装着変身 シャドームーン

バンダイ 装着変身シリーズ

定価 2100円(税込)

シャドームーン
創世王の後継者候補、
もう一人の世紀王、その名は、シャドームーン!!

「勝負だ・・・、ブラックサン!!」(byシャドームーン)

復活!地獄王子
幼い頃に航空機の事故で両親を失った、南光太郎には兄弟同然に育った、秋月信彦という親友がいた。
しかし、同じ日食の日に生まれたがために暗黒結社ゴルゴムの盟主・創世王の後継者となる事を宿命付けられていた二人は、体内にキングストーンを埋め込まれ、光太郎は世紀王ブラックサン、信彦は世紀王シャドームーンへと改造される。
人間としての記憶が奪われる寸前に、ゴルゴムのメンバーであった養父、秋月教授の乱入により、光太郎は脱出に成功するが、信彦は重傷を負ってしまい、その場に残されてしまった。

仮面ライダーBLACKとして戦う光太郎にてこずるゴルゴムは、三人の大神官(注1)(大神官バロム、大神官バラオム、大神官ビシュム)が持つ天の石、海の石、地の石の力を使い、重傷を負い休眠状態になっていた信彦=シャドームーンを復活させる。
剣聖ビルゲニア(注2)から、彼が創世王から与えられていた、支配者の証であるサタンサーベルを奪ったシャドームーンは、最強の敵として、仮面ライダーBLACKの前に立ちはだかるのであった。
注1『三人の大神官』:ゴルゴムの活動を具体的に決め、実践する大役を負う、三人の神官。シャドームーンを復活させた後は、それぞれが持っていた石の力を使い切ってしまったため、神官としての力を失った代わりに元の怪人の姿に戻り、大怪人としてBLACKを苦しめる。

注2『剣聖ビルゲニア』:三万年前の日食の日に生まれたが、キングストーンを与えられず、世紀王になる事は出来なかった。棺に封じ込められて眠っていたが、仮面ライダーBLACKを倒すために大神官によって復活させられた彼は、BLACKのキングストーンを奪い、自らが世紀王になろうとしていた。

悪の仮面ライダー
『毒を喰らわば皿まで舐めろ』シリーズ第三弾というわけで、今回は『仮面ライダーBLACK』、『仮面ライダーBLACK RX』に登場する、主人公、南光太郎にとっての最強にして最悪の敵である、シャドームーンについて紹介しよう。

このシャドームーンを一言で表現するならば、『悪の仮面ライダー』という言葉がふさわしいだろう。なぜならばシャドームーンは、仮面ライダーBLACKと同格の存在としての敵だからである。
『仮面ライダークウガ』から続く、いわゆる『平成仮面ライダーシリーズ』から入ったファンにとっては特に珍しくも無い事であろうが、『昭和仮面ライダシリーズ』にはこれまで、『仮面ライダーを苦しめた強敵』は多くいたが、『仮面ライダーと同格の存在の強敵』というものは存在しなかったのである。当時、この作品を見ていた視聴者にとっては、「仮面ライダーと同格の存在が敵になる」という出来事は、大事件だったのである。
また、かつての親友と戦う事によって生じる主人公の葛藤により、ストーリーに深みが生まれたという事もあり、シャドームーンは歴代仮面ライダーのライバルキャラクターの中で、今もなお高い人気を誇っている。
だが、それ故に『RX』での再登場に対して、人気が高いキャラクターの再利用などと揶揄されており、否定的な意見を持つファンも多いようだ。

さてここからは、シャドームーンの能力と、今回紹介するフィギュアについて見ていこう。
シャドームーンはBLACKと違い、完全な洗脳措置を受けているため、自分が信彦だったという記憶はあるものの、その意識は無いため、人の姿になる事は無い。が、それでは装着変身として成り立たないので、商品では素体の頭が付属し、アーマーの脱着が可能になっている。

素体正面 素体背面
くどいようだが、素体で展示するような人は絶対にいないと思う。

頭部を変身後のものと交換し、各部にアーマーを装着することでシャドームーンに変身する。

変身後 正面 変身後 背面
地獄王子や影の王子などと称される事もある。

身長 197,4p、体重90kg。ジャンプ力は一跳び40m、水中での活動時間は60分。また、全身を覆う強化皮膚(っていうか装甲?)も、BLACKのそれを遥かに上回る強度を持っている。さらに、肘に取り付けられているエルボートリガー、踵に取り付けられているレッグトリガーの高速振動によって、パンチやキックの威力を高めている。
緑色に輝く両目、マイティアイはBLACKのマルチアイの能力(望遠、広視界、暗視)に加え、透視も可能になっている。
攻撃にはBLACKのライダーパンチ、キックと互角の威力を持つシャドーパンチ、シャドーキックという技を使用する。

シャドーパンチ シャドーキック
BLACKのそれと同等の威力を持つとされる、シャドームーンの必殺技。

また、キングストーンの力を利用し、、シャドービームという破壊光線を発射する。さらに、 ビルゲニアから奪ったサタンサーベルから繰り出される攻撃もあるため、戦闘能力はBLACKと同等かそれ以上と言われている。

サタンサーベル+鞘 サタンサーベル
商品にはサタンサーベルの鞘も付属している
(太すぎて保持しにくいけど)

『仮面ライダーBLACK RX』に再登場した際には、新しい能力を身に着けており、大小二本の剣、シャドーセイバーを用いる。
商品には当然この二本のシャドーセイバーが付属しており、セット内容の方は、先に発売されたBLACKやRXよりも充実しているように感じるぞ。

シャドーセイバー
シャドームーンが新たに身につけた力、シャドーセイバー!!

