聖闘士聖衣神話
天秤座ライブラの童虎

バンダイ 聖闘士聖衣神話シリーズ

定価5040円(税込み)

聖闘士聖衣神話 天秤座ライブラの童虎
復活の古の闘士
聖闘士の要が聖闘士聖衣神話に登場!

聖域決戦の火蓋は切って落とされた
邪悪の矢を受け倒れたアテナを救うためにも
黄金聖闘士が立ちはだかる十二の宮を突破せよ!
急げ、アテナの聖闘士たち!!

今世紀最大のこの戦いにおいて、多くの者が傷つき倒れていった。
カシオスを自分の身代わりとして死なせてしまい
やり場のない怒りに自暴自棄になろうとしていたシャイナを
戦いの非情さを誰よりも知るアイオリアは、力ずくでとめるのだった

一方、第七の宮、天秤宮に突入した星矢たちは氷河を発見した。
突如出現したライブラの聖衣を使い紫龍は氷の棺を両断したが
冷え切った氷河の体はその鼓動を静止しようとしていた・・・。


冒頭部ナレーションより。BGM「銀河戦争」を流しながら田中秀幸氏の声で読むべし!
薄れ行く記憶!消え行くゼロリ
射手座サジタリアスのBP(射手座のロリ黄金聖闘士。時間がない割に書くべきコラムがどんどんたまっていき、泣きを見ているタワケ。以下BP)「ここは第七の宮、天秤宮。そういえば、誰かと誰かがずっこけ漫才をしながら十二宮の突破をもくろんでいたような気がする・・・。」

まじめにふまじめ怪傑ゼロリ(HUYU君の脳内に住むイマジン。はて、どんな奴だったかな?以下ゼロリ)「私の体が消えかかっていく!これは一体!?」

説明せねばなるまい!前回のシャカのコラムから大幅に時間が経過し、筆者であるBPの中でゼロリの記憶がなくなりつつある。人の記憶によって生き死にを決定付けられる存在のイマジンであるゼロリは、宿主のHUYUとBPが忘れてしまえば、その存立基盤を失ってしまうもろい存在なのである。っていうか、イマジンって言う設定自体も古いしねー!

ゼロリ「ゲッ。ということは、私はあの二人に忘れ去られていっているわけ?」

蟹座キャンサーのデスマスク(蟹座の黄金聖闘士。筆者たちの勝手な妄想により、グラップラーのサーヴァントとしてゼロリに召喚される。以下蟹)「おいおい、俺の存在を忘れてもらっては困るぜ!と言っても、俺の宿主は誰だったかな?」

BP「12時間しか時間がないという設定の割に、このシリーズの執筆スピードは異常に遅いからねえ。筆者の自分でも何やってるかわからなくなるんだわ。リアルタイムでは、かれこれ半年持ち越してるしね・・・。」

ゼロリ「私の存在を忘れるなー!消えてしまうぅぅぅ!!」

BP「何か声が聞えたような気がするな。まあ良いや。というわけで、ここは天秤宮でございます。ここは、主である老師こと、天秤座ライブラの童虎が預かる宮なんだけど、彼は中国五老峰にいるため無人の宮なんだね。」

「ということは、ここは素通りできるわけだな。しかし、俺は一体誰と十二宮突破をもくろんでいるんだっけ?

BP「っていうか、ぶっちゃけこんな戦いする必要もないんじゃない?まあ、せっかくだし老師の話に入ろうか。」

ゼロリ私を無視するなああああああ!!

おや!?老師のようすが・・・!
格闘バトルアニメのパターンの一つとして、武道に長けた老人が武術の手ほどきを主人公に施すというものがあるが、80年代のジャンプバトルマンガである聖闘士星矢でもそのようなキャラクターが登場する。それが今回紹介する老師である。

この老師は、ドラゴン紫龍の師である。中国五老峰に送られた紫龍は彼の下で師事し、小宇宙を使った戦い方と生きることについての根幹を指導される。とうことで、紫龍は孤児であるにもかかわらず、老師と同じく捨て子だった春麗とともに雄大な五老峰の自然の中で厳しくも暖かさを持った生活を送っていた。その中で老師は、年の功を生かして、紫龍に様々なことを教え込んでいる。紫龍がテリーマン的に薀蓄を披露するときは、必ず「老師に聞いたことがある」と引用元を明らかにするのである。

