THE合体 グランバード
グッドスマイルカンパニー THE合体シリーズ
原型製作:Caloan(GOD BRAVE STUDIO)
定価:29000円(税込み)
ファイバードの2号メカ、グランバードがTHE合体に登場!
こだわりのギミックを大紹介!!
「人間どもよ、よぉく聞け。私の名は宇宙皇帝、ドライアス。地球の支配権は私が握る!!」
「そうはいくか!」
「誰だ!?」
「人呼んでファイバード! お前の野望を打ち砕くためにやってきた、宇宙警備隊だ!」
これは、地球を暗黒の世界にしようとする邪悪な宇宙エネルギー生命体ドライアスと戦う宇宙警備隊ファイバードと
その仲間たちの物語である!
『太陽の勇者 ファイバード』前期アバンタイトルより
飛べファイアーシャトル
勇者シリーズの恒例として、主人公メカの2号ロボが登場する。これは『勇者 エクスカイザー』のドラゴンカイザーから始まった伝統で、2作目の『太陽の勇者 ファイバード』でも2号ロボであるグランバードが登場する。今回のコラムは、このグランバードを紹介しよう!
第29話では、天野博士が新型のメカ、ファイヤーシャトルの開発を行っていた。ファイヤーシャトルの開発のため、天野研究所の家計は火の車!しかも、電気代を払うことができず、電気を止められてしまう。孫の天野ハルカの機嫌は斜めであった。
一方、地球に落下するはずの人工衛星が、大気圏で燃え尽きずにそのまま地表に衝突した。ジャンゴが開発した特殊コーティング剤により、ゾルのメカが衛星を操作していたのである。目的は都市破壊と暗黒世界の創造!異常を察知したファイバードたちは宇宙へ出撃するのだった。
火鳥とケンタはファイヤージェットで宇宙へ。ケンタは宇宙服を着用して出撃するも、大気圏脱出のGによる衝撃で失神してしまう。大気圏を脱出した後、火鳥はケンタの目を覚まし、ともに眼下にある地球の姿を見て感慨にふけるのだった。
目的の人工衛星群を見つけた火鳥は単身中へ乗り込む。ケンタはファイヤージェットの中で待機していたが、ドライアスに発見されてしまう。ケンタとファイヤージェットはドライアスとゾルが操るメカに襲われ、ケンタは宇宙空間に放り出されてしまう。
宇宙に放り出されたケンタを火鳥は助け出すが、無人になったファイヤージェットにドライアスが迫ってきた。火鳥はファイヤージェットと合体し、ファイバードになろうとしたが、手傷を負ったファイヤージェットの動きは遅く、ドライアスの攻撃をさらに受けてしまう。
ドライアス「こいつがいなくなれば何もできまい・・・。」
ケンタ「ファイヤージェットが・・・!」
ファイバードになれず窮地に陥った火鳥とケンタ!ドライアスが二人にとどめを刺そうとしたところに、スーパーガーディオンとサンダーバロンが救援に駆けつけてきた。さらに、天野博士が完成したばかりのファイヤーシャトルを運んできたのだった。
天野博士「火鳥、ケンタ!助けに来たぞ!!」
ケンタ「じいちゃん!」
スーパーガーディオンとサンダーバロンはドライアスとゾルのメカに攻撃を仕掛けるも、ドライアスの力の前になすすべがない。戦闘の中、人工衛星群が地球に向けて加速を始めた。この人工衛星が地上にぶつかってしまうと、大惨事が引き起こされてしまう。サンダーバロンとスーパーガーディオンは人工衛星群にとりつき、逆噴射をかけ、人工衛星群の加速を止めようとする!しかし、身動き取れない中をドライアスとゾルが容赦なく攻撃を仕掛けてきたのだった。
ファイヤージェットの応急修理もままならない中、火鳥はファイヤージェットのエネルギーをファイヤーシャトルに注ぎ込んだ。そして、火鳥は二人に
こう告げた。
「博士!ファイヤーシャトルを借ります!!」
ファイヤーシャトルとともに、ピンチに陥るスーパーガーディオンとサンダーバロンのもとに駆けつけ、グランバードに変形した!!
