スターガオガイガー
BRAVE合金ガオガイガーパワーアップセットその2
価格:6300円(税込)

ガオガイガーフル装備!
ZX-06頭脳原種を迎撃せよ
さらば、GGG
EI-01を倒し、平和な日々が戻ってきたのもつかの間、今度はゾンダーの大元機界31原種が襲来して来た。弾丸Xを使用してようやく打ち倒したEI-01であったが、それは機界文明の単なる情報端末に過ぎなかった。と言う事で、番組後半からはこの機界31原種との戦いに突入する事になる。
EI-01を倒した次の回の31話「さらばGGG」では、この機界31原種のうちZX-01巨腕原種、ZX-02鉄髪原種、ZX-03顎門原種の3体がGGGの基地に襲来、あっという間にGGGの本拠地ベイタワー基地を壊滅させてしまった。
ギリギリの所でファイナルフュージョンしたガオガイガーが立ち向かうのだが、まったく歯が立たなかった。命を削る必殺のヘルアンドヘヴンもあっさり破れ、両腕を破壊されてしまう。それでもサイボーグガイは立ち向かうが、手も足も膝(ドリルニー)も出ない状態であった。100mはあろうかと言う原種3体に総攻撃を受けて、よりにもよって止め絵で破壊されていくガオガイガーは見ていて痛々しい。このシーンでガイは「俺の最後の武器は勇気だー!」と格好いい台詞を言っていたが、これは勇気じゃなくて「無謀」じゃないかと思わずにはいられないシーンであった。
このガオガイガーのピンチに、浄解されたピッツァがソルダートJと名乗り、キングジェイダー(注1)で駆けつけた。キングジェイダーの実力は圧倒的で必殺技ジェイクォースで、あっという間に原種2体を蹴散らしてしまう。
ここまでの流れは従来の勇者シリーズと同じフォーマットであるが、決定的に違うのはガオガイガーとキングジェイダーは合体しないと言うことにある。いつものパターンだと、「何話かした後でガオガイガーが復活→キングジェイダーと合体してグレートガオガイガーになる」というパターンではなく、ウルテクエンジンを組み込み、背中のGGGマークが黄色から緑になった以外は外見が変わらないが、出力が1.5倍に上がったと言う物。これは製作者サイドが「従来のメカに思い入れがあるので、安易なパワーアップはしたくなかった」との事。それだけ、スタッフはガオガイガーを愛していたというわけである。
原種襲来時、ベイタワー基地のGGG隊員は宇宙のオービットベースに辛くも脱出していた。宇宙に拠点を移し、日本政府の秘密組織から国連直轄の組織となり、名称も「ガッツィ・ギャラクシー・ガード」に変更。お話がいよいよ大きくなりだしたと言うわけである。本拠地が宇宙にあるため、当然原種たちは宇宙のオービットベースに何度も攻撃を仕掛けてくる。ガオガイガーも宇宙で戦えるようにならなければならないと言うことで登場したのがスターガオガイガーなのである。
注1 三重連太陽系赤の星で開発された対原種用巨大ロボ。白い戦艦から変形する超巨大ロボ。動力源はJジュエル。機界31原種と対消滅するように浄界能力を持つ生体兵器アルマと、それを守護するサイボーグ戦士ソルダートJ、キングジェイダーを制御する生体コンピュータトモロと共に、それぞれ31体開発されたが、赤の星が機界昇華されてしまい、現存するのはこの1組のみ。残る1組のチームが戒道 幾巳(かいどう いくみ)とピッツァことソルダートJ−002、機界四天王の一人ペンチノンことトモロ0117というわけである。機界31原種の来襲と共に熊本の阿蘇山から出撃する姿は圧巻。
暗黒の大決戦!
スターガオガイガーの初陣は、38話「暗黒の大決戦」である。この回ではZX-06頭脳原種が火星と木星の間にあるアステロイドベルトにESウィンドウ(注2)を開き、隕石を降らせて人類を弱体化させ一気に機界昇華(注3)させようという作戦であった。
宇宙での戦いに対応できるようにするために、ステルスガオーにブースターと追加装甲が追加された。名称もステルスガオーUに変更され、パワーアップしている。