全身の可動範囲の方も申し分なく、武器のセット内容もカンペキなので、BLACKやRXの装着変身を持っているならば、並べて飾るもよし、対決させるもよしで、買って損は無いと思うぞ。

安売りするまで買わなかった俺に言えた義理はないがな!

夏の特撮まつり 仮面ライダーBLACK RX「誕生!二大ヒーロー最強コンビ」
前に執筆した装着変身 仮面ライダーBLACK RXの続きだったりする。尚、仮面ライダー及びFate / stay nightとは一切関係ない。

仮面ライダーBLACK RXと何の前フリも無く戦い 、敗北したセイバーは、クライシス帝国に虫の息のところを捕らえられてしまう。

クライシス帝国は、真のライダーのサーバントであるシャドームーンを擁していた。知らない間に漁夫の利を得ていた帝国は、セイバーの宝具を奪おうとしたが、宝具に拒否されてしまう。
宝具を奪うよりもセイバー本体を利用した方が戦力になると考えた帝国は、セイバーを洗脳して怪魔怪人 セイバーオルタを生み出し、シャドームーンと共に仮面ライダーBLACK RXに戦いを挑ませた。

闇の戦士、セイバーオルタ
クライシス皇帝「さあ、セイバーオルタよ。このシャドームーンと共に仮面ライダーBLACK RXを葬って来い」

特撮の怪人らしく、町を破壊するセイバーオルタとシャドームーン。そこに光太郎が、駆けつける。光太郎を見つけたセイバーオルタとシャドームーンは、彼の前に立ちふさがる。彼に敗北した記憶だけ残っているセイバーオルタは、1対1の戦いに固執する。

決闘を申し込むセイバーオルタ
さあ、変身して剣を取りなさい。そして私と戦うのだ!

光太郎は驚きながらも、仮面ライダーBLACK RXに変身する。


変!


身!

ロールオーバーで画像が変わります

名乗り
俺は太陽の子!
仮面ライダーBLACK RX!!

ロールオーバーで画像が変わります

一度、セイバーに敗れた経験を持つRXは、初手からリボルケインを抜き、セイバーオルタに立ち向かう。

にらみ合う両者
RX「あの剣から、まがまがしいオーラを感じる・・・。油断できないぞ」
ロールオーバーで画像が変わります

一方、中間管理職(笑)のシャドームーンは、この二人の戦いから再び漁夫の利を得ようというセコイことを考えていた。

せこい事を考えているシャドームーン
二人の力はほぼ互角。
どちらが勝ってもタダでは済むまい!

RXが予想したとおり、エクスカリバーの威力が大幅に引き上げられており、苦戦を強いられ、徐々に追い詰められていく。

つばぜり合い
RX「何て威力だ!」

斬られるRX
RX「ぐはぁ」
ロールオーバーで画像が変わります

活路を見出すために、額のセンサーでセイバーをサーチしたRXは、セイバーのバイザーが洗脳マスクである事に気付いた。という事で、必殺のリボルクラッシュで、バイザーを破壊する事にした。

飛び上がるRX
RX「とおっ!!」

リボルクラッシュで仮面が割れる
リボルクラッシュ!
ロールオーバーで画像が変わります

洗脳マスクが割れたセイバーは、その場に倒れてしまう。その様子を見ていたシャドームーンは、RXに戦いを挑む。

RXに挑むシャドームーン
シャドームーン「洗脳マスクが砕かれたか!
かくなる上は私が相手だ、RX!!」

シャドームーンがRXに襲い掛かろうとした時、背後から衝撃波が襲い掛かる。セイバーが正気を取りもどし、復活したのだった。洗脳され利用されていた事に怒りを感じたセイバーは、シャドームーンを圧倒し、一瞬の間にエクスカリバーの可視状態で滅多切りにする。

シャドームーン滅多切り
セイバー「よくも、私を利用してくれましたね!!」

大ダメージを受けたシャドームーンは、ひとまず退散する。

クライシス帝国に、シャドームーンがいたことを知り、戦いがまだまだ続く事を実感したRXは、セイバーに共闘を申し出る。

特撮のラストらしい画像
RX「君さえ良ければ、共にクライシス帝国と戦ってくれないか?」

セイバー「良いでしょう。私もクライシスには借りがあります。
シャドームーンがライダーのサーバントである以上、
彼とは再び戦わなければなりません。」

ここに二大ヒーローの究極のタッグが誕生したのだった。
負けるな、セイバー!
戦え、仮面ライダーBLACK RX!
世界に平和を取り戻すその日まで!!


光の王子vs影の王子
激突!光の王子vs影の王子
装着変身シリーズEX 光の王子vs影の王子へ

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