「この俺がいる限り、貴様らの好きにはさせん!!」
「ファイヤーシャトル!!」
「チェンジ!」
「グランバード!!」
「今度は、このグランバードが相手だ!!」
変形したグランバードはドライアスとゾルのメカに向かっていった。ドライアスはデスブレードを引き抜くと、グランバードに切りかかった。ピンチに陥るグランバードと思われたが、グランバードはブレスタージェットを呼び出し合体する!
デスブレード!!
ロールオーバーで画像が変わります
「ブレスタージェット!!」
「フォームアップ!」
「ジェット合体!グランバード!!」
合体したグランバードは、ドライアスに体当たりをしてひるませると、脚部に収納されたグランキャノンをセットした!ドライアスに照準を定め、グランキャノンを発射する。
「グランキャノン!」
グランキャノンをドライアスがよけると、後ろにいたゾルのメカに直撃!ゾルのメカは爆発四散する。分が悪くなったと判断したドライアスはドライアスジェットに変形して撤退するのだった。
ドライアス「グランバード!覚えていろ!!」
スーパーガーディオンとサンダーバロンは衛星に取り付けてあったブースターを取り外した。グランバードの登場と活躍により、地球に危機は去ったのであった。
スーパーガーディオン「グランバードか・・・」
損傷したファイヤージェットは研究所にて修理を受けることになる。修理中はグランバードが主にファイヤージェットの代わりとしてしばらくの間戦うのだった。これで、夏ごろ放送される中盤では2号メカが、1号メカの代理を務める勇者シリーズの伝統が確立した。
「おじいちゃん!またグランバードを買って!!」「違うんじゃよ、ハルカ!!」
『勇者エクスカイザー』で登場したドラゴンカイザーは、キングエクスカイザーが思いのほか売れて急遽設計されたメカである。それゆえ、急ごしらえでキングエクスカイザーとの合体機構を作ったため、ドラゴンカイザーもグレートエクスカイザーも箱型体型になってしまった。DX版のドラゴンカイザーも肘を90度に曲げられる程度のもので、アニメの体型からは程遠いものとなってしまった。
一方、次作の『太陽の勇者ファイバード』では、最初から1号メカと2号メカの合体を行う前提で設計を行うことができたのか、グランバードのプロポーションはドラゴンカイザーと比べて相当改善されている。スペースシャトルからの変形機構やブレスタージェットとの合体ももちろん再現しているし、太ももをスライドさせることで身長を伸ばして箱型体型ではなくなっている。それでいて、グレート合体するための分離機構も備えているわけである。
放送当時の筆者は、なぜかグランバードが好きだったようで、ファイバードは買わずにこのグランバードのみを買ってもらった。お正月はスーパーガーディオンで、放送終了後の3月の誕生日プレゼントがこのグランバードだったのである。なぜファイバードも一緒に買ってもらわなかったのかは、今となっては思い出すことができない。
ただ、2号ロボの悲しいところか、2001年の新世紀勇者復活計画でファイバードが再販されたが、2号ロボのグランバードが再販されることはなかった。2000年代の勇者シリーズ製品化の時も、主人公メカや最強形態はアクションフィギュア化されたが、2号ロボは製品化されることはなかった。また、カバヤが2010年代に入ってからリリースした勇者伝説 ブレイブガムでもファイバードが出た弾で打ち切りになってしまい、グランバードは日の目を浴びることはなかった。
しかし、令和に入ってから状況は一変する。まず、Shokugan Modeling Project(SMP)でファイバードが発売されると、グレートファイバードにするためにグランバードも発売された。1BOXの中に3つのパッケージが入っており、そのうち2つにはファイヤーシャトル本体が、もう1箱にはブレスタージェットとグレート用のオプションパーツなどが同封された。SMPでは、一部変形合体を簡略化したところがあるが、しっかりグランバードを再現することができる。

シャトルの機首を一度取り外してつけ直す形に簡略化されているがしっかり変形合体が可能
ただ、個体差でグレートファイバード用の腰パーツを腰の裏に取り付けるのだが、筆者の個体は穴の位置が合わずうまく固定できない。片方の穴で固定しているが、それゆえ外れやすくなってしまっている。食玩であるがゆえに、少し精度がよくない所があるのが残念であった。
その後、ファイバードを完成品でリリースしたエヴォリューショントイが、2024年5月にSuper Metal Action(SMA)でダイキャストを使用した完成品として発売した。

ファイバードよりも足が長くすらっとしたプロポーションになっている
劇中設定では同じ身長だが、ファイバードよりも大きくなった
