THE合体 伝説の勇者
ディスプレイベースセット
グッドスマイルカンパニー THE合体シリーズ
設計:Mr.田(GOD BRAVE STUDIO)
定価:5900円(税込み)
伝説の勇者を再現するオプションパーツ付属で豪華ディスプレイベースが登場!
オーボスの地球総攻撃が始まった。
アフリカ、南米、チベット、オーストラリアの4つの解放点がヒットされて、大地が裂けていく!
セイバーズとランダーズはそれを止めるために、裂け目に飛び込んでいった。
残されたダ・ガーンとセブンチェンジャーだけじゃ到底オーボスにかないっこない!
だけど、地球と地球に生きるすべての生き物の心が1つになれば、必ず伝説の力が発動するはずなんだ!
絶対にあきらめるもんか!俺は未来を信じているんだ!!
(最終回のアバンタイトルのナレーションより)
THE合体で伝説の力、今日こそいただく!
最近のアクションフィギュアやロボットフィギュアは基本的に幅広い可動範囲を誇っており、あらゆるポーズが付けられるようになっている。そうなると空中にディスプレイしてポーズをつけたり、安定してフィギュアを支えたいという需要も出てくる。超合金魂などのハイエンドモデルも同様で、ビークル形態で飾ったり合体後のロボット形態で飾れるようディスプレイベースが付属するのは珍しいことではなくなった。
グッドスマイルカンパニーが発売しているTHE合体も超合金魂と同じようなクオリティの製品であるため、スタンドに一定の需要が見込まれる。しかし、大型のロボットを支えるとなるとそれなりにコストがかかってしまう。そこでグッドスマイルカンパニーは、スタンドのみを発売するという販売手法に出た。スタンドだけでは味気ないということで、追加のオプションパーツをつけることで、製品単独では再現しきれなかった形態を再現できるように取り計らったわけである。
THE合体ダ・ガーンシリーズでは、ユーザーの支持もあり非常に良いセールスを誇ったようで、このディスプレイベースがグッドスマイルカンパニー公式ショップ限定で発売された。このスタンドを使うと、グレートダ・ガーンGXのディスプレイはもちろん、THE合体 ダ・ガーンXとガ・オーンに付属したすべてのオプションパーツを収納できるようになった。今回のコラムはこのディスプレイセットを紹介し、最終回でのみ登場した伝説のダ・ガーンGXの詳細に迫る。
ディスプレイベースは、魂STAGEなどの汎用的なものとは違い、グレートダ・ガーンGXを飾る前提で作成されている。金色のメッキが施されたグレートダ・ガーンGXの文字がまぶしい超大型スタンドとなっている。
超合金魂をイメージした黒色のディスプレイベースとなっている。台座部分は、星史が所持している通信アイテム、ダイレクターを模したもので、中央部には物語のカギを握るオーリンのレリーフが施されている。
このディスプレイにグレートダ・ガーンGXを取り付けるとこのようになる。
これまでの製品に付属したすべてのオプションパーツを取り付けた状態
ダ・ガーンを単独で飾れるのがうれしい
グレートダ・ガーンGXの取り付けに中央の大型支柱が使われる。支柱の先は股関節に挟めるようになっており、この箇所を股間に挟むことで本体を保持している。さすがに長さが足りないので空中に浮かすことはできないが、重量のある本体が倒れないように補助するには十分である。
GXバスターは巨大な武器であるため、片腕では保持するのが大変である。そこで、このディスプレイベースはGXバスターを保持するためのアームが付属している。素立ちさせたときに片腕だけだと保持しにくかったGXバスターが、垂れ下がることはなくなるわけである。
ダ・ガーンを単体で飾る場合は、ダ・ガーン側に保持用のパーツを取り付ける。アームを調整すればダ・ガーンを地面に立たせておくこともできるし、空中に飛ばして飾ることもできる。
また、ガ・オーンのGバードも単体で飾れるようになっており、飛行状態のGバードも再現できる。
Gバードも単体で飾ることが可能
ダ・ガーンXやガ・オーンにはかなりの数の付属パーツが付属していたが、それらすべてを飾っておくことができるのである。後ろの方には使用していない脚部パーツを取り付けておけるし、見栄え重視用の腹部を使った際に余るダ・ガーンも合体前の状態として飾ることができる。
手首類は、ネームプレート内にある引き出しの中に取り付けておくことができる。驚くべきことに。超小型のダ・ガーンマグナムをつけておく場所もあるので、紛失を確実に防ぐことができる。
