦略をパイロットの脳に直接送り込むシステムで、勝利のためならば、どのような手段もいとわないという恐るべきシステムなのである。主人公であるヒイロ=ユイが搭乗するのであるが、初期の頃は超人的な身体能力・精神力を発揮する彼でさえも、振り回されるほどのじゃじゃ馬であった。

武装も強力で、ツインバスターライフルは、一撃でコロニーを破壊する能力を秘めており、ここまでの破壊力は「不要」ということで開発されずに闇に葬られた機体なのである。

静かなる軌道(サイレント・オービット)
最終的に、OZの内部反乱はコロニーをも巻き込んだ大戦になり、最終的に地球側とコロニー側で和解が成立して、地球圏統一国家が樹立された。
ここまでの話がテレビ版の話で、後のOVAの世界はこの大戦から1年後のAC196年の話である。完全平和主義を掲げたこの政府の樹立により、地球圏にはガンダムを含むMSなどの兵器が存在しないはずの世界が、物語の舞台となっている。(注1)

世界が完全平和の道を歩みだしたものの、未だに戦争を望むものがいた。旧OZのトレーズ派の残党が、トレーズの隠し子マリーメイア=クシュリナーダを擁して新造コロニーL-3 X-18999で決起、地球圏統一連合に宣戦布告した。

首謀者であるデキム=バートンは、地球圏統一連合の外交官になっていたリリーナ=ドーリアン(注2)を人質に取った。これを受けて、5人のガンダムのパイロットたちは再び戦場で、その破壊の翼を広げることとなったのである。
注1 大戦終了後、ガンダムのパイロットの一人、カトル=ラバーバ=ウィナーの提案により、ガンダムを破棄することとなった。そのため、残存していたMDとともに、太陽に向けて5機のうち4機が軍事コロニーとともに送り出された。(残る1機のガンダムナタクはパイロットが手放さなかった。)その後、地球の治安維持活動は、地球圏統一連合の組織、プリベンターにより執り行われ、戦火を未然に食い止めてきた。

注2 テレビシリーズのヒロイン。OZにより父が殺されたものの、紆余屈折を経て最後には父の意思を継ぎ、地球圏統一連合の外交官に着任した。

カトキメカが良いのです←結論
キットレビューに入る前に、テレビ版とOVA版のデザインについて言及しておきたい。まず、テレビ版のガンダムのデザインは、大河原邦男氏が担当している。このデザイナーは、かなりの古株で初代ガンダムのデザインも担当した。
一方、量産型MSの担当はカトキハジメ氏が行っている。今のHGUCのデザインリファインをしているのはこの人で、スタイリッシュなメカデザインをすることで定評がある。この頃は、カトキハジメの人気が高く、マニア層には、敵側の量産型MSのほうがウケがよかった。

OVA版を作成するにあたって、5機のガンダムのデザインが刷新された。これは5人の少年のキャラクターに合ったデザインにするとのことで、OVAに出るすべてのMSのデザインをカトキハジメがやることになった。それと同時に、テレビ版のデザイン、すなわち大河原デザインのガンダムが否定されることとなった。つまり、「元々、カトキデザインの形だった」という前提の下、話が進んでいったのである。テレビ版の回想シーンのときも同様のデザインで、ファンの間では混乱が起きた。(注3)

悲惨なことに、カトキ版のほうがスタイリッシュということで今のところMIAなどで商品化されていっているのは、カトキデザインのデザインのガンダムたちである。確かに、このデザインのほうがスタイリッシュだし、ウケはよいのだろうが、テレビ版を見て喜んでいた私にはさびしい話である。
注3 パワーアップ前のMSのデザインも起こされており、これらはアーリーデザインと呼ばれている。

もってけ!天使の翼
このような背景を持つ、ウイングガンダムゼロのデザインであるが、大河原版のデザインにおいては、背中のバックパックのスラスターが大きな特徴である。これは、ウイング部分を展開するとWの形になるという機構がある。さらに、ヒイロが最初に乗っていたガンダム、ウイングガンダムと同様に、バード形態にも変形できる。宇宙戦を想定した形といわれると、確かに説得力がある。

ウイングガンダムゼロ(テレビ版)
ウイングガンダムゼロ(テレビ版)
海外で買ったDVDボックスの画像より

一方、OVA版のウイングガンダムゼロのデザインは、我々の想像をはるかに超えたものであった。何も言わずに次の画像を見てほしい。

ウイングガンダムゼロ(EW版)
驚愕!これがカトキウイングゼロだ!

