《魂フィーチャーズVol.1》道中記

魂フィーチャーズ Vol.1

ACT-1:東京・秋葉原、2010年 2月6・7日開催

ACT-2:大阪・梅田、2010年 2月11日開催


2009年12月某日。筆者(牡牛座タウラスのHUYU)の携帯電話に射手座サジタリアスのBP君からのメールが届いた。その内容は、「バンダイから発売されているアクションフィギュア、S.H.FiguartsやROBOT魂のイベントが2月11日に行われるから、一緒にいかないか?」と、いうものだった。

この手のイベントは大抵の場合、東京方面でしか開催されない。しかし、今回は大阪でも開催されるというではないか。しかも無料!! というわけで、「マジか! 見に行きてぇッ!!」と、二つ返事で約束したのであった。・・・2ヶ月近く先なのにねぇ。

2ヵ月後 と、いう訳で当日。
過去のコラムで対談した事のあるBP君の友人・ki-pa氏も来られるという事で、筆者一人が「眠いー、ダルイー、疲れたー。」と言って迷惑かけるわけにもいくまい、と、いう訳で、前の晩に眠くなる成分が含まれまくりな風邪薬を服用し、PM11:30に就寝。AM06:00という最近では滅多に無い早起きっぷりを発揮し、「いざ、出撃!」と相成った。

移動中の電車内でBP君と、JR大阪駅前でki-pa氏と合流し、イベント会場である「梅田スカイビル」へと向かった。会場へ着くと、展示コーナーへの入場を今か今かと待ちわびる人々が、長蛇の列を作り出していた。とりあえず、我々の最優先は、当日会場で販売される限定品の入手にあったので、展示コーナーの行列はスルーし、物販コーナーの整理券を一人一枚ずつ入手した。

当日配布された整理券
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まぁ、筆者的にもこっちの方がメインイベントだったよ。

限定販売の商品は以下の通り。

ランスロットアルビオン
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ROBOT魂 ランスロットアルビオン・エナジークリアVer.

トランザムエクシア
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ROBOT魂 ガンダムエクシア・トランザムクリアVer.

クウガ・ライジングマイティ
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S.H.Figuarts 仮面ライダークウガ・ライジングマイティ

魂STAGE
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限定カラーの魂STAGE ACT2,0&ACT3,5 各色

驚いた事に、割と早くに集合し、120番台の整理券を入手していたにもかかわらず、我々の順番が回ってきた頃にはエクシア・トランザムクリアVer.は【残り僅か】の札がついており、また、限定カラーの魂STAGEも売り切れている色があった。

とりあえず、筆者はクウガ・ライジングマイティと魂STAGE各色を、ki-pa氏はエクシア・トランザムとそれに合わせた色の魂STAGEを購入した。これでBP君もランスロットアルビオンを買ってればバランスよく一人一個ずつ揃ったのだが、「予算が厳しいよ」という事で断念した。

展示コーナーへの行列は依然長く続いており、「雨も降りそうな寒空の下、行列に加わって待つなんて出来ないよ!」というワケで、買い物を終えた我々は一時、ヨドバシカメラへと避難。写真撮影が許可される、PM02:00前後を待つ事にした。

適当にヨドバシカメラ内を散策した後、昼食をとり、時間を潰した我々は、展示コーナーの入場口へと足を進めた。

展示コーナーの入り口前では両面刷りのA4サイズ紙が配布されていた。それは今回のイベントの目玉の一つである、リアルタイムアンケートであった。これはROBOT魂、S.H.Fの仮面ライダーとそれ以外のキャラクターから一つずつ選んで投票。アンケートの結果は会場内で発表され、上位にランクインしたキャラクターは真剣に商品化を検討するという、ユーザーの意見がコレクターズ事業部にダイレクトに反映される催しである。

筆者が投票した内の、ROBOT魂はベスト10にも掠らなかったが、S.H.Fはシャドームーンがライダー部門で一位、カズマ(スクライド)がオールジャンル部門でベスト10内に入っていた。こんなに嬉しいことは無い。他にもガイバー1(強殖装甲ガイバー)やテッカマンブレード(宇宙の騎士テッカマンブレード)など、商品化したらいいなーとかボンヤリ考えた事もある連中までベスト10に食い込んでいたのには、驚きだった。

と、あんまり長々と文章ばかりになってもアレなので、ここからは会場内の様子を三部に分けて紹介したいと思う!