物語の最初の頃は、武術に長けた物知り爺さん的な扱いだったのだが、物語が進むに連れて非常に重要な役回りとなっていく。聖域の異変を確信した彼は、教皇アーレス率いる聖域に反旗を翻す。更に、十二宮の戦いの後は、聖闘士の実質的な司令塔役として黄金聖闘士たちに指示を与えている。

実は、彼は先の聖戦を生き残った黄金聖闘士の一人なのである。彼は、アテナよりMISOPETHA-MENOS(ミソペサメノス)を施されていた。これは神々の仮死の法で、心臓の鼓動を1年間に10万回のスピードに落とすことで、体の年齢を18歳のままに保っていたのである。そして、来るべきハーデスとの次の聖戦に備えて五老峰に座し、ハーデスの封印を監視していた。

ハーデス軍が聖域に攻め込み、前教皇であるアリエスのシオンと対峙したとき、老師はその仮死の法を解いた。すると、老人だった体が脱皮して、中から18歳の若々しい男が出現したのである。

童虎素体 前 童虎素体 後
爺さんが脱皮したら、こんなに男らしい人に変身しました
そんなのありか・・・?

中の人、もとい声優さんも矢田耕司氏から、童虎に若返ったハーデス十二宮編以降は堀内賢雄氏にバトンタッチした。若返った時の声もキャラクターのイメージにマッチしており、声優がらみでいざこざの多い星矢アニメではあるが、このキャストに関しては文句を聞いたことはない。

ハーデス十二宮編では、老体でも結構な強さだった老師が若返ったことで、シオンとの戦いにおいて圧倒的な戦闘力を見せる。特に、シオンのスターダストレボリューションと童虎必殺の廬山百龍覇のぶつかりは、アニメで押さえておきたい名シーンである。若返り18歳に戻ったといえども、261年間生き続けた年齢相応の知恵も見せているので、まさに聖闘士の要という役割を持つ人物なのである!

こ・・・これがライブラの聖衣神話か!なんという重量感・・・
テレビシリーズ放映時は、ライブラの「童虎」としての活躍は一切ない。老師は、ライブラの聖衣をまとわずひたすら五老峰で指示を出すだけの役回りだったのである。一応、テレビアニメオリジナルのアスガルド編で、若かりし頃の老師が登場するが、アニメオリジナルのデザインだったし聖衣もまとわなかった。

しかし、ライブラの聖衣自体は地味に活躍している。というのも、ライブラの聖衣には6種12対の武器が備わっているのである。基本的にアテナは武器を使用することを嫌うのだが、有事の際にアテナと天秤座の黄金聖闘士の許しを得ることで使用することが初めて許される。この武器の管理を行う役目を天秤座の聖闘士が担っているため、天秤座の聖闘士は古の時代から聖闘士の善悪の判断を行う要という大役を任されることとなる。

後で原作の再現の際に詳しく紹介するが、天秤宮で氷の棺に閉じ込められた氷河を救うため、老師が聖衣だけ天秤宮に転送し、見事に氷河を救い出すことに成功した。また、ポセイドン編では7つのマンモスピラーを破壊するため、ライブラの武器が使用された。また、映画『真紅の少年伝説』でも紫龍が聖衣をその身にまとった。物語の要所要所で登場する聖衣のため、老師がまとわなかったにもかかわらず、印象深い聖衣である。

聖闘士聖衣神話ではシリーズ12番目で登場し、黄金聖闘士の中では6番目の商品化と相成った。ハーデス十二宮編で初めて聖衣をまとったため、パッケージのロゴが唯一ハーデス十二宮編の物となっている。

まず、童虎単体の造型であるが、アニメのイメージと乖離している感がある。これは、顔の造型が悪いという意味ではなく、もみ上げの存在が気になるのである。

顔のアップ
こんなにもみ上げあったかな?