ブースターと後ろの突起のおかげでかなり大きくなりました
この装備はあくまで宇宙用装備なので、戦いが地上戦になるとこのポッドも外される。ガオガイガーは通常でも630トンある上に、ブースターや追加装甲の影響で716トンに跳ね上がる。地上では戦えないのかと言われるとそうではないのだが、効率よく動くために装備を変更しているのがなかなかよい演出である。
オモチャの展開であるが、スターガオガイガーは食頑会社カバヤの意向で作られたらしく、本家のタカラではまったく立体化されなかった。劇中でも「スターガオガイガー」という名称は出てこず、出てきたのはアイキャッチのみ。もっぱら、ガオガイガー宇宙戦仕様と呼ばれる。番組終了後、ガレージキットやアクションフィギュアなどでスターガオガイガーの製品は発売されているのだが、合体可能な物はシーエムズコーポレーションがパワーアップセットを出すまでまったくなかった。放映から8年後、ついに合体可能なスターガオガイガーを拝む事ができたのである。
注2 通常次元とは別にある異次元空間へつながる窓のこと。異次元空間を経由する事で何万光年はなれたところにも瞬時に移動できる。
注3 ゾンダーが最終的に目指す目標。元々ゾンダーメタルは紫の星で作られたストレス解消マシーンであった。それが暴走してしまい、ゾンダーは怒りや悲しみといったマイナス思念を完全に宇宙から除去するために有機生命体を機械と融合させ、マイナス思念を生み出さないようにする。これを宇宙規模でやっており、有機生命体にとっては最大の危機である。
このぱわーあっぷは、ファントムリングのてーきょーでおとどけしまーす
ゴルディーマーグの出来は、「よい」と言いにくかったが、このスターパーツに関しては良い評価を下すことが出来る。まず、ステルスガオーの両翼に追加されたブースターだが、内部のGSライド(注4)まで綺麗に再現しているのだ。シーエムズの造形美がここで発揮されている。
クリアパーツの中にGSライドが造形されている
透明度が高いので外から見ても十分形状がわかる
このブースターと追加装甲を別売りのBRAVE合金 ガオガイガーにスターパーツを装着するとこのようになる。せっかくなので、41話で披露された短縮合体シーンからお見せしよう。

ファイナルフュージョン!
ロールオーバーで画像が変わります
ロールオーバーで画像が変わります
スペースブースター、それは宇宙での長時間戦闘を可能にしたガオガイガーの特殊装備である!
ロールオーバーで画像が変わります
ガオッガイッガー!!
ブースターと追加装甲が追加されたことにより、☆を象った姿となったスターガオガイガー
パーツ同士の保持力だが、多少個体差があるもののブースターも後ろの追加装甲もがっちり固定される。ブースターは特にジョイントなどは設けられておらず、ただ単にはめるだけなのだが、奥までしっかりとはめ込めば意外に保持力があって安心。背中の重みが増した事で自立に少々不安が残るが、どうしても気になる場合は専用のスタンドがあるのでそれを使うとよいだろう。ただし、背中の重みでテンションがかかるため、膝内部のジョイントパーツの寿命が減ってしまう危険性がある。気になる人はこの改造方法で膝のジョイントパーツを挿げ替えておくとよいだろう。
スターパーツはガオガイガーに宇宙での戦闘能力を与えただけでなく、武装においても劇的にパワーアップさせた。ポッドの上部には金色のリングがある。これは、右側がファントムリング、左側がプロテクトリングと呼ばれ、ブロウクンマグナムとプロテクトシェードをパワーアップさせるのだ。

ファントムリング、プラス!
ファントムリングを右腕にプラスする事で、ガオガイガーはブロウクンファントムを放つことが出来る。リングが力場を作る事によりブロウクンマグナムの威力を増させているのだ。ちなみに、ネーミングの由来は車田正美先生の「リングにかけろ」のギャラクティカマグナムとギャラクティカファントムである。このブロークンファントムの登場で、原種のバリアに対しても有効な攻撃が出来るようになった。

