D-Arts ゼロ

バンダイ D-Arts ロックマンXシリーズ

1st ver. 定価:3465円 (税込)

TYPE2 定価:3675円(税込)

D-Arts ゼロ
Xの親友、ゼロがD-Artsで堂々の登場!

ゼロ・・・、わしの最高傑作・・・。

倒せ、あいつを!
わしの敵!わしのライバル!わしの・・・生きがい!

行け!そして破壊しろ!!
あいつを・・・あいつを・・・!!!!

Farewell(さらば、友よ)
ロックマンXシリーズには、主人公のXのほかにもう一人の主人公としてゼロが登場する。ゼロはエックスとは対照的に赤いボディと金髪が特徴のレプリロイドでハンターの中でも0.01%しかいない特A級ハンターなのである。性格もXとは対照的でクールでイレギュラーに対しては情け容赦なく、迷いのあるXとは違いイレギュラー討伐の任務を淡々とこなす。そんな彼だが、Xとは無二の親友で良き理解者である。

ゲーム中では操作できないが、主要キャラクターとして圧倒的な存在感を残している。X1では、オープニングステージで登場し、VAVAのライドアーマーにつかまったXを1段階目のチャージバスターでライドアーマーの腕を撃ち抜き、助け出した。

Xを助けるゼロ

この演出は実力ではXを上回るということをプレイヤーに簡単に示す良い演出であった。ゲームではX1以降も形を変え登場し、X3ではついに操作することも可能となった。そのクールな性格とデザイン、そして実力からXシリーズの中でも人気のキャラクターである。

ゼロは岩本版の漫画でも、1話から登場する。イレギュラーを撃つことをためらうXを尻目に、情け容赦なくイレギュラーの頭部をバスターで撃ち抜き、イレギュラーを処分した。

イレギュラーを撃つX
撃つんだよ。お前がイレギュラーで、俺たちはイレギュラーハンターだからな。
これが「仕事」なんだよ

漫画版ではゲーム以上に登場回数が増え、話の要所で登場した。特に、ストームイーグリードが登場する9話ではイーグリードとの関係やゼロの戦いが描かれ、ストーリーに深みを与えている。

8大ボスをすべて倒すと、Σステージへ進むことができる。ゼロの調査により、Σの基地の所在が判明した。基地に乗り込み、しばらく進むとVAVAとゼロが対峙しているところに出くわす。部屋の奥にVAVAとゼロが入って行き、そのあとをXが追いかける。すると、ゼロはVAVAに敗退し、カプセルの中に閉じ込められていたのだった。

Xは、オープニングステージから再びVAVAと対峙する。しかし、VAVAのライドアーマーはこれまで以上に強化されており、8大ボスを倒し成長したXでさえ歯が立たなかった。そしてついに、XもVAVAのエネルギーネットに捕らわれ、身動きができなくなってしまう。

二人のハンターを捕えたVAVAであったが、油断した一瞬の隙を突き、ゼロがVAVAのライドアーマーに取りついた。そのまますべてのエネルギーを解放させ、ゼロは自爆したのだった。

ゼロの自爆により、倒されたかに見えたVAVAだったが、彼の命を代償にしてもライドアーマーを破壊したに過ぎなかった。怒りに燃えるエックスはVAVAの呪縛を解き、見事にVAVAを倒した。VAVAを倒したXはゼロに駆けより、彼の最後を看取ったのだった。

ゼロの最後を看取るX
じゃあな・・・エックス・・・頼んだぞ・・・。

この時、アームパーツを入手していない場合はゼロからアームパーツを授かることになる。性能は、通常のアームパーツと同じだが、PSPの『イレギュラーハンターX』では、バスターの威力が格段に上がったチャージショットが放てるようになる。

ゼロのバスターを取りつけたX

親友の死を乗り越えXはΣを倒した。その後、ゼロの残骸はDr.ケインによって回収され、カプセルの中に保管されていた。奇跡的に頭脳チップが無事だったものの、ゼロのボディはX同様ブラックボックスだらけでDrケインですら修理することができずにいた。

その半年後、イレギュラーが再び増加し、そのイレギュラーの残骸にはΣのマークが刻印されたチップが内蔵されていた。第17部隊隊長に昇格したXは再び立ち上がり、Σとの戦いを再び開始したのだった。この戦いを描いているのがSFC第二作のロックマンX2である。

その戦いのさなか、Σの親衛隊を名乗るカウンターハンターによって、ゼロの残骸が奪われてしまう。カウンターハンターの一人、サーゲスはDr.ケインですら修復不能だったゼロのボディを修理したうえに、武装を強化させた。

ゼロ、新生
逆光に浮かぶその影はゼロなのか!!?