こちらは、ファイバードと同じく変形合体機構を極力差し替えなしで再現することができる。SMPでは簡略化されたシャトルの機首部分の変形も、スプリングをうまく使うことでしっかり再現しているし、機首部分を折りたたむことで余剰パーツなしでアニメ寄りのプロポーションを再現できる優れものとなっている。さらに、旧DX版ではシャトル時に丸見えだったロボットモードの頭部は内部に収納することができる。しかも、グレート合体時の分離機構もよく練られており、グランバード時はマグネットで固定することでジョイントが極力ないように設計されている。下手するとファイバードよりグランバードの方が出来が良いといえるくらいである。
マグネットでの固定や頭の収納が可能
1号ロボのファイバードよりもギミック面が充実している
ただ、ダイキャストを使用し、ここまで充実したギミックが詰め込まれているがために、値段もお高く44800円(税込み)だった。筆者は割引で37699円程度で購入したが、発売された2024年5月ごろにはTHE合体でファイバードやグランバードが安い値段で発売されることが発表されていたため、エヴォリューショントイには分が悪い状況になってしまった。
とはいえ、バンダイやグッドスマイルカンパニーなどが寡占状態にしてしまうのは業界としても不健全である。様々な会社がいろいろな製品を出すから競争が生まれ、より出来の良い製品を開発しようと各社が企業努力を行うことになる。エボリューショントイの製品も、そのチャレンジ精神は買うべきであろう。
このように、2000年代までには日の目が当たらなかったグランバードであるが、今では数多く同じ種類のキャラクター商品を買っていることを表すネットミームの「違うんだよ、カーチャン!」と言いたくなるようなレベルの量の多種多様な製品が各社より発売された。それぞれの会社が独自のアプローチで商品化を行ったが、今回は最後発の製品であるグッドスマイルカンパニーのTHE合体 グランバードに焦点を当てて紹介しよう!
博士、ファイヤーシャトルを予約します!!
THE合体グランバードは、2024年7月5日~8月21日の約1か月間の間予約が受け付けられていた。この予約期間内でグッドスマイルカンパニーの公式ショップから予約すると、必ず製品を届けてくれる仕組みになっている。しかも、問屋への発送日と同時に発送されるので、店で買うより早めに手に入れることができるのである。
このTHEグランバードの場合、予約は2024年だったが発送は翌年2025年の6月の予定であった。しかし、1か月発売が延期され7月に発売された。7月15日が発送開始日で筆者のもとには翌日16日に届けられたのである。30000円近い値段の高額な商品であるため、1年間待つことにはなるがその間にお金を貯めることができるので、そういう意味では安心して予約できるわけである。
昨今は、転売屋がはびこり、人気製品の予約がなかなか難しくなってしまっている。ガンプラも店先で並んで整理券をもらってやっと手に入るレベルだし、人気の高い完成品は高額なうえに、なかなか手に入らなくなってしまった。しかも、Amazonに至っては予約していても数が足らずにキャンセルされてしまう場合も出てしまうのである。そういった情勢であるので、グッドスマイルカンパニーの少しでもユーザーに商品がいきわたるようにしてくれる措置は、ユーザー側からすると非常にありがたいものである。
製品をパッケージから開けると、グランバードのロボット状態で梱包されている。つま先や翼の根元の位置を動かし、サイドアーマーのロックを外す。そして腕を引き延ばせばロボットモードのグランバードが完成する。このグランバードを元に、ファイヤーシャトルに変形させたりブレスタージェットと合体させるようになっている。
勇者メカはビークルモードから変形するのが普通なので、まずはファイヤーシャトルから見ていこう。
劇中の薄いフォルムのファイヤーシャトルを実現
うるさくならない程度にディティールが彫られているのも◎
乗り物形態のシルエットは見事なもので、乗り物の四角い形状をうまく再現している。この再現を実現してるのが、サイドアーマーの変形である。サイドアーマーは2つのパーツが重なっており、上側の大きな装甲を
展開すると乗り物形態時のシルエットを四角く見えるようになっている。この装甲が折りたたまれればロボット時のくびれのある腹部になるわけである。
こういう仕組みでロボット形態とビークル形態のシルエットを両立させている
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特筆すべきは、ロボットモードの大きな頭部が完全に収納されていることである。当時品DXでは頭部が伸びたまま申し訳程度に額のパーツを折り曲げて顔を隠す仕様だったのだが、今回のグランバードは完全に頭部が収納されている。SMPに関しては頭部を取り外してボールジョイントを収納し、余剰パーツになってしまう。SMAでは頭部の収納を実現していたが、その分どうしても頭部が小さくなってしまう。そのため、専用のヘルメットパーツを取り付ける仕組みだった。
左側がそのままの頭部、右側がヘルメットをかぶった頭部
頭部の収納を考えるとどうしてもこの大きさにせざるを得ないし、耳の角の扱いが難しい
ほぼ劇中比率と同じ大きめの頭部をしているTHE合体
この頭部が・・・
跡形もなく収納されている!どんなトリックが隠されているのか!?