プロテクトウォール!
続いて、プロテクトシェードのほうであるがこちらはプロテクトウォールという名前に変更。こちらは防御力が格段に増している。原種に対する有効な盾となったのがこのプロテクトウォールである。
双方とも、製品では透明パーツを使用してリングをはめる事が出来る。しかし、ブロウクンマグナムパーツにリングは取り付けられないし、プロテクトウォールも前のプロテクトシェードのパーツの再限度が高かったために、単体でリングをそのまま取り付けたのでは前の技よりも退化したように見えるのが残念だ。
注4 Gストーンを触媒としたエネルギー抽出機関。
聖なる左腕
このセットにはディバイディングドライバーがまたしても入っている。BRAVE合金ガオガイガーでは、先端の角度が違うことで散々批判の的になったが、今回はきっちりした角度の物を封入している。実は先端が回転する様になっており、要らない機能だが前のバージョンも再現できる。
同時に、新型ドライバーであるガトリングドライバーも付属している。ディバイディングドライバーが、戦闘フィールド発生のために空間を引き伸ばす物であるのに対し、ガトリングドライバーは空間を湾曲し見かけ上回転させて敵の動きを止めたり、盾としたりと防御用のツールである。また、対原種巨人(注5)やZマスター(注6)戦の際にはガトリングドライバーを使用してソリタリーウェーブ(注7)を集中させるために重力レンズを作ったりと活躍した。
重力レンズ展開!
商品ではディバイディングドライバーが回転できるようになったものと同じ機構を使い、ヘッドの部分を回転させることができる。また、先端の爪の部分も展開させることが可能で、ちょうどモチーフのプラスドライバーと同じ形にできる。
当然、2本のドライバーがあるとなるとそれを両腕に付けてみたくなる物である。劇中では、木星決戦の際、ZX-17肺原種が作り出したクラインスペース(注8)より脱出口を作るために二本同時に使用された。これはダブルヘッドドライバーと呼ばれる。