商品付属の説明書の設定画を見ても、このようなもみ上げは描かれていないし、旧シリーズの聖闘士聖衣大系のパッケージの老師の顔にも、原作の絵でも童虎の髪型はいつもの車田ヘアーといった感じで描かれており、このような長いもみ上げは確認されないのである。

とはいっても、黄金聖闘士の中でも丁度半分の位置で登場したため顔の造型と体とのバランスは取れてきているのがわかる。

ライブラの聖衣のオブジェ形態はそのまま天秤の形となる。黄金聖衣は、どれも人か動物の姿をかたどっているのだが、このライブラの聖衣だけは例外なのである。

オブジェ形態 真正面

オブジェ形態 前 オブジェ形態 後
まんま天秤の姿のオブジェ形態
天秤の皿の上にはライブラの武器が置かれている

道具の形をしたオブジェが、バラバラになって人型の鎧になるということで、分解して装着するとがらりと印象が変わるのが面白い。ライブラの武器のうち3つを、天秤の皿の上に装着状態で置くようにとなっている。天秤の形をしているとはいえ、天秤が実際に傾くわけではないので注意。

この天秤の形をしたオブジェを分解し、実際に装着させるとこのようになる。

天秤座ライブラの童虎 前 天秤座ライブラの童虎 後
天秤座ライブラの童虎全身画像
ギリシアで作られたはずなのに、なぜか中華風のデザイン

老師が中国にいるせいなのか、聖衣はギリシア神話の時代に作られた物のはずなのに、デザインが中華テイストである。聖衣の出来だが、ヘルメットと腰とシールドの外側の円を除いて全てダイキャスト製である。そのため、重量感が半端ではない。一方で、あまりに重すぎてこけやすいのが、痛し痒しと言うところか。ちなみに、童虎はマントを装着したことは劇中ではなかったのだが、他の黄金とあわせるためか律儀に付属している。

ライブラの武器の配置も、きっちりと再現されている。さすがに武器を変形させる事はできないので、収納状態と武器状態のものがそれぞれ付属する。

ライブラの武器(収納状態)
収納状態のライブラの武器
ソードとトンファーとツインロッドは非常に細かいのでなくさないように注意

劇中同様に、収納状態の武器を収納させることが出来る。しかも、収納状態の武器にも、露出する部分はメッキ処理が施されており、逆に固定箇所には軟質素材を使ってテンションをあげてポロリと取れることがないように努力している。

しかし、それでも完全な固定ではない。筆者は飾ってる最中にフィギュア本体がふとした拍子で落ちてしまい、ライブラの収納状態の武器が四方に飛び散ってしまったことがある。これらのパーツは非常にこまごまとしているので探すのに一苦労した。というわけで、この事件以降、筆者は飾るときには武器を収納させてはいない・・・。

マントをはずして全身を見てみればどこにどの武器が収納されているかがよくわかる。

収納図 前 収納図 後
聖衣のいたるところに武器が隠されていることがわかる

一つ一つ解説すると、背中にトリプルロッドが、脚部アーマーにソードトンファーが、腕部にシールドツインロッドが、そして股間部のアーマーにスピアーが、それぞれ収納されている。この配置のし方はアニメ準拠の物で、原作では右側のシールドを肩口に取り付けるようになっている。しかも、その再現を行えるように右肩にジョイントが設けられているのである。

原作準拠の取り付け方
シールドは右肩にも取り付け可能
肩腕アーマーともに、シールドを取り付けない場合のためのジョイントの穴隠しが用意されているのが心憎い

ヘルメットの取り付けであるが、童虎の髪の毛がヘルメット状になっているのでそれを取り外してヘルメットを取り付ける。

髪の毛の構造
ロールオーバーで画像が変わります

手首パーツは素手と握りこぶしと武器の握り手と、必殺技用の平手が付属している。平手を使用することで老師最大の奥義、廬山百龍覇を再現することが出来る。

廬山百龍覇
廬山百龍覇!