ロケット機首下部にはランディングギアが隠されている。後ろの車輪を使えばコロ走行も可能である。
当時のDXのおもちゃはつま先に車輪があったが、より自然な形に昇華されている
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このグランバードにもファイバードと同じ仕様のアンドロイド火鳥勇太郎が付属している。この火鳥は、シャトルの上のハッチ部を開けて座らせることができる。劇中と同じ位置からファイヤーシャトルに乗り込む粋な演出なのだが、火鳥を座らせると上部のハッチを閉じることはできない。
左右どちら側にも座らせることができる。左側にはケンタがよく乗っている。
中がギチギチなため、完全には収納できないのが残念
ファイバードと同じく、このグランバードにもパワーアップ用のメカが存在する。グランバードにはブレスタージェットというサポートメカがあり、これと合体することももちろん可能である。

同じくグランバードの呼び出しで、どこからともなく現れるサポートメカ
番組後半で単体で活躍する回もあったり
このブレスタージェットも、もちろんファイヤーシャトルの後部に取り付けることができる。
アニメ本編では登場しなかった形態
子どものころの筆者はこの状態でよく遊んでいました
シャトルの中央部の段差に干渉しないように、ブレスタージェットの全部がクランク移動するようになっている。
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このように、シャトル単体で見ても気合の入った造形となっている。
今度は、このTHE合体グランバードが相手だ!!
このファイヤーシャトルが変形して誕生するのが、グランバードである。ファイヤージェットと同じく、火鳥勇太郎の呼び出しを受けて上空から飛んでくる。その変形バンクをTHE合体を用いて再現してみよう。
「ファイヤーシャトル!!」
呼び出されたファイヤーシャトルは変形を開始する。まず、機首の部分が2つに割れて回転して足の横に移動する。その後、つま先が展開する。
回転する方向は、ロックするパーツがあり、決まっているので注意!
取扱説明書の記述が間違っていて訂正も入っていた。
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シャトルの前半分が伸びて、足を形成する。
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続けて、機体後部横のビーム砲が回転し、拳が現れる。THE合体ではさらに引き延ばして腕へと変形させる。
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ここの砲身部分は縮めることで内部への収納を可能にしている。
シャトル後部の主翼が後方へと折りたたまれる。
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ここまで変形が完了すると、アンドロイドの火鳥勇太郎が左胸に飛び込む。
「ハアッ!」
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火鳥が左胸に合体すると、尾翼パーツが展開し胸アーマーになる
。そして、内部から頭部が現れれば、グランバードの完成である。
「チェンジ!」
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「グランバード!!」
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このように、劇中通りの変形パターンを楽しむことができる。一部頭部収納などのプロポーションを整えるための独自の作業が入るが、この工程は後のセクションで紹介しよう
。
変形したグランバードが、こちらである。
合体を考慮に入れたプロポーションになっているが、かなり劇中に近いプロポーションである
小さくなりがちな頭部がしっかりバランスの良い大きさになっている
アニメ寄りのスマートな足にしたい場合はパーツを取り外す
取り外したパーツは余剰になるので、筆者はそのままにしている
とても変形合体するプロポーションには思えないくらいまとまりの良いスタイルとなっている。特に頭部がバランスの良い大きさになっている上に、ファイバード並みのイケメン顔なのである。
どの角度から見てもイケメンに見えるシャープな輪郭をしている
眉間の細い部分がちゃんと白くなっているのがすごい
ファイバードと並べてみると、設定どおりの大きさになっている。通常、合体する都合で、グランバードの方が身長が高くなりがちなのだが、こちらは頭の高さでしっかり同じになるように設計されている。