《ROBOT魂》編
会場入りするとまず、ROBOT魂のコーナーから展示が始まった。壁側にはガラスのショーケースに、これまで発売されてきた、もしくは発売される、歴代のROBOT魂が展示されていた。既に発売されている商品ばかりなので、特に見ることも無いだろうと思いきや、『ガンダム00』ではトランザムライザー、『コードギアス』ではサザーランドジークなど、大物の存在が目をひいた。特に後者は発売される気配も無さそうな機体なので、「これで見納め」ぐらいの覚悟でしっかり目に焼き付ける事にした。

ウェブ通販限定のトランザムライザー
「トランザム・・・ライザーァァァァァッ!!」

ライザーソードが特にでかい! スタッフさん、頑張りすぎ・・・
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サザーランドジーク前 サザーランドジーク後
「記録しておくがいい! ジェレミア・ゴットバルト、キミを倒した男の名だ!!」

こんなにでかかったのね・・・。体当たりだけで甚大なダメージを被りそう。
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展示コーナーの向こうにはROBOT魂を使用したジオラマが展示されていた。

ジオラマ レグナント ジオラマ SIDE AS
右:イノベイターとの戦闘終了後、調査に訪れた連邦軍という設定らしい。

左:旧型(サベージ)に対して無双しまくりなアーバレスト&ガーンズバック軍団。
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初号機 弐号機 零号機
目標に向けて疾走するエヴァンゲリオン初号機。空中から降下する弐号機。ミサイル抱えて迎撃準備を整える零号機。

新劇場版:破のワンシーンらしいけど、映画観てないので、わかりません!
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近日発売予定の弐号機。続けて発売される初号機に加えて、零号機の存在も明らかになった。ちゃんと発売されるのか、さてどうなる。

開発進行中と目される試作品には、一部除いて色々と興味深い物があった。

テレビ版ガンダム 改訂版ガンダム 平成版ガンダム

テレビ版ガンダム 改訂版ガンダム 平成版ガンダム
RX-78-2 ガンダムは試作品を3種類用意。テレビ版が良いか、はたまた平成版が良いか。ファンの関心を調べる目的らしい。
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ストライクフリーダム デスティニー
「守りたい世界があるんだっ!」「アンタって人はぁぁぁぁっ!!」

『ガンダムSEED DESTINY』より。MGのギミックを丸ごと縮小したような、そんな印象を受ける。
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コダール
「よぉ〜、カシム。殺し合いを始めようぜぇ・・・!」

『フルメタルパニック!』より。主人公・宗介の宿敵の機体も開発中!
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クロスボーン系
「アンタは人間だ・・・心が歪んだだけの、ただの人間だァァァァッ!!」

マスターグレードでは発売されていないX3に、スカルハート・フルクロス。
蒼いF91やゾンド・ゲーなど、『クロボン』好きが黙ってはいない布陣
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これらの他、『ゼーガペイン』や『ガン×ソード』など、作品自体はノーチェックだが、機体名を知っているロボットや、『エウレカセブン』に登場する機体が各種。ガンダム作品に登場する量産機など、ROBOT魂だけでも面白い試作が多く公開されていた。

タッチ&トライ 編
順路どおりに進むと、ROBOT魂関係の展示の次はタッチ&トライと名付けられた試遊コーナーであった。発売日の近い物からROBOT魂3種、S.H.F3種をピックアップし、今後の商品の購入計画に役立ててもらおうという狙いのようである。

まず、ROBOT魂では2月発売予定のエヴァンゲリオン弐号機(『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』)、ポン太くん(『フルメタルパニック!? ふもっふ』)、V2アサルトバスターガンダム(『機動戦士Vガンダム』)で遊ぶ事が出来た。(ポン太くんは興味の外だったので、スルーしたが。)

エヴァ弐号機@ エヴァ弐号機A
腰が多重構造になっており、エヴァンゲリオンの特徴でもある猫背もきれいに決まる! 猫背なのにキレイとはこれ如何に・・・?

サンプル状態だが、エヴァが武器を取り出す【兵装ビル】を再現したブロックもあった。
付属する際には、アンビリカルケーブルの接続を可能にするなどして欲しい。

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V2アサルトバスターガンダム@ V2アサルトバスターガンダムA
試作品ゆえか、パーツのポロリが目立つ。商品ではこうでなければいいですね・・・?
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S.H.Fでは仮面ライダーギルス(『仮面ライダーアギト』)、仮面ライダーW・サイクロンジョーカー(『仮面ライダーW』)、スーパーサイヤ人・孫悟空(『ドラゴンボール改』)で遊ぶ事が出来た。(悟空は既に所持しているので、ほとんどスルー。)

仮面ライダーギルス
ピッコロなど『ドラゴンボール改』系の素体から技術フィードバックを受けることで、従来よりもさらに可動範囲が拡大している模様。
生物的なデザインが非常に気に入っているライダーなので、前向きに購入を検討したいと思います。

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緑のライダー?
ディケイド「緑のライダー!?」
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黒のライダー?
シャドームーン「黒の・・・ライダー・・・?」

ディケイド「緑だろ!」

シャドームーン「どっちだ!?」
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どっちもだ!
W「どっちもだ!」
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W・サイクロンジョーカー@ サイクロンジョーカーA
「僕達は二人で一人の仮面ライダー」な人。右側の緑は成型色では再現不可、という事で、塗装で再現されているとの事。
その甲斐あってキレイです。

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さあ、オマエの罪を数えろ!
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専用スタンド
《サイクロン》《ジョーカー》!