どういうわけか、OVAのデザインは美しい翼を持った天使のようなデザインになっているのだ。本体は格好良くアレンジされているが、兵器として考えるとこのようなデザインはいいのだろうか?ロボットという無機質なものに、天使の翼という有機的なものを織り込んでいて、奇抜といえば奇抜であるが、これでは賛否が分かれるのも当然だろう。

しかも、特徴である翼パーツは金属で出来ているはずなのに、劇中では本物の羽さながらに、しなやかに曲がるのだ。絵的には映えるだろうが、現実的に考えるとやっぱり疑問が残る。強度は大丈夫なのかとか、どこから推進力を得ているのかというのを考えると、この姿は苦しすぎる。しかも、これが大気圏突入要の盾や防御にも使えるというのだから、不思議なものである。

カトキハジメのデザインは、立体化したときも平面で描いたときもすばらしいできばえとなる。しかしながら、どうしても物理上の無理が出てきてしまうというのが、彼のデザインにおける欠点であろう。とはいえ、個人個人の持つデザインに対しての最大公約数なデザインをしてくれるので、今でも定評があるのだと思う。

ウイングゼロなどのガンダムのデザインコンセプトは、リアリティを捨てて派手さを追求したというのが伺えるだろう。ビジュアル重視の女性陣が主な視聴者のガンダムWではありといえばありだろう。事実、OVA版のウイングゼロを見て子供心に格好良いと思ってしまったし。
このことから、「ガンダム」というのは、もはやブランドで、リアリティのみに縛られるものではないということが、このウイングゼロで確定してしまったと考えてもよいだろう。要は、商売人からすると「売れればいい」のだから・・・。

天使の羽の形ムズいよ、どうするよ?
二次元の絵で映えれば、立体化してみて映えるかどうかというのは別問題である。プラスチックで再現することになるのだから、当然この羽の再現は四苦八苦した。まず、OVAのプラモデルは1/100で発売されたが、こちらは羽のディティールをそのまま再現したのみにとどまった。
続く、1/144のスケールのHGシリーズでは、軟質製の樹脂を用いて羽の再現を行っている。羽の柔らかさというものは表現されたものの、無改造ではしならせることは出来ない。
さらに、1/60のPGでウイングガンダムゼロのキットが発売されたときはHGのときの軟質パーツに金属製のフレームを仕込み、しならせることが出来るのだが、改造はほぼ不可能という欠点もはらむキットになってしまった。

また、当時の技術ではツインバスターライフルを両手で構えるということが不可能のため、HGでは差し替えパーツを用意し解決。PGにいたって、軟質樹脂を腹部分に使用することで可動範囲を広げ、ガンダムのプラモデルとしては、初の引き出せる肩を使用した。(注4)

上記のような難しさをはらんでいるキットであるが、最新のMGではどのように再現されているのか、見てみよう。
注4 この技術が、MG ゴッドガンダムにフィードバックされて、MGのキットの可動を大幅に引き上げた要因となった。
MGが良いのです←きゃっこいい
まず、本キットであるがMG ウイングガンダム アーリーデザインからの流用である。本体は、ウイングゼロと同じなので、誰もが予想したキット化と言える。

まずは、全体的なプロポーションを見てみよう。

前 後
ウイングガンダムゼロ(EW版)全身像
MGらしく全体的なプロポーションは良い

全体的なプロポーションの水準は、かなり高く満たされている。問題の翼も、表面のディティールが上手く再現されており、今までのキットの反省点が生かされているのだが、設定画と比べると、翼が後ろに行き過ぎの感がある。これはフレームパーツが大きいからだろうか?設定画どおりに作ろうとすると、かなりの力量がいるだろうが、細かいところが気にならない人には素直に格好良いと思えるだろう。

次にギミックを見てみよう。ほぼすべてのギミックは1/100のキットで再現されていたが、MGでは年月の経過に見合った改善点が見受けられる。 まず、ウイングガンダムゼロの主力武器であるツインバスターライフルは、劇中どおりの大きさを再現している。