設定どおりの伸長比率を再現
ファイバードと並べてみると太ましく見えるが、許容範囲だろう
このロボット形態ではあまり戦闘を行っていないので、この状態での武装は付属していない。ブレスタージェットと合体して本格的な戦闘に入るわけである。続いてはブレスタージェットとの合体を見てみよう。
まずは、グランバードがブレスタージェットを呼び出す。
「ブレスタージェット!!」
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回によってはこの時、けん制のためのミサイル攻撃をブレスタージェットが行う場合がある。上空からやってきたブレスタージェットはグランバードの胸に合体し、頭部にヘルメットが被さる
「フォームアップ!」
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決めポーズを決めて、ジェット合体したグランバードが完成する。
「ジェット合体!グランバード!!」
ブレスタージェットを後方に取り付ける恩恵で、ファイバードと違い劇中と同じプロセスで合体させることができる。取り付けるときは合体前のグランバードの耳を後ろに折りたたんで干渉しないようにして取り付ける。この時、ミサイルポッドであるグランロケッターを移動させて背中に回すこともできる。
耳にはクリック付きの可動軸が仕込まれている
塗装が剥げないように、またほかのパーツと干渉しないようい注意して取付よう
グランロケッターの可動部にはクリックが仕込まれており、しっかりした固定が可能
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もちろん発射時の位置に持ってくることも可能
そしてブレスタージェットと合体したジェット合体グランバードがこちらである。
ジェット合体してもバランスが整っているグランバード
合体プロセスもほぼ再現できるのが驚き
可動範囲も広く、劇中の様々なポーズが取れるようになっている。各関節にはクリック構造が仕込まれているので
、重さで垂れ下がることがないようになっている。ファイバードと同じく腰の回転は行うことができないものの、オプションパーツのグランキャノンや交換用手首を使えば劇中のような動きが可能である。干渉する胸パーツも跳ね上がるようになっており、腕の動きを妨げない作りになっている。
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合体前も合体後も首パーツを回転させることが可能である。また、首にクランク状の引き出し軸があるため、うつむいたポーズも取らせることができる。ここはグレート合体時に顔が見られる位置に持っていけるようにするための配慮ともいえる。
内部でクランク状に軸が折りたたまれており、引き延ばすことで首を延長できる
うつむかせたり、グレートファイバードにしたりしたときのバランス調整に使用する
グランバード単体でもかなりの手首パーツが付属している。デフォルトの手首は可動手首だが、それ以外にも握りこぶしや平手
、武器持ち手、差し指も付属している。これらはホルダーに取り付けられた状態で同梱されている
。
武装合体したファイバードと比較してみよう。
同じく頭の高さで同じくらいの高さになるように調整されている
バンダイのSMPファイバードに付属するアンドロイド火鳥と並べると映えますね
特にあおりの角度から撮ってみると非常に格好いい
これらの手首や可動範囲を生かして、グランキャノンの発射シークエンスを再現することができる。
「グランキャノン!!」
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付属の角度のついた持ち手用手首を使えば、両腕でグランキャノンを保持して構えることができる。さすがに真上に構えるなどの肩を引き出さなければできないポーズは不可能だが、変形合体するモデルとしては期待以上の可動範囲である。
合体するのに、ここまでのポーズが取れるのが恐ろしい
このグランキャノンは、ロケットの機首部分から分割されたものが飛び出してくるのだが、土台入る大きさではないため収納は再現されていない。これはDX版も含めた過去の製品もすべてそうである。DX版のオマージュでグランキャノンは分割して持たせることが可能である。
劇中通りの長大なキャノン砲を再現
グランキャノンのバンク自体は後のダ・ガーンにも引き継がれる
タカラ版のオマージュでこのような持たせ方も可能
同じ完成品の商品であるエヴォリューショントイのSMAと比べてみよう。
左側がSMA、右側がTHE合体
グランバードのアプローチが違うのが見て取れる
どちらも変形合体するグランバードだが、SMA版の方がスマートなプロポーションをしている。ただ、顔の部分のマスクを後付けしたり、通常のグランバード時にはヘルメットをかぶせる必要があるので、全体的な変形ギミックに関しては