ダブルヘッドドライバー!
製品のパッケージ写真ではディバイディングドライバーが右腕に装着されているがこれは間違い。実際は、上の写真の様に左腕にディバイディングドライバー、右腕にガトリングドライバーが装着される。本来、ディバイディングドライバーは先端が回転しないので先端の向きの都合上左腕にしか装備できないのだ。
注5 機界最強7原種のうち、腕、耳、腸、爪、瞳、肋骨が融合した姿。それぞれの原種の能力を使うことが出来る。大きさは、100メートルあるキングジェイダーを手中に収めるくらい。大体1〜2kmだろうか。
注6 機界31原種すべてが融合した姿。大きさは大体星一つくらい。ゾンダーのマスタープログラムで、劇中のラスボスという位置づけ。
注7 アメリカGGGで開発されたマイクサウンダースが放つ波状攻撃。この波の周波を物質の固有振動に合わせる事で対象の物質のみをピンポイントで破壊する事が出来る。用途はゾンダーメタルの破壊や、原種への攻撃など。
注8 肺原種が作り出した絶対脱出不可能な空間。形が3次元では実現不可能な「クラインの壷」に似ている事から命名。
機界昇華終結!
GGGと赤の星の戦士らは、対立することもあったが順調に原種を駆逐していった。シリーズ後半の山場の一つはオービットベースが、機界最強7原種(注9)との対決。この話では人間と融合した原種が分子分解を駆使して鉄壁の守りのオービットベースに進入、そのまま宇宙に浮かぶゾンダーメタルプラントにして地球を機界昇華しようとしたが、護君とマイクの原種用ソリタリーウェーブの活躍で追い出すのに成功。そのまま、原種艦隊とオービットベースディビジョン艦隊(注10)による艦隊戦に。
状況が不利になった機界最強7原種は原種融合を果たして、原種巨人となった。地球も震撼させる驚異の力は、GGGを苦しめたが結局、体内に取り込まれていた戒道君の絶対防御壁と重力レンズで集中させたソリタリーウェーブで見事に撃破する。
艦隊戦という組織で戦うシチューエーションは、勇者シリーズとおして初の試みではないだろうか。たいていはロボだけが戦うと個人戦であったのが、ガオガイガーでは「組織としての正義の味方」という感じでロボだけじゃなくて人間もがんばっているというところが見られてドラマを作っている。演出も上手で、常に緊迫した状況が続くので見ているこちらも結構ハラハラして面白い。この様な人間模様を大事に描いているのがこの作品の魅力であろう。
その後、ZX-06頭脳原種との戦いでESウィンドウのかなたに消えた超竜神が、木星にあるザ・パワー(注11)で6500万年の時を超えて復活。ザ・パワーの存在を知った残存原種たちは木星へ出撃。GGGもジェイアークのESウィンドウを使用して木星で原種と最終決戦を行う。俗に言う木星決戦の開始である。
GGG側は戦闘序盤でクラインスペースに閉じ込められたが、上のダブルヘッドドライバーを使用して脱出。しかし、その際にガイの父親である、獅子王麗雄が翼原種の攻撃を受けて死亡。その後も、苦しい戦いが続く。
木星決戦の勝敗を分けたのは、ザ・パワーである。ザ・パワーの力を得た勇者ロボ軍団は原種を次々と撃破して残るは腕原種と心臓原種のみとなった。しかし、同じくザ・パワーを得た心臓原種はザ・パワーを利用して全原種と融合。Zマスターとなる。星1つと同じ大きさのZマスターは木星からザ・パワーを得て無敵の力を誇った。
外からの攻撃は効かないということで、勇者ロボ軍団はZマスター体内に侵入。結局最後は、ザ・パワーの力をキングジェイダーが暴走させ、Zマスターは破壊される。
ZクリスタルとなったZマスターは、真の力に覚醒した護君による真のヘルアンドヘヴンで浄解され、全ての機界昇華は終結を見る。
「ゾンダーとの戦い」という観点ではここがラストである。ここまでで大体の謎・伏線は全て消化して、綺麗な物語構成となっている。1つのアニメとしてみるならまちがいなく名作としてお勧めできる。
しかし、ストーリーが難解で結局子供が離れてしまい、勇者シリーズはここで終わってしまう。裏番組で初期3作の監督だった谷田部氏による「がんばれ!ゴエモン」がやっていて子供の視聴者は全てこっちに流れてしまったらしい。「子供向け」で始まった勇者シリーズであったが実はこの様な裏事情もあったわけだ。
注9 文字通り、原種の中で最強を誇る7体の原種の事。未来予知能力の瞳、原始分解を得意とする肋骨、マイクロブラックホールを作り出す腸、原子レベルに分解されたものを再生させることの出来る肝臓、何でも切り裂く爪、知的生命体を操る事の出来る耳、強力な重力波を放つ事の出来るリーダー格の腕からなる。
注10 オービットベースに接続されている宇宙艦船のこと。オービットベースには完成当初4つの船がついている。すなわち高速転槽射出母艦イザナギ、万能力作驚愕艦カナヤゴ、百式司令部多次元艦スサノオ、全域双胴補修艦アマテラスである。イザナギとスサノオは、木星決戦の際に撃沈されている。
注11 木星に存在する無限パワー。赤の星の人間には滅びの光と呼ばれている。知的生命体の強い意志に反応して物体がもつあらゆる機能、性質を任意にかつ無限大に増幅することができる力を持つ。
いつか星の海で
しかし、Zマスターとの戦いが実は最終回ではない。この後に、ものすごいどんでん返が待っていた。何と!ヒロインの命が地球帰還と同時に機界新種へと変貌したのだ!EI-01が地球へ降下した時、EI-01は命に種子を植えつけていた。その種子は神経系に擬態し、Gパワーへの耐性を身につけ、物質に死をもたらすという機界昇華をも上回る物質昇華を行う最凶最悪の生命体ゾヌーダへと変貌してしまった。
オービットベースのメインシステムをダウンさせ、ガイや勇者ロボ軍団も物質昇華されかける。ガイの機転でアマテラスごと、地球に降下するがアマテラスと融合し、ゾヌーダは巨大ロボに変貌。東京を物質昇華しだした。護がギャレオンとともにゾヌーダに立ち向かうが、ゾヌーダのパワーは強大だった。護の危機を救うため、GGGはガオーマシーンにロボ軍団のAIを搭載させ、ファイナルフュージョンして最終決戦に臨む!