ツインバスターライフル
ツインバスターライフル
コロニー一つを破壊することが出来るほどの威力を持つ

分離機構も当然のように再現しており、両手に持たせることが出来る。1/100のキットでは、ジョイント機構が用意されていたものの、腕の摩擦が重さに耐え切れずどうしても、ポロポロ取れてしまった。しかし、MGではラチェットが指関節の可動部分に設けられており、これだけの大きさを誇るライフルを固定できる。

肩の部分にあるバルカン砲もきっちり再現されている。

バルカン
バルカン砲のギミックも当然ながら再現

翼にも新しい解釈が組み込まれており、翼の表面がスライドする機構が追加された。これにより、翼を広げたときに翼が大きく見えるわけである。

翼の表面の展開機構
MGで採用されたギミック
ロールオーバーで画像が変わります

この翼についている小さい翼はゴム製パーツで出来ており、ボールジョイント接続により自由に可動させることが出来る。

翼パーツを、前側に持ってくることにより、大気圏突入モードになる。デザインリファインのときに、バード形態はオミットされたのだが、その代わりのギミックということである。
しかしながら、今までのキットでは翼がどんなに大きくても全身を覆い隠すのは、難しかった。一番の問題は、つま先であろう。この部分を隠そうと翼を大きくすると、本体より大きくなってしまい、地面に足が付かなくなる。だから突入モード時はどうしても、足が見えてしまうのだ。

MGでは、ウイングガンダムアーリーデザインの流用であるということが功を奏した。バードモード変形時の足を折りたたむギミックを使用することで、足がすっぽり納まるのである。また、肩もスライドさせて外側に倒すので干渉することがなくなった。流用であるということが見事に良い方向に働いたことにより、どのキットよりも美しい大気圏突入モードが再現できるようになったのである。

大気圏突入モード
大気圏突入モード
今までのキットの中で一番良い出来

しかしながら、アームの位置の調整が難しい。筆者のセンスが悪いのか、閉じるためのジョイントパーツが用意されているにもかかわらず、完全に前の部分を閉じることが出来なかった。無理に動かすと、破損しそうだったのでこの状態で妥協したが、もうちょっとうまく閉じられないものだろうか?

可動面も、MGの水準を満たしており、肘と膝関節は二重関節である。ビームサーベルを構えるポーズも自然に決まる。

ビームサーベル
ビームサーベルは2つ付属
内側の羽のフレームパーツ内に収納する

スタンドが付属し、空中でのポーズも取らせることができる。ウイングガンダムゼロの印象的なシーンはバスターライフルを両手持ちで構えて狙撃するというものであるが、それも差し替えなしで再現することが可能である。尚、上半身を傾けるギミックは後のMGに採用されていくようになる。

狙撃ポーズ
PGでも苦労していた部分を難なく再現

このとき、バスターライフル側の爪を胸パーツに引っ掛けることでより安定させてポーズを固定させることが出来る。

このように、過去のキットの反省点が生かされ、すばらしいできばえとなっているのであるが、大きい羽の内側のG8のパーツがポロポロ取れてしまうという欠点もある。この部分は接着してしまったほうが無難であろう。細かい不備はあるものの、ウイングゼロの決定版ともいえるできばえである。

永遠への回帰(リターン・トゥ・フォーエバー)
リリーナ救出のためX-18999コロニーに潜入し、別個で行動するヒイロとデュオであったが、二人を待ち構えていたのはかつての戦友五飛(ウーフェイ)トロワであった。ウーフェイはヒイロに、トロワはデュオに攻撃を仕掛ける。ここに、かつてのガンダムのパイロット同士の戦いの火蓋が切って落とされたのであった。

ヒイロとデュオは奪ったリーオーで応戦する。しかし、ウーフェイは愛機ガンダムナタクで、トロワは新型MSサーペントを駆っていて、次第に性能差から追い込まれていく。

ヒイロは、ウーフェイに自爆装置を押すよう警告するが、ウーフェイはそれを聞かない。追い込まれるヒイロだったが、一瞬のスキを突き、脱出した。
一方、デュオも絶体絶命の状況に陥るものの、トロワがわざと照準をはずし、デュオを見逃した。