THE合体に軍配が上がる。ダイキャストの重さや余剰なしで足をスマートに見せるギミックが好きな人はSMAでという住みわけが可能だろう。
びゃあ゛ぁ゛゛ぁすごひぃ゛ぃぃ゛(増岡弘の声で)
余剰パーツを出さずに、プロポーションを維持できている秘訣を紹介しよう。まず、驚くべきことに頭部パーツは差し替えなしで内部への収納が可能である。この頭部の収納をするために、一度本体を開く必要がある。その工程はかなり複雑なので以下の画像で説明しよう。
まず、胸部が開かないようにロックしている胸の白いアーマーを上側にはね上げる。
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その次に背中側の股間にあるロックを外す。
こんなところに2か所目のロックがありました
クリック(タップ)すると画像が変わります
腹部を1クリック上に上げて、中のパネルを外に出す。
腹部中心の黒いパーツを1クリック分押し出すのがポイント
押し出した後、内部で干渉するパネル類を一度外に出すということ
目安となるクリック数がちゃんと説明書にも書いてあるのが良い
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この状態になると、左右にボディを開くことができるので、ガバッとボディを開く。
グレート合体時の変形ギミックをここで使用するのがポイント
本当に豪快にガバッと開くのがすごい
クリック(タップ)すると画像が変わります
ここまで本体を開いたのち、グランバードの耳のアンテナパーツを内側に折り曲げる。そして首の根元にある黒いパネルを回転させていく。
ブレスタージェットとの合体とは逆向きにアンテナを折りたたむ
クリックとストッパーがちゃんとあるので、止まるところまでしっかり止める
このようにパネルを回転していくと頭部が下に回るということ
頭部収納のために豪快なギミックがあるわけである
クリック(タップ)すると画像が変わります
そして本体をもう一度閉じ、さっきとは逆の工程でどんどんロックを施していけば完全に頭が収納されるというわけである。
なお、今回はグランバードの変形説明書の手順に従ったやり方で紹介したが、グレート用のヘルメットパーツも内部に収納しておくことができる。この時はグランバードの頭部パーツにあらかじめグレート用のヘルメットパーツを取りつけて同じ工程を踏めばグレートのヘルメットパーツも含めて内部に収納できる。
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グランバードのヘルメットにグレート用のヘルメットを取り付ければ、本体用の余剰パーツが出ない
しかも、グランバードの時にグレート用のヘルメットが余らないように内部にアームパーツがあり、そのアームパーツにグレート用のヘルメットを取り付ければロボットモードでも一切余剰パーツが出ないわけである。
このアームパーツを起こして・・・
このようにヘルメットを取り付ける
ロボットモード時も一切余剰が出ない仕組み
グレート用のヘルメットパーツもクリアランスがギリギリになるが、しっかり本体の空洞内に収納してしまうことができるのである。本体を閉じるときはグレート用の角パーツが干渉しないように、首をしっかり縮めて、少しうつむき加減で収納するのがコツである。再び頭部を展開するとき、不安な場合は一度ヘルメットを取り外してグランバードの首だけにしてプレートを回転させるといいだろう。(注1)
このように、まさに設計者のプロポーションへの執念が感じられる、マスオさんもびっくりの頭部収納ギミックなわけである。しかも、本体変形だけでこれなので、グレート合体時にはさらなるギミックが隠されていることになる。次のコラムではいよいよ最強合体のプロセスに迫る!乞う、ご期待!
注1 玩具YouTuberのヲタファ氏は、自身の動画内でグレートのヘルメットを取り付けたまま回転させている。ヲタファさんも、息をするかの如くすんなり回転させていた。しかし、筆者の場合、グレートのヘルメットをかぶるとやはり頭部が大きくなり、微妙に角度がずれるだけで他の箇所と干渉してしまうのに難儀していた。筆者はグレートのヘルメットを取り外し、グランバードの状態で回転させてロボットモードにしていた。しかし、X(旧Twitter)で、実は本体が90度以上開くことをフォロワーさんに教えてもらった。本体を90度以上まげて斜めになるように展開すると
、干渉することなく回転させることに成功した。教えてくださったKNIGHT AXELさんに感謝!
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