手首のバリエーションが少々さびしいが、武器の持ち手の付属しなかった射手座サジタリアスのアイオロス獅子座レオのアイオリア用の持ち手パーツが付属している。これにより、黄金聖闘士12人全員にライブラの武器を持たせることが出来るようになっているのである。

さらに、オマケパーツとしてドラゴン紫龍の頭パーツが付属している。こちらの顔は目が閉じたもので、ヘルメットパーツも装着させることが出来るようになっている。しかし、あくまでオマケという要素なので造型はあまりよろしくない。

紫龍ヘッドを装着した状態 ヘルメットをつけた状態
造型はトホホですね・・・

せっかくなので、造型のよいドラゴン紫龍(最終)と並べてみた。上の画像と比べると、造型レベルが格段に上がっているのがよくわかると思う。

師弟を並べてみた
紫龍(身長172センチ)と比較
2nd素体は頭身が高いので、童虎(180センチ)に身長が近づきますな・・・

尚、固定がゆるゆるだが、やろうと思えば2nd素体の紫龍にライブラの聖衣を装着させることが出来る。エリシオン編では、紫龍は目を開けていたので、エリシオンでの激闘を再現しようとなると、こちらの紫龍を使用せざるを得なくなる。

最終紫龍にライブラの聖衣を付けてみた 前 最終紫龍にライブラの聖衣を付けてみた 後
がんばればライブラの聖衣を最終紫龍にまとわせることが出来る
ただ、腕と足周りが非常に緩々な上に重量でポーズが取れません・・・

髪の毛が背中の武器と干渉してしまうので、ジョイントに浅くはまる形となり、頭が外れやすくなるのが難点である。しかも、この部分は取り付け時にコツがいる部分なので留意しておく必要がある。

頭のアップ
ロッドが干渉しないように上手く取り付けましょう

このように、ダイキャストをふんだんに使用した豪華なつくりとなっており、単体でもプレイバリューが非常に高い。これに武器を合わせると遊び方は無限大である。他の黄金聖闘士より少しばかり値が張るが、それに見合う文句のない出来栄えである。

遊ぶ前によく読むのじゃ!
展開した状態の武器は、劇中再現で紫龍が紹介してくれるので、ここではあえて紹介しないでおく。その代わりに、この製品の面白い点を紹介しよう。製品には必ず取り扱い説明書が付いているのだが、この童虎の説明書はなかなか面白いつくりとなっている。まず、天秤座聖衣武器使用心得という項目があり、律儀にハーデス十二宮編の老師の画像を引っ張り出してきて「遊ぶ前によく読むのじゃ!」と書かれているのである。ちなみに、内容はこのようなものとなっている。

〜天秤座聖衣武器使用心得〜
一、武器を振り回したり、投げつけたりしない

二、聖衣や武器を子どもの手の届く所に置かない

三、聖衣や武器を飾るときは落下したり、踏んだりしない場所に飾る

普通だったら、説明書の隅に小さくかかれるような文句がわざわざ老師の言葉として記載されているのである。

しかも、これだけに飽き足らず補足説明にも、遊び心が充実している。少し説明書から一部引用して紹介しよう。

天秤座の聖衣の取り扱いについて
本来、天秤座の武器は女神の許しなしには使用できないもの。たとえ成人男女といえども、むやみに扱えば製品の破損や、思わぬ怪我に繋がる恐れもある。決して振り回したり、投げたりしてはならん!


天秤座の武器の持たせ方
天秤座の武器は大部分が重量のある金属素材で出来ておる。鍛え上げた聖闘士といえども軽々と持ち上げられるものではない。天秤座の武器を聖闘士に持たせるときは、バランスの取れたポーズで飾るのがコツじゃ!


このようなノリで天秤座の武器の扱い方を老師が解説してくれているのである。こういった紹介のし方をしているのは、今の所はこの製品だけである。遊ぶ側としては非常に面白い要素である。

よみがえれ白鳥!生と死と愛と
一輝の命を賭した活躍により、神に最も近いといわれる黄金聖闘士、乙女座バルゴのシャカの守る処女宮を突破した星矢たちは、続く天秤宮に突入した。ここは、老師の預かる宮なので素通りが出来ると3人は踏んでいたが、そこにはジェミニの聖闘士との戦いで異次元に飲み込まれてしまった氷河が、なぜか氷の棺の中に閉じ込められていた。