すべての手首がこの引き出しの中に入っている
スタンドの下部には使用していないアームパーツ類を取り付けておくこともできる。
使っていないスタンドのアームやガ・オーンの尻尾、見栄え用腹部を取り付けておく
このように、本体にまつわるすべてのオプションパーツを飾っておける仕様となっている。ただし、THE合体 ダ・ガーンXに付属していたダ・ガーンジェット用のスタンドパーツは取り付けておくことができないのが難点である。
このディスプレイベースにはおまけパーツとして最終回で登場した伝説のダ・ガーンGX用を再現するパーツが付属している。この状態にするにはガ・オーンのパーツをすべて取り外し、胸部分に再現パーツを取り付ける。
伝説の力を受けたダ・ガーン最後の状態
武器以外にガ・オーンのパーツは使いません
グレートダ・ガーンGXの時には塗装仕様だった胸のライオンがメッキ仕様に変更されている。また、頭部もマスクが割れた状態の唇が見えたものとして造形されている。
勇者シリーズ最終回お約束のマスク割れの状態の頭部
口元は、マグネットでの取り付けになっており、容易に取り外すことができる。この箇所を交換すると、叫び顔にもなる。
このようにマグネットが仕込まれている
叫んだ状態で武器を構えることも可能
このように、基本的に良質な本体だったところに、手が届き切らなかったパーツをつけてスタンドを販売することがTHE合体の慣例になった。飾っておきたいユーザーには必須のアイテムだと言えるだろう。
地球絶体絶命
36話「秘められた伝説」でヤンチャーの星がオーボスによって滅ぼされたこと、そしてヤンチャーの星に秘められていた伝説の話があり、ここで大体の伏線が消化された。
『星とさだめを共にするものたちよ 星と想いを共にせよ 星と願いを共にせよ 黄金の光集い来て 新たなる道を照らすであろう』
ヤンチャーの話によると、オーボスはこの力を狙い、たくさんの星を破壊してきたらしい。
シリーズも終わりに差し掛かると最初に堂々と登場したグレートダ・ガーンGXがどんどんへタレていき、パワーアップしたレッドガイストに苦戦したり、オーボスの側近、シアン(注4)に必殺のGXバスターをはじきかえされたりして、最終的に勝率換算すると5割を下回るということに気づき閉口したものだった。
伝説の力とセブンチェンジャーの出自が明かされた終盤では、オーボス星との戦いが描かれていった。星史の正体も、ひょんなことからひかるにもばれてしまい、父も星史の正体に感づいてしまうのだった。そんな折、星史の父はオーボスとの直接交渉のためにダ・ガーンと星史とオーボス星に向かった。
しかし、オーボスには相手にされず高杉大佐は星史を逃がし、自身はオーボス星に取り残されてしまう。そんなことが起きてしまい、星史は地球を守る重圧に耐えきれなくなってしまう。しかし、ひかるや母に慰められた結果、再び戦うことを決意し、ダ・ガーンたちとオーボス星に乗り込んだ。その戦いの際、伝説の力の片鱗が発揮され、高杉大佐を救出した。
地球に戻るとシアンとレッドガイスト率いるオーボス軍が地球各地に総攻撃を開始した。ダ・ガーンたちは手分けして応戦に向かうものの、5つある解放点のうち4つをヒットされてしまう。オーストラリアでシアンと戦うグレートダ・ガーンGXだったが、GXバスターも弾かれ、絶体絶命のピンチになってしまう。伝説の力を望むオーボスは、シアンに最後の解放点である緑ヶ浜にグレートダ・ガーンGXを連れてくるよう指示を出すのであった。
風の未来へ
緑ヶ浜ではセブンチェンジャーとレッドガイストが死闘を繰り広げていた。強化されたレッドガイストにセブンチェンジャーの力では歯が立たず、ついにセブンチェンジャーはビームライフルで右胸を撃ち抜かれてしまう。
セブンチェンジャーを倒したレッドガイストはグレートダ・ガーンGXと戦いを繰り広げる。しかし、グレートダ・ガーンGXの力でも強化されたレッドガイストにはかなわず、解放装置を破壊するために隙を見せた際レッドガイストの鎖に捕らわれてしまう。ダ・ガーンを捕らえたレッドガイストはビームライフルの攻撃をグレートダ・ガーンGXに浴びせた。グレートダ・ガーンGXの装甲もその攻撃によりぼろぼろにされてしまうのだった。
ダ・ガーンのピンチに倒されていたセブンチェンジャーが再び立ち上がった。右胸を破壊され重傷を負った状態でセブンチェンジャーは最後の力を振り絞る。
セブンチェンジャー「この星は・・・いや、この宇宙は・・・貴様たちだけのものではない!!