この時のパワーアップの際に、ゼロのデザインが一新され、バスターのほかにビームサーベルも使用できるようになった。X2では、ゲームの進行によってはゼロと最終ステージで戦うこととなり、漫画版X2においてもゼロと戦わなければならなくなったXの葛藤を描いている。

このX2で登場したデザインが後のシリーズでのゼロの姿となり、Xとは一線を画すもう一人の主人公という位置づけになっていく。続くX3では、ゼロチェンジというシステムが採用され、ステージの途中でゼロとすることができるようになった。ゼロ自体の能力も高めに設定されており、フルアーマーXを超える4段階までのチャージが可能。フルチャージするとダブルチャージショットに加えて、ビームサーベルを振るうことができる。このビームサーベルの威力は強力で、ボスのエネルギーゲージを半分持っていくほどの威力を持つ。

ダブルチャージショット
ゼロはパワーアップなしでダブルチャージショットを撃つことができる
ロールオーバーで画像が変わります

サーベルを振るところ
緑色に光るまでチャージすると、サーベルを振ることができる
ロールオーバーで画像が変わります

ただし、Xと違いアーマーによるパワーアップやライフアップの取得ができないため、防御力が低い。また、このゼロチェンジは非常に限定的でゼロでミスをしてしまうとゼロの動力炉が破壊され、2度とゼロチェンジできなくなる。それに加えて、ボス戦や各ステージの中ボス戦時などは強制的にXに戻ってしまう。このように、X3の段階では非常に限定的な使用におさまっているものの、ゼロが使えるということ自体はプレイヤーの間でも好評だった。

また、プラットフォームをプレイステーションとセガサターンに移したX4で、完全に独立したキャラクターとして使用できるようになった、ゲーム開始時にXかゼロでプレイするか選択し、大枠のストーリーは変わらないが、それぞれのキャラクターにエピソードや専用のアニメが用意された。この時、Xはバスターを使用する射撃型、ゼロはサーベルを使用する格闘型という形にキャラ設定がなされた。

セガサターン版パッケージポーズ
ロックマンのゲームに格闘アクションを持ちこんだゼロ
セガサターン版では、サーベルを持ってたたずむイラストがパッケージとなっています

特殊武器も、Xは従来通り、ボスを倒すことでチップを入手する方式を取っているが、ゼロはラーニングシステムで必殺技を「学習」する方式になった。このラーニングシステムによりボスを倒すと、ゼロはコマンド入力で発動する必殺技を覚える。一部の技を除いて、コマンド入力すればいくらでも技を放つことができるようになり、さながら格闘ゲームのノリでステージをサクサク進むことができる新しい操作感を生みだした。

ラーニングシステム
"You learned Hyouretsuzan."といった具合にX4では格好良くナレーションが入ります

Xとの差別化により前作で使用出来たバスターは使えなくなり、アーマーによるパワーアップもないので、防御力は初期値のままである。また、会得する必殺技も攻撃専用とは限らないため、一部弱点がないボスも存在する。ゼロを選択すると必然ゲーム難度が上がるので、シリーズに慣れているユーザーにも歯ごたえのある作品となった。

このX4で用意されたゼロのストーリーは、X以上に濃密に描かれ、主人公であるはずのXの影が薄くなるほどであった。また、この作品でゼロの開発者がライト博士としのぎを削り合ったDr.ワイリーであることがほのめかされ、実はゼロが打倒Xのために開発されたワイリーの最後のロボットであることが判明した。(注1)

続くX5では、ステージ選択時にキャラクターを選ぶ方式になる。また、バスターが再び使用できるようになった。ただし、Xとの差別化のため連射することはできず、また発射時の隙も大きく設定されている。この作品では、X4で伏線として張られていたXとの対決がついに描かれたものの、前作で好評だったキャラクターボイスやアニメなどがすべて採用されておらず、ファンの間でも評価が低い。X5の時のシグマとの戦いでゼロは行方不明となる。