氷の棺に閉じ込められた氷河
星矢「氷河!」

「氷河は、ジェミニのアナザーディメンションで異次元空間に飛ばされたはずだ。」

実は氷河は、あの戦いの後天秤宮に飛ばされていたのである。そこで、クリスタル聖闘士の師である水瓶座アクエリアスのカミュと遭遇し一戦を交えたが、彼のオーロラエクスキューションの前に破れ、この氷の棺の中に閉じ込められてしまったのである。

3人は、氷の棺の中から氷河の鼓動を感じ、氷河が仮死状態にあることに気づく。しかし、星矢の流星拳を持ってしても氷の棺は壊せなかった。焦る3人の前にまばゆい光とともに、天秤座の聖衣の箱が現れ、なかなか天秤座の聖衣が現れたのだった!

天秤座の聖衣出現!
星矢「これが・・・!」

紫龍「ライブラの聖衣の姿なのか!!」

突然の聖衣出現に驚く3人だったが、紫龍は老師の意図を汲み取ることが出来た。紫龍は、五老峰から旅立つときに天秤座の聖衣の秘密を老師から聞かされていた。老師の意図を汲み取った紫龍に反応するかのように、ライブラの聖衣が紫龍と共鳴を起こした。

共鳴する紫龍と聖衣
紫龍「ありがたくお借りします、老師!」

そして、ピンチに陥っていないにも関わらず、突如として聖衣を紫龍は脱ぎだした!

聖衣を脱ぐ紫龍!
紫龍はあああ・・・であっ!

すると、天秤の皿の上の武器が飛び出し、紫龍の腕の中へと飛んでいった!


ロールオーバーで画像が変わります

武器を受け取る紫龍
星矢「何!聖衣の一部が分解して、紫龍の手に!?」

「あれは!?」

紫龍が手にしたものが形を変えてツインロッドとなった!

ツインロッド!
ツインロッド!

ロールオーバーで画像が変わります

紫龍はツインロッドを使って頼まれてもいないのに演舞を披露する。ツインロッドは空を切るたび星のような輝きを飛び散らせる。このような調子で次々とライブラの聖衣が分解していき、そのたびに半裸の紫龍は手にした武器を使って演舞を披露する!

そして次は・・・
そして次は・・・
ロールオーバーで画像が変わります

スピア
スピア!
ロールオーバーで画像が変わります

ソードが飛び出る図
スォード!
ロールオーバーで画像が変わります

スォード!
ライブラの聖衣は分解するとツインロッド、スピア、ソード・・・
ロールオーバーで画像が変わります

トリプルロッドが飛び出る図
ロールオーバーで画像が変わります

トリプルロッド!
トリプルロッド!
ロールオーバーで画像が変わります

トンファーが飛び出る図
ロールオーバーで画像が変わります

トンファー!
トンファー!
ロールオーバーで画像が変わります

シールドが飛び出る図
シールドの六種類!
ロールオーバーで画像が変わります

シールド!
それぞれ一対ずつ、全部で12個の武器になるのだ!
つまり、12人の黄金聖闘士だけに持つことが許された武器なのだ!!

ロールオーバーで画像が変わります

武器一覧
しかし、本来素手を持って戦うのが聖闘士だ
アテナの許しがなければ使えない!

およそ3分ほどの演舞の後、落ち着いた紫龍は氷の棺を砕くための武器を選び始めた。

武器を思案する紫龍
この中で一つだけ、氷を砕くのに合った武器を選ばなければ
氷の棺どころか、中にいる氷河さえも粉々にしてしまう!

思案の末、紫龍はソードを使うことにした。

武器を決めた紫龍
よし、これを使わせていただきます。
このソードを!

紫龍は、ソードを手に取り氷の棺の前でソードを構えた。

ソードを構える紫龍
氷河よ、今その中から救い出してやるぞ!
そして、再び俺たちの前に!!

紫龍は小宇宙をソードに集中させ、ついに氷の棺にソードを繰り出した!