貴様たちを許すわけにはいかああああん!!」
セブンチェンジャーは剣を点に掲げ、レッドガイストに特攻、レッドガイストの腹部を貫くも自身もレッドガイストの剣に貫かれ、相打ちとなってしまった。レッドガイストとセブンチェンジャーはともに大爆発を起こし、セブンチェンジャーの勇者の石がヤンチャーの手元に吹き飛ばされてきた。
セブンチェンジャーの死に悲しむ間もなく、ダ・ガーンは解放装置を再度破壊しに向かう。しかし、シアンに巻き付かれ再び捕らわれてしまうのだった。伝説の力を発動させるためにグレートダ・ガーンGXを締め上げるシアン。装甲が限界に来ていたダ・ガーンのマスクが割れてしまう。シアンの力にかなわないダ・ガーンは弱音を吐いてしまう。そんなダ・ガーンを叱責する星史。
絶体絶命の中、地球の生物たちの意思も一つにまとまりつつあった。各解放点にいたセイバーズとランダーズのエネルギーも導かれるかのようにダ・ガーンのもとに集結。伝説の力が発動し、ダ・ガーンは黄金色に光り輝いた。そのエネルギーで巻き付いていたシアンを撃破する。
星史「ダ・ガーン、オーボス星へ向けて出動だ!!」
伝説の力を身にまとったダ・ガーンはオーボス星へと向かった。オーボスはダ・ガーンの伝説の力に触れようと攻撃を仕掛けてくるも、伝説のダ・ガーンGXはGキャノンやGバルカンで応戦した。
ダ・ガーンの攻撃はオーボス星を貫いて破壊していった。オーボスはクリスタル状のエネルギーでダ・ガーンを捕らえ、伝説の力を手に入れようとしたがダ・ガーンはクリスタル状のエネルギー攻撃をはじき返した。
星史「この力は未来を照らす光なんだ!」
オーボスの力から振り切ったダ・ガーンはGXバスターに武器を合体させオーボス星に攻撃を加えていった。
星史「明日はな・・・俺たちが作るんだ!!」
オーボス「これで死ねるのかああああ」
オーボス星は、ビッグバンのような大爆発を起こし、宇宙から消滅した。ここにオーボスとの死闘に終止符が打たれたのだった。全ての力を持ったオーボスには「全ての宇宙の生命を奪い宇宙に静寂をもたらす」という目的も、暇つぶしでしかなかったようだ。伝説の力も珍しいものを見ようとしただけということで、最終回の「これでやっと死ねるのか」というのが印象的だった。
役目を終えたダ・ガーンたちは再び眠りについた。残ったエネルギーでダ・ガーンは星史に語り掛ける。
ダ・ガーン「我々は再び眠りに入る・・・。」
星史「え・・・?じゃあ・・・」
ダ・ガーン「そう、お別れだ・・・。」
星史「そんな・・・!」
ダ・ガーン「我々の使命は終わったのだ。あとは君たちが道を作るのだ。」
星史「新たなる道・・・」
ダ・ガーン「そうだ・・・そろそろエネルギーが尽きてきた・・・。星史、さよならだ。」
星史「ダ・ガーン!!」
ダ・ガーン「君が言っていた未来を私も信じている!」
星史の「みんながいて俺がいる。今までも。これからもずっと。ずっと。ずっと!」という言葉が印象的で最初の単なるお調子者からの成長振りは目を見張った。
このアニメを再び見て最近のアニメはちょっとなぁと感じてる理由がうっすら見えた感じがする。確かに、映像技術は進んだりして目を見張るものがあるが何が言いたいのかというメッセージ性が皆無だったり、下手に人気取りに走りすぎていてそこらへんがなぁ、という感じになる。
30年前のアニメでもここまでクオリティが出せるのであるから今のアニメ界もがんばって欲しいものである。
注4 オーボス親衛隊の一人で円盤から龍に変身する。この作品、いや勇者シリーズ全体を通しても屈指の難敵。ダ・ガーンが弱いのではなく敵が強すぎるというのが最近の見解である。
我々の使命は終わったのだ。後は君たちが道を作るんだ。君が言っていた未来を私も信じている。(もどる)