その続編であるX6では、ゼロはある条件を満たせば復活することになる。この作品ではXがゼロのサーベルを引き継いだ設定なため、ゼロのサーベルが新調され、前作までの曲線的なサーベルではなくスティック状のビームサーベルとなった。ゼロバスターも前作同様に使用可能であるが、使い勝手の悪さも以前と同様である。ちなみに今作では距離に応じてバスターの威力が変わるシステムが採用されている。
注1 伏線自体はX2のサーゲスの発言やΣの最後の発言で張られていた。また、X6で登場する科学者レプリロイド、アイゾックもDr.ワイリーの意志が宿ったかのような描かれ方をされている。
Friend(旧友)
その人気の高さから、D-Arts エックスの次のアイテムとしてゼロが抜擢された。しかも、これまで立体化されてこなかったX1の姿で発売されたのである。本商品ではD-Arts エックスの素体をベースにしてエックス同様の幅広い可動範囲を実現したアイテムとなった。

D-Arts ゼロ 前 D-Arts ゼロ 後
シリーズ初期のゼロを立体化
Xと似たようなシンプルなフォルムである

肩のマーク
肩のZのマークはタンポ印刷で再現されている

Xとの比較
設定と同じく、Xよりわずかに身長が高く造形されている

構造自体はXとは変わりがなく、X同様に幅広い可動範囲を誇る。武器はXと同じくバスターで、腕をバスターに差し替えることも可能である。バスターはフルアーマーXと同じ形状であるが、こちらはシルバーで塗装されており、渋さが際立っている。発射口を穴が開いた物に付け替えることでバスターを発射させることもできる

ゼロバスター バスターエフェクト

額のクリスタルや胸のクリスタルはクリアパーツで再現されている。最近のトレンドである底の部分をシルバーで塗装し、その上からクリアパーツを被せていることで、クリアカラーが際立つ物になっている。また、ゼロの顔の造形はゲーム中のデザインをうまく反映している。さらに、ゼロの特徴である金髪はPVCで再現されており、こちらは左右に振ることも可能となっている。

上半身のアップ
パッケージの絵に忠実に造形された顔

前作のXと同様に、握りこぶしのほかに平手と表情パーツが2種類付属している。さらに、拳パーツには親指を立てた物が左右付属している。こちらの拳は穴があいているため、細いものを持たせることも可能となっている。

表情パーツ サムズアップ

表情パーツ使用例
食いしばった顔を使ってゲームパッケージのポーズも再現可能

このように、前作のXと同様の出来の良さを誇るが、この商品にはその出来の良さをいとも簡単に吹き飛ばしてしまう欠点が存在していた。それは髪の付け根があっけなく折れてしまうということである。髪の付け根パーツはPOM素材でできているが、この上から塗装を施している上に細いパーツなので非常にもろくなっている。

髪の付け根
軸の細さの割に髪の毛パーツが重い

また、髪パーツがPVC製でできているため、プラスチックに癒着し動かそうとすると折れてしまうという個体がいくつか存在しているのである。同じくゼロを買ったHUYU君が運悪くこの手の個体に当たってしまい、パッケージを開けたとたんに髪パーツが折れてしまった。この出来事からHUYU君は放心状態になったという。

一方の筆者の個体は運よく癒着してはいなかった物の、当の筆者も髪を折ってしまった。髪の付け根の構造は、パッと見た感じでは上方向への可動ができそうに見える。しかし、よくよくヘルメットを取ってみると上方向への可動軸は存在していないのである。

後ろから見た図
ヘルメットに切り込みがあるため、髪の毛を上に動かせそうに見えるのだが・・・

頭部の可動範囲
実際は頭部を前に倒すための軸しか存在していない
ロールオーバーで画像が変わります

上のロールオーバー画像を見てもらえば分かるが、頭部の可動軸はあくまでも頭を前に倒すためのものであって、髪の毛には一切可動軸が仕組まれていないのである。この細い髪の付け根パーツに上方向に力が加わったら、あっけなく髪の毛パーツが折れるのは自明の理である。