ファイナルフュージョン!
ロールオーバーで画像が変わります

ロールオーバーで画像が変わります
風龍「合体開始!」
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雷龍「うおおおおおっ!」
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氷竜「進入角、OK!」
炎竜「成功!」
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ボルフォッグ「ドッキング!」
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ボルフォッグ「パーフェクトロック!」

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ロールオーバーで画像が変わります
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ガオッ!
ガイッ!
ガーッ!!
流れは一話のオマージュだが、各ガオーマシンに搭載されたAIが合体をサポートするなどの演出が追加されている。ファイナルフュージョンからの一連の流れは最高に格好いいぞ。台詞はおなじみ小林清志の声で読もう!

最強勇者ロボ軍団と

合体した

究極の

勇者王!

戦え!

負けるな!

勝利を

掴め!

我らの希望!ガオガイガー!!
ファントムリングもウォールリングもウルテクエンジンも物質昇華され、渾身の素手で握った捨て身のゴルディオンハンマーすらも通用せず、緊迫の戦いが続く。
エネルギーも残り少なく、このままでは拉致があかないという事で、ガイは自分の命をも削るヘルアンドヘヴンを放つ!
みんなの命、俺に預けてくれ!
ヘルッ・アンド・ヘヴンッ!!
ロールオーバーで画像が変わります
爆炎の中、激突する両者の間に入ったのが護少年!結界を貼ってがんばったが、ゾヌーダの衝撃波で吹き飛ばされてしまう!そのとき、命の意識が目覚め、その影響でバリアが弱まる。護が吹き飛ばされた事で、怒りを爆発させたガイは、ゾヌーダに最後の格闘戦を仕掛ける。

うおおおおおおおお
(翼つながりでMGフリーダムに協力してもらいましょう)
その格闘戦は格闘戦を超えていた。殴る蹴る踏み潰すは当たり前で、ガオーマシーンの各部を破壊され、仲間を失いながらも、腕を掴んでバーニア噴射の力でゾヌーダの腕をもぎ取り、踏みつけて翼をもぎ取り、最後にはどてっぱらに拳をぶち込んでコアをぶち抜き戦いを制した!その戦いぶりはまさに鬼神、いや破壊神そのものであった。

てりゃああああああ
ロボット本体が破壊されても、ゾヌーダは尚もガオガイガーを物質昇華しようとする。ガイが護を抱きかかえて、ゾヌーダに近づいて行った。当然、体は物質昇華に蝕まれていく。命は自分を殺すよう言うが、ガイは最後の賭けとして護のGストーンの力で命を浄解しようとする。

護、力を貸してくれ
クーラティオー テネリタース・・・
セクティオー サルース・・・
コクトゥーラ・・・
Gストーンがまばゆい光を放った。すると、命は元の体に戻っており、ガイも念願の生身の体を取り戻した。(注12)護君も復活!まさに奇跡の瞬間である。
壊された街は、最後のディヴィジョン艦、万能力作驚愕艦カナヤゴに搭載されていた物質修復ツールカーペンターズによって修復され、このとき勇者ロボ軍団のAIも復活。ご都合主義に見えるかも知れないが、物語は大団円を迎える。
その後、護少年はギャレオンと共に宇宙に旅立つ決意をし、宇宙へ旅立つシーンでテレビシリーズは完結を迎える。しかし、ガオガイガーの物語は終らない。この後の物語は、OVAの「勇者王 ガオガイガーFINAL」で!
注12 実際は、ガイは細胞1つ1つにGストーンが融合した超進化人類エヴォリュダーに進化していた。
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