ガイアメモリを差し込むことで、変身時のメッセージが流れる専用スタンドだそうな。
カブトとか、他のライダーにも対応してくれればなぁ・・・。

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タッチ&トライコーナーの横には、感想を書く為のようなノートが常備されていた。とりあえず筆者はそのノートに積年の願いである、【仮面ライダーカブト・ハイパーフォームのS.H.F化希望】と書いておいた。・・・こういうのって普通、コーナーの感想を書くもんだと思うんですけどねぇ。

《S.H.Figuarts》編
向かいの壁側では、S.H.Fの既発売品の展示が行われていた。途中にあった現状、限定品ばかりの『仮面ライダー電王』シリーズの前では、知らぬ間に受付が終了されていた、あの時のトラウマが甦りそうにもなったが・・・。

やっぱりS.H.Fも限定品がやたらと多いシリーズである。悔いの残らぬよう、しっかり見ておく事にした。

BLACK & バトルホッパー RX & アクロバッター
やっぱり仮面ライダーにはバイクやね〜。
筆者は予算の都合上、アクロバッターのみを注文。今から届くのが楽しみ!

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ゼクトルーパー
ゼクトルーパーに攻撃を指示するガタックさん。いくら通常販売でも、こんなに数揃えられんて・・・。
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筆者はあまり知らない作品なのだが、ki-pa氏が好きな作品という事で、『プリキュア』関係のS.H.Fも撮影した。

五人集合! ・・・のはずが。
このうち二人だけがウェブ通販限定商品・・・出番が少なかったのか、人気が薄かったのか?
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イース様
元々敵キャラだったが、死んで改心。生まれ変わって味方になるというイースさま。
敵(と言うかサブキャラ)からの商品化とは、さすがバンダイ・・・。

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試作品展示もなかなか興味深い物があった。『ドラゴンボール改』からは、スーパーサイヤ人・孫悟飯やベジータ。通常時(黒髪)の孫悟空などが置いてあった。どうやら、悟飯が戦う強敵・セル(完全体)も商品開発が進められているらしく、興味は尽きない。

悟飯&ベジータ
さて、どちらから先に発売されるのか?
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スーパーサイヤ人3・孫悟空
「これがスーパーサイヤ人の壁をさらにもう一つ超えた・・・スーパーサイヤ人3だぁぁぁぁぁッ!!」

頭部の交換パーツを、ウェブ通販限定とかで発売するのかな?
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黒髪悟空 ピッコロとツーショット
「かめはめ・・・波ぁぁぁぁぁッ!!」「魔貫光殺法!!」

道着の色が変わるので、おそらく丸ごと新商品となるだろう、悟空。
展示に使われているエフェクトパーツは、付属するのだろうか?

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セル完全体(?)
「こいつは失礼した・・・ではキミが、私のウォーミングアップを手伝ってくれるかな?」

・・・どう見てもセルです。ありがとうございました。
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『プリキュア』関係も精力的に取り組む気マンマンなようで、去年まで放送されていた『フレッシュ!プリキュア』の4人組、最初のプリキュアの二人組まで展示されていた。・・・バンダイよ、どこまで本気なんだ?

去年までの4人組 一番最初の2人組
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他にも『仮面ライダークウガ』『仮面ライダーW』の全フォームの展示もされていた。また、写真撮影は許可されなかったが、『ONE PIECE』の主人公、モンキー・D・ルフィの試作も展示されていた。現在、版権元の監修が行われている最中と言うが、夏までに何らかの動きが見られるんじゃないかと期待している。

また、ブランド名こそ違うが、S.H.Fの技術をフィードバックして作られた、ウルトラマンのアクションフィギュア・ウルトラアクトも展示されていた。

ウルトラマン
特徴的な光線技のエフェクトも付く模様。
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『フィギュアのある生活』と題して、こんな机どうですか?みたいな展示もあった。

フィギュアのある生活
「俺、こんな部屋にしたいんだ!」と言ったら、「でも君、猫飼ってるでしょ。壊されちゃうよ?」と、一蹴された・・・。
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まとめ、ってか、感想
欲しい限定品の入手に成功し、試作品でも遊べたし、色々と面白い物も見れた。精神的にも、物理的にも満たされた一日となった。こういう手合いのイベントは今後も、複数の都市で行うようにしてほしいものである。・・・とにかく、楽しかった!!・・・で、Vol.2はいつですか?

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