筆者はお客様相談センターに電話し、代替品を送ってもらうことで対処した。尚、交換してもらった後に髪の毛パーツを折りたくなかった筆者は、窓口のお姉さんに対処法を訊いておいた。お姉さん曰く、「髪の毛パーツを上方向に動かさないように」とのことだった。また、ゼロの新作を出す時は髪の毛パーツが折れないように対策してほしいとアンケートに書き、応対してくれたお姉さんにも伝えたのだった。

Possibility(可能性)
1st ver.が発売された同年の魂NATION2011で、待望のゼロのTYPE2が参考出品されていた。しっかりとサーベルを振った状態で展示されており、新生ゼロが出るということが判明したのだった。そして、翌年2012年の5月に発売されることが後に発表された。

1st ver.で痛い目にあった筆者であったが、あくまでも1st ver.は前哨戦にすぎないと割り切ってもいた。要は一番活躍している格好のゼロの出来さえよければいいと考えていたので、この発表に筆者の胸は躍った。

そして、実際に発売されたD-Arts ゼロ(type2)は1st ver.で失敗した点をうまく克服したアイテムとなった。さらに、シリーズでゼロの代名詞ともいえるサーベルの再現にもかなり力を入れた作品となった。それを詳しくここでは見ていくことにしよう。

D-Arts ゼロ(type2) 前 D-Arts ゼロ(type2) 後
1st ver.の素体はそのままにX2以降のゼロを完全立体化
肩のZのマークは同じくタンポ印刷で再現されている

1st ver.との比較
1st ver.との大きな違いは、肩の形状が変化し、サーベルが追加されている点

元々の1st ver.もゼロのデザインをうまく押さえた出来だったため、type2も十二分にゲームのゼロのイメージを立体化出来ている。可動範囲はXの素体と同じであるため、非常に幅広いポージングに対応することができる。別売りの魂STAGEを使えば、ゲーム内のゼロの動きを再現することが可能である。

ダッシュジャンプ
Xと同じく標準でダッシュすることが可能
さらに、特定のボスを倒すと2段ジャンプも可能になる
ロールオーバーで画像が変わります

懸念されていた髪の毛パーツは、根元の軸が独立可動するように改良され、動かすことによって簡単に破損することはなくなった。これにより、髪の毛パーツを上に動かすことも可能となったのである。

頭の構造
球体部分がより細かく分割されたので

髪の毛の上下
髪の毛の軸も上方向に動かすことが可能となった
これにより、1st ver以上に気兼ねなくアクションポーズを付けることが可能
ロールオーバーで画像が変わります

ただ、可動範囲が上がったとはいえPVCの塊として髪の毛パーツが再現されているので、本物の髪の毛のように自由に形状を変化させることは当然のことながら出来ない。よって、髪の毛パーツが干渉するせいで、首の可動が少しさびしいものとなっている。

ヘルメットの分割箇所も頭のてっぺんから、ヘルメットの白い部分に変更された。

ヘルメットの分割

これにより、ヘルメットに分割線が不自然に入ることがなくなったが、普通に抜こうとすると取り外しするとき非常に硬い。これは、顔パーツの顎に指を引っ掛けて下から上にかけて力を加えれば簡単に取り外すことが可能になる。取り外しにくい人はお試しあれ。

顔パーツもデフォルトの顔のほかに表情の付いた物が2種類付属する。特に叫び顔はサーベルとの相性が抜群である。

表情パーツ

形状自体は1st verとまったく同じなので、1st verの顔パーツをtype2に付けたり、逆にtype2の顔を1st ver.に取りつけることも可能である。

ゼロが装備しているゼロバスターはより派手になったX3以降の物を採用している。本商品にはバスターのエフェクトパーツは付属していないが、付属している銃口に穴があいている銃口を使えば、以前の商品のバスターエフェクトを取りつけることができる。

ノーマルショット
X3ではXと同じく連射が利くノーマルショットが撃てる

X5以降の撃ち方
X5では立ち止まらなければバスターを撃つことができない。
また発射前後のラグが大きいので隙が生まれてしまうのが難点である
ロールオーバーで画像が変わります

