figma フェイト・T・ハラオウン(バリアジャケットver.)

マックスファクトリーfigmaシリーズ

販売:グッドスマイルカンパニー

価格:2800円

figma フェイト・T・ハラオウン(バリアジャケットver.)
なのはの嫁が、豪華仕様でfigmaシリーズに登場!

1期の敵は、2期の嫁!
作品をろくに知りもしないくせに買ってしまったfigma 高町なのは(バリアジャケットver.)のコラムをお送りし、色々な意味でメタメタとなっているfigmaコラムであるが、一人だけ紹介するのもつまらないということで、今回は彼女の最大の親友・・・というよりであるフェイト・T・ハラオウンのレビューをお届けしよう!

フェイトは、『リリカルなのは』シリーズの中で初期の頃から登場し、人気の高いキャラクターの一人である。筆者はろくにこの作品を見ていないので、詳しく言及することは出来ないが、1期の頃はなのはのライバルキャラとして登場し、幾度となく激突していたらしい。

仲の悪かった時代の想像図
昔は仲が悪くて・・・

仲の悪かった時代の想像図
こんな風にデバイスを使って激突していました

フェイト側はともかく、なのはのほうはフェイトを「悲しい目をした女の子」と悪い子だと見てはおらず、友達になりたいと子どもながらに思っていた。1期の終盤になって、フェイトが母親のプレシア=テスタロッサから「要らない子」扱いされ落ち込んでいたが、なのはのことを思い、傷ついたバルディッシュアサルトとともになのはのピンチに駆けつけたのであった。

それ以後、なのはとフェイトは無二の親友となった。続編のA'sではヴォルケンリッターらなどと激闘を繰り広げた。

この様子をして、大きなお友達たちはフェイトのことをなのはの嫁というのであった。同人誌なんかも必ずなのはとセットになって、色々な目に合わされている。

百合百合なのはとフェイト
麗しき女の友情・・・なのか?

さらに、3作目のStrikerSにおいては、機動六課ライトニング隊の部隊長を務めている。元々、彼女は時空管理局の執務官をやっていたのだが、八神はやてが機動六課を設立する際に、必要な人材を各部署から集め、彼女を引き抜いたのであった。

尚、同じくリリカルなのはをほとんど見ていないHUYU君にフェイトのfigmaを見せたら、彼女の左腕のガントレットを見てこのようなものを連想した。

病気で母を喪ったフェイト・T・ハラオウンは、錬金術最大の禁忌とされる人体練成を行い、母を取り戻そうと画策した。が、人体練成はあえなく失敗。生まれたのは母ではない何か。そしてフェイトはその代償として、左腕を失った。

鋼の魔法少女@
くっ・・・持って行かれた・・・。

練成に失敗したため、フェイトは抜け殻のようになってしまった。凄腕の魔法少女がいると聞きつけた時空管理局の使者が訪れ、フェイトに対し「時空管理局に入れば、『局の狗』という汚名と引き換えに、元の身体に戻れるチャンスも来るかもしれない。」と焚きつける。

機動六課へ入隊するためには自由に動く腕が必要となる。そこでフェイトは幼なじみの技師に、鋼の義肢・機械鎧オートメイルをつけるように頼む。


オートメイルを授かるフェイト
はやて「実際に動くまで、3年はかかるで〜。」

フェイト「1年よ!」

一年後。リハビリを終えたフェイトは機動六課入隊試験を受け、無事入隊。いつしか彼女はこう呼ばれるようになった・・・

鋼の魔法少女A
『鋼の魔法少女』と!!

フェイトに脅されるの図
フェイト「いい加減にしなさい、死にたいの・・・?」

HUYU君(ソードフォーム代用)「はい、い、いえ。・・・ごめんなさい・・・。」

冗談はさておいて、今回は人気の高かったなのはの後にリリースされた、figmaのフェイトのレビューをお届けしよう!

雷光一閃!figma フェイト
なのはシリーズにおいて、なのはと並ぶキャラクターということで、figmaなのはがリリースされた2ヶ月後にはフェイトがfigmaシリーズのラインナップに加わった。なのはのときは、様々なオプションパーツが付属しており、ファンならばたまらない仕様となっていたが、このフェイトもなのはと同値段なのにも関わらずそれ以上の豊富さを誇る。では、その詳細を見ていこう。

まず、フィギュア本体の全身像を見てみよう。

figma フェイト 前 figma フェイト 後
なのはと好対照のカラーリングのフェイト

なのはは、白をフェイトは基調としたバリアジャケットを装着していたが、相方のフェイトは黒いバリアジャケットをその身にまとっている。彼女の金髪と服装が見事にコントラストを作り出している。ちなみに、パンツの色も黒である。変身バンクを見てもらえばわかるが、私服の下着も黒のものを着ているのに、わざわざ一時的に解除して全裸にしているのは、大人の都合だろうか?