マリーメイア軍の真の目的は、新造コロニーX-18999を地球圏に落とすことであると見破った二人は、コロニーの管制室に侵入し、落下を阻止しようとする。管制室にやっとのことで侵入したとき、すでにトロワがコロニー暴走を食い止める作業に入っていたところであった。彼は、あえてマリーメイアの軍門にくだり、コロニー落下を阻止しようとしていたのだ。

一方、マリーメイア側は一足先にコロニーを先に脱出し、MS部隊を大統領区に降下させようとしていた。再び舞い戻ったゼクス=マーキストールギスVで迎撃に出たものの、コロニーを盾に取られMS部隊の降下を許してしまう。

ヒイロらがコロニー落下を阻止した頃、残りのパイロットの一人カトルは、水星圏に向かい、廃棄したガンダムの回収に向かう。灼熱地獄の極限状態の中、何とか廃棄衛星の軌道を地球に向かわせることに成功する。

カトルから通信を受けたヒイロは、カトルに愛機ウイングゼロを先に射出するように指示を出す。迅速に動けるように、宇宙で回収しようというのだ。コロニーから脱出したヒイロは、ウイングゼロとの合流ポイントに向かい、ガンダムに乗り込み、戦場へ向かうのであった。

ウイングゼロ起動!
ウイングガンダムゼロ起動!
ロールオーバーで画像が変わります

大統領区に向かうウイングゼロだったが、大気圏付近で再びウーフェイが立ちふさがった。ウーフェイは、勝ち取った平和が本当に正しいのか疑問にもち、マリーメイア軍の軍門に下っていたのであった。

主武装のツインバスターライフルをあえて使わずに、接近戦で応戦するヒイロであったが、ダメージが蓄積していく。トレーズの幻影に縛られるウーフェイに、ヒイロは言う。

ヒイロvsウーフェイ
ウーフェイ、トレーズはもういない!
トレーズはお前が倒したんだ!!

大気圏を抜けた後も、兵器を捨て、兵士を封印すれば平和だという世界は間違っているとあくまで主張するウーフェイであったが、悲しい戦いを繰り返したくはないヒイロは彼にこのように問いかける。

ガンダムナタクがないので、F91で代用
ウーフェイ、教えてくれ。
俺たちは、あと何人殺せばいい?
ゼロは俺に何も言ってはくれない。
教えてくれ!!ウーフェイ

そういうと、ヒイロはウイングゼロを停止させ海の底に沈んでいった。

大統領区ではゼクスとノインが孤独な戦いを繰り広げていた。限界に近づいたとき、残りのガンダム3機が応援に駆けつけた。コクピットを狙わず、一人の兵士も殺さない戦法を取って戦うガンダムたちであったが、敵の物量の前に次第に追い込まれていく。

武器もエネルギーもすべて尽き、沈黙した5人は自爆しようとしたが、そのとき上空にウイングゼロが再び現れた!

ターゲットロックオン!
確認する。シェルターシールドは張っているな?
シェルターは完璧なんだな?

シェルターを使用していると確認したヒイロは、ツインバスターライフルをシェルターに向けて発射する。しかし、ウーフェイとの戦いで受けたダメージと、サーペント部隊の総攻撃を受け、ライフルを放つごとに機体が崩壊していく。3回目の射撃を撃ったとき、シェルターを破壊するとともにウイングゼロは完全に崩壊、墜落してしまう。

シェルターを破壊された行政区では、潜入していたプリベンターのレディ=アンが、マリーメイアとリリーナを崩壊から守っていた。マリーメイアを諌めるレディとリリーナであったが、そんな彼女らをデキムの凶弾が狙う。

デキムはリリーナを殺そうとするが、彼女をかばって、マリーメイアが銃弾を受けてしまう。これを見た、周囲の兵士はデキムを逆賊とみなし、彼を銃殺する。トレーズへの非礼をわびて。

銃弾を受けて瀕死のマリーメイアに対し銃口を向けたヒイロであったが、彼が放った銃弾は、空砲であった。もう誰も殺さなくて済むと安堵したヒイロは、そのまま気絶してしまう。

こうして戦いは終わり、残ったガンダムもパイロットたちの手で自爆され処分された。マリーメイアも、命を取り留めてレディと一緒に暮らすこととなった。

その後、AC歴の歴史において、ガンダムを含む「兵器」は二度とその存在を表さなかったという・・・。

俺は・・・俺は、もう誰も殺さない。殺さなくて済む・・・(もどる)