上の写真の通りに、フルアーマーXや1st ver.のバスターエフェクトと同じ軸の大きさなので、これらの製品を持っている人はバスター発射のアクションも楽しめるわけである。ちなみに、ゼロバスターはXバスターよりも派手にデザインされており、緑色の三角形部分はクリアパーツで再現されている。

バスターのクリスタル

手首パーツは1st ver.と同じ内容の手首が付属している。先にも述べたように親指を立てた手首パーツには細い穴が開いていたが、この穴は実はサーベルを持たせる穴だったのである。

ステージクリア時の決めポーズ
サーベル用の持ち手だが、サムズアップももちろん再現することが可能

ゼロ最大の特徴であるビームサーベルは、3種類付属している。しかも、それぞれの刃に柄が付いているので、一つの製品の中に3本のサーベルが付属することになる。

ビームサーベル
先端がとがった刃、スティック状の刃、振り回した際の表情が付いた刃が付属
色はゲーム中の緑色ではなくイラストの水色で成型されている

先端が尖った刃は、X2〜X5までのサーベルをスティック状のサーベルはX6以降のゼロのサーベルを再現している物と思われる。また、表情が付いたサーベルの柄のジョイントはほかの2本と比べて長めに作られている。

手に持たせる時はサーベル柄の下部を一度取り外して持ち手の穴に通すようになっている。

サーベルを分解したところ
ここまでサーベルを分解できるので、手に持たせやすい

先にも述べたように、X3では最大チャージ時にビームサーベルを振ることができる。また、サーベルがメイン武器になったX4では□ボタンを押すことでサーベルを振ることができる。このサーベルはタイミング良くボタンを押せば最大3回まで連続で振ることができる。縦→横→大きく縦にサーベルを振り、これが連続ヒットすればXのフルチャージショット以上にダメージを与えることができる。

1段階目
フッ!
ロールオーバーで画像が変わります

2段階目
ハッ!
ロールオーバーで画像が変わります

3段階目
トウッ!
ロールオーバーで画像が変わります

漫画版でもゼロはビームサーベルを多用しており、漫画内の設定ではゼロの居合いは光よりも速い。また、かなりの出力を誇っており、並みのレプリロイドではサーベルのパワーに翻弄されるだけである。その高出力のサーベルをゼロは片手で振り回しており、その高性能ぶりが遺憾なく描かれている。

ビームサーベルが2本付属しているので、残ったもう1本をXに持たせることができる。手首自体はXもゼロも同じ形状をしているため、ゼロの持ち手をXに使用すればよいのである。X6ではXがサーベルを使用しているため、その状態のXも再現することができるわけである。

サーベルを引き継いだX
X5のコロニー落とし阻止作戦の激戦でゼロが行方不明となる
Xの手には見覚えのあるサーベルが握られていた・・・。

サーベルを振るX X6のトップイラスト
X6では△ボタンでサーベルを振ることができる
ゼロのサーベルはXでさえも使いこなせるものではなく、大きく1回振るだけである

このほかに、漫画版のゼロはアースクラッシュという技も使用している。これはX2でゼロと戦う時に、ゼロが地面を殴って地面を割りその破片をXにぶつける技から着想を得ている。名前自体は岩本氏のオリジナルである。

アースクラッシュ
そんなに俺がこわいなら、蘇らすんじゃない!
ロールオーバーで画像が変わります

ULTRA-ACT ウルトラマンガイアに初回限定で付属した降臨エフェクトを使用すれば、地面を砕く状態を再現することができる。また、劇中ではXのフルチャージショットとゼロのアースクラッシュを同時に発射する合体攻撃も披露している。この攻撃でX2時代のΣを見事に撃破している。

二人の連携攻撃
行くぞ、エックス!

コンビネーションアタック!
二人の全エネルギーをΣにぶつける!
ロールオーバーで画像が変わります

このように、1st ver.は難点があるものの、TYPE2と合わせることによりゲーム中のゼロを立体物として堪能することが可能である。このゼロを使用して漫画版のゼロやゲームに隠しキャラとして登場する黒ゼロも出してほしいものである。

今後のD-Artsのラインナップとして、X1に登場した強敵のVAVAが魂ウェブ商店限定で発売されることとなっている。この調子でΣやほかのXのアーマーもラインナップに加えてほしいものである。

俺の居合いは光より速いんだよっ。(もどる)