フィギュアのほうは、黒のパンツも含めた細かい造型を再現しながら広い可動範囲を誇っている。スカートはなのはと同様に軟質樹脂を使用しているので、可動の干渉を最小限に抑えている。また、彼女の特徴であるツインテールもなのはと同様に基部をプラスチックのボールジョイントにしており、ポーズにあわせて動かすことも出来る。

全身のプロポーションは、fimaらしく見事に造型されているのだが、少々ツインテールが大きめに作られているためか劇中より頭でっかちな印象を受ける。そのせいで、少々頭身が低く感じてしまうのが難点だろうか。

顔の造型も、figmaらしくキレイな造型でアニメの印象にかなり近い。デフォルトの顔は、優しい笑顔である。

フェイトの顔
やさしい笑顔を見せるのがデフォルトのfigma フェイト

差し替えの表情パーツは、叫び顔である。また、前髪パーツも交換することが可能となっており、差し替えることで髪の毛が横に流れる動きを加えることが出来る。

表情パーツと前髪

前髪のパーツは、箱の中にきつめに収納されているので、癖が付いてしまっており、髪と髪の距離が写真で見るよりも短くなっている。気になる人は温めのお湯やドライヤーを使って暖めて、髪の毛の位置を調節したほうが良い。

手首パーツも豊富に付属している。左右で手首の造型がそれぞれ違うのだが、ポーズ自体は同じである。

手首一覧
デフォルトは持ち手パーツとなっています

デフォルトの手首は、持ち手のものだったのだが、これは明らかに箱から空けたらデバイスをもたせて遊べと製作側に言われているような気がしてならない。

指差しフェイト
人差し指で指している手首も付いているので、名乗りも上げることが可能!

尚、右腕には彼女のデバイスであるバルディッシュの通常形態の造型があしらわれている。

バルディッシュ

マントは、着脱可能となっている。はずす場合は、首を引き抜いてはずす仕様となっている。また、マント固定用のパーツも付属しており、スタンドに飾らないときはこちらのパーツをはめ込んでマントを固定する。

マント固定パーツ

ただ、このパーツを使用しなくてもマントはきっちりと固定してくれるので好みでつけるかつけないか決めてよいだろう。

死ぬわよ・・・。私の姿を見た奴は、みんな死ぬわよ〜!
リリカルなのはは、メカ好きのツボを押さえたデバイスが特徴的なアニメであるが、特にフェイトのデバイスであるバルディッシュ・アサルトはガンダムや勇者世代にはたまらないつくりとなっている。このデバイスもfigmaは徹底再現をしているので詳しく見てみよう。

まず、変身後のバルディッシュア・サルトの通常形態はアサルトフォームと呼ばれる。これは斧をかたどっており、物理的な打撃や斬撃を打ち出す際に使用される。

バルディッシュ・アサルト アサルトフォーム
近〜中距離に特化したアサルトフォーム

先端部分が展開し、ビームの刃が出た状態はハーケンフォームと呼ばれる。

バルディッシュ・アサルト ハーケンフォーム
魔力を展開させたハーケンフォーム
おや・・・?どこかで見たような気が

このハーケンフォームになると、斧だったバルディッシュ・アサルトが、ビームサイスとなる。この鎌の形状は、あのガンダムWに登場したガンダムデスサイズのそれとほとんど形が一緒なのである!ガンダムWを見ていた20代にはたまらない仕様となわけである。

更に、魔力を全開にした形態はザンバーフォームと呼ばれる。

バルディッシュ・アサルト ザンバーフォーム
リミッターをはずし、魔力全開にしたバルディッシュ・アサルト最強形態
これもどこかで見たような・・・

魔力全開にした結果、大きな魔力の剣となる。この形状は紛れもなく、グレートエクスカイザーグレートカイザーソードである。最近のメカを引き合いに出すとスーパーロボット大戦OGダイゼンガーの剣だろうか。この斬艦刀のような刀もfigmaは完全再現しているのである。

大きさ比較 グレートエクスカイザーと
最小変形グレートエクスカイザーの剣と同じくらいの長さ
太さはバルディッシュアサルトの勝ちですね

大きさ的には最小変形シリーズのグレートエクスカイザーのカイザーソードと同じほどである。刃の部分はクリアパーツで再現されており、質感もバッチリ。当然、フェイトに持たせることも可能である。ただ、重さが半端ではなくポージングの固定は難しい。

ザンバーフォームを持たせたところ
関節に負荷がかかるので、片手持ちは避けたほうが無難
また、こけないようにスタンドも必須です

これらの武器の再現は全て差し替えによるものである。バルディッシュ・アサルトの先端部と柄の部分を組み合わせることで、それぞれの形態を再現する。

パーツ一覧
長短の柄と各形態の先端を交換することで変形を再現する

これだけのセット内容で、なのはと同じ価格の2800円というのがすごいところである。このように、バルディッシュ・アサルトが気に入った人にはお勧めのフィギュアとなっており、燃え燃えしたい人にも萌え萌えしたい人にも満足のいくセット内容となっている。なのはと、はやてもそろえて機動六課を再現しよう!

雷光一閃!ライトニングブレイカー!!(もどる)