ソードを繰り出す紫龍
よみがえれ、白鳥よ!!
ロールオーバーで画像が変わります

ソードを繰り出す紫龍
であああああああああああ!
ロールオーバーで画像が変わります

紫龍がソードで氷の棺を一閃すると、氷の棺が砕かれ蒸発していった。中の氷河は傷つけられることなく、棺の中から出てきた。しかし、氷河の意識は戻らない。それどころか、せっかく氷の棺の中から助け出したのに、彼の心臓は今にも止まりそうだったのである。

星矢と紫龍は困惑したが、瞬が手当てを申し出た。瞬は二人を先の宮に進むよう指示し、二人は氷河を瞬に任せて続く天蠍宮に向かうのだった。

進め、ゼロリ!腐女子魂ある限り
BP「とまあ、天秤座の聖衣と天秤宮にまつわる話はこんな具合だったわけさ。」

「無人の宮だったのに、結局時間を食っちまったわけだな。」

BP「ちなみに、上記のレビューでもれた部分があるので補足させてもらおう。まず、ライブラの武器のスピアーは、オブジェに収納するための長さ調節のために分割されているんだ。

スピアーの分割

「これで、武器のときとオブジェ収納時とのバランスを取れるようにしているわけだな。」

BP「そういうこと。また、シールドはチェーンがなくても、持ち手用のジョイントパーツが別途に用意されているから、それを使えばそのまま手に持たせることが出来る。」

シールドを手に持たせた図

「なかなかの充実っぷりだな。」

ゼロリ「お願い、私のことを無視しないで・・・。ハブらないで・・・」

BP「また、声がしなかったか?」

「気のせいじゃないか?」

ゼロリ「ああ、私の体が砂となって消えていく・・・。天秤宮が私の死に場所になるなんて・・・。ああ、そういえばこの天秤宮の放送で私は大喜びしたんだっけ。確か、氷河キュンを助けるために瞬キュンが彼に抱きついて暖めたんだっけ・・・。

氷河を暖める瞬の図
「僕の小宇宙を最大限に高め、その熱量によって氷河の体温を上げるしかない!」

ゼロリ(ドパパパとアドレナリンが脳内に分泌中)「ハアハアハア。美男子二人が抱き合って横たわっているなんて何ておいしいシチューエーション。まだ死ぬわけには行かないわ!

自らの死に直面したゼロリは、死の間際に行った妄想により腐セブンセンシズに目覚めた!

ゼロリ私は生きなければいけないのよおおおおおお!悪役同化!ルルーシュ=ランペルージ(ゼロ)!!

BP「!?気持ち悪い強大な小宇宙を感じる!」

「何も見えないところから変な小宇宙があああ!」

説明せねばなるまい!悪役同化しても元のゼロリが消えかかっているので、BPとデスマスクにはルルーシュと化したゼロリの姿は見えないのである!

ゼロ「ルルーシュ=ヴィ=ブリタニアが命じる!お前たち二人は、ゼロリのことを思い出せ!

BP「ぬおおおおお!なぜだか知らんが、いきなり忘れていた記憶が蘇る・・・!あっ、思い出したぞ。ゼロリがサガに会うために十二宮突破をもくろんでいたんだった!」

「ぬあああああ。俺は、あのクソ腐女子ゼロリの召喚されて奴隷になっているんだったああ。思いたくないものを思い出してしまった

ゼロリ「オーッホッホッホ!消えかかっていた体が元に戻っていくわ!クォラ、デスマスク!とっとと付いて来い!でないと、こうよ!!」

「ぎゃあああああ!アベル様の力で聖衣が離れないようになっているのに、青銅ごときに一撃でやられてしまったああああ。今まで忘れていてごめんなさい。付いていきます、ゼロリ様ああああ!!!

ゼロリ「オーッホッホッホ。これで何もかも元通りね!じゃあ、次の天蠍宮目指してレッツゴー!!」

BP「うえええええ。忘却の檻に閉じ込めておくべき人間が出てきてしまった。対談のネタを考えるのがめんどくさいから、ゼロリの存在を抹消しようとしていたのに・・・。しゃあない。こっちも天蠍宮に急ごう。」

童虎、前聖戦の後、243年ぶりにライブラの聖衣